SMOK – Nord2 Kit レビュー|RPM&Nordコイル対応、小型PodながらVWモード搭載

SMOK – Nord2 Kit レビュー|RPM&Nordコイル対応、小型PodながらVWモード搭載

SMOK – Nord2 Kitのレビューです。

SMOKが昨年出していたNord Kitの後継ですね。

Nord Kitはかなり人気があったようで、
そこで使用されていたNordコイルはその後SMOKの様々なデバイスに採用されて、互換性や入手性のよいコイルとなりました。

今回Nord2となり、見た目はほぼ前作そのままなのですが、中身は大幅に変わっています。

これまでのNordコイルは勿論、同社のRPMシリーズで新たに採用されたRPMコイルにも対応。
バッテリーは1100mAh→1500mAhに容量アップし、1〜40wのVW(可変ワッテージ)モードと液晶画面も搭載しています。

もうほぼPod Modですね。
RPMシリーズの新作と言ってもいいくらいの内容です。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

ぱっと見、ホントRPMシリーズに見える。

箱の側面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

Code Aが認証用のアプリのURLで、
スクラッチのかかったCode Bが認証コードになっています。

パッケージ内容

  • Nord2 バッテリー
  • RPMコイル用Pod (RPM メッシュ0.4Ωコイル装着済)
  • Nordコイル用Pod (Nord DC 0.8Ω MTLコイル装着済)
  • USBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは多言語で書かれています。
日本語の記述はありません。

外観

最近ガタイの大きいPod Modが幅を利かせているので、こういうスタンダードなPod型は久しぶりな気がする。

サイズ感はこんな感じ。

流石にコンパクトな単機能Podなどと比べると大柄ではありますが、
機能やスペックを考えると、昨今のPod Modなどと比べたらかなり小型に感じます。

人気機種の後継機だからか、カラーバリエーションは最初から9色もあります。

今回のサンプルはRed Stabilizing Woodというカラー、

流石に本物のスタビというわけではなく、プリントかとが思いますが、これ、かなり綺麗ですね。
立体感もあり、高級感を感じます。

ボタンはこれ1つのみ。

中央部分はLEDインジケーターになっています。

側面には液晶画面を搭載しています。
意外と大きな液晶で、普通にテクニカルModやPod Mod並の情報量。

底面にはMicroUSBポートが付いています。

Podの付け根部分、両側にエアフローの吸気口が開いています。
調整機構はなく、ドローの重さは固定となります。

Podカードリッジの固定は、ツメでカチッと引っ掛けるタイプでした。
左右どちらの方向でも取り付けられます。

Podカードリッジ

本機はNordコイルとRPMコイルに対応していますが、それぞれコイルのサイズが異なる為、Podカードリッジもそれぞれ対応の物が1個ずつ付属しています。

プラの色が黒いものがNordコイル用、クリアな物がRPMコイル用。
違いはコイルの差し込み部分の径のみで、その他の構造は同じ。

Nord用の方がタンクの色が濃いのでリキッドが少し見づらいですが、どうせ装着すると全部隠れてしまうので使用感は変わりません。

シリコンキャップ部分をめくってリキッドを注入します。
穴の大きさは十分あるので、リキッド注入はやりやすい方だと思います。

コイルはOリング固定になっており、裏からまっすぐ引き抜くと取り外せます。

リキッドが入っている状態で引き抜くと漏れるので注意。

初回のリキッド注入時は、コイルに浸透するまで数分そのまま置いておきます。

付属コイルは、RPM MESH 0.4Ωと、Nord DC 0.8Ω MTLコイル

RPMコイルもNordコイルもバリエーションが豊富で、色々選べますし、どちらも多くの機種で採用されているコイルなので、入手性についても安心感があります。

また、RPMもNordもRBAコイルが存在するので、自分でコイルビルドをして安く長く使う、なんてことも可能です。

SMOK RPM40のPodを2種類ともRBA化してみました|RPM RBA Coil / Marvel RBA Coil
SMOKのVWモード付きPod(公称Pod Mod)のRPM40 これ、かなりいいんですよね。サイズ感も使い勝手もよ...

RPM用は公式で出ており、Nord用はサードパーティですが、後者のほうが使いやすいかも。

その他情報

メーカー公式

スペック

サイズ 20 x 30 x 95mm
重量 79g
リキッド容量 4.5ml
対応コイル RPMコイル(7種類)
Nordコイル(5種類)
付属コイル RPM 0.4Ωメッシュコイル
Nord DC0.8ΩMTLコイル
バッテリー容量 1500mAh
スイッチ マニュアルパフ(ボタン式)
出力モード VW(可変ワッテージ)モード
出力ワッテージ 1~40w
出力電圧 0.5〜4.0V
対応抵抗値 0.3Ω〜3.0Ω
充電 MicroUSB 5V/1.2A
保護機能 Pod装着検知
自動カットオフ(8秒)
短絡(ショート)保護
過放電保護

操作方法

電源ON/OFF

ボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

ベーピング

ボタンを押している間のみミストが発生します。

出力調整

電源ON中にボタンを3クリックするとワッテージ表記が点滅します。

その状態でボタンを押すと数字が上がってゆきます。
40wまで達するとまた1wに戻るので、数字を下げたい時は一旦ループさせます。

ボタンを離して数秒放置すると点滅が終わり、確定となります。

適切なワッテージがわからない場合は、
コイルに推奨ワッテージが書かれている場合はまずそれに合わせてみて、
書かれていない場合は電圧(V)表記がボタンを押した際に3.7〜3.8Vくらいになる辺りに設定して、
そこから好みに応じて上下に調整していく感じがよいと思います。

パフカウンター

右下に付いているパフカウンターは、Podカードリッジを装着しなおす度にリセットされます。

リキッド残量が外から見えないタイプなので、このカウンターを目安にする感じでしょうか。

吸ってみる

RPM 0.4Ωメッシュコイル

Zap! Juice – AISUのDragonfruitを入れてみました。
先日レビューしたZap!Juiceが美味くて最近このシリーズばかり吸っているのですが、中でもこれは一番のお気に入り。

RPMのこの0.4Ωのメッシュコイルは過去にRPM40で吸いましたが、爆煙で美味しいコイルでした。

このコイルの推奨ワッテージは25wなので、そこに合わせて吸ってみます。

この機種で吸ってもミスト量や味の濃さはRPM40と変わらず、
相変わらず爆煙で味も濃くて美味しいです。
同じコイルなので当然っちゃ当然なのですが。

あと、少しいいな、と思ったのが、
同じコイルでも、RPM40より少しだけドローが重く感じるんですよ。

普段DLでも重めのドローを好むので、自分としてはこちらの方が好みでした。

Nord DC 0.8Ω MTLコイル

こちらにはZap! JuiceのMelonadeを入れてみました。

このコイルは初体験かな。
クリアロコイルのMTL向けってあまり信用していないんです…。

推奨ワッテージ20wとちょっと高めの設定だし、どうせMTLとか言いつつスカスカなんでしょう?
とか思いながら吸ってみたのですが、案外ドローに抵抗感ありますね。

自分の吸い方では、MTLで吸うには少し軽めで口が疲れるくらいのドロー。
重めDL〜軽めMTLの中間くらいの感覚で吸ってみるとフィットする感じでした。

味もちゃんと出ているし、意外と悪くないですね、
MTLはRBAアトマがいいよなぁって思ってる自分が不満なく吸い続けられる感じ。
なんだろう、変な言い方になりますが、満足ではないけど不満はない。

いや、まてよ、職場に持ってきてワッテージを変えつつ試してみたら、むしろかなりいいかもこれ。
推奨20wですが、17wでDLとMTLの中間くらいで吸ってみると凄く好みな感じになりました。

まとめ

よくよく考えると、スペック的にはRPM40とほとんど変わらないんですよね。
1w〜40wの可変ワッテージで、リキッド容量4.5mlのバッテリー容量1500mAh。

サイズがあちらより少し薄くなったくらい。
位置づけ的には、VoopooのVinciシリーズで言う所のAirあたりか。

ボタンが1つしか無いので、ワッテージ切り替えが少し面倒です。
今回RPMとNordのPodを両方同時に試飲していましたが、切り替える度にワッテージを調整するのが面倒で、
異なる設定のPodを複数持ち歩く運用はちょっとやりたくないな、と。

この辺はVWモードのPod Modが元々抱えている宿命でもあるのですが、ボタン一つのオペレーションだと更に手間を感じます。

それ以外の点では特に不満もなく、
サイズ感も悪くないですし、見た目は高級感があっていい感じ。

コイルは既に実績のあるRPMとNordなので、味に関しても文句はないです。

また、このシリーズのコイルの優位点は、互換製品の多さ故のバリエーションの多さと入手性の高さですね。

この手のデバイスの一番の心配点はPodカードリッジやコイルの供給なのですが、互換製品がこれだけあればそうそう供給が絶たれることはないでしょうし、国内でも活発に流通しているので入手しやすいです。

クリアロやPodデバイスを継続的に使っていく上で、この点は非常に大きいのではないかと思います。

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