FOCUSVAPE iFOCUS /PITH レビュー|安価で超小型ながら本格的

FOCUSVAPE iFOCUS /PITH レビュー|安価で超小型ながら本格的

今回は、超小型ヴェポライザーです。

FOCUSVAPE iFOCUS /PITH

持ってみてビックリ、めちゃめちゃ小さいくて軽いんです。

そして販売価格は驚きの3,980円。

これはアレかな?エントリー向けのお手軽機種かな?と思っていたのですが、
実際使ってみると、セラミックチャンバー搭載で味はしっかりしてるし、お知らせバイブやエアフローコントロールも搭載してるしで、思った以上に本格的な機種でした。

エントリー機としてもいいですし、経験者の方がサブ機にしても満足出来そうです。

この製品はVAPONAVIさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

特徴

安価、軽量、超小型

このサイズ感。

前回記事にしたAVANTも小型でしたが、このPithはさらに小型です。
ヴェポライザーってちょっと大柄で持て余し気味な印象を持っていたので、この小ささは驚く。

そしてかなりの軽量です。
55gて。

その分バッテリー容量は犠牲になっています。
内蔵バッテリーは850mAhで、10セッション持つかどうかってくらい。

また、喫煙後に本体が結構熱を持ちますね。
やけどするほどではないですが、熱っ!て感じになります。
ですがこれは、付属のシリコンカバーで大分軽減できます。

セラミックチャンバー&セラミックフィルター

安価な機種ながら、チャンバーはセラミック製で味の出方もよく掃除も楽です。

そして、マウスピース側にもセラミックフィルターを搭載しています。

エアフローコントロール搭載

エアフローコントロールが付いているというのは大きいです。

蓋をずらすだけの簡易な形式ながらコントロールはしっかり効いていて、
全閉にすると紙タバコと同じレベルの重いドローになります。

カラーバリエーションあり

(販売サイトより引用)

ヴェポライザーというと黒一色、というイメージが強いですが、この機種はカラーバリエーションが5色あり、好みの色を選択できます。

パッケージ

プラ製の簡易なパッケージ。
これを見た時「あー、エントリー向けの安価なモデルなんだな」って思ったんです。
価格も見てましたしね。

VAPONAVIさんはFOCUSVAPE社の正規代理店をされており、メーカーから日本仕様を仕入れているので、箱の注意書きなどにも日本語の記述が入っています。

ケースの蓋を開けて、中のプラトレイをそのまま引っ張り出します。

パッケージ内容

  • Pith本体
  • シリコンカバー
  • 充電用USBケーブル
  • シリコン製マウスピース
  • (510ドリップチップアダプター)
  • ユーザーマニュアル
  • クリーニングツール

マニュアルは簡易な内容ながら、しっかりした日本語で記載されています。

本体はシリコンカバーが装着された状態で封入されています。

この記事では外観がわかりやすいように外した状態で使用していますが、
使用時に本体が少々熱をもつので、装着したまま使用したほうがいいと思います。

外観・詳細

装飾はほとんどないシンプルな形状。
操作系も、電源ボタンが1つとLEDインジケーターが3つついているのみです。

ボディはアルミ製。
表面は電子デバイス風に薄めのシボ加工が施されており、安っぽさは感じません。

真ん中の丸いボタンが電源ボタン。
その下にLEDインジケーターが3つあり、バッテリー残量や温度設定を表示します。

側面には充電用のマイクロUSBポート。

充電は5V1A
2Aのアダプターも使用可能ですが急速充電は出来ません。
また、自動識別機能付きの可変電圧式(QC 3.0等)は故障の原因となるので使用不可です。

パススルーも非対応となります。

底面には前述したエアフローコントロールが付いています。

標準で装着されているマウスピースはガラス製。

マウスピース側にもセラミックフィルターが内蔵されており、
このように分解して清掃、交換が可能です。

(販売サイトより引用)

510変換アダプターを使用してシリコンマウスピースを装着すると、レギュラータイプのタバコフィルターを使用することが出来ます。

また、VAPE用の510ドリップチップを使用することも可能です。

(今回のサンプルにはアダプターが含まれていなかった為、これは試していません。)

チャンバーは円筒式のセラミックチャンバー。
おなじみの形状なので使用には苦労しませんし、セラミックなので掃除も楽です。

使用方法

チャンバーにタバコ葉を詰めます。
この詰め具合によっても喫味が変わってくるので、お好みの詰め具合で。

自分はしっかり目に詰めて低温でじっくりが好みです。

電源ボタンを5クリックするとLEDが点滅し、加熱が始まります。

この時点滅するLEDの数がバッテリー残量を表しており、

  • 1つ:20%以下
  • 2つ:20%~70%
  • 3つ:70%以上

となります。

その後、加熱中はLEDが緑色で点滅します。
設定した温度までの加熱が完了すると、バイブが震えてLEDが点灯状態になります。

加熱にかかる時間は大体25秒~くらいですかね。

加熱中、喫煙中に電源ボタンを押すと、設定温度を変更できます。

  • 1つ:200℃
  • 2つ:210℃
  • 3つ:220℃

1セッションの時間は3分で、
セッション終了30秒前に1回バイブが震え、終了時間になると再度バイブが震えたあと、電源がOFFになります。

販売サイトさんによると、物足りない場合は2回まで連続吸いが可能とのこと。
それ以上の連続吸いは本体を痛める可能性があります。

2回吸うと本体は結構熱くなります。
シリコンカバー使用推奨です。

吸い終わったらチャンバーの中のシャグを掻き出します。

シャグポンは失敗

元々自分はシャグポンあまり得意じゃないんですけども。
シャグをガッツリ詰める派だからかもしれません。

エアフローから息を吹き込んでやったら中のシャグは動いていたので、詰め方によっては出来そうです。

チャンバー内の汚れは時々ブラシで掃除してやります。

色々なシャグを吸ってみる

とりあえず最初はなんでもRAWを吸ってみる勢です。

200℃設定で喫煙。

このシャグは合う、合わないがあるのですが、
この機種にはちょっと合わないかな…。

途中で210℃に上げたりしてみましたが、キックが少し弱く、香りも物足りない感じでした。

味のピークは1分くらいからかな?
セッション時間が3分なのでピークの途中で終わります。
大抵2セッション吸いになっていますね。

続いてヴェポライザーの強い味方、チェ赤です。

あ、これはいけますね。
RAWよりはキックも香りも出ています。
贅沢を言うと、この葉の香ばしさがもうちょっと出ていると良かった。

このシャグの味に関しては、前回、前々回のXMAX社の機種が凄く良かったので、どうしても比べてしまう。
近い時期にあちらを先に吸ったのを少し後悔。

でも、エアフローコントロールがあるのがこの機種のメリットですね。

自分は重いドローが好きで、ほぼ全閉くらいにしてタバコに近い感覚で吸っているので、これはこれで満足感はあります。

着香系もいってみます。
Stanley RaspberryにStanley Apple。

着香系は合いますね。

キック感や葉のタバコ感自体はもうちょっと欲しいな、とは思うのですが、フレーバーの酸味等がしっかり味わえて美味しいです。

この機種は着香系をメインで吸う感じになりそうです。

まとめ

とにかく小さくて軽い。これに尽きます。
そして価格も安い。

ですが決して性能で劣っているというわけではなく、十分美味しく吸えるヴェポライザーです。

エアフローコントロールがあるのはいいですね。
ヴェポライザーってAFC付きって殆ど無いんですよ。

手持ちだとC-Vapor3がAFC付きでしたが、あちらよりも更にドローを重く出来て、本当に紙タバコ並のドローに出来ます。

前回のAVANTとは価格帯も近く、コンパクトなヴェポライザーとしても被るのですが、

よりヴェポライザーとしての味を求めるならAVANT
更に小さく、重いドローを求めるならPith

といった感じになるでしょうか。

非着香シャグはあちらに比べるとやや物足りない。
ですが、AVANTがより自分好みだったというだけで、過去に使ったヴェポライザーと比べるとそれほど劣っているとは思えません。

着香シャグは近いレベルで味わえるんじゃないかなぁと。
この機種は着香シャグやメンソールシャグが美味そうです。

バッテリーは少し物足りないかな。
比較的低温で使用する自分の使い方でも10セッション行くか行かないかくらいで充電しています。
そこはこのサイズとのトレードオフって感じですね。

他の機種に比べてかなり安く購入でき、また味もしっかり味わえるので、
これからヴェポデビューする方のエントリー機にも良いですし、
既に使用している方がサブとして、メイン機の充電中に使用するなどの用途にも良いかと思います。

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