YachtVape – Pandora MTL RTAの購入品レビューです。
これも夏頃のオフィスエッジさんの福袋で入手した物で、順番的に出すのが結構遅くなっちゃいましたが、何気にかなり優秀な子で、すっかり日常に溶け込んでいたりします。
取り回しの良い22mm径で高さも程よいサイズ。
エアフロー調整のオプションが多彩でして、
エアフローコントロールリングは大きなオーバルホールと5段階サイズの円形ホールの組み合わせ、
加えてデッキ内にもパーツ交換不要でボトムエアフローを5段階に調節できる機構を搭載しており、ちょい重めのDLから結構しっかりとしたMTLまでかなり細かく調整することができます。
派手さはないけどしっかり仕事する良コスパのMTL RTAといった感じです。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
黒基調のパッケージ。
横から引き出すタイプの箱で、引き出し用のリボンがついています。
30+ってなんぞや、と思ったのですが、エアフローの組み合わせが30通り以上あるよ、ということみたいですね。
パッケージ内容
- Pandora MTL RTA本体
- タンク延長パーツ
- マイナスドライバー
- ユーザーマニュアル
- 予備Oリング、予備ネジ
- プリメイドコイル
- コットン
ユーザーマニュアルは多言語で書かれており、日本語の記述も含まれています。
外観
外側にはロゴや装飾のようなものはなく、シンプルで落ち着いた見た目だと思います。
ウルテムとSSの組み合わせがまたいい感じ。
標準の状態だとリキッド容量は2.0mlですが、付属のタンク延長パーツを装着すると3.5mlまで増やすことができます。
取り付けはトップキャップの下に挟むだけなので、いつでも任意に脱着可能です。
トップキャップにはローレット加工が施されており、開閉の際に回しやすくなっています。
ドリップチップの先端にもウルテムが配されており、先端に向けて絞られた形状はなかなか口当たりがいいです。
先端のウルテムパーツはスレッド式で取り外せるようになっており、別売りの交換パーツで色を変えたりもできます。
リキッドチャージはトップフィルです。
チャージホールは結構大きく取られています。
こうしてみるとチムニーがかなり絞られているのもわかりますね。
ボトムのエアフローコントロールリングもローレット加工されています。
オーバル上の大きな穴はこの中でも無段階調節が可能。
それとは別に、丸い穴の組み合わせでの5段階調整もついています。
両者の穴は垂直に位置するようにつけられており、どちらかを開くとどちらかが閉じるようになっています。
底面にはロゴやシリアルなどのエングレービング。
ポジティブピンはかなり出っ張っています。
フィッティング
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 49.7mm |
素材 | SS304 |
リキッド容量 | 2ml / 3.5ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
構造
分解してみました。
タンク部分はこのように外せるので、リキッドが残っていてもデッキにアクセス可能です。
チャンバー
チャンバーは割とフラットな円筒形。
チムニーへの出口周辺にテーパーがかかっています。
チムニーはかなり細く絞られています。
デッキ
2ポスト式のシングルコイルデッキです。
ポスト側面にコイルの足を締め付けるタイプ。
デッキはタンクの底から少し浮いており、そこからさらに分厚いベースの上になっています。
コットンを通すジュースホールがかなり深い。
負圧で吸い上げるタイプで、漏れにくい構造になっています。
固定ネジはマイナスネジ、
ワイヤーを逃げにくくするガイドが結構ギリギリのところについているので、ビルドは容易な方だと思います。
デッキの側面に、ボトムエアフローの調整用のネジがついています。
このネジを回していくと、中の筒状のパーツが回転し、そこに5段階に開けられた穴を合わせてドロー調整できます。
こんな感じで、1.0mm〜1.8mmまで、0.2mm刻みで5段階。
パーツ交換などが必要ないのはいいですね。
ビルドしてみる
側面からネジを締め込んで固定します。
ネジの上側、下側どちらで固定しても良さそうな感じなので、右巻き(Z巻き)、左巻き(S巻き)どちらで巻いても使えそうです。
ジュースホールが割と深いので、ウイックはアトマの外周くらいの長さにカット。
付属コイル使用
付属のプリメイドコイルをセットしてみます。
抵抗値は1.24Ω、見た感じ、Ni80の28ga 3mm7巻ってところかな?
Zap! JuiceのLychee Lemonadeを吸ってみます。
デッキ側を1.0mm、AFCを最小にすると、かなりタイトなMTL向きドローになります。
吸うのに苦労するほどのガチ重ではなく、割とスムーズに流れてくる感じではありますが、無理にDLするとむせてしまうし、自然とMTL吸いになる感じ。
エアーの流れはスムーズでいい感じです。
味の出方は素直で、細長いチムニーで凝縮、冷却されて上がってきたミストが、The MTLアトマって感じ。
そのままAFCのみをオーバルホール全開にしてみると、重めのDLもできるようになりますが、まだMTL吸いもできる程度のドロー。
自分は丸型ホールの3段目あたりで緩めのMTLで吸うのが好みでした。
MTLクラプトンを使用
若干重めDL向きに寄せてみます。
VandyのSuperfine MTL Fused ClaptonのNi80の細い方(32ga*2+38ga)を使用して、2.5mm径5巻の1.0Ω付近に。
デッキ側のエアホールは最大の1.8mmにセットしました。
AFCをオーバルホール最大にすると、ちょい抵抗感のあるDLで、MTLでは苦しいくらいのドローまで軽くなります。
逆にAFCを最小穴にするとちょっと緩めのMTLといった感じ。
このセッティング、好みですね。
若干大味にはなりますが、ミストの密度が濃くて、口の中でふわっと広がる感じ。
長細いチムニーとドリチのおかげで、15w〜16wくらいで炊き気味にしてもそれほど熱くなりません。
流石にAFC絞るとちょっと熱いけど、オーバルホールの方で半開くらいに調整すると一番好みな感じでした。
まとめ
よくまとまった良アトマイザーだと思います。
22mm径で高さも程よいし、デザインもシンプルで落ち着いているので乗せるModはあまり選ばないですね。
リキッド容量が欲しい場合は延長パーツで増やすこともできます。
エアフローの調整オプションが多彩なのもいいですし、デッキ側のエアホール調整にパーツ交換を必要とせず、ドライバーで回すだけという簡便さも素敵。
複雑な機構を積んでいる割にエアーの流れはスムースで、変な引っかかりとかがないのも高印象でした。
なんだかんだでもう2ヶ月位使っているのですが、リキッド漏れも全然ないですね。
重めDL〜MTL用途に限って言えば特に悪いところは見つからず。
トップキャップが若干固くて回しにくいかな、くらい?
MTLでもDLでも、激ウマ!ここが凄い!みたいなのは特に感じなかったのですが、一定以上に美味いなー、って感想で、飛び抜けた派手さはないけどしっかり仕事してくれる感じでしょうか。
買ってからずっと、家でダラダラと使われ続けています、今は主に塩ニコ用。
一見ハイエンドっぽいデザインなのですが、売価は割と高くなく、コスパの良いアトマイザーだと思いました。
自分は今回はオフィスエッジさんの福袋にて入手しました。
対応品のガラスチューブや、ドリップチップ先端の交換パーツなども扱っているようです。
海外も見てみましたが、あまり置いているところがないですね。
自分が普段見ているところを回ってみたら、3FVAPEさんにだけありました。
ログイン後価格で$27.99、24HRSに入っています。
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