Hellvape Passage RDA レビュー|SMMコラボのデュアルコイルドリッパー

Hellvape Passage RDA レビュー|SMMコラボのデュアルコイルドリッパー

この週末は、過去最大級とも言われた台風19号が襲来して、日本全国大騒ぎでしたね。

今回は事前に警告なども多かったので、自分も、ルーフバルコニーの片付けや飯の作り置き、風呂に湯を張るなど普段やらないような対策をしていましたが、名古屋は今回雨も風も殆ど無く、肩すかしを食らった感じ。
まぁでも、何もせずに被害を受けるより、はよほどいいですよね。

そんなわけで当日は主に家で情報を追っていたのですが、今回は特に雨が酷かったようで、関東などで水害に遭われている地域が多かった模様。
被害に遭われた地域の方の早期復旧を願っております。

さて今回は、Hellvape Passage RDAのレビューです。
ちょっと変わったスタイル、ピアノブラックの綺麗な塗装。

これはVape系Youtuber、Suck My Mod氏とのコラボ製品です。
SMMコラボというと、WotofoのSerpent SMMやElevateなど、どれも人気のある優秀なアトマイザーですね。

そしてHellvapeさんは、Dead Rabbit,Drop Dead,Rebirthなど、この手のデュアルドリッパーではかなり実績のあるメーカーさんなので、ちょっと期待しちゃいます。

ただこれ、出たの結構前ですよね。
余り話題にならなかったのはちょっと気になりつつ……。

ですが使ってみると爆煙ユースにはとても優秀ですし、もうちっと人気出ても良かったのでは、という感想は持ちました。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

赤と白の化粧箱。

側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチを削った下にあるコードを、公式サイトの下にあるフォームに入力すると、コピー品でないかを確かめることが出来ます。

パッケージ内容

  • Passage RDA本体
  • スペアドリップチップ
  • 510ドリップチップアダプター
  • ユーザーマニュアル
  • マイナスドライバー
  • 六角レンチ
  • 予備Oリング
  • 予備イモネジ
  • BFピン
  • ステッカー

ユーザーマニュアルは1枚の大きな紙に多言語併記。

日本語の記述はありません。

外観

中央部が少し膨らんだ変わったスタイル。

中央にはリサイクルマークみたいなデザインのロゴが彫ってあります。

(公式より引用)

カラーバリエーションの幅が広いのがHellvapeさんのアトマイザーの特徴の一つ。
今回も、渋い物から派手な物までカラフルに揃っています。

黒系はブラック、フルブラック、マットブラックと3種類ありますが、うちのこれはフルブラックですかね。
ロゴ部分まで黒になっているタイプです。

ピアノブラックと言ってもいいくらい艶々の黒ですね、かなり綺麗です。

エアフローはサイドエアフローになっており、キャップの左右にかなり大きなエアー取り入れ口が開いています。

内側のパーツで下の方まで運ぶようになっていますが、ここも大まかに3つに分かれており、仕組みに一癖ありそうな雰囲気。

底面にはHellvapeロゴと、SMMのネームがエングレービングされています。

ポジティブピンの出っ張りは、インシュレーターの部分と含めて1mm以上はありそう。しっかり出ていると思います。

フィッティング

爆煙向きのRDAだと思ったので、デュアルバッテリーModや21700スコンカーと合わせてみました。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 24mm
素材 Stainless Steel
ドリップチップ 810規格
コイル デュアルコイルRBA
BF対応 BFピン付属
エアフロー サイドエアフロー

構造

分解してみました。
キャップがAFC用に2分割されている4ピース構造です。

ドリップチップ

レジン製ドリップチップが標準装着。
スペアとして、フロストタイプのクリアドリップチップが付属しています。

径はほぼ変わりませんが、ボアのテーパー部分の形状が若干異なります。

標準のドリップチップにはAg+と書かれています。

なんぞこれ?と思ったのですが、
銀イオンコーティングされていて雑菌の繁殖を防ぐのだとか。
口で触れる部分なのでこれは嬉しい。

ドリップチップは810規格ですが、付属の510アダプターを使用して510ドリップチップを使用することも可能です。

キャップ

キャップ内側。

上面は吸い口に向けてテーパーがかかっています。
ストレートで少し急なテーパーは、多めのミストをストレートに運ぶ想定かと思います。

エアフロー

エアフローは、キャップのトップ部分を回して無段階調整出来ます。
回しやすいように、トップ部分にはローレット加工が入っています。

内部はこのようになっており、
吸い込んだエアーを一旦下に運んで、コイルの側面のハニカムホールから吹き付ける形状。

デッキ

一目見て、「うわぁ……」と口に出してしまったのですが、

共締め式のクランプを使用したデュアルコイルデッキです。
このタイプ、とても苦手なんです。

でもこのクランプ、ちょっとメカメカしていて面白い形状ですね。
見た目は結構好きかも。

あと、コイルを差し込む部分は斜めにカットされていて、コイルが差し込みやすいようになっています。

クランプのネジはマイナスネジ。

ジュースウェルは結構深めですね。
その上サイドエアフローなので多少多めに保持させても漏れにくいと思います。

ポジピンはデッキのポジティブ側のポストの固定を兼ねています。

BFピンに変えた際はこの先端からリキッドが供給されます。

コイルの下を通ってジュースウェルに貯まってゆき、
穴の位置が少し高い位置にあるのであまり吸い戻しは発生しない構造。

ビルドしてみる

共締め式のデュアルはやはりちょっと苦手。

しかし、クランプが斜めにカットしてあるのはかなりコイルを通しやすいですね。

Ni80 24ga 単線デュアル

付属コイルがない場合は最初は単線で組んでみる派なので、まずはこれ。

Ni80 24ga 3mm7巻デュアルで0.3Ω弱

ジグを2本使って手をぷるぷるさせながら位置を合わせて、えいやっとネジを締めます。
他のクランプ共締め式よりはまだやりやすかったかも。

高さは、サイドエアフローの場合、コイルの下半分にエアーが当たるくらいの位置に調整するのがよいかと思います。
もうちょい上かなー。

ウイックはそれほど迷うことはありません。
デッキから数ミリはみ出すくらいの所で切って、ジュースウェルにストンと落としてやるだけ。
自分は少し漉いてから落としてますが、多分どっちでもいいです。

吸ってみます。

リキッドはRipeのKey Lime Cookie。
出力は45wで、エアーは半開~全開。

あれ、これ美味くね……?

AFCは思ったよりしっかり効いています。
ですが重く出来ると言うわけではなく、軽めのドローの中から好みの軽さに変えられる感じですかね。

全閉だと流石にほぼ吸えませんが、少しでも開けると結構エアーが抜けるようになります。
ただ全開でも少し抵抗感を感じる程度のエアーで、完全にスカスカというわけではありません。
このくらいのセッティングなら全開でも美味しく吸えますね。

味はリキッドの味がストレートに出ている感じがします。

試飲のつもりが、気づいたらスコンカーに乗せて結構ガッツリ吸ってた。

もうこれでいいや、と思いかけたけど、そういやこれレビュー中やんけ……って事で一旦崩します。

Ni80 26ga 単線デュアル

ちょっと控えめなセッティングでもイケるのかな、と思ってやってみました。

Ni80 26ga 3mm7巻きデュアル 0.4Ω
ハニカムのエアホールが幅広なので、スペースドにして少し幅を稼いでいます。

カンタルで0.5Ωくらいにしようかと思ったけど、合わなそうな気がしたのでニクロムで。

うーん、イマイチ。

エアーを極力絞って吸ってみましたが、これくらいにしても、この半分くらいにしても、ミスト量よりエアーの方が流れてる感覚があり、イマイチ満足感に欠けます。

クラプトンコイルで爆煙仕様

やっぱアレだ、このアトマはガッツリ爆煙にしてヒャッホォォォイ!って吸うべきなんだろ?

ってことで、Demon KillerのFlame Wire Bタイプで3mm6巻デュアルの0.22Ω
もう一巻き少なくする予定だったけどちょっとだけ日和りました。

21700のスコンカー運用で55w~60wでここ数日吸っています。
流石に18650で常用は怖い。

立ち上がりはやや遅めですが、流石に美味いです。
濃いミストがガンガン上がってきて、これでもかってくらいリキッドの味が口に入り込んでくる。

流石に外では使いづらいんでTPO考えると普段使いは単線で充分な気はしますが、たまにはこういうのもいいですね。

まとめ

かなり爆煙向きのドリッパーだと思いました。

しっかりミストを稼げるセッティングだととても美味しい。
凄く素直に味の出るアトマイザーで、リキッドの味をダイレクトに感じられます。

ただ、ちょっと控えめにしたら、ミストが完全に負けてる感じでした。

あまり話題になっていないのは、
「Hellvapeか、デドラビ(or Drop Dead)あるしいいか」
ってなってるのもあるかもしれませんね。
あれらはホント優秀ですし。

個人的な感覚をあの辺の比べてみると、デドラビやDrop Deadは中抵抗から低抵抗まで満遍なく味が出るのに対し、このPassageはレンジをより低抵抗に振った感じで、少しピーキーではあるのかな。

そんなわけで万人向けにはならないのかもしれませんが、美味しいですよこれ。

ただ、クランプ共締め式のデッキはやはりちょっと苦手。
Rebirthのポストレス共締めよりはまだマシですけどね!

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