Aspire BP60 Pod Modのレビューです。
最近Aspireさんがちょっと元気ですね。
好きな製品の多いメーカーさんなのでちょっとうれしい。
Podで言うと、前回レビューしたMinicanは極小サイズながらしっかりと味の出る優秀なPodでした。
今回のBP60はそちらと比べると大分サイズが上がりますが、最大60wとPod型としてはかなり大きな出力まで扱えます。
好みに応じて任意でワット数を調整することも可能ですし、オートモードにしているとコイル抵抗値を読んで自動で出力や調整範囲を設定してくれたりと、なかなか高機能なPodです。
動作モードはボタンを押して発火するマニュアルスイッチと、吸うだけでスイッチの入るオートスイッチの両対応。
Podカードリッジはコイル交換式になっています。
AspireさんはクリアロでロングセラーのNautilusシリーズのコイルを作っているメーカーさんでもあり、前回のMinicanのPodも非常に優秀なコイルを内蔵していました。
コイルのパフォーマンスに関しては安心感のあるメーカーさんだと思います。
この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
白とオレンジのパッケージ。
表面は製品写真と最低限のテキストのみというシンプルな構成。
箱の側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードを公式サイトの下にあるフォームで入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。
パッケージ内容
- BP60本体
- USB Type-Cケーブル
- 0.3Ωメッシュコイル
- 0.6Ωダブルショットコイル
- キャップ用ストラップ
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは表裏にそれぞれ英語、フランス語で書かれています。
コイルについて、ダブルショットコイルという聞きなれない名称の物が入っていますが、こちらはどうやら内部のコイルがパラレルで巻かれた物のようです。
RDAに匹敵するリッチフレーバー、長持ちするコイル、などの文言が並んでいます。
また、RBAも予定されているみたい。
外観・特徴
事前に予想していたサイズよりはちょっと大きかったです。
ボディ全体のフォルムは角ばっており、角のアールやパネルのカーブなどと対象になった面白いデザイン。
サイズ感はこんな感じです。
Podとして見るとちょっと大きめですが、持ち歩きに不便なサイズではないかな。
吸口部分にはキャップが被せられています。
外に持ち出す時にも衛生的ですが、自分はちょっと面倒に感じてしまって結局外しっぱなしで使っていました。
吸口は幅広のダックビル形状。
前面パネル部分には、ファイアボタン、カラー液晶、UP/DOWNボタンが付いています。
右側側面に、ストラップホールとUSB Type-Cポート。
汎用のネックストラップを付けて使用する他、付属の細いストラップを使ってキャップの紛失防止にしたりも。
あーなるほど、こうすればよかったのか。
左側側面には回転式のエアフローコントロールが付いています。
この銀色のパーツを回して穴の露出度を調整することでドローの重さを変えられます。
なんかスカスカそうだなぁって思っていたのですが、これが意外としっかりと調整が効きますね。
半開〜全閉だとかなり重くなります。
Podの固定はマグネット式。
かなりしっかりと固定されます。
Podカードリッジ
リキッド容量は5mlと大容量。
素材はPCTGなのでメンソール耐性はあります。
ですがプラ製品なので、プラへの攻撃性の高いリキッドは注意が必要です。
一般的な清涼剤やメンソールのリキッドなら問題はないかと思います。
吸口にはオーバル状の大きめの穴が開いています。
使用するコイルもメッシュやパラレルだし、爆煙向けのPodだと思っていいと思います。
リキッド補充は、側面にあるシリコンパーツをめくってそこから行います。
口は大きいし内部空間も余裕があるので、ユニコーンボトル等からの注入であればそうそう溢れないかなと。
コイルは底面からOリングで固定されています。
付属コイルは前述した通り、0.3Ωのメッシュコイルと0.6Ωのダブルショットコイル。
その他情報
メーカー公式
スペック
サイズ | 99 x 38 x 23mm |
重量 | 93g(実測) |
リキッド容量 | 5ml |
対応コイル | BPコイル 0.3Ωメッシュコイル BPコイル 0.6Ωダブルショットコイル |
バッテリー容量 | 1400mAh |
スイッチ | オートパフ/マニュアルパフ(ボタン式) |
出力モード | VW(可変ワッテージ)モード |
出力ワッテージ | 1~60w |
対応抵抗値 | 0.2Ω〜3.5Ω |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
保護機能 | Pod装着検知 自動カットオフ(7秒) 短絡(ショート)保護 過放電保護/過充電保護 オーバーヒート保護 最大出力制御 |
重量は93g、Podにしてはちょっとあるかなといった感じですが、サイズなりの重量かと思います。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
動作モード設定
電源ON中にファイアボタンを3クリックすると動作モードの設定が出来ます。
AUTOモードになっていると、Pod装着時に自動で最適なワット数に設定される他、ワット数の調整幅が無理のない範囲に自動で制限されます。
MANUALモードにすると、ワット数は全て自分で設定する形になります。
パフモード切り替え
電源ON中にファイアボタンとDOWNボタンを同時に長押しすると、パフモードが切り替わります。
Aモードがオートパフ、吸い込むだけでスイッチが入ってミストが発生します。
Bモードがマニュアルパフ、ボタンを押している間だけミストが発生します。
ABモードはどちらの方式でも動作します。
吸ってみる
La DorceのAppleを吸ってみます。
新品のコイルを使用する際は、リキッドを補充してから数分は置いておきます。
コイルにリキッドが浸透する前に吸ってしまうと中のコットンが焦げてコイルがダメになってしまう可能性があります。
うちでは念の為10分は置いています。
まずは0.3Ωのメッシュコイルから。
動作モードはAUTOモードにしてあるのですが、何度も付けたり外したりしていると、たまに抵抗値の読みが怪しい時があるかも。
Podの取付時に自動で出力設定されるので、そこから好みに合わせてワット数を上下させます。
クリアロやPodも、メッシュコイルが使われるようになって格段に味が良くなったと思っているのですが、このコイルも流石に美味しいです。
ミスト量はかなり多く、爆煙といっていいレベルだと思います。
メッシュコイルのおかげでミストがきめ細かく、密度の高い濃厚な味わいです。
メッシュコイルに関してはメーカーごとの差別化は難しく、どこのも大抵爆煙でシルキーで美味しい、といった感じですよね。
エアフローは全開で、やや引っかかりを感じるくらいの軽めのDL向きドロー。
驚くのは、このドローでもオートパフがそれなりに効くことです。
センサー感度はかなりいいみたい。
ただ、流石に全開だと結構強く吸う必要があるので、軽いドローで吸うならマニュアルパフにした方が良さそう。
半開くらいならオートでも普通に運用できました。
折角なので、0.6Ωのダブルショットコイルの方も使ってみたいと思います。
メッシュコイルの方でタンク3回分くらい吸ったのですが、コットンの色を見るとまだまだ使えそう。
ちょっと後ろ髪を引かれつつ交換。
こちらも爆煙気味ですね。
通常の0.6Ωコイルと比べると確かにミスト量多いです。
個人的な感想としては、味はやはりメッシュコイルの方が美味いかな。
でもこちらもそんなに負けてない。
エアフローは半開〜1/3開くらいがちょうどいいかなと思いました。
試しに全閉にしてみたのですが、それでも吸えますね。
ただドローはかなり重く、MTL向きのドローになります。
吸口が広いので無理かな、と思いましたが、案外普通にMTL吸いできちゃう。
付属のコイルはあまりMTL向きではないと思いますが、今後のコイルバリエーションによってはMTLもありなのかも。
まとめ
ちょっと大きいけど、扱いやすく優秀です。
付属コイルがメッシュとパラレルなので、爆煙ユース向けかな、と思います。
このサイズ感のPodで出力が60wまで上げられるというのも珍しいかも?
18650が入るようなPodだとありますが、内蔵バッテリーでこのサイズ感だと40wくらいまでが多いですよね。
コイルはAspireさんだけに味も安定しているし、味やドロー調整など、吸った感じは文句なしです。
AFC精度も意外と高く、リニアにドローが変わります。
リキッド容量は5mlと大容量。
バッテリーの1400mAhも大容量といっていいと思います。
このサイズ感なら1500あってもいいかな、と思わなくもないですが、不足は感じませんでした。
両方満タンな状態でスタートすると、リキッドより先にバッテリーが切れますね。
でも0.3Ωコイル使用で1日はいける感じ。
気になったのは、Pod取付時の抵抗読みが若干ブレるかな?くらい。
まぁマグネットでパチパチ脱着するからその辺はある程度は仕方ないのかな。
しばらくAUTOモードにしていましたが、最終的にはMANUALモードで使用していました。
コイルラインナップの関係から、高抵抗やMTLユーザー向けの製品ではないですし、ニコフィーダー向けのPodというわけでもないですが、
爆煙や味を楽しみたいという方にはよいデバイスかな、と思いました。
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