Nevoks – Pagee Pod Kit レビュー|小型ながら、かゆいところに手が届く

Nevoks – Pagee Pod Kit レビュー|小型ながら、かゆいところに手が届く

Nevoks Pagee Pod Kitのレビューです。

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Nevoksさんというと、少し前に買ったVeego80が記憶に新しいです。
機構も面白いしデザインもいいし、あぁこのメーカーさん面白いな、と思った次第。

そんな折、凄くタイムリーにメーカーさんからお声がかかりまして、
Veego80を買ってレビューを公開する前くらいだったかな、
「ちょうどおたくの製品買って、今書いてるトコっすよ」「じゃあ次の新作から」みたいな感じで話が進みまして。

このPageeは6月の終わり頃に「送ったよー」と来てたのですが、
それからしばらくの間「届いた?」「来てないよ?」というやり取りが続いたっきりで。
なんか色々あったみたいですね。

今回のこれはかなりプロモーションに力を入れているみたいで、既に色々な方がレビューされていますが、そんな中先日ふと届きまして。
このタイミングかー、ちょっとやりづらいなw
まぁいつもどおりやっていこうと思います。

既になかなか好評だというのを耳にしていますが、
モノ自体は確かに良いと思います。

小型のPodながらバッテリー容量も大きく、液晶画面と出力調整もあり、エアフローコントロールもあり、510ドリップチップもネックストラップも付けられる。
かゆいところに手が届く、そんなPodでした。

この製品は、Nevoksさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

しっかりした化粧箱。

背面には正規品チェック用のスクラッチシールがあり、
スクラッチの下のコードを、公式サイトの「SECURITY VERIFICATION」の所に入力するとコピー品でないかの確認が出来ます。

パッケージ内容

  • Pagee Pod本体
  • 専用Podカードリッジ(本体装着済)
  • 0.6Ω SPL-10 メッシュコイル
  • 1.0Ω SPL-10 メッシュコイル
  • ネックストラップ
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観

コンパクトで、かなり薄いです。

サイズ的には、Minican+やKoKoに近い感覚。
やや大きいかな?でも厚みはPageeの方が薄いですね。

カラーバリエーションは4色。
全色、カーボン調になっているようです。

この位置に、液晶画面が縦に配置されています。

操作ボタンは2つ。
本体側面にファイアボタン、そして上面に出力調整用のボタンがあります。

ファイアボタンの下には充電用のUSB Type-Cポートがあります。

肩の部分はストラップホールになっています。

付属のネックストラップにはゴムバンドが付いていますが、
折角ストラップホールがあるんだから、ゴムバンドを外して直接付けたほうがスマートだと思います。

底面に目を移すと、左側のダイヤルはエアフローコントロールになっています。
また、バッテリートラブル時にガスを逃がす役割をするベントホールも開けられています。

本体の外側(写真左側)にエアホールが開いており、そこにダイヤルの穴を合わせてドローの重さを調整できます。

このサイズのPod型としてはかなりしっかりとドロー調節が効いていいですね。

ただ、ちょっとダイヤルが回しづらい。
特に最初かなり固く留まっていたので、ドライバーとか使ってちょっと傷つけちゃいました。
しばらく触っていたら指でも(突起に爪を引っ掛けて)回せるくらいにはなりました。

Podカードリッジの固定はマグネット式です。
側面の溝にハマる形になっており、固定後はずれにくくなっています。

Podカードリッジ

リキッド容量は2.2mlと、サイズの割に頑張っている方かと思います。
素材はPCTGで、メンソール耐性はあり。

黒っぽい素材ですが、そこそこ透けているのでリキッド残量の視認性は問題ありません。

リキッド補充は側面から。
シリコンキャップをめくると注入口になっています。

マウスピースは幅広のダックビル形状。
唇で挟んで吸うタイプです。

このマウスピースは510規格のドリップチップになっており、
お好きな汎用510ドリップチップと交換して使用することも出来ます。

このサイズのPodでこれが出来るのは嬉しいですね。

コイルはOリング固定となっており、まっすぐ奥まで差し込むだけでセット完了です。

付属コイルはSPL10の0.6Ωと1.0Ω、どちらもメッシュコイルです。

赤線のあたりまでパーツがせり出しているので、リキッド残量半分以下であれば、逆さにした状態でコイル交換をすれば漏れることなく交換できます。

詳細

メーカー公式

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

出力調整

本体上面にある出力調整ボタンを押すと、出力ワッテージが1wずつ上がってゆきます。
30wまで上がった後5wに戻り、そこからまた上がってゆきます。

本体ロック

ファイアボタンと出力調整ボタンを同時に長押しすると本体ロックがかかります。
再度長押しすると解除されます。

マニュアルモード

電源ON中にファイアボタンを3クリックすると、ワッテージ表記の脇に「M」と表示され、マニュアルモードに切り替わります。
このモードではオートスイッチが効かなくなり、ボタンを押して吸うマニュアルパフのみの状態になります。

パフカウンターリセット

電源OFFの状態にして、ファイアボタンと出力調整ボタンを同時に長押しすると、液晶画面に謎の数字が表示されます。
(マニュアルに書いてある数字とも違うので、多分製造年月日かなにかだと思います)

これで、パフカウンターが0にリセットされます。

吸ってみる

KAMINARI VAPE Co.のTHE TROPICAL GUAVA & ICEを吸ってみます。

コイルを装着し、リキッドを注入。
注入口はユニコーンボトルのノズルがすっぽりと入るサイズなので注入しやすいです。

初回注入時は、リキッドがコイルに染み込むまで10分ほど置いておく必要があります。
コイルに十分にリキッドが浸透する前に加熱してしまうと、コイルのコットンが焦げ付いてダメになってしまうことがあります。

0.6Ωコイル

まずは0.6Ωコイルから。
推奨ワッテージが18-25wとのことなので、20wくらいで試してみます。

ドローの重さを確認。
全開にすると結構軽いですが、エアフローコントロールが結構しっかりと効いており、絞っていくと結構重くなりますね。
1mmくらい開いた状態まで絞ると重めDLくらいの重さになります。
全閉でもMTLで吸えそう。

0.6Ωメッシュのこのコイルの場合は、ミスト量も多いですし全開〜半開くらいの軽めのドローがマッチしていそうです。

オートスイッチはドローを軽くしても重くしてもちゃんと反応します。
ただ、ほんの僅かですがディレイがあるかな?
吸い始めて吸気の音がしたコンマ数秒後に加熱の音が始まる感じ。
吸う分には特に不都合はないですが、気になるならボタンを押して吸ったほうが良いかも知れません。

反面、マニュアルスイッチの立ち上がりは非常に高速です。
電源操作などの短い連打でもシュッシュッと音が出るほど。

味は、メッシュコイルということもありしっかり出ています。
グァバの甘みもガッツリ出ているし、美味しいと思う。

1.0Ωコイル

コイルを1.0Ωの方に交換します。
コイルを変えて本体に装着したら、自動で12wに調整されました、
推奨10-13wなのでそのまま使用します。

あ、こっち先にすればよかったかな…0.6Ωの方が美味いや。

ドローやスイッチの感覚はそのまま変わりません。
エアフロー全開〜半開くらいではちょっと話にならなかったので、ちょい開きくらいにして重めDLにしたらちょっといい感じに。
いやむしろ全閉でMTL気味にしたほうが合います。

全閉状態でのドローがが他社Podに比べてやや重いのはいいな、と思います。
ただコイルは若干評価割引かなぁ。
味はしっかり目に出てるし悪くはないし、十分吸える水準なのだけど、
最近の1.0ΩのメッシュコイルPodって凄くレベルが上がっているので、もう一声欲しい、と思ってしまう。

あとこれに関しては、マニュアルパフではじめからしっかり舌にミストを届かせた方がいいかな?というのも感じました。

まとめ

コンパクトなサイズながらあれもこれも出来るといった感じで、使い勝手の良いPodだと思いました。

  • 液晶画面搭載
  • 出力調整可能
  • バッテリーは950mAhと大容量
  • 2A高速充電
  • コイル交換式
  • エアフロー調整可能
  • ドリップチップ交換可能
  • ストラップホールあり

と、並べて書くと、このサイズのPodにしてはいたれりつくせりといった感じ。
厚みが薄いのも好感。

コイルのパフォーマンスも悪くないので、吸って不満に感じる事もないと思います。
個人的には0.6Ωコイルがかなり推しですね、0.1Ωも十分レベルは高いですが、他社製などと色々と比較してしまうともう一声欲しい。

Nevoksさんって、Veego80の時も思ったのですが、機構の組み込みやデザインなど結構挑戦的でセンスのいいメーカーさんだな、という感想です。
Veego80のスレッドや液晶やボタンの位置なんかも「こう来るか〜」って感じでしたし。
ちょっと今後を期待したいメーカーさんです。

価格調査

Nevoksさんは日本向けのプロモーションを結構頑張っており、既に国内の色々なショップで販売されています。
本体はどこも3000円台後半といったところですね。

各社、リキッド付きセットやプルームカプセル対応など、色々なセット展開をされているので、自分に合った物を選ばれるとよいかと思います。

色々見ていて「あー、なるほど、ドリップチップ交換出来るんだからプルームカプセル対応ドリチで1.0Ωコイルをカプセル付きで吸うのもいいな!」と思いました。