Aspire Flexus Qのレビューです。
小型のスティックタイプのVAPEで、吸い込むだけで動作するオートパフと、ボタンを押して動作させるマニュアルパフの両方に対応、エアフローコントロールあり、3段階の出力切り替え、Podはコイル交換式でランニングコストに優れます。
と、ここまではある意味よくあるスペックではあるのですが、この機種の特徴はUSB Type-C 3A急速充電。
なんと10分で80%の充電が完了するとの事。
また、コイルに関しては定評のあるAspireさんなので、味の方も安定しています。
この製品は、Aspireさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
いつものAspireさんの、白とオレンジのパッケージです。
側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Frexus Q本体
- USB Type-Cケーブル
- AF Mesh コイル 0.6Ω
- AF Mesh コイル 1.0Ω
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは英語とフランス語で記載されています。
外観
よくある形状ではありますが、作りは綺麗です。
グラデーションの塗装も綺麗。
ボディはやや肉厚の金属製で、手に持った際に若干重量感を感じますが、質感は凄く良いです。
逆にこの重量感がよかったりもして。
裏面には、キラシールのように光の当たり方で見え方の変わるパネルが貼られています。
こういうの最近多いですね、流行りなのかな。
サイズ感はこんな感じ。
デバイス正面にファイアボタンとLEDインジケーターがあります。
ボタンの質感も、本体に合わせてあります。
デバイス側面にはスライド式のエアフローコントロールが付いています。
このスイッチをスライドさせることで、ドローの重さを無段階で調整できます。
このサイズのデバイスでここまでしっかりしたAFCが付いているのも珍しいかも。
充電用のUSB Type-Cポートは底面に付いています。
マウスピースは平たいダックビル形状。
Podの固定はマグネットではなく、ツメでパチッと引っ掛けるタイプです。
コイル交換式でPodは繰り返し使用するので、この部分の摩耗は少し気になる所。
Podカートリッジ
リキッド容量2.0mlのコイル交換式カートリッジ。
素材は記載がないけど、質感からしてPCTGかな?
黒っぽい素材ですが、リキッド残量は割と見えます。
下部側面のシリコンキャップをめくるとリキッド補充用の穴があります。
初期状態ではコイルは装着されていません。
コイルはOリング固定となっており、底面からまっすぐ奥まで差し込むとセット完了です。
付属コイルは、AF Mesh Coilの0.6Ωと1.0Ω、どちらもメッシュコイルです。
Aspire Frexusの略で、このデバイス向けに新設計された物のようです。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 112.8mm x 22.8mm x 14.2mm |
重量 | 54g (実測) |
バッテリー | 内蔵700mAh |
リキッド容量 | 2ml |
コイル | AF Mesh Coil 0.6Ω (メッシュコイル) AF Mesh Coil 1.0Ω (メッシュコイル) |
対応抵抗値 | 0.5Ω〜2.0Ω |
出力 | Low/Mid/High 3段階切り替え |
充電 | USB Type-C 3A |
保護機能 | 自動カットオフ(6秒) 短絡(ショート)保護 オーバーヒート保護 過放電保護 過充電保護 低電圧保護 |
重量
ちょっと重いな、これ、と思っていたけど、計ってみると54g
Podデバイスの中では思い方になるとは思うけど、他に比べてそんなべらぼうに重いってわけでもないんですよね。
でも手に持つと少しズシッと重量感を感じる不思議。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
出力調整
電源ON中にファイアボタンを3クリックすると出力が切り替わります。
出力はLOW/MID/HIGHの3段階。
LEDインジケーターの色で現在の出力設定がわかるようになっています。
ベーピング
オートパフとマニュアルパフの両方に対応しています。
吸い込むだけでもOKですし、オートスイッチの反応が微妙な時はボタンを押して吸うことができます。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
吸ってみる
0.6Ωコイルで、BREWSTARのMANGO PINEAPPLEを吸ってみます。
まずエアフローコントロールを試してみましたが、これ、結構しっかり効いています。
全開の時はスカスカ気味の軽いドロー、全閉にするとMTL(タバコ吸い)向きの結構重いドローになります。
MTLでも美味いですが、さすがに0.6ΩメッシュでMTLするとミストが熱い。
こちらのコイルは全開〜半開くらいでDL吸いするのに向いていると思います。
0.6Ωメッシュコイルということで、ミスト量も多くシルキーで濃厚、このサイズのPodデバイスとは思えない吸い心地です、
全開にしてスカッとDLしてもしっかりとドローに味が乗ってくる。
何だこれ美味いぞ。
ワンサイズ上のメッシュコイルデバイスを連想する感覚ではありますが、
細身のバーチカルメッシュコイルに細身のチムニーで、フレーバーがぎゅっと凝縮された感じ。
AFCの絞り具合で結構味の出方が変わってくるので、好みの位置を見つけて楽しめます。
私は半開くらいが好みですね、これ以上絞ると熱い。
更に3段階の出力調整も組み合わせられますが、こちらは余り大きな差は感じないかな。
Highにすると全開でもちょっと濃いかな、くらい。
続けて1.0Ωメッシュコイルに交換。
0.6Ωコイルと同様に、メッシュコイルのミストが凝縮された感じです。
感覚としてはXTALの1.0Ωメッシュに近いかな。
この出力だと、ドローが軽すぎるとちょっと物足りなさを感じるので、AFCを半開以下に絞って重めDL〜MTLで吸うのに向いていますね。
全閉にしても0.6Ωほど熱くないし、重めドローを好む方はこちらのコイルがいいかも。
私は今回は0.6Ωの方が好みに感じました。
1.0Ωコイルも充分美味いし、この辺は好み次第なので優劣が付くような物ではないのですが、0.6Ωの方は「このサイズのデバイスでこの味?」というインパクトがあったので。
充電について
このデバイスは3A急速充電に対応しています。
フルに活かそうと思うと3A対応のUSBアダプタが必要ですが、市販の物は1ポートにつき2Aとか2.4Aまでの物が多いので、なかなか難しいかもしれません。
うちもUSBアダプタは1つ口の物から4つ口の物まで色々ありますが、確か1ポートにつき2.4Aまでだったかな…
それでも、充電は相当早いですね。
空の状態から20分かかっていないと思います。
このサイズのデバイス(バッテリー)に2Aや3Aってどうなんだろう?と思ったけど、それほど熱くもなっていない印象。
むしろアダプターのほうがちょっと熱を持っていたので、安物でなくもうちょいいいのを買わないとな、と思った次第。
まとめ
単純にPodデバイスとして見ても、Aspireさんらしい、高いレベルでまとまったデバイスだと思います。
このサイズ感なのにかなり吸いごたえがあるし、エアフローコントロールもしっかり効いていて、ドローを好みに合わせやすい。
気になったのは、本体がちょっと重く感じるのと、
0.6Ωのメッシュコイルに対してリキッド2ml&バッテリー700mAhは若干不安かもな、といった辺り。
私の使い方だと1日もちますが、人によってはもたない可能性あるかもしれません。
ただ、サイズ感に対するパフォーマンスは抜群によいと感じました。
Aspireさんはコイルいいですしね。
1.0Ωコイルの方なら、むしろ同クラスのPodより若干バッテリーに余裕があるくらいだと思います。
あとはコイルの流通次第ですね。
ひとまず国内でも販売があるので当面は大丈夫かな、とは思いますが。
価格調査(20211208現在)
検索してみたら、オフィスエッジさんで既に取扱がありました。
¥2,980円+送料無料と、思っていたより安価。
交換用コイルは5個入りで¥1,580でした。
1個に付き300円ちょい。
Flavor-Kitchenさんでも取り扱いが始まりましたね。
¥3,280送料無料で、10mlのリキッドが3本付いてきます。
ベプログショップさんでも取り扱いが始まりました。
税込み¥2,970
コメント