去年の暮れにSWAG MODを手に入れて、
小さくて軽いので持ち出し用にしよう、と思いつつも、構造上、23mmまでのアトマイザーしか乗せられない。
クリアロならCubisかNautilus2が乗せられるんだけど、使用頻度が高くなりそうなのでどうせならRTAにしたい。
手持ちのRTAだとMerlin RTAが23mmでギリギリ乗るけど、Merlinは背が高すぎて、折角の小さいMODなのに…って感じになる。
じゃあれだ、22mmで背の低いやつを買おう。となった。
22mmのショートRTAで定番というと、Serpent Mini/Serpent Alto/Goblin Miniあたり。
それぞれのスペック等を調べてみたら、個人的にGoblin Miniが良さそうに見えた。
決め手となったポイントは
- デッキがデュアル用/シングル用と換装できる。
- ジュースコントロールが付いている。
- ベロシティデッキで、ビルドが楽そう
といったあたり。
逆に懸念していたのは、エアフローの調整レバーが22mm経より少し出っ張っていること。
Picoなどだと電池蓋に干渉するらしく、SWAGもPico同様電池蓋の出っ張りがあるので心配だったけど、
Picoも電池蓋外せば乗せられるらしいので、まぁ大丈夫かな、と。
年末にFasttechで頼んだら国際郵便がかなり遅れ気味で、3週間程かけて年始に我が家に到着。
小さめのプラケースにコンパクトに入ってます。
内容物
- 本体
- 樹脂製ドリップチップ
- 交換用シングルデッキ(本体にはデュアルデッキが組み込み済)
- 六角レンチ
- スピットバック防止パーツ
- 予備ガラス
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- 予備ポジティブピン
コンパクトなパッケージの割に色々入ってた。
バラしてみる。
ドリップチップは510規格。
付属の物は内側になんか渦巻状の切り込みが入ってるけど、どういう効果があるのかは不明。
自分には小さすぎて咥えにくかったので後ほど自前の物に交換。
初期状態で本体に装着済みのデュアルデッキ。
ベロシティデッキはビルドが楽なので大好き。
このジュースホールの形状はウィックもやりやすそう。(やりやすかった)
付属のシングルデッキ。
デュアルと同じベロシティで、ポストが片側に寄った形状になってます。
ポジティブピンを外すことで換装可能。
当面はデュアルで使いたいので、こちらはまだ試してません。
スピットバック防止パーツは、チャンバーを裏返してチムニーのねじ込む形。
結構つけづらい。ピンセットを使用してなんとか。
実際そんなに跳ねないし、これは別になしでもいいかも。
エアフローはレバー式。
全体的に開き気味で、全閉でも、重いけど少しだけ吸えるかな…？くらい。
真ん中より先は全開まであまり変わらない感じした。
この価格、このサイズでジュースコントロール付きという素晴らしさ。
タンクの底面にある切り欠きがジュースホールで、タンクを軽くひねることでここが開閉します。
時計回り(閉める側)で開放、半時計回り(緩む側)で閉鎖というのも使いやすい。
アトマの付け外しやトップキャップの開閉に合わせて自動で適切な方に切り替わってくれるので、締め忘れ、開け忘れが起こりにくい。
リキチャの際にジュースコントロールを閉め忘れて漏らしたりとかよくやるので…。
さて、SWAGに乗る…？
はい、乗ります！
Picoよりも若干余裕がある？のか、電池蓋をはずさなくても一応ギリギリ着脱可能でした。
でも、回す時にレバーが当たってガツンガツンいうので、電池蓋は外して着脱したほうが無難。
ただ、装着後に一つ問題が。
装着時の向きが微妙によろしくなくて、エアフロー調整時にレバーが電池蓋に干渉する。
装着後、レバーはこの位置に来るんだけど、両面から出ていて、奥側のレバーが電池蓋に当たる。
つっかえてここで止まるので、エアフロー全開にできません。
逆に、全開の位置のまま装着すると、今度は全開状態から動かせない。
あと30°くらいズレてればよかったんだけども。
この辺はPicoだとどうなんだろうね？
Pico+Goblinの組み合わせは使ってる人結構居るみたいだし、あちらは問題ないのかな？
自分の場合は、エアフロー全開で吸うことって殆どないから特に問題なし。
上記した通り、真ん中以降は全開までそれほど差を感じなかったし。
ビルドしてみる
こないだ買ったDEMON KILLERの細いクラプトン、
シングルだと微妙で、一度デュアルで試してみたいと思ってたので、ついでに試してみる。
3mm7巻デュアルで0.5Ω付近にしてみた。
でもこれ……。
デッキからはみ出してない…？
これ絶対チャンバーに干渉するよね…。
試しにチャンバーを取り付けて確認してみたけど、あれ？ショートしてないっぽい？
ギリギリ当たってない？それとも絶縁されてるのかな？
じゃあ一度このまま吸ってみよう。
(危ないので真似しないでください。)
完全に組み立ててMODに乗せてみたけど、そこでも抵抗値は問題なし。
立ち上がりはまだちょい遅めだけど、普通に吸える、美味いな。
やっぱあのクラプトンはデュアルで正解だったんだ……。
と、喜んだのもつかの間
しばらく吸ってたら、アトマイザーがめちゃめちゃ熱くなってきた。
恐らくだけど、懸念通りコイルがチャンバーに干渉してて、絶縁はされているものの熱が伝わったんじゃないかな、と予想。
ドリチも金属なので、そこまで熱が来てちょっとつらい感じに。
てか危ないので、早々に解体。
(危ないので真似しないでください。)
大事なことだから2回言ったからね？
火傷で済めばまだいいけど、もしショートしてたら最悪電池がボンッ！の可能性あるからね？
今度は使い慣れたカンタル26gaで組み直し。
3mm8巻のデュアルで0.6Ω。
うん、安定。
飛び抜けてめちゃめちゃうめぇ！ってのはないけど、普通に美味いっす。
常用するのに問題ないレベル。
クラプトンデュアルとか普段使いするには燃費も悪いし、このくらいでいいな。
ある程度堪能したら今度はシングルにしてみようと思います。
漏れについて
一週間ほど使ってみたけど、今の所漏れは殆どなし。
たまに、エアフロー付近にじわっと滲んでる？って思う時はあるけど、気になるほどではないかな。
むしろ、リキチャの時以外は特別ジュースコントロールも閉めず、普通にポケットに入れて歩いたりとかしてるので、それでこの程度で済んでるのはかなり優秀だと思う。
と、余裕ぶっこいていたけど、
ウィッキングを妥協したらジュースコントロール閉めてても漏れたりもした。
ジュースコントロールは気休めで、ウィッキング次第な所があるかもしれない。
甘えずに丁寧にやろうっと…。
総評
味も悪くないし、シングルとデュアルの使い分けもできるし、ビルドもお手軽だし、ジュースコントロールもついてるし、全において概ね満足。
正直、2,000円そこそこのアトマイザーでこのクオリティなら相当コスパ高いと思う。
色々と取り回しがいいんで普段使いにはよさげ。
予備ガラスとかも一杯買ったし、しばらく会社に持っていく用でガンガン使おうと思います。
オマケ：今回、クローンも1個買ってみた
クローンに付いては賛否両論で、まぁ結局は偽物なのでいいことじゃないんだけど、
欧州系とかの、万単位の価格がついてるアトマイザーに関しては、必要以上に高すぎる気がするし、流石に手を出しづらいのでお試し目的で俺も買っちゃったりする。
でも、中華マスプロ製品に関しては元々の価格が安いので、もう1,000円くらい出せば正規品が買えちゃうし、どうせ買うならそっち買うよね…。
Goblinも海外通販で買えば正規品が2,000円台とかで買える品物なので、あまりクローンに手を出す意味はなさそう。
なんで敢えて買ったかというと、
今回、買った目的が持ち出し用なので、念の為に予備ガラスを結構買い込んでて、
同じ形状なら使いまわせるんじゃない？って思ったのがキッカケ。
色んな色のガラス買ってみたし、ちょっと遊びで使えるかなーって。
折角なのでちょっとだけ比較
←正規品 クローン→
トップキャップの形状が微妙に違って、それで全高がちょっと小さめ。
それ以外の形状はほぼ同じ。
表面の仕上げとか、彫り込みの加工とかがちょっと甘い感じする。
あと、エアフローのレバーの動きが妙に硬かった。
パーツ構成もほぼ同じだけど、
デッキ部分はデュアルが固定で外せないので、
正規品のようにシングルへの交換は不可。
あと、ジュースコントロールもないです。
デッキから下は完全に一体型のパーツになってて回せない。
トップキャップの中がなかなか雑で、
Oリングが1個雑にポツンと置いてあって、これで効果あるのかわからないし、リキチャにも邪魔だし、洗うときとかにポロポロ落ちて無くしそうになるｗ
でも…。
でもね…。
ビルドして吸ってみるとこれで案外美味しかったりするからちょっと困る…。
同じビルドで比べてみたけど、味自体はオーセンとそれほど変わらないかも。
ジュースコントロールもないけど、家で吸う分にはそれほど漏れもないし、まぁ使える。
でも、今回のようなケースでもなければ、1,000円程度の差なら正規品買うかなｗ
