HotcigのRSQというと、Rig ModとHotcigのコラボで話題になった人気のテクニカルスコンカーで、
俺のスコンカー処女を奪っていったスコンカーでもあります。
その後スコンカーにハマって色々なスコンカーを触りましたが、やはり未だにRSQが一番手に馴染むし、見た目も好み。
そのRSQに、RDAアトマイザーとのセットが出てまして、
しかも、アトマイザーとのセットなのに、以前のMOD単体より価格が安い、と。
どういうことなの!?と思っていたら、
RSQに若干のデザイン変更があって、蓋のカーボン調の部分が変更になったり、Rig Modの塔のマークがなくなったりしています。
コラボモデルでなくなった分価格も下がった感じなのかな?
でも、若干装飾が変わっただけでRSQのMOD自体の作りはそのままですし、Rig Modとのコラボにこだわりがあるとかでなければ相当お買い得ですね。
パッケージ
前のRSQ同様、厚手のしっかりとした化粧箱に入っています。
やはりというか、クレジットはHOTCIGのみ。
蓋を開けると、保護シートに包まれた本体と、アトマイザーの姿が。
相変わらず、お宝感を感じるパッケージング。
アトマイザーの蓋が2種類ありますね。
内容物
- RSQ v2 BF MOD本体
- Nerissa RDAアトマイザー
- Nerissa RDA用クリアキャップ
- USBケーブル
- リフィルボトル(※日本限定版のみ)
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
- ビルド用マイナスドライバー
- ノーマルコンタクトピン
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- プリメイドコイル
付属しているRDAアトマイザーは、Nerissa RDAという物。
これはどんなアトマイザーかな、と思って調べてみると、
同社のCastle RDAというアトマイザーのデッキに、MTL向きのキャップを乗せた物のようです。
Castle RDAを調べてみたら、エアフローは軽めながらなかなか味の出るアトマイザーらしく、
それにMTL向きキャップをつけたとなると、ちょっと期待しちゃいますね。
実売3000円くらいのアトマイザーのようなので、相当お得かも、このセット。
Nerissa RDAはこのセット用にBFピンがついていますが、
普通のMODでも使用できるようにノーマルのコンタクトピンも付属しています。
本来BFボトルはシリコン製とPE製の2本が付属しているのですが、
日本限定版としてPE製のボトルがこのリフィルボトルに変更されてメーカー封入されているセットです。
これ、RSQには特に重宝するんですよ…。
プリメイドコイルがこれでもかってくらいたくさん入っていました。
10本もついてきたのは始めてだ…。
外観
ボディはZinc Alloy(亜鉛合金)製で、作りはかなりしっかりしています。
RSQ v2となっていますが、基本的には前のRSQと同じで、
細かい部分のデザインが少々異なるのみです。
ちょっと比べてみましょう。
蓋のフェイクカーボンが、レザー調に変更になっています。
素材はプラとゴムの中間のような素材。
Rig Modとのコラボの証である、塔のマークがなくなっています。
蓋の裏にあった、Rig ModとHotcigのダブルネームロゴもなくなっていますね。
それ以外は全く同じでした。
蓋の飾りの素材変更が若干気になるかなー?くらいで、
それ以外の変更は、Rig Modファンの方以外はそれほど気にならないかな、と思います。
RSQ v2 BF MODの特徴
スペック
サイズ | 79mm x 48mm x 25mm |
BFボトル容量 | 7ml |
使用バッテリー | 18650バッテリーx1 (別売) |
出力モード | VWモード 温度管理(Ti/Ni/SS/TCR) バイパスモード |
出力レンジ | 1.0W〜80W |
温度管理範囲 | 100℃〜315℃ / 200F〜600F |
素材 | Zinc Alloy(亜鉛合金) |
コンパクトなテクニカルスコンカー
RSQのいいところは、このコンパクトさですね。
手のひらにすっぽり収まるサイズです。
重量は実測で、バッテリーなし:149g / バッテリー込み:197g
金属製なので若干の重量感はあります。
バッテリーは18650 x 1本
バッテリーは18650を1本使用します。(別売)
蓋を開けて、+を下にして挿入します。
本体のmicroUSBから充電が可能です。
microUSBは充電とファームウェアアップデートの役割を兼ねており、ケーブルを挿したときに選択するようになっています。
デフォルトは充電なので、そのまま放っておけば充電が始まります。
BFボトル
標準のBFボトルはシリコン製で、ぷにぷにと柔らかくて押し心地良好。
気持ちいいからついつい無駄に触っちゃいます。
ただ、RSQの唯一の泣き所というかなんというか、若干ボトルの装着がやりづらく、
リキッドを入れたBFボトルを本体にセットしようとする際、シリコンボトルが柔らかいので、リキッドを押し出して漏れちゃうんですよね。
ある程度差し込んだら、ボトル自体は余り触らず、
太めのピンセットなどでノズルをつまんで差し込むようにすると楽です。
これが毎回だと結構しんどいので、自分は下記のリフィルボトルを使うようにしています。
日本限定版に付属してくるリフィルボトル(&使い方)
日本限定版にはPP製のリフィルボトルが付属しています。
これの楽さに感動したので、あとでシリコン製のリフィルボトルも買ったりしましたが、このPP製の物でも必要十分です。
これ、最初はちょっと戸惑ったので、使い方も書いておきます。
リフィルボトルの蓋をここで開けると、510のネジになっているので、RSQの510スレッドにねじ込みます。
逆さに持ってBFボトルを押さえ、BFボトル内の空気を押し出します。
元の向きに戻してリフィルボトル側を押さえると、押し出した空気の代わりにリキッドが送り込まれます。
空気とリキッドを交換していく感覚ですね。
これを繰り返していくとこのように満タンまで入れられます。
コツとしては、PP製のリフィルボトルの場合、どちらかのボトルを少しだけ凹ませた状態で取り付けると楽かも。
光る
パフした時などに、本体内部LEDが光ります。
デフォルトだと、3色ローテーション。
これは要らない人とかも居るでしょうけど、設定でOFFできるので大丈夫です。
RSQ v2 BF MODの使い方
以前のRSQと同じですが、「そっち見てね!」で済ますのも味気ないので、おさらいを兼ねて。
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF
キーロック
+/-キーを両方同時に3秒押すとキーロックON/OFFを切り替えます。
液晶表示上下変更
キーロックの状態で、+/-キーのうち、液晶画面に対して”下側”になるボタンとファイアボタンを長押しすると、液晶画面の上下が切り替わります。
LEDカラー変更
キーロックの状態で、+/-キーのうち、液晶画面に対して”上側”になるボタンとファイアボタンを長押しすると、LEDのカラー変更が出来ます。
青/緑/赤/RGBローテ/OFF
VWモード
+/-ボタンで、0.1w単位で出力を調整出来ます。
起動中にファイアボタンを3クリックするとモード切替状態へ移行します。
(設定可能項目が点滅)
ファイアボタンを押す事で点滅箇所が移動し、+/-キーで設定を変更します。
[モード切替]で他のモードへ
温度管理モード
+/-キーで1℃単位で温度を変更。
上限/下限から更に送ることで華氏/摂氏が切り替わります。
起動中にファイアボタンを3クリックするとモード切替状態へ移行します。
(設定可能項目が点滅)
バイパスモード
メカニカルMODのように、電池の出力をそのままコイルに伝えるモードです。
起動中にファイアボタンを3クリックするとモード切替状態へ移行します。
(設定可能項目が点滅)
左下の情報表示のみ切り替えできます。
Nerissa BF RDAの特徴
キャップが2種類付属
SS製のノーマルキャップと、樹脂製のクリアキャップが付属しています。
標準の金属製キャップも細めですが、クリアキャップの方はかなり内径が細いです。MTL向けですね。
金属製キャップ。
カチッとした外見に反し、内側は綺麗なドーム型になっています。
ドリップチップは510規格で、汎用品に交換可能。
標準のドリチは少し吸いづらく感じたので自分は交換して使用しています。
クリアキャップも、内側は綺麗なドーム型ですね。
こちらはドリップチップまで一体型になっていて、取り外し不可。
内径が砂時計のような形に絞られています。
ここでギュッとミストが凝縮される感じ?なんかよさそう。
デッキ
デッキは同社のCastle RDAと同じ物で、シングル前提。
形状的には、Wasp Nanoに似ていますね。
ビルドはやりやすそう。
BFピンの出口が底にフラットに付いています。
ジュースウェルは浅めなのでチャージのしすぎにはちょっと注意が必要そう。
エアフロー
エアフローはサイドエアフロー
パッと見わかりづらいですが、エアフローが斜めに開いていて、
コイルの斜め下から吹き付けるような形状になっています。
金属キャップは全閉〜全開まで無段階で調節可能。
全閉だと重くなりますが、全体的にはやや軽めのドローです。
クリアキャップの方は小さい穴が2つ開いており、
0穴、1穴、2穴で調整します。
こちらはMTL向きのかなり重いドローになります。
ビルドしてみる
付属コイルでビルド
折角10本もつけてくれてるんだから、付属コイルでビルドしてみます。
ここで、大したことではないですが1点不満点、
このデッキ、足を開いた状態で設置する形状になっているのに、
付属コイルは足が揃った状態で入ってるんですよ…。
綺麗に巻いてあるだけに、ちょっと付けづらかった。
抵抗値は0.78Ω。
焼いても色がそんなに変わらないし、加熱時にも殆ど抵抗の変化なかったので、カンタルかな?これ。
エアフローがサイドから直接当たるように、ちょっと下げ気味にしてエアフロー穴の出口に合わせてみました。
でも多分これ、シグ挿したまままっすぐ入る所まで下げる程度にして、斜め下から吹き付ける想定だとは思います。
ジュースウェルが浅いので、ウィックは短めで大丈夫です。
この長さだとまだかなり余りました。
ウェルの空きスペースに逃して設置したらウィックで埋まる感じになって、保持力自体は上がった気がするけど、チャージしすぎたら漏れました。
この半分くらいで良さそう。
出力20wで、Black NoteのPreludeを吸ってみます。
ひとまずボトルに入れず、ドリップにて。
標準の金属キャップで吸ってみると…
うん?なんだ?味がしないな……?って感じ。
なんだこれ駄目だ!ビルドミスったか!?と思ったけど、
試しにクリアキャップに変えてみたら、打って変わっていい感じに味が出てきました。
美味いは美味いんだけど、でも若干リキッドの相性がよくない気がしたので、
ウィックを変えて、ELKを吸ってみます。
お、これだとかなり美味しい。
でも金属キャップの方はやはりやや微妙で、
クリアキャップにすると相当美味しい。
コイルとの相性もあるんだろうけど、このクリアキャップ相当いいですね。
凄く濃厚なミストが出る。
ドローもかなり重めで、MTLで吸っても良し、重めのDLで吸っても良し。
こちらのクリアキャップをつけた状態で数日使っていました。
暫く使っていると中のリキッドが見えてきてちょっと見た目が汚い感じになるかな…?
逆に、リキッドの供給具合がわかりやすいというメリットもあります。
金属キャップを活かすビルドを考える
もう、高抵抗で組んでクリアキャップ、というのが大正解だと思ったけど、
折角なので標準の金属キャップの方も活かしたい。
キャップ形状からしてもそんなに味が出ないとも思えないし…。
若干ドローが軽めだから、抵抗値を下げつつミストを増やす方向かな。
となるとやはりここは、俺の大好きなDemon Killerのエイリアンクラプトンを使ってみます。
6巻で0.58Ω。
コイルの高さは、ジグを挿したまま下げられる所まで下げて、
エアーが斜め下から吹き付ける感じにしました。
ちょい広めのドリチで、
MOD読みで少し抵抗が下がったので27wで吸ってみます。
そうそう、これこれ。
一気に美味しくなりました。
当然ながらミストの量はかなり増えますが。
やはり軽めのシングルで味を出したい時はこのワイヤーが好きですね。
使いすぎて無くなりそうなので追加で注文入れてます。
まとめ
やはりRSQはいいですねぇ。
全体的な作りも非常にいいし、何よりコンパクトで手に馴染みます。
個人的にこういった箱型のスコンカーの中では一番好きです。
付属のNerissa RDAは、高抵抗気味でクリアキャップを使うのが相当美味しいです。
キットの付属アトマイザーってあまり使わない事が多いんだけど、これは十分使えるアトマイザーだと思います。
RSQって、国内でも海外でもあまり値崩れしない感じで、自分の巡回先ではどこの通販見てもMOD単体で8,000円〜9,000円くらいしていた印象なので、
アトマイザー付きで6,980円というのは相当お買い得じゃないかと思うし、RSQを狙っていた人には朗報なのではないかと。
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