Aspire – Cloudflask S レビュー|スキットル風爆煙デバイス

Aspire Cloudflask Sのレビューです。

Aspire
「Aspire」の記事一覧です。

ちょっとユニークな形状をしたこのデバイス、その名の通り、爆煙フラスコといった感じのVAPEデバイスです。
以前同名のCloudflaskという製品が出ていましたが、それを小型軽量化した後継機種という位置づけ。

フラスコ=スキットル、ウイスキーなどを入れる携帯用の小型水筒をイメージして作られており、

リキッドの見え方もそれっぽくて面白い。

AspireさんというとMTL〜RDLくらいのコイルが強いイメージがありますが、このシリーズはエアフロー調整なし+低抵抗コイルという組み合わせでガッツリ爆煙に振り切っています。

爆煙オンリーと用途は限られますが、オシャレで面白いデバイスだと思いました。

Minican+やPockeXと一緒に7月の頭には来ていたのですが「まだ発表してないから公開待って」って事で寝かせており、本日ようやくGOが出ました。
おかげでたっぷり吸っての記事公開とすることが出来ました。

この製品は、Aspireさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白ベースのシンプルな箱ですが、大きくSAMPLEと書いてあり、実際の製品のパッケージとは異なります。
裏面何も書かれていないですし。

だけどセキュリティコードはしっかりと貼られていたりして。

パッケージ内容

  • Cloudflask S 本体
  • 0.25Ωコイル(本体装着済)
  • 0.6Ωコイル
  • USB Type-Cケーブル
  • 予備Oリング
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは英語とフランス語での記載です。

外観

フラスコ/スキットル風とはいえ、かなりスリム。

シャンパンゴールドといった感じの落ち着いたゴールドに黒のグラデーション。

公式に、初代Cloudflaskとの比較がありました。
素材がアルミに変わったのと、サイズが小さくなったことにより軽量化されている模様。

でも、見た目は初代のほうが「っぽい」ですよね。
スキットルと言うとこんな感じの湾曲した形状のイメージ。

ただ携帯性は今回のSの方が断然高いですが。

カラーバリエーションは5色です。
ここも…無地シルバーとか欲しいなぁと思ってしまった。

別売りで、メーカー純正のレザーケースも設定されています。
これは前のCloudflaskにもありましたね。

メーカー純正なので、サイズ感などもバッチリ。

アルミ製で、質感はよいです。

中央にボタンが1つ。

ボタンの周囲にはLEDインジケーターが埋め込まれています。
ここでバッテリー残量などを確認できます。

裏側はのっぺり+ロゴ。

側面、エアフローの給気口が左右に空いています。

片側には充電用のUSB Type-Cポートが付いています。

上から見るとタンクがホントよく見えます。
ドリップチップは810規格で、汎用品と交換して使用できます。

Podを外す時は、左右のこの部分をつまんで引き抜きます。

Podの固定はマグネット式。
強力なマグネットでパチンと固定されます。

Podカードリッジ

コイル交換式のPodです。
素材はPCTG製、爆煙向けということで、容量は5.5mlと大容量です。

リキッドの補充はPodの底面から行います。

コイルはOリングのみで固定されており、底面から抜き差しするだけで交換が可能です。

ちょっと見づらいですが、赤矢印の部分まではタンクの部品が出っ張っているので、半分くらいまでならリキッドが残っていてもコイル交換が可能です。

付属コイルは0.25Ωと0.6Ωの2種
どちらもカンタル製のメッシュコイルです。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 95.8mm×41.3mm×22.3mm
本体素材 アルミニウム
重量 100.2g
Pod素材 PCTG
リキッド容量 5.5ml
コイル 0.25Ωメッシュコイル(カンタルAF)
0.6Ωメッシュコイル(カンタルAF)
バッテリー 内蔵2000mAh
出力モード バイパス出力
充電 USB Type-C
保護機能 過充電保護
短絡(ショート)保護
低電圧保護
自動カットオフ
オーバーヒート保護
過電圧保護

使用方法

出力調整等なく、複雑な操作はありません。

Podにコイルをセットしてリキッドを注入します。

新品コイルの初回のリキッド注入時は、コイルにリキッドが十分に浸透するまで10分程置いておきます。
コイルにリキッドが浸透する前に吸おうとすると、コイル内のコットンが焦げてダメになってしまう事があります。

ボタン5クリックで本体の電源を入れ、ボタンを押してミストを吸い込みます。

吸ってみる

SCREWBACCOを吸ってみます。

まずは0.25Ωコイルから。

やはりというか、ドローは大分軽いですね。
呼吸レベルとまでは言わないけど、スカスカと言っていいくらいの軽さ。

そして0.25Ωのメッシュコイルは相当な爆煙ですね、目の前がなっ白になるくらいモクモク。

味ですが、これ、SCREWBACCのイチゴの甘い部分が凄くよく出てます。
タバコ系というよりガッツリイチゴ系みたいな感覚。

Aspireさんって、コイルに特殊な素材を使ったりとかあまり凝ったことしないけど、美味いんだよなぁ…。

この機種はバイパス出力(バッテリーの出力をそのままコイルに伝えるタイプ)とのことですが、
満充電状態で4.2Vの場合、0.25Ωのコイルだと16.8Aの70.5w
確かに感覚としてはそのくらい出ているかな。

リチウムイオンバッテリーは残量が少なくなるにつれて電圧が下がっていくので、
バッテリーが赤ランプまで減って3.5Vくらいまで下がると、14Aの49w。

ずっと使っていると、確かに出力が下がっている感覚はありました。
インジケーターを見なくても「あーそろそろ充電かな」と感じるくらいの違いがあります。

0.6Ωコイルに交換。

初代のCloudflaskは0.25Ωのみだったので、この0.6Ωは新設のコイルとなります。

ドローはこちらのコイルのほうがやや重いですね。
DL向きなのは変わらないけど、ドローの抵抗感が増している感じ。

ミスト量は流石に0.25Ωよりは減りますが、それでもまだ爆煙と言えるくらいの水準はありそう。

味に関しては、甘みは0.25Ωの方が強く出ていますが、こちらはベースのタバコ感も少し感じられるかな?

とはいえ、両方吸い比べた感じでは、私は0.25Ωの方がこのデバイス向けかなぁ、と感じました。

しばらく使用して

今回は発表時期の関係で試用の期間が長く取れました。

しばらく使用していて、リキッドの持ちやバッテリーの持ちなどは文句ない水準だと感じました。
私の使い方だと、5.5mlのリキッドは0.25Ωのコイルでモクモク吸っても1日もつ日ともたない日がある感じ。
バッテリーは0.25Ωで5.5ml吸い切るまでは持つと思います、大抵途中で充電してしまうけど。

爆煙系のデバイスなので、MTL〜RDLくらいのデバイスと比べると長時間のお出かけには不利ですが、バッテリーもタンクも大きめなのである程度のアドバンテージはあると思います。

漏れについて、

初代は結構漏れると聞いたことがあります。
今回のSはどうかと言うと…。

一ヶ月弱くらい使っていて、Podの下はこんな感じ。
ちょっとリキッド付いてますね。

ただ、吸わずに置いてあった期間が1週ちょいくらいあったので、その影響もあるかも知れません。

ボトムフローは定期的に使用して循環させていないと重力でリキッドが落ちて来るので、使わずに置いているとどうしてもね。

上記の状態になると、横のエアフローに流れて僅かににじむのがちょっと気になります。
漏れるってほどではないけど時々表面に少しだけヌルって感触が。

ただまぁこれはしっかり掃除していれば防げそう。

まとめ

ちょっとユニークでオシャレなデバイスだとは思います。
Podタイプで手軽なので、気軽に爆煙を楽しみたいという方によさそう。

Aspireさんのコイルはパフォーマンスが良いので、味に関しては不満ないと思います。
メッシュコイルなのでそれほど特徴的な味というわけではないのですが、濃厚だしフレーバーの広がりも感じられます。

サイズ感もコンパクトだし軽量なので、このサイズ感で5.5ml、2000mAhの爆煙デバイスを持ち歩けると考えると爆煙好きにはなかなかマッチしそうです。

見た目は十分オシャレだとは思うのですが、
フラスコ=スキットルというイメージだとやはり先代の形の方が「っぽい」なぁと思ってしまうのは確か。
あとカラバリが結構派手なので、もう少し渋い系があるといいなぁ。

まだ発表直後なのでショップなどにも上がっていませんが、
シンプルなPodですし、初代の販売価格を見るにそれほど高額にはならないだろうと見ています。

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