[VapeOnly] Mind Pod Pro Kit レビュー|シンプル操作からVV/VWまで、モード多彩なテクニカルPod

[VapeOnly] Mind Pod Pro Kit レビュー|シンプル操作からVV/VWまで、モード多彩なテクニカルPod

VapeOnly Mind 36w Pod Pro Kitのレビューです。

VapeOnlyさんは過去にVpenやArcusなど日本でもヒットした製品をリリースしている小型デバイスの老舗。

AIO(オールインワン)タイプのデバイスが多いイメージですが、最近はPodもリリースしています。

そしてこのMind Pod Proは、昨今の高性能Podの流れに乗って、
トランシーバー型、AFC搭載のコイル交換式Pod、テクニカル基板入りと一気に詰め込んできました。

テクニカル基板は、

  • 3段階調整のシンプルモード
  • VW(可変ワッテージ)モード
  • VV(可変ボルテージ)モード

と3つのモードが使用出来ます。

特にVVモードは搭載しているデバイスが少ないので貴重ですね。

バッテリーも1500mAhの容量があり、USB Type-Cで2A急速充電にも対応しているので、なかなか使いやすいかも。

あとはコイルの入手性次第かなぁ。

この製品は、Heavengiftsさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

Heaven Gifts “Pod Vape Kit, Pod System”カテゴリー

パッケージ

音楽プレイヤーとかその辺のデバイスみたいなプラケースに入っています。
紙の帯がロゴの形に切り抜かれていたりして結構凝ってる。

パッケージ内容

  • Mind Pod Pro本体
  • Podカードリッジx1 (本体装着済)
  • 1.2Ωコイル(Pod装着済)
  • 0.6Ωコイル
  • USBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

VapoOnlyさんは日本で売れている製品も多いメーカーさんだからか、ユーザーマニュアルにはしっかりとした日本語の記述が含まれます。

ワランティカードに、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

スクラッチの下にあるコードを、公式サイトのSecurity Codeのページで入力すると、コピー品でないかの確認ができます。

外観

高機能Podの定番となりつつあるトランシーバー型の形状ですが、
全体的に丸みを帯びたちょっとユニークな形状になっていますね。

正直な所を言ってしまうと自分の好みからは外れるのですが、面白い形状だとは思います。

公式曰く、エルゴノミックデザインとの事。

どの辺りがエルゴノミカルなんじゃろ?って思っていましたが、握り込んでみると確かに馴染むような気もする。

サイズ感はこんな感じです。
結構薄い。

カラーバリエーションは4色あります。

ボディはZin Alloy(亜鉛合金)製、表面は薄っすらとシボ加工が施してあります。

片面に楕円形の窓があり、液晶画面が埋め込んであります。

サイドに、ボディと同じ素材のボタンで、
ファイアボタン、+/−ボタンが付いています。
使い勝手はテクニカルModそのまま。

反対側にはエアーの取り入れ口があります。

底面にはベントホールと、充電用のUSB Type-Cポート。
2Aの急速充電に対応しています。

Podは本体に完全に埋め込まれる形になっていますが、ここの窓からリキッド残量の確認が出来ます。

窓が両面に空いていて光が通るのと、Podの透明度が割と高いので、小さい窓ながらリキッド残量は見やすい方だと思います。

上面は赤いリングが埋め込まれており、その内側にPodがピッチリ詰まっています。

これ、どうやって外すんだろう?って思ったら、Podの真ん中にPUSHの文字。

固定はスプリングロック式になっており、
上から押し込むとカチッという音と共にロックが外れ、Podが下から跳ね上げられてきます。

ノートPCのSDカードとかによくある機構ですね。
これもちょっと面白い。

Podカードリッジ

オーバル型のPodカードリッジ、
一見小さく見えますが、リキッド容量は3mlとなかなかあります。

ドリップチップは510規格になっており、汎用の物と交換出来ます。

ただ、下のシルバーの部分が5mmくらい残るので、シルバーか黒以外で合わせるのは難しそう。

リキッド補充は所謂ORIONタイプですね。

上部の蓋を外して補充するタイプで、本体に装着していても補充可能です。

コイルの下にエアフローリングがあり、ドローの重さを調整できます。

全閉ではほぼ吸えない感じ。
前回はかなり軽めですが絞ると結構重くなり、1〜2mm開きくらいなら十分MTL吸いできます。

コイルの脱着も、昨今よく見かけるタイプです。

下から引き抜き、ネジ止めになっているエアフローコントロールのパーツを外します。

コイルは1.2Ωと0.6Ωの2種類が付属しています。

別売りで、上記の2種類の他、0.4Ωコイルの設定もあります。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 45.5x 16 x 96.6mm
素材 Zin Alloy/PCTG/RGB LED
重量 84g(実測)
リキッド容量 3ml
コイル 1.2Ω/0.6Ω/0.4Ω
バッテリー容量 1500mAh
スイッチ マニュアルパフ(ボタン式)
出力モード シンプルモード(3段階調整)
VW(可変ワッテージ)モード
VV(可変電圧)モード
出力ワッテージ 5~36w
出力電圧 0.2〜3.8V
充電 USB Type–C 5V/2A

重量は実測84gでした。

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

操作ロック

+/−ボタンを両方同時に長押しするとロック状態を切り替えます。
+/−ボタンのみのロックで、ファイアボタンはそのまま使用できます。

モード切替

電源ON中にファイアボタンを3クリックすると出力モードが切り替わります。

  • SIMPLE:LOW/MID/HIGHの3段階調整
  • POWER:5〜36wまで調整可能なVWモード
  • VOLT:1.4〜3.8Vまで調整可能なVVモード

吸ってみる

1.2Ωコイル

まずはプリセットの1.2Ωコイルを使って、ニコソルを吸ってみようと思います。

リキッドはHiLIQさんのWild Soul
グレスピの塩ニコ版って感じのリキッドです。

シンプルモードの出力設定は公表されていませんが、普段使いはこれで十分かもですね。
LOW/MID/HIGHと3段階吸ってみて、自分はこれはLOWで十分だな、と感じました。

エアフローは1mmくらいまで絞って、MTLで吸っています。

味はなかなか出ていると思います。
激ウマではないけど、十分美味いし、ニコフィーダーとしては十分。

メインでガンガン使ったわけではないですが、1日でタンク半分くらい(1.5〜2ml)のペースで吸っていました。
この抵抗値でLOWだと、その感じで1日使ってもバッテリーは半分以上残りますね。

0.4Ωコイル

折角別売りの0.4Ωコイルを付けてくれたので、そちらも吸っておこうと思います。

流石に0.4Ωで塩ニコはキツイので、Podを洗浄してノンニコのBandito REMONに変更。

AFCは全開で。

VWで25wくらいがちょうどいいかな。
30wまで上げたらちょっと熱いです。

このサイズのPodにしてはかなりの量のミストが出ますね。
味的には1.2Ωの方が好みだったけど、こちらはこちらでありな気がする。

AFCが割としっかり効いているし、出力調整も出来るので結構広い環境に対応している感じです。

まとめ

割とユニークなPodだと思います。

普段遣いとか、楽に使いたいならシンプルモードで十分ですが、こだわりたい場合はVWやVVも使えます。
特にVVモードはこだわりを持っている方も多いので、なかなか貴重な存在かも知れません。

パフォーマンスは必要十分って感じでしょうか。
十分美味しく吸えますし、対応コイルも好みに合わせて3種類選べます。

バッテリー容量が1500mAhと多めなのと、USB Type-Cで2Aの急速充電に対応している(公称、満充電まで45分)というのも運用しやすそう。

他にも、細かい点だとPodの固定方法とかリキッド残量のみやすさとか、
なんというか、全体的に、ユーザビリティの高いデバイスだな、と感じました。

使っていて不満に感じる部分が殆どない。

この手のデバイスは、一番の問題点となるのはコイルの入手でしょうね。
現状まだ国内では入手困難でしょうし。

何か他の物と互換性があれば大分状況は違ってくるのですが。

VapeOnlyさんは過去にvPenやMalle、Arcus等日本でかなり売れていた経緯もあり、まだ日本市場を見てくれている感じはあります。
マニュアルの日本語もしっかりしていますし、最近までお問い合わせフォームも日本語対応していましたし。

なかなかいいものを作るメーカーさんなので、また日本でもヒットを出してくれるといいんですけどね。

Heavengiftsさんでは、本体のキットがログイン後価格で$33.25
交換用コイルが5個入りで$8.35です。