Gas Mods HALA RDTAの購入品レビューです。
22mm径のコンパクトなBF対応RDTAで、昨年流行したNixon RDTAの後継になるのかな。
デッキは同社のG.R.1 RDAとほぼ同型で、この2つを足して2で割ったような形になっています。
両方とも持っていますが、使って見た感想ではこの2者のいいとこ取りって感じ。
BF(スコンカー)に対応したRDTAってやつはホント便利でして、
昨年Nixonが流行った時、ピコンカーとの組み合わせで「人をダメにするセット」と呼ばれていましたね。
それほどに運用が楽で、自分もNixonはヘビーに使いまくってました。
その利便性は変わらず、当時Nixonで不満に思っていた点が諸々改善されていて、非常に使いやすいRDTAになっています。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
Gas Modsさんのこの手のアトマイザーはいつも超シンプルなパッケージです。
HALAってなんぞ?と思って調べてみると、
ハラー。アラビア系の女性名;古代インド、サーターヴァーハナ朝17代目の王;インド・パキスタンに居住する血縁的部族。
だそうです。
箱の側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチを削った下にあるコードを、公式サイトの下にあるSecurity Verificationのフォームに入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。
パッケージ内容
- HALA RDTA本体
- スペアタンク
- 六角レンチ
- ノーマルピン(BFピン標準装着)
- 予備エアフローパーツ
- 予備ネジ
- 予備Oリング
- Gas Modsステッカー
外観
Gas Modsさんのアトマイザーはデザインがシンプルで飾り気のない物が多いです。
つや消し塗装のキャップに、磨りガラス風の樹脂タンク。
外側にはロゴの一つもありません。
色んなModと合わせやすいですし、渋くて好き。
最近希少になった、22mm径のコンパクトなRDTAです。
Nixonとの共通点が大分ありますが、ちょっと背は高くなったかな?
試しに並べてみました。
実際キャップの高さが少し上がってるかな?
でも、高く見えるのは主に形状のせいかも。
エアフローはサイドエアフローになっています。
Nixonの時はスクリュー式のキャップの締め付け具合で調整していましたが、
今回はキャップがOリング固定になり、キャップを回してエアフローを無段階で調整します。
底面にはロゴとシリアルナンバーが書かれています。
ポジティブピンの出っ張りは1mm強くらいかな、結構出っ張っています。
フィッティング
22mmのBF対応RDTAと来たら、やはり真っ先に思い浮かぶのはピコンカーですねぇ。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 31mm(標準ドリップチップ含む) |
素材 | ステンレス+POM |
リキッド容量 | 2ml |
スレッド | 510規格 |
ドリップチップ | 510規格 |
デッキ | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル & BF対応 |
エアフロー | サイドエアフロー |
構造
バラしてみました。
RDTAですが、パーツ点数は少なめ。
タンク部分は独立して分解出来るので、洗浄しやすいです。
ドリップチップ
ちょっとくびれの付いた、背の低いドリップチップです。
素材はデルリン、ボアの内径は5mmといったところかな。
キャップ
キャップの内側は非常に綺麗なドーム型。
縦の空間はかなり狭めですね。
キャップがOリング式になったのが、個人的に一番大きな改善点です。
Nixonはスクリュー式になっていたのですが、スレッドの精度があまり良くなく、一度外したら取り付けるのが大変でしたし、回す時の感触もよくなかったです。
また、エアフローをそのキャップの締め具合で調整するのですが、これもあまり精度が良くなかった。
今回はOリング式で脱着も楽ですし、エアフロー調整の精度もかなりよくなりました。
Nixonはリキッドの染み出しも問題になっていましたが、こちらでは起こっていません。
デッキ
シングルコイル前提のデッキ。
Wasp Nanoとかと同じタイプの、ビルドしやすいデッキです。
既視感あるなーって思って、G.R.1を出してきて並べてみましたが、ほぼそのままですね。
ただし、ワイヤーの固定部分は改良されています。
NixonやG.R.1は上からワイヤーを入れて固定するタイプだったので、
ネジを緩めて隙間を空けて横から差し込むか、一旦ネジを外して上から入れるか、という感じで少々手間でした。
外したネジを落として大慌てしたり。
今回はワイヤーを横から入れて固定するタイプに変わっています。
これだけで、ビルドがかなりやりやすくなりました。
奥の隙間もあまりないので細いワイヤーも逃げにくくていい感じです。
逆に、溝の幅があまり無いので太いワイヤーは苦手かな?
平たいクラプトンなら問題なかったですが。
デッキの底にはウイックを通す大きな穴が2つと、タンクの空気抜き用の小さな穴が1つ。
赤矢印の部分にチャージホールがあり、
BFでなく通常のRDTAとして使用する場合はここからリキッドをチャージします。
穴は大きくないのでユニコーンボトルかニードルボトルでないと厳しそうですが、Nixonに比べるとかなりやりやすそうなので、通常のRDTAとしての使用も視野に入れられそう。
エアフロー構造もG.R.1と同じ。
ポストのエアホールからダクトのようなパーツが伸びていて、コイルの斜め下から吹き付けます。
ビルドしてみる
単線ビルド
Nixonでよくやっていたビルドを試してみます。
Ni80 26ga 3mm6巻で0.73Ω
個人的にはNixonもG.R.1もこのくらいか、もう一巻足して0.8Ω付近くらいが一番好みです。
コイル位置は、デッキの左右にジグを置く溝があるのでそれに合わせました。
3mm径だと結構エアフローパーツギリギリの位置になりますね。
RDTAのウイックの長さは人によって色々やり方がありますが、自分はそれほど長くしません。
昔はタンクの底に付くくらいまで伸ばしていましたが、今はタンクの上から少し顔を出しているかな、位の長さにしています。
このくらい。
ずっとこれでやっていますが、特に供給不足とかが起こったりしたことはありません。
表面張力とかで吸ってくれますね。
まぁこれはどちらでもいいのでしょうし、見た目の好みだけなんですけどね。
この手のアトマでタバコ系を吸うのが好きなのです。
Back Bar Brewをエアフロー半開、21wで頂きます。
エアフロー精度は悪くなく、全閉でわずかに吸える程度の重さ、全開でやや抵抗感を感じるかな?位の軽さ。
半開は重めDL向きですね。
味はほぼG.R.1です。
そりゃそうですよね。
元々G.R.1は好きでよく使ってたので文句なし。
美味しいですこれ。
コイルが近くてダイレクト感もありつつ、かなり味の濃厚なミストがジュワーっと出てきます。
低抵抗クラプトン
折角なのでちょっと低抵抗気味のもやってみましょうか。
多分合わないと思いますがやったことないし一応。
Demon KillerのFLAME WIREのBタイプで、3mm5巻 0.38Ω
うん、あまりオススメ出来ないかも。
ミストが熱いかな、と思ったけどそこはそれほどでもなく、
キャップも熱くなるけど数パフくらいならまだ平気。
ただチェーンしていると徐々に熱が蓄積されて、結構熱くなります。
肝心の味の方なのですが、うーん、まぁ。
通過するエアーの量で、ミストを拾い切れてない感じかな?
ちょっと淡泊というか。
それほど悪くはないんだけど、向いてないかな、と感じてしまう。
敢えてこれで吸う必要はないかなと。
まとめ
ここのところBF RDTAって新しい物もなかったのであまり使っていなかったのですが、やはりめちゃめちゃ便利。
ほぼ何も考えずにスコンカーが使えるってやっぱ素敵。
そして、Nixonの事を思い出すと、かなり使いやすく改善されていますね。
基本的にはNixonとG.R.1のあいのこみたいなアトマイザーなのですが、細かい点が色々と改良されていて、ビルドから運用まで全然ストレスを感じる部分がありません。
これはいいですね。
ビルドもWaspタイプでやりやすいので、ビルド初心者の方にもオススメ出来ます。
Gas Modsさんのアトマは、未レビュー品を合わせてNixon、G.R.1、Novaと使っていますが、どれも安価でシンプルデザインで美味しいので好きなんですよ。
G.R.1もNovaも良い物なのですが、なんかタイミングを外してしまっているうちに古くなってしまい、レビュー書けずじまいで悔しい。
シンプルすぎるが故に高級感は薄いですが、道具感があって渋さはあると思います。
価格調査
自分は今回は3AVAPEさんで買いました。
ログイン後価格で$18.50(¥1,993.61)
$30以上で送料無料になります。
Everzonさんは¥2006.45
こちらも$30で送料無料です。
Fasttechさんは$24.99
クーポンコード「MAP」使用で$21.35になります。
送料無料なので単品買いでは最安か。
国内だとフレキチさんで取扱がありました。
¥2,980と、それほど海外と大きな価格差はないので、送料や配送の早さを考えると充分アリだと思います。
コメント
(たぶん)まーずさんのせいでw 私もポチっちゃいましたw
今回、興味はあるけど様子見してたって人が結構多かったみたいで、やたらと俺のせいにされますね……w