Cthulhu mod Mulan MTL RDTAの購入品レビューです。
Cthulhu Modというとクトゥルフモチーフの名前のイメージなのですが、今回は違いますね。
木蘭(ムーラン)というと、中国の故事にある男装の麗人です。
老いた病気の父に代わり男装して従軍したというお話ですね。
ディズニーの映画にもなったのでそちらでご存じの方は多いかもしれません。
自分はこの話を始めて知ったのは、銀英伝の田中芳樹氏の著書「風よ、万里を翔けよ」ですね。
中高生くらいの頃に読んでおり、多分まだ新書版が実家にあります。
ちょっと前にどこかでコミカライズを目にして、ふと思い出して原作をKindleで買って読み返したばかりだったりするので、意外と記憶に新しいです。
上手いこと噛み砕いてあってなかなか面白いんですよ。
名前はとりあえずおいといて、アトマイザーの方ですが、
初めて写真を見た時に「お、Gaia RDTAのMTL版といった感じのデザインだな、買おう」と速攻で思いました。
大好きなCthulhuですし、買わない選択肢がなかった。
後はどこで買うか、のみ。
Cthulhu公式が最速で販売開始だったので、初日に速攻でオーダーしたのですが、Cthulhu公式の発送前に国内でフレキチさんにて入荷しまして……
2個目を買うかどうか凄く迷ったけど、我慢しました……。
そんなわけで、遅ればせながらレビューを書かせて頂きます。
非常に便利なBF対応のRDTAですし、味も良く、漏れにくさも優秀。
最近同ジャンルではHALAを買っており、そちらもかなり良い物だったのですが、やはり自分はCthulhuシンパですね、届いて以来ヘビーに使用しています。
まだ使用10日ほどで、試したビルドもまだ2種類ですが、もう我慢できない、書く。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
筒です。
Cthulhu modさんは毎回パッケージが凝ってますよね。
全開のCthulhu Tube Modも筒でしたが、それよりも一回り小さいです。
前回同様、エンボスで柄の入った高級感のある紙の筒。
ラベルの脇に、正規品チェック用のスクラッチシールも貼られています。
このスクラッチの下のコードを、公式サイトのAUTHENTICITYのページで入力すると、コピー品でないかどうかの確認が出来ます。
筒の中には、布の巾着袋に入ったアトマイザー本体と、各種付属品が個別にパウチされて封入されています。
パッケージ内容
- Mulan MTL RDTA本体
- PC製スペアタンク
- 金属製ドリップチップ
- ユーザーマニュアル
- ドライバー、六角レンチ
- BFピン
- エアフローパーツ
- 予備Oリング、予備ネジ
- ワランティカード
ユーザーマニュアルは各国語併記で、日本語の記述もあります。
BFピンが付属しており、スコンカーにも対応しています。
BF対応RDTAってホント楽で好きなんです。
外観
Cthulhu modの好きなところは、飾り気のないシンプルな外観。
カラーも大抵SSとブラックの2色のみという潔い構成ですし。
しかし加工精度は毎度高く、作りは非常に綺麗で、ホント質実剛健といった感じです。
初めて写真を見た時に「Gaia RDTAのMTL版かな」と思いました。
こうして並べてみると確かにソックリですね。
キャップ形状とか、ガラスタンクが1段内に入り込んでいる所とか。
Gaia RDTA、手に入れた時には既に入手困難の古いアトマイザーだったのでレビューこそしていませんが、
こちらもBF対応のRDTAで非常に便利に使えますし、シンプルなデザインで色々なModに合わせやすいしで、かなり気に入って愛用している物です。
見た目が似ているだけで、中身は結構異なるんですけどね。
標準のガラスタンクは一段内側に凹んでいますが、付属のPC製フロストタンクはボディとツライチになっています。
ガラスは、倒した時などに割れるのを防ぐためでしょうか。
容量については特記がないので、どちらも同じ2mlなのかな。
エアフローは片面に丸い穴が1つあるのみで、この穴がデッキのコイル下に直接繋がっており、ボトムエアフローになっています。
キャップを回すことで無段階に調整が可能です。
キャップは一体型で、溝の部分は装飾で彫ってあるのみです。
Gaiaのようなサイドエアフローにはなっていません。
底面にはロゴなどのエングレービング。
シルバープレーテッドのポジティブピンは結構しっかり出っ張っています。
フィッティング
22mm径のBF RDTAということで一番やってみたかったのがこのピコンカー。
今これでずっと運用しています。
ただ一つ問題があって、ピコンカーはコンタクトピンが固定式で、Mulanのポジピンが微妙に届かなくて通電しないんですよね。
幸いポジピンはデッキ固定を兼ねていなかったので、半周ほど緩めることで通電させられました。
もちろん、普通のRDTAとしてノーマルPicoでも使用出来ます。
個々の小ささとBF対応なのを活かして、
Cthulhu Tube Modとスコンクアダプターを組み合わせてこんな感じで使うのもアリかなぁ。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 33mm(ドリップチップ含まず) |
素材 | 食品グレードSS304 |
リキッド容量 | 2ml |
スレッド | 510規格 |
ドリップチップ | 510規格 |
デッキ | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル & BF対応 |
エアフロー | ボトムエアフロー |
構造
RDTAですが、構造はシンプル。
タンク部分は独立して分解出来るので、ビルドを崩さずに容易に洗浄出来ます。
ドリップチップ
デルリン製と金属製の2つのドリップチップが付属しています。
ボアの内径はどちらも同じかな?
長さのみ違うみたいですね。
キャップ
前述したとおりキャップは一体型のパーツになっており、
肉厚で結構ズッシリとしています。
内側は二重チャンバーになっています。
上面は綺麗なドーム状。
形状としては、1928 RDAとかと近いですね。
空気の層を作ることによりキャップ外側に鉄が伝わりにくくなり、リキッド漏れもしにくいです。
また、チャンバー内部の空間もかなり小さくなり、MTL向けにギュッと濃縮されたミストを産み出します。
キャップ内側に切り欠きがあり、ここにデッキ側の突起が入り、キャップの向きをAFC調整範囲内で固定しています。
この形だとエアホールが隠れる逆向きでも付いてしまいそうだな、と思いましたが、ちゃんと正しい向きにしか刺さらないようになっていました、えらい。
ただ、最初はキャップがちょっと填めづらかったですね。
角度がしっかり真っ直ぐでないと填まらないし、Oリングも固かったので。
使っているうちに、微妙にリキッド等で馴染んだのか大分スムーズになりました。
デッキ
2ポスト2ホールのシングルコイルデッキ。
差し込んで締めるだけなので、ビルドはかなり楽ですね。
デッキ部分が底面より5~6mm高い位置になっており、更にボトムエアフローのエアホールも少し段差が付いているので、リキッドの伝い漏れはそうそう起こらないと思います。
BFでなく普通のRDTAとして使用する場合は、リキッドチャージはデッキの後ろ側にあるこの穴から行います。
漏れ出しを抑制するため穴自体は小さいですが、入り口はすり鉢状に広げてあるので、ユニコーンボトルなどであれば先端を押しつけて注入出来ました。
普通にRDTAとして運用するのもそれほど不便ではなさそうです。
デッキのエアフローパーツは交換可能で、こちらでもドローの重さを変更可能です。
プラスねじを外して横から引き抜けるので、コイルを付けたまま交換出来るのが便利。
エアフローパーツは0.8mm、1.4mm、2.0mmの3つが付属しています。
初期ロットの一部に、このエアフローパーツに不具合があるものがあったようです。
0.8mmのパーツがキャップに干渉する物があったのだとか。
うちのは3つとも大丈夫でした。
交換品の配布も行われているので、もし該当するロットに当たった方は、販売店かメーカーに問い合わせを。
ビルドしてみる
カンタル単線、重めDL向き
なんかTwitterで、カンタル24ga 3mm7巻で0.61Ωで組みなさいというお告げがあったので、その通りに組んでみました。
ジグが苦手で精密ドライバーでの手巻き派なので抵抗値はちょっとズレるかな、と思ったのですが、ピッタリになるとはw
MTLアトマにはちょっと出力高めになりますかね、重めDLって感じかな。
なのでエアフローパーツは最大の2.0mmを使用。
ウイックはこのくらいですかね。
ピコンカーで、Chronic JuiceのMangogoを吸うことにします。
高抵抗MTLから高めのサブオームくらいで好みの味だったので、今回のには丁度いいかなと。
ピコンカーはセミメカなのでワット数の参考値を書けないし、レビューとしてはアレですが、プライベート品なのでご容赦を。
えっとね、
美味い。
熱い。
味はめちゃめちゃ出ます。
極小チャンバーでミストがガッツリ濃縮されて、しかもコイル位置がかなりドリップチップに近く、濃いミストがダイレクトに飛び込んできます。
RDTAって漏れや手間の問題とかで敬遠されがちなのですが、味はドリッパーライクで美味しいし、そこにタンクの利便性って感じで結構好きなんですよね。
問題は、コイル位置が近いが故に熱がキャップに伝わり、チェーンしているとかなり熱くなること。
元々二重チャンバーでキャップ外側に熱が伝わりにくい構造ではあるのですが、キャップの天面が肉厚で熱が蓄積されるので、チェーンスモーキングで徐々に熱くなっていくんですよね。
少し長めの樹脂ドリチでとりあえずやり過ごします。
味はめちゃめちゃ美味しいんです。
MTLクラプトンを使用
もうちょっと、アチチにならないビルドにしてみます。
フレキチさん仕様のDemon KillerのMTLクラプトンで、2.5mm 6巻の0.9Ω
エアフローパーツは0.8mmの物に交換しました。
これくらいになると、多少チェーンしていても熱くならないですね。
味は、上のビルドの方が出ていたかな?
濃くて美味しいのには違いないのですが、ちょっと合わない感じ。
エアフローの違いかな?
0.8mmのエアフローパーツにすると、流石にかなり重いですね。
AFC全開でもDLは厳しいかな、くらい。
ガチMTL向けの非常にタイトなセッティングになります。
ガチMTLよりも軽めMTLから重めDLくらいが好みなので、途中でエアフローパーツを真ん中の1.4mmの物に交換しました。
ビルドを崩さずにコレが出来るのはいいですね。
結果的に、1.4mmパーツでAFC半開くらいで重めDLが凄く好みでした。
やはりこれ美味いです。
気に入っちゃったので、当分この設定かなぁ。
まとめ
やはりCthulhuは大好き。
かなり低価格なのですが、作りの良さ、デザインのシンプルさ、そして味などのパフォーマンス、全てが高い水準で大好きです。
以前のTube Modのチップの初期不良や、今回のエアフローパーツの不良なども起こっていますが、交換部品配布などの対応が早く、好感度も高いです。
近い時期にHALA RDTAとこのMulanと、ローコストで高水準な22mmのBF対応RDTAが2つ続いたので、この2つのどちらが良いか気になっている方も多そうですね、結構質問を受けたりもしています。
両方購入して両方とも気に入って使用しております。
どちらも良い物です。
今回でようやく両方のレビューが終わったのでやっと公に名言できますが、個人的に好きなのはやはりMulanですかね。
ほぼ個人的な好みではありますが。
ただ、使いやすさという面ではHALAに軍配が上がるかな、と思っています。
初心者さんなどにどちらを勧めるかと聞かれたら、自分はHALAですね。
味に関してはどちらも文句なしですし、漏れにも強いし、ビルドも楽なのですが、
ビルドに関してはHALAの方がより簡単です。
デッキ形状がほぼWaspですし。
ビルド幅が若干狭いのですが、その分迷わないし簡単に味が出せると思います。
あと、背の低さもメリットですね。
デザインはどちらもシンプルで色々なModに合わせやすいのですが、HALAの小ささはより取り回しがよさそう。
ビルド幅やエアフローの幅はMulanの方が高いので、色々やってみたい方はMulanかなぁ。
特にガチMTL派の方はMulanの0.8mmホールがかなり満足感高そう。
HALAは全閉で軽めMTLくらいですしね。
価格調査
公式かフレキチさんか、といった感じでしたが、他のサイトにも徐々に入り始めてますね。
今回自分はCthulhuの公式通販で購入しました。
$36.99+送料$4
あとは公式の安心感。
今回公式よりも早かったフレキチさん。
価格も公式と殆ど変わらないという。
現在の在庫は不具合修正後のセカンドバッチのようです。
Everzonさんでは¥2,980.45
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