ZQ Xtal Pro Pod System レビュー|XTALが大容量化&ワッテージ調整可能に

ZQ Xtal Pro Pod System レビュー|XTALが大容量化&ワッテージ調整可能に

ZQ Xtal Pro Pod Systemのレビューです。

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ZQさんは2018年発足の若いメーカーさんですが、昨年、XTAL Podがスマッシュヒットしました。

ZQ XTAL Pod System レビュー|某バーンキラー?MTLでしっかりと味わえるPodデバイス
ZQ XTAL Pod Systemのレビューです。 ZQ Vaporさんは他の大手マスプロVapeメーカーと...

このPod本当に出来がよく、個人的にはカリバーンより気に入っていまして、
今でも時々替えPodを買って、CBDリキッドを吸ったり、高抵抗向けリキッドのレビューに使用したりしています。

今回のXTAL ProはそのXTALのアップグレード版になります。

Podはランニングコストに優れるコイル交換式となり、液晶画面が追加されてワッテージ調整も行えるようになりました。
そして、リキッド容量は1.8ml→3ml、バッテリー容量は520mAh→1000mAhと、どちらもほぼ倍の容量になっています。

その分サイズは少々上がりましたが、太さが少し上がった程度なので携帯性はそれほど損なわれていないかな、と思います。

この製品はZQ Vaporさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白基調のコンパクトなパッケージです。
本体カラーは右上のシールで表されており、パッケージの写真は固定みたいです。

裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

スクラッチの下のコードを、公式サイトのVerifyページで送信すると、コピー品でないかどうかの確認ができます。

スライド式のパッケージなのですが、押し出し用の穴が開いていました。
さりげない親切。

パッケージ内容

  • XTAL Pro 本体
  • 専用カードリッジx1 (本体装着済)
  • 0.6Ωメッシュコイル
  • 1.0Ωメッシュコイル
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観

一般的なスティック型Podですが、かなり角ばってます。
太めの四角柱の角が面取りされているような形状。
バッテリー容量のためにギリギリまで頑張ってる感。

無印XTALと並べてみました。

長さはほぼ同じなので、横並びにして見るとそれほど差を感じないのですが、底側から見ると太さが結構増しているのがわかります。

公式のスペックだと、長さは3mm減、横幅と厚みが3mm増し。

アルマイト加工かな?
マットだけど明るく反射する綺麗なボディです。

正面にボタンが一つと、液晶画面。

右側の側面にエアフローの穴と、USB Type-Cポートが付いています。

エアフローは片側のみに開けられており、Podの取り付け方向によってドローの重さを2段階に替えられるようになっています。

Podカードリッジの固定はマグネット式です。

Podカードリッジ

Podカードリッジも大きくなり、リキッド容量は3ml。

素材は記載がないですが見た感じPCTGっぽい?前のXTALはPCTGでしたし。
コイル交換式になり、カードリッジは複数回使い回す形になったためか、底面に金属パーツなども使われてしっかりした作りになっています。

黒っぽい素材ですが、リキッドを入れると結構透けているので残量確認はしやすいです。

吸い口はやや太めのダックビル形状。

底面
初期状態ではコイルは入っていません。

コイルはOリング固定です。

底面からまっすぐ奥まで差し込んでセット完了。

コイルは0.6Ω(推奨15〜18w)と、1.0Ω(推奨12〜15w)の2種類。
どちらもメッシュコイルです。

詳細

メーカー公式

SSL証明書の期限切れちゃってて警告出るんだよなぁ…。

スペック

サイズ 110mm x 25mm x 15.5mm
重量 49.5g
バッテリー 内蔵1000mAh
リキッド容量 3ml
コイル 0.6Ωメッシュコイル
1.0Ωメッシュコイル
出力ワッテージ 1w〜30w(手動調節)
出力電圧 3.3V〜3.7V
充電 USB Type-C
保護機能 自動カットオフ(7秒)
回路開放(Pod非装着)検知
短絡(ショート)保護
過放電保護

操作方法

電源ON/OFF

ボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

ワッテージ調整

電源ON中にボタンを3クリックすると、ワッテージ表示が点滅します。
その状態の時にボタンを押すと1wずつ設定が上がってゆきます。
設定を下げたい時は、一旦30wまで上げると1wに戻るので、そこから上げていって調整します。

パフモード切り替え

電源ON中にボタンを4クリックするとパフモードの切り替えが行えます。

  • A: オートパフ(吸い込むだけでスイッチが入る)のみ
  • B: マニュアルパフ(ボタンを押して吸う)のみ
  • AB: オートとマニュアルの両方

エアフロー調整

Podの取り付け方向によって、ドローの重さを2段階から選択できます。

吸ってみる

0.6Ωコイル

無印XTALではマスカット極やマスカット極CBDを吸っていたので、同じリキッドを吸ってみます。

まずは0.6Ωの方から。
出力は18wにセットしました。

初回注入なので、コイルにリキッドが浸透するまで10分程置いてから使用します。

XTALはドローが重かったのが印象深かったけど、これは結構軽めですね。
軽い方にセットするとやや抵抗感のあるDL、重い方にセットして重めDLといった感じです。

ただサブオームのメッシュコイルなので、ミスト量もしっかり多いし味も普通にDL向きのメッシュコイルの味。
XTALは高抵抗のMTL〜RDL向きといった感じのデバイスだったのでちょっと新鮮。

うん、濃いし美味しいです。
メッシュコイルでマスカットの味がじゅわーっと口に広がる感覚。
いいなこれ。

1.0Ωコイル

1.0Ωコイルに換装しました。

Pod内部は真ん中あたりまで壁があるので、リキッドは半分弱くらいであれば残ったままコイルを抜いてもこぼれません。

前回同様、コイルにリキッドが浸透するまで10分ほど置いてから使用。

最初「あれ?なんだこれ?なんか違わない?」と思いましたが、
0.6Ωの時にセットした18wのまま吸ってました。
改めて12wにセットし直して使用。

こちらの1.0Ωコイルは、XTALの1.0ΩPodに相当すると思います。
あちらも1.0Ωはメッシュコイルでしたし、そちらの方が美味かったので1.0ΩPodばかり追加購入していました。

吸った感じも大体同じ感じですね。
元々高パフォーマンスでしたし、文句なし。

0.6Ωコイルでちょっとドローが軽かったので心配していたけど、こちらのコイルに変えたらドローも重くなりました、よかった。
軽い方で重めDL向き、重い方にセットするとXTALと同じくらいになるかな、MTLいけます。

XTALと交互に吸ってみたけど、12w設定で味の出方はほぼ同等かと思います。
ですが14wあたりまで上げると甘みが強くなりました、設定が変えられる分こちらに軍配が上がるかも。

オートパフでも問題なく作動しますが、ドローが重くなる分MTLだと若干不安定な時も。
マニュアルパフを併用したほうがよさそう。

まとめ

XTALの高パフォーマンスはそのままに、機能や容量が充実した、と言えると思います。

リキッド容量とバッテリー容量がほぼ倍になっているのはヘビーユースされる方には結構大きい変更かなと。
その分サイズが上がっていますが、太さがこのくらい上がったくらいであれば携帯性にもそれほど影響しないんじゃないかと。

コイル交換式になったのは、ランニングコスト軽減になります。
ただ、今の実売価格を見ていると、それほど大きくは下がらないかも?

国内の販売価格を見ていると、XTALのPodが4個入りで大体1600円くらい、XTAL Proのコイルが5個入りで大体1,650円
XTALがかなり売れたので価格がこなれているというのもあるのかな。

XTALの使い捨てPodはメンテナンスフリーで手を汚さず気軽に使えるという利点もあるので、一概にメリットとは言えないです。

ただ容量増加と出力設定の追加はやはり大きいと思います。
本体の実売価格も旧XTALと300円くらいしか変わらないので、これから買うという方であればProの方がメリットが大きい。

ちょっと気になったのは、出力設定が完全に手動という点ですかね。
完全初心者さんは初期の1w状態で戸惑いそうですし、
0.6Ωと1.0Ωを頻繁に使い分けする場合はその都度出力を設定する必要ありです(どっちも推奨内になる15wで使うという手もありますが。)

悪い点も探さないとって感じで上げた、ホント細かい点ではありますが。

総じてよいPodだと思います。

価格調査(20210726現在)

既に国内でも販売されています。

フレキチさんで、本体Kit(コイル2個入り)が¥3,300、予備コイル(5個入り) が¥1,650

本体Kit+リキッド+予備コイルのセットが¥4,780でなかなかお得。

ベプログさんも本体Kit¥3,300、予備コイル¥1,650で同額でした。