ZQ XTAL Pod System レビュー|某バーンキラー?MTLでしっかりと味わえるPodデバイス

ZQ XTAL Pod Systemのレビューです。

ZQ Vaporさんは他の大手マスプロVapeメーカーと同じく、深センのメーカーさん。

自分にとっては初見のメーカーさんだな、と思って調べてみたのですが、
2018年に作られたブランドみたいですね。

このXTALの他にも幾つかPodを出している他、DNA75Cを搭載したテクニカルMODなども作られています。
しかも結構カッコイイやつ。

このXTALですが、調べてみると既に国内でも取り扱っている店舗ありますね。
売価も¥2,980となかなかお安め。

このタイプはUWELLのCaliburnがとにかく強く、どうしても比べられがちなのですが、それを踏まえた上でも評判は上々のようです。

実際にしばらく使ってみましたが、確かに美味いPodですね。
カリバーンに負けてないかも、というかドローの重さが好みなので、むしろ自分はこちらが好きです。

また、リキッドの漏れにくさも優秀だな、と思いました。

この製品はZQ Vaporさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白基調のシンプルなパッケージです。

裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

スクラッチの下のコードを、公式サイトのVerifyページで送信すると、コピー品でないかどうかの確認ができます。

パッケージ内容

  • XTAL Pod バッテリー本体
  • Ni80 1.2Ωコイル Pod x 2個
  • MicroUSBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観・詳細

シュッとした外観のスリムなスティック型Pod。

角は大きく面取りがされており、ソリッドでシャープな印象です。
あと、この色いいな。

カラバリは全部で4色あります。

サイズ感はこんな感じ。

自分もやはりというかどうしても比べてしまうのですが、カリバーンより僅かに大きめですね。
カタログスペックでは各辺1〜3mmの差ではあるのですが。

でも重量は軽いです。

(先に撮るの忘れてて)リキッドを入れた状態で34gなので、カリバーンとはほぼ同じ重量。

片面に、六角形のボタンが一つ。
ボタンの中にはLEDインジケーターが入っています。

両サイドに、エアフローの取り込み用の穴が開いています。

底面には充電用のMicroUSBポートが付いています。

Podの固定は、突起でパチッとハマるタイプ。

マグネット式じゃないのかー、と思いましたが、使い捨て型のPodなので特に問題はないと思います。
突起がすり減る前にコイルがダメになると思うし。

Podカードリッジ

専用Podカードリッジは使い捨てタイプ。
コイルがダメになったらPodごと廃棄して交換するタイプです。

コイル交換式と比べるとランニングコストは上がりますが、その代わりメンテナンスフリーで気軽に使えます。

Podの素材はPCTGでメンソール耐性アリ。
リキッド容量は1.8mlです。

暗めの素材で作られていますが、リキッド残量は結構見えますね。

吸口は先端に向けてテーパーがかかっており、薄くて咥えやすいです。

リキッド補充はPodの底面から行います。

蓋はプラ製でガバッと大きくめくるタイプになっており、注入口の受け側がゴムパーツになっています。
シリコンキャップよりも開けやすいですし、手が汚れにくいので好感。

このPod凄く漏れにくいのですが、この蓋の構造も一役買っているのかなぁ?

(公式より引用)

キットに付属しているのはニクロムの1.2ΩコイルPodですが、別売りで1.0ΩのメッシュコイルPodの設定もあります。

その他の情報

公式ページ

スペック

サイズ 113mm x 22mm x 12.5mm
重量 33g
バッテリー 内蔵520mAh
Pod素材 PCTG
リキッド容量 1.8ml
コイル 1.2Ωニクロムコイル / 1.0Ωメッシュコイル(別売)
出力電圧 3.2V〜4.2V
充電 microUSB 5V/800mAh
保護機能 自動カットオフ(6秒)
回路開放(Pod非装着)検知
短絡(ショート)保護
過放電保護

操作方法

電源ON/OFF

ボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

モード切替

電源ON中にボタンを3クリックすると、動作モードを切り替えます。

紫:オート&ボタンモード
吸い込むだけでスイッチの入るオートパフと、ボタンを押してスイッチの入るボタンモードの両方が有効になります。

赤:オートモード
吸い込むだけでスイッチの入るオートモードのみが有効になります。

青:ボタンモード
ボタンを押してスイッチの入るボタンモードのみが有効になります。

バッテリー残量

電源ON中にボタンを押した際、またはUSBケーブルを刺して充電中、LEDインジケーターの色でバッテリー残量を確認出来ます。

吸ってみる

今回は、Zap!JuiceのLychee Lemonadeを1.2Ω、1.0Ωメッシュの両方に入れて吸い比べてみます。

まずは1.2Ωコイルから。

あれ…?

ごめんなさい、正直それほど大きな期待をしていなかったのですが、普通に美味いじゃないのこれ。
ジューシーなライチの味がしっかり出ています。

競合の代表的な存在だからどうしても比べざるを得ないんだけど、
カリバーンと比べると、コイルそのものはあちらの方が若干いいのかな、ミスト量とかきめ細かさとか。
でも、味わいはそれほど遜色ない感じします。

あと、ドローが結構重いんですよこれ、オートスイッチでも普通にMTL(タバコ吸い)できる。
重めDLもいけなくもないけど、ちょっと重いかな、MTL気味に吸ったほうがしっくり来ます。

その分吸いごたえがあって、味もちょっと凝縮されるというか、
なので、カリバーンよりこちらの方を好む人が居るというのも頷けます、若干性格が違う。
重めのドローを好む自分はこちらの方が好み。

あと、サイドのエアホールを片方指で塞いで吸ってみると、ガツッともう1段階ドローが重くなります。
その状態でもちゃんとオートスイッチは効いてくれるし、それでMTL吸いするとこれまた吸いごたえアップ。
小さいシールでも貼っておこうかな、とすら思ってしまうほどハマりました。

1Ωメッシュコイルの方に切り替えてみると、
ドローの重さやミスト量はほぼ同じ、味の濃さもそんなに大きくは変わらないかな。
正直、同じリキッドで交互に吸い比べないと違いに気づきづらいくらいの差だと思います。

じっくり味わってみると、ミストが若干きめ細かくなる影響か、甘みを少し強く感じますね。
あとこちらは、サイドホールを片方塞いで吸う吸い方だとややキツく、ちょっと喉にきました。

それほど大きな差は無いものの、好みの問題ですが(エアホール塞がずに)そのまま吸うなら若干こちらの方が好き。
MTLで吸っていると、じわぁっと口の中に甘みが広がります。

まとめ

案外これ、カリバーンキラーになりうるかも。

あちらは確かに味がしっかり出て優秀なPodですし、甲乙はつけがたいのですが、若干性格が違うように感じました。

あちらはやや軽めのドローに高い密度のミスト乗せて濃い味を出しているのに対して、こちらはMTLでじっくり味を出す感じかな。
重めのドローが好きな人にはこちらの方が好まれるかもしれません。
紙巻きタバコからの切り替えなんかとも親和性高いかな。

あとね、全然漏れないですこのPod

試飲でPod2つ同時にリキッドを入れたので、1個装着して本体ごとポケット、1個はポーチに入れて持ち歩きつつ適度に交換しながら数日ガッツリと吸っていたのですが、この通り染み出し等なし。

リキチャもキャップが硬くて開けやすく、手が汚れないのでノンストレスでした。
注入口の穴が小さいのでユニコーンボトルのノズルをしっかり刺してそっと入れないと溢れそうになるのでそこだけ要注意です。

メーカーさんから不意にお声掛け頂いて、ちょうど他も貯まってないしいいか、と軽い気持ちで引き受けたのですが、
思っていた以上に良いデバイスだったのでちょっとテンション上がっちゃいました。

既に国内でも取扱があるというのも大きいですね。
交換用Podの入手性もいいです。

ざっと検索したら大手さんだとオフィスエッジさんでの取扱がひっかかりましたが、
スターターキットが¥2,980となかなか良心的な価格。

交換用Podは4個入りで¥1,680でした。
1個につき420円。

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