
OXVA XLIM 3 ULTRAのレビューです。
OXVAさんの人気Pod、XLIMシリーズにULTRAと名に冠した上位モデルが登場しました。
既存モデル同様のワッテージ調整、エアフロー調整、オート/マニュアルパフ対応に加え、大画面タッチパネル液晶、1500mAh大容量バッテリーを搭載、
スマホライクな操作感とアニメーションなどの演出、時間/日/週単位での詳細なパフ記録機能などかなり先進的な使用感です。
そして一番の目玉は“バッテリー残量1%まで出力低下なく吸える”スーパーパルスシステムを搭載した高性能チップとのことです。
カートリッジは最新の3mlPodが付属、
XLIMシリーズはカートリッジが全て互換しており、これまでの物も引き続き使用出来ますし入手性も良好です。
この製品はOXVAさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ

黒基調のパッケージ、窓から本体カラーが見えるようになっています。
背面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容

- XLIM 3 ULTRA本体
- XLIM Top Fillカートリッジ 3ml 0.6Ω(本体装着済)
- XLIM Top Fillカートリッジ 3ml 0.8Ω
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- カード類

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。


付属のカードは操作方法が書かれたクイックリファレンスと、カートリッジの一覧など。
外観・特徴

形状は一般的なスティックタイプのPodデバイス、
この手のデバイスも昨今は高性能化に伴い徐々に大型化していますが、1500mAhのバッテリーを積んでいる割にはスリムな印象。
若干厚みがあるかな?とは感じますが、最近のPodとしては標準くらいでしょう。

サイズ感はこんな感じです。

カラーバリエーションは全部で8色、
前面は殆ど液晶画面が占めているので、主に側面、背面部分に違いが出る感じです。

今回使用したサンプルはMetal Gray、
光沢のあるガンメタの本体と背面の立体的な紋様のパネルの組み合わせで、かなりの高級感です。

前面には大画面のタッチパネル液晶を搭載、液晶画面の上に1つだけボタンが付いています。

側面向かって左側には、物理ボタン(=マニュアルパフ)のロックを切り替えるロックスイッチ。

その反対側にはドローの重さを無段階に調整出来るスライド式のエアフローコントロールが付いています。

充電用のUSB Type-Cポートは底面です。

Podカートリッジの固定はマグネット式です。
初期装着のPodは絶縁用のシールが貼られているので、これを剥がしてから使用します。
XLIM Top Fillカートリッジ 3ml

XLIM Pro 3に付属していた物と同じ物です。
この世代の最新カートリッジということですね。
コイル内蔵式の使い切りタイプのカートリッジです。

素材はPCTG製です。

コイルの改善によりフレーバー再現度が50%アップ、3mlへの容量増加により使用時間が30%アップ、そして5層のリキッド漏れ対策が施されているそうです。

リキッド注入はトップサイドフィルになっており、漏れが発生しにくく、本体に装着したままでもリキッド注入が可能です。

キットには0.6Ωと0.8Ωの2種類のPodが付属、
このほかに0.4Ωと1.2Ωの設定があります。

また、過去のXLIMシリーズのPod全てと互換性があります。
詳細
メーカー公式
| サイズ | 28.9 x 16.5 x 121.9mm |
| 重量 | 90g |
| 素材 | Zinc Alloy(亜鉛合金)+PCTG |
| 出力ワッテージ | 5~30w |
| バッテリー容量 | 1500mAh |
| 充電 | USB Type-C 5V/2A |
| 対応カートリッジ | XLIM Fop Fillカートリッジ3ml 0.4Ω/0.6Ω/0.8Ω/1.2Ω その他XLIMシリーズ全般に対応 |

重量の実測、89gとほぼカタログスペック通り。
若干の重量感はありますね。
スーパーパルスシステム

XLIM 3 ULTRAの搭載チップはスーパーパルスシステムによるパワーブーストにより、バッテリー残量が残り1%になるまで一定の吸い応えが得られると謳っています。
操作方法
タッチパネルを使用したスマホライクな操作になっています。

ボタン5クリックで電源ON/OFF

電源ON時にボタンを押すと液晶画面が表示されます。
上にフリックしてロック解除。

画面を左にフリックするとワッテージ設定画面に切り替わります。
+/-をタップするか、数値を直接動かして設定します。

画面右フリックで表示されるパフカウンターは、上下にスクロールすることで時間ごと、日ごと、週ごとのパフ記録をグラフで見られるようになっています。

画面を下にフリックすると、べーピング中のアニメーションテーマをOFF or 3種から切り替えられます。

画面を上にフリックすると設定メニューが表示されます。

Ecoモード、バイブやテーマの設定、言語設定、画面設定など。

左サイドの切り替えスイッチで、中央ファイアボタンのON/OFFを切り替えることが出来ます。
OFFにするとオートパフのみで使用するモードになります。
吸ってみる

標準装着の0.6ΩカートリッジにSkwezedのMangoを入れてみました。

注入口にはノズルがスッポリと入るので、大きなボトルでも楽々入れられます。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
0.6Ωのカートリッジを装着したら、ワッテージは自動で22wに設定されました。
このカートリッジは以前レビューしたXLIM Pro 3に付属していた物と同じですが、やはり安定して高いパフォーマンスだなと感じます。
メッシュコイルによるきめ細かいミストでマンゴーのトロピカルな甘みとフルーティさがしっかりと出ていますね、
個人的にXLIMシリーズは初代からずっと評価高いです。
エアフローコントロールの精度もまずまずで、全開だとわずかに抵抗感があるかな、くらいの軽めのDL、全閉にするとやや軽めではありますが普通にMTL吸い出来る重さになります。
オートスイッチの感度に関しては、エアフロー全閉の状態だとキビキビとよく反応し、タイムラグも殆ど感じません、半開くらいまで開けても問題なく使用出来ました、
ですがエアフロー全開にした場合、普通にガッツリDL吸いすると問題はないのですが、吸い方によっては若干途切れる事がありました、まぁかなり軽めですしね。
吸い方次第ではありますが、全開で使用する場合はマニュアルパフを使用した方が安定するかも知れません。
チップのスーパーパルスモードのおかげなのかな、0.6Ωでも多めのミストがずっと安定して出ているように感じます、吸い応えはかなりパワフル。

バッテリー消耗時の状態で吸ってみたかったので、開封時の81%から未充電で使い始め、100パフで残り50%を切りました、リキッドは満タン状態から残り2~3割くらいに。

170パフで残り35%、ここでリキッドがなくなってきたので補充。

1500mAhは流石に長持ち、バッテリー残量は200パフで81→30%です。
バッテリーもリキッドも満タン状態から1~2日は余裕ですね。
このくらいの状態になっても吸い応えは変わらず、最初に感じたのと同等のしっかりとしたミストが出ています。
通常、半分を切った辺りから徐々に出力が落ちてくるのが普通といった感じではあるので、確かにこれは中々たいした物だなと感じました。
恐らくその分バッテリー消費は嵩むのだとは思いますが、1500mAhも容量があり、200パフも吸って50%減であれば充分だと感じます。
まとめ
XLIM史上最高スペックとなるPodデバイスです。
大画面液晶とタッチパネルによるスマホライクな操作感、そして演出やアニメーションなどガジェット的にも派手で面白いですし、バッテリー容量や内蔵チップに関してもこれまでの上位機種といった感じです。
味に関しては、XLIMシリーズは昔からパフォーマンスの高さに定評があり、安定して濃い味を楽しめると思います。
PodカートリッジはXLIMシリーズ全てで互換があり、過去の物も全て使用出来ます。
こうしたカートリッジ式やコイルユニット式は消耗品の入手性がそのまま製品寿命に繋がるので個人的に一番重視している点でもあります。
その点で言うと、XLIMシリーズのカートリッジは長い間国内でも流通し続けており入手性はかなり高いですし、長く使えるシリーズだと思っています。
販売情報
新作なのでまだ出回っていないかなと思っていたのですが、
楽天、Amazonで既に購入出来ます。




