OXVA Vativ Super Modのレビューです。
OXVAさんは2019年発足の新興メーカーさんなのですが、なかなか勢いがありますね。
ちょっと面白い仕組みを持った製品を次々とリリースされています。
今回のVativはSuper Modと題されていますが、これはメーカーさんもかなり力を入れている製品のようです。
小柄な18650バッテリー交換式のVAPEデバイスなのですが、
一番の特徴は、アダプター等を介さずにワンタッチでModとPodを切り替えられること。
メーカーさん曰く、「我々はこれを、Box ModともPod Modとも定義していません、その2つの境界を破りました」とのこと。
同社は過去にVelocityというデバイスも出しており、そちらもModとPodの使用感の両立を考えられていました。
OXVAさんは以前からこの辺りこだわりを持って作られているのかなぁと。
それだけではなく、付属のクリアロやPodも利便性の高い作りになっており、使いやすいデバイスです。
この製品はOXVAさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
予告なく突然こんな大きな箱が届いてビックリしたのは内緒。
鰐皮のようなエンボスの入った立派な化粧箱です。
開封して初めて「あー、VAPEだ!」と。
通常版のパッケージと限定版のパッケージがあり、今回の物は限定版のようです。
見比べた感じでは違いはオマケのストラップの有無くらいなので、使用する上での差はなさそうです。
パッケージ内容
- Vativ Super mod本体
- UnionePnMタンク(クリアロマイザー)
- Vativ Pod
- 0.15Ω Uniplusコイル(装着済)
- 0.3Ω Uniplusコイル
- バブルタンクガラス
- USB Type-Cケーブル
- 予備ドリップチップ、予備Oリング
- タンク分解用ツール
- ユーザーマニュアル
- Mini Vativ(ストラップ)※限定版のみ
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
中に入っているこのカードはトレーディングカードゲームになっているそうです。
通常版、限定版共に「O」「X」「V」「A」のいずれかのカードが1枚ランダムで入っており、OXVAの4文字を揃えるとVativ限定版を1つもらえるそうで。
結構ハードル高いな……w
私のは「X」でした。
もし集めている方がおられたら先着1名様に差し上げます。
コインが入っているけど、これなんぞや?と思ったら、
タンクを外す際に使用するみたいです。
他のコインなどでも代用できると思います。
限定版にのみ入っているMini Vativ
これはVativのミニチュアの付いたストラップですね。
外観
こうやって見ると、スリムな普通の18650シングルModといった感じです。
実際、一般的なModと比べてもかなりスリムでコンパクトな方だと思います。
バッテリー交換式でこれはなかなかよいサイズ感。
カラーバリエーションは6色。
一番右のグリーンは限定版のみとなります。
背中の部分には鰐皮風のレザー素材があしらわれています。
上のカラバリの写真を見ると、この部分はカラーによって異なるみたいですね、
蛇皮風だったり、カーボン調だったり。
この部分はマグネット固定のバッテリーカバーになっています。
それ以外のボディ全体は結構しっかりした金属製で、やや重量感あり。
メタリックな塗装の上にクリアコーティングされており、仕上げは非常に綺麗です。
操作系、上からファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNボタン、USB Type-Cポート。
液晶画面はカラー液晶です。
上面、Podにも対応させる為端子が少し特殊になっています。
通常の510スレッドの他に、右側にある2つの端子(赤矢印)もポジティブピンになっているんですね。
Podに切り替える時は、上面すぐ下のこの細いパーツを外して、Podユニットをそのままスライドしてはめ込むだけです。
ホントにワンタッチ。
フィッティング
UnionePnMタンク
Modモードで使用出来る付属のクリアロマイザーです。
24.5mm x 53mmと、少々大柄。
ドリップチップは510規格になっており、汎用品に交換して使用出来ます。
上面に溝があります。
タンクを外す際はこの溝にコインなどを差し込んで回します。
通常のドーム型のタンクの他に、バブルタンクも付属しています。
リキッド容量は、ノーマルタンクが4ml、バブルタンクが5mlです。
エアフローはボトムエアフローになっています。
上半分のタンク部分がまるごと回るようになっており、下のエアホールの開度を変えることでドローの重さを無段階調整できます。
ベース部分とタンク部分はマグネット固定になっており、引き抜くとすぐにコイルにアクセス出来ます。
メーカーさん曰く「秒でコイル交換出来るから、マジで」とのこと。
リキッドの補充もここから行います。
シリコンキャップをめくると補充用の穴が開いています。
穴が小さくない?と思いましたが、丸くなっている部分にちょうどユニコーンボトルのノズルがフィットして案外入れやすかったです。
コイルはOリング固定になっており、まっすぐ差し込むだけで装着完了します。
コイルは0.15Ωと0.3Ωの2つが付属。
後述のPodと共通です。
Vativ Pod
ワンタッチで取り付けられる付属Podです。
こちらもボトムエアフローとなっています。
Podの側面にあるニッコリマークのようなAFCを回してドローの重さを調整します。
ドリップチップは外側に被せるタイプの特殊な形状なので、専用品かな、と思ったのですが、
内径が510規格サイズとなっており、そこに汎用ドリップチップを挿して使用することが出来ます。
リキッドの補充は上から。
シリコンキャップをめくると注入口があります。
こちらのPodも、ベース部分とタンク部分はマグネット固定になっており、コイルへすぐアクセス出来ます。
下からまっすぐ差し込んでセット完了。
詳細
メーカー公式
スペック
Vativ Super Mod
サイズ | 88.5 x 24.5 x 33.5mm |
素材 | アルミニウム合金 |
重量 | 121g(実測) |
バッテリー | 18650×1本(※別売) |
出力モード | SMARTモード(自動出力調整補助付きのVWモード) Powerモード (VWモード) Voltモード (VVモード) VPCモード(ワッテージカーブモード) |
出力ワッテージ | 5~100w |
出力電圧 | 0.5V〜8.0V |
対応抵抗値 | 0.1〜2.5Ω |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
保護機能 | 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート)保護 低電圧保護 オーバーヒート保護 過放電保護 過充電保護 バッテリー逆刺し保護 高出力保護 |
UnionePnMタンク
サイズ | Φ24.5 x 53mm |
素材 | SS+ガラス |
リキッド容量 | 4ml (ストレートタンク) 5ml (バブルタンク) |
対応コイル | 0.15Ω Uniplusコイル 0.3Ω Uniplusコイル |
Vativ Pod
サイズ | 51.5 x 25 x 33mm |
素材 | PCTG |
リキッド容量 | 4.5ml |
対応コイル | 0.15Ω Uniplusコイル 0.3Ω Uniplusコイル |
重量
本体重量121g、バッテリー込みで166g
そんなに重くはないけど、スリムなので割と重量感は感じます。
Modの操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
動作モード切替
電源ON中にファイアボタンを3クリックするとモード変更メニューが表示され、4つのモードから選択出来ます。
- SMART:コイルに合わせた自動出力調整補助付きのVWモード
- POWER:通常のVW(可変ワッテージ)モード
- VOLT:VV(可変電圧)モード
- VPC:カーブモード。
過去の同社のModのチップに、追加でVPCモードという物が追加になっています。
所謂カーブモードなのですが、ワット数指定するタイプのこれまでのカーブモードと違い、設定に対するパーセンテージで指定する為、ワッテージ設定を変更してもそのまま使用可能です。
P1~P5のパーセンテージ指定はモード切替後に再度ファイアボタンを3クリックすることで任意で変更可能です。
操作ロック
電源ON中に、UP(+)/DOWN(-)ボタンを同時に長押しすると操作ロックがかかります。
UP(+)/DOWN(-)ボタンのみロックされるので、ファイアボタンを押して吸うことは可能です。
カラーテーマ切り替え
電源ON中に、ファイアボタンとUP(+)ボタンを同時に長押しすると、液晶画面のカラーテーマを全6種の中から変更出来ます。
パフカウンタークリア
電源ON中にファイアボタンとDOWN(-)ボタンを同時に長押しすると、パフカウンターをクリアします。
吸ってみる
UnionePnMタンク+Uniplus0.15Ωコイル
まずは、コイルがプリセットだったこちらから。
リキッドはZap! Juice MOKASMOのSakura Cream Latteです。
18650で使うには随分と低抵抗なコイルです。
推奨ワッテージは70~80wとのことですが、80wというと一般的な18650シングルModの上限値になっている事が多いです。(このModは100wまで出せますが一応)
SMARTモードにしてアトマイザーを装着したら「New Coil?」と聞かれて、「Yes(+)」としたら自動で60wに設定されました。
これで使用していきます。
エアフローは、前回だとかなりスカスカですが、AFCは割と効きます。
タンクを回してAFCを絞って行くと割と重くなる。
ですが、MTL系とまではいかず、あくまでDL向きの軽さの中での「重め」くらいです。
ミストや味は60wでも十分な水準ではあります。
ですがやはり、一時的に70wくらいまで上げてみたら、この辺りが本領発揮かなといった感じ。
メッシュコイルですし、まぁとにかくメッシュ味、最近のメッシュコイルは大抵ハズレがありません。
美味い、そしてリキッドが爆速で減ってゆきます。
数日使って漏れチェック。
若干水滴が付いていますが、漏れと言うよりもミストの結露かな、と思います。
Vativ Pod + Uniplus0.3Ωコイル
こちらはHiLIQのGreat Spiritを吸ってみます。
コイルの推奨ワッテージは35~40wと、こちらは抵抗値の割に低め。
SMARTモードで装着したら、自動で30wに設定され、上限は40wになりました。
これどうやって判断しているんだろう?
30wで吸うと「もうちょっと!」って感じなので、手動で35wまで上げて吸いました。
美味い、こっちのコイルの方が好み。
AFCは、上のクリアロに比べるとあまり効かないかもです。
全開だと同じくスカスカで、このコイルだと空気量が多すぎてちょい薄くなる。
全閉まで締めてもかなり軽いですが、味に関しては大分締まってきます。
しまったな、AFCがこんな感じなら、クリアロの方とコイルをテレコにすればよかった。
まぁでも全閉なら十分いけます。
まとめ
面白いデバイスです。
普通のテクニカルModとして付属のクリアロや他のアトマイザーを510スレッドに装着して使いつつ、
Podにしたくなったらアトマイザーを外してPodユニットをガチャコンと装着するだけ。
これまでのPod Modの用に「510スレッドを別途装着すれば普通のアトマイザーも使えます」という形ではなく、
あくまでテクニカルModありきで、Podもそのまま装着できちゃうよ、という形。
Modとして見てもデザインは悪くないですし、スリムでコンパクトなので普段使いのModとしてだけ使うにもなかなかよいと思います。
ちょい長めかな?くらいか。
付属のクリアロやPodもなかなか考えられています。
マグネット式で上下分割出来ることで、コイル交換がホント容易に行えるようになっており、利便性が高いです。
なんというか、クリアロの方もPod感覚で運用出来るというか、
使い勝手がほぼ同等なので、もうどちらか一方でよかったのでは……ゲフンゲフン
ただ一点心配なのは、Mod→Podに変えた際に取り外す小さいパーツをそのうちなくしそうだなぁ、と。
まぁ見た目だけのパーツなのでなくても使用は出来るのですが。
これは不満点というより、私のようなズボラな性格だとやや心配だな、くらい。
挑戦的な面白いデバイスなので、これ国内に入ってくるといいなぁ。
価格調査
これ、一昨日発売になったばかりで、国内、海外含めてまだショップにもあまり載っていないです。
ざっと見て回ったら、3FVAPEさんでプレオーダーになっているのを見かけました。
ログイン後価格で$75.99
他はまだこれからって感じですかね。
コメント