Voopoo DRAG X2のレビューです。
DRAGシリーズは、Voopooさんが長年出し続けている看板シリーズです。
昔はテクニカルModのイメージが強かったですが、数年前にPod ModとしてリリースされたDRAG Xが大ヒットしており、最近ではそちらのイメージが強くなってきています。
今回はそのDRAG Xの後継機となります。
新設計のPnP Xコイルを採用し、エアフローがトップtoボトム形式となったことにより、リキッド漏れにかなり強くなりました。
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
プリズム加工が施されたキラキラなパッケージ。
側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼ってありました。
パッケージ内容
- DRAG X2本体
- USB Type-Cケーブル
- PnP X 0.15Ωコイル(本体装着済)
- PnP X 0.3Ωコイル
- ユーザーマニュアル
- カード類
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
外観・特徴
大枠のデザインはあまり変わっていません、伝統のDRAGデザイン。
写真ではちょっと伝わりにくいですが、ボディカラーはただの白ではなく、パールホワイトです。
そして背面はレザー素材。
白いレザーに、プリズムカラーのエンボスが入っています、なかなか派手。
なんか、パールホワイトの車に乗った白いレザージャケットの兄ちゃんを連想しちゃって…
ちょっといかつく見えてきました。
カラーバリエーションは7色。
カラーによって、エンボスの柄が異なったり、ステッチが入っていたりとレザー部分の加工も異なっています。
前面パネル、上からファイアボタン、液晶画面、+/−ボタン、USB Type-Cポート。
シリーズ共通の角ばった形状に、丸いボタンと、既存のDRAGシリーズユーザーには慣れ親しんだデザインです。
背面パーツは金属製のバッテリーカバーになっており、マグネットで固定されています。
ここに18650バッテリー(別売)をセットして使用します。
こうしたカバーの内側って素材剥き出しだったり無加工のままな機種も多いのですが、
この機種は綺麗に加工されており、JUST DRAGの刻印、なかなか芸が細かいです。
Podはマグネット固定です。
特に向きの指定はなく、パチっと差し込むだけで使用できます。
初期装着のコイルは、シールで絶縁されていました。
Podカートリッジ
PnP Xコイルを使用する、コイル交換式のPodタンクです。
マウスピースは固定されており、ドリップチップ交換などは行えません。
ドリップチップで言うと810くらいの幅広の物がついており、内径も広め、爆煙用といった佇まいです。
エアフローはトップエアフローになっており、タンク上部にエアフローコントロールがついています。
リングを回すことにより、ドローの重さを無段階調整出来ます。
空っぽの透明な状態だと分かりづらく、ただのトップエアフローにも見えるのですが、色付きのリキッドが入るとわかりやすいですね、
赤矢印の部分にエアーの通り道があり、ここを通してエアーを下に送ってコイルの下から供給しています。
トップtoボトム式のエアフローですね。
トップエアフローのリキッドの漏れにくさと、ボトムエアフローの味の良さを両立した方式です。
リキッドの注入口は下の方にあります。
コイルはOリング固定となっており、交換の際は底面から真っ直ぐ引き抜きます。
付属コイルはPnP Xの0.15Ωと0.3Ω。
PnP XコイルはVoopooさんの新しいコイル技術で、耐熱性の高いコットンや新設計のメッシュコイルの他、4層のリキッド漏れ対策などが特徴です。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 129.8 x 31.8 x 28.6mm (Pod込み) |
素材 | Mod: 亜鉛合金+レザー |
リキッド容量 | 5ml |
付属コイル | PnP X 0.15Ωメッシュコイル PnP X 0.3Ωメッシュコイル |
バッテリー | 18650バッテリー交換式(別売) |
スイッチ | マニュアルパフ |
出力モード | SMARTモード RBAモード ECOモード |
出力ワッテージ | 5~80w |
出力電圧 | 3.2~4.2V |
対応抵抗値 | 0.1Ω〜3.0Ω |
充電 | USB Type-C |
保護機能 | 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート)保護 過充電保護 過放電保護 高温保護 高出力制御 高電力制御 |
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで、電源ON/OFFを切り替えます。
メニュー表示、モード切替
電源ON中に+/-キーを同時に長押しするとメニューが表示されます。
ここで、モード切替、パフカウンターリセット、端末情報表示が行えます。
出力モードは3種類
- SMART:基本のVW(可変ワッテージ)モードです、コイル抵抗値によって自動的にワッテージに制限がかかります。
- RBA:同じくVW(可変ワッテージ)モードですが、5~100wで自由に設定が可能です。
- ECO:同じくVW(可変ワッテージ)モードですが、バッテリーの持ちをよくするため省電力モードで稼働します。
デバイスロック
電源ON中にファイアボタンと+ボタンを同時に長押しすると、デバイスのロック状態を切り替えます。
ロック中は全操作が効かなくなります。
また、暫く使用せずにスリープ状態になると簡易ロックがかかります。
こちらはファイアボタンを1回押せば解除されます。
吸ってみる
初期装着の0.15Ωコイルで、ANNA&JANEのバタースコッチ・バナナを入れて吸ってみます。
リキッド注入口は十分な広さがあり、リキッドは入れやすいです。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
0.15Ωコイルの推奨ワッテージは60-80w
18650シングルで運用するには少し怖いワッテージですね、
計算すると、60wで20A、80wで23Aとなるので、このコイルを使用する場合、バッテリーはVTC5Aなどの、25Aまで耐えられる物を使用する必要がありそうです。
そんなわけでVTC5Aをセットして、60wから。
めっちゃ濃い、めっちゃ甘いです。
メッシュコイルが主流になってから、コイルユニットの進化は著しく、特に爆煙系はメッシュの恩恵を強く受けていますね。
出力を上げて~70w~80wと試してみましたが、
個人的にはこのコイルは65~70wくらいの出力で数のが好みでした。
電圧的には3V~3.2Vくらいになりますが、メッシュコイルはそのくらいの低めの電圧で運用しても充分味が出ます。
むしろ3.5V以上はちょっと強すぎる印象。
エアフローは、全開でスカスカ、エアフローコントロールを絞っていくとドローの抵抗感は上がってゆきますが、ギリギリまで絞っても軽めのドローです。
爆煙向きですね。
試用開始からレビューを書くまでに少し期間が空いてしまいましたが、1週ほど使用した段階ではリキッド漏れは皆無、
過去のDRAGのPod Modシリーズは、最初はいいのですが暫く使っているとリキッド漏れに少し悩まされていました。
ですが今回はリキッド漏れの心配はなさそうです。
まとめ
一言で言うと、リキッド漏れに強くなったDRAG Xといった印象です。
デザインは、細部に変更があるものの伝統的なDRAGデザインですし、メッシュコイルのパフォーマンスの高さもそのまま。
チップは最新の物になっており、モードはVWのみですが省電力のECOモードなど新しい物も追加されています。
VoopooさんのGeneチップは昔から立ち上がりの早さなど評判が良く、この辺りも不満はありません。
やはり特筆すべきはトップtoボトムエアフローになったことによってリキッド漏れに強くなったこと。
過去シリーズは若干リキッド漏れに悩まされていたので、これはかなり大きいと思います。
販売情報
提供元のSourcemoreさんにて、元値は$46.99。
$25.19になるクーポンコード(VDX2)を頂いていますが、現在はクリスマスセール中でもっと安く、$21.29になっていました。(コードの併用は出来ませんでした)
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