Joyevita CAPSU / CAPSU nano のレビューです。
Joyevitaは、Joyetech / Eleaf / Wismecなどを傘下に持つVAPE業界最大手のJWEIグループが2021年に新たに立ち上げたブランドで、これまでのVAPE=電子タバコではなく、健康の支援の為の製品開発を目的としています。
大学の研究所などと協力して、天然ハーブの研究開発などを行っているそうです。
今回のCAPSU / CAPSU nanoは、同グループがこれまで培ってきたVAPEの技術を活かしたアロマディフィーザー的な製品となります。
電子タバコとしてではないのでニコチンを含まず、代わりにアロマテラピーの精油などにも含まれるボルネオールを用いたリラックス効果、体内時計を整えるメラトニンを用いた快眠効果などを目指した製品です。
この製品は、JWEIグループさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
CAPSUのフレーバーについて
大まかに、エナジーディフューザーとメラトニンディフューザーの2グループに分かれています。
エナジーディフューザーはボルネオールを含んだリキッドで、フレーバーはCOFFEEとICEの2種類。
ボルネオールはアロマテラピーの精油などにもよく含まれている成分で、ストレス軽減や強壮作用などがあるとされています。
メラトニンディフューザーは、体内時計を整える作用をもつメラトニンを含んだリキッドで、CHAMOMILEとDREAMの2種類。
メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、体内時計を調節して睡眠・覚醒のリズムをコントロールします。
海外ではサプリメントとして割と一般的に販売されている物なのですが、日本においては薬事法で規制されていて販売することは出来ません。
VAPEにおけるニコチンと同じ扱いですね、個人で輸入して使用するのは問題ないので、iherbなどの海外通販で購入している方も多いようです。
デバイスについて
カートリッジ交換式の上位機種CAPSUと、一体型で使い捨てとなるCAPSU nanoの2種類のラインナップとなっています。
どちらもフレーバーの種類は同一です。
CAPSU
CAPSUは、バッテリー本体、カートリッジ、USBケーブルという構成で、
カートリッジを交換してゆけば繰り返し使用出来ます。
カートリッジには、液漏れ防止の為に上下の穴にシリコンキャップが付けられているので、これらを外してから本体にセットします。
本体底面に充電用のUSB Type-CポートとLEDインジケーターが付いています。
バッテリー切れの際はこちらにUSBケーブルを接続して充電します。
本体がプラ製なので、重量は非常に軽量な30g
CAPSU nano
こちらは一体型の使い捨てデバイスとなります。
パッケージの内容も、パウチされた本体とユーザーマニュアルのみ。
CAPSUという名前はカプセルから取ったのかな、と思いますが、こちらはよりカプセルっぽいデザインですね。
こちらも、液漏れ防止の為上下の穴にはシリコンキャップが付けられています。
一体型で使い捨てなので、カートリッジ交換やバッテリー充電は不可です。
CAPSUと比べると縦横サイズはほぼ同じですが、厚みが大分薄くなっています。
サイズが一回り小さい為、重量もCAPSUより更に軽い22g
スペック
CAPSU
サイズ | 38.1mm x 16.2mm x 76.3mm |
重量 | 29.7g |
バッテリー | 内蔵300mAh |
リキッド容量 | 2ml |
出力 | 最大7.5w |
充電 | USB Type-C |
CAPSU nano
サイズ | 38.0mm x 10.5mm x 75.8mm |
重量 | 21.5g |
バッテリー | 内蔵310mAh |
リキッド容量 | 1.3ml |
出力 | 最大7.5w |
充電 | 不可 |
吸ってみる
最初に、デバイス共通の吸い心地からまず書きます、
CAPSUとCAPSU nano、どちらも出力は同じなのでリキッドから感じる味などの感覚はほぼ同じです。
ドローの重さはやや軽めのMTL(タバコ吸い)といった感じで、タバコと同じような感覚で吸える重さだと思います。
ただ、吸い口の形状が異なるので吸い心地に若干の相違があります。
吸い口が円筒形のCAPSUの方がしっかり吸える感じ、nanoは吸い口が薄く平ぺったいので、若干隙間を感じるというか、ドローもやや軽く感じます。
そういった意味で、個人的にはCAPSUの方がややフレーバーもしっかり感じられる印象。
出力に関しては、一般的なVAPEデバイスよりはやや弱めに調整されているように感じます。
加熱している時のジュー、パチパチといった感じはなく、非常に静かなので、
一般的なVAPEに慣れていると最初は「あれ?吸えてる?」となりますが、ミストは案外しっかり出ています。
香りと効能を目的としたデバイスと言った感じですね。
ICE (エナジーディフューザー)
ミント+ボルネオール。
わかりやすいシンプルな味だと思います、味だけで言うと私はこれが一番好きでした。
ミントとしてはスペアミント寄りかな?ミントタブレットほどの刺激やスースー感はなく、甘みも結構あり、ミントガムやミント飴、タブレットだとミンティアのクリアマイルドとか。
COFFEE(エナジーディフューザー)
コーヒー+ボルネオール+メンソール
吸った感想としては、サッパリしたアイスコーヒーといった感じか。
最初はメンソールの感覚に少し違和感を感じますが、極弱めなメンソールなので、何度か吸っていると徐々にコーヒーのほろ苦さが勝ってきて気にならなくなってきます。
CHAMOMILE(メラトニンディフューザー)
カモミール+メラトニン
これは結構好き嫌い分かれそう。
カモミールの花の香りがストレートに香ってきます。
香り自体は強すぎないので芳香剤的な感じはなく、リアルフラワーって感じの香りではあるので、
睡眠補助用と考えると、いかにも”効きそう”な感じではあります。
DREAM(メラトニンディフューザー)
Red Jujube+メラトニン
Red Jujubeってなんだろ?って思って調べてみたら、ナツメなんですね。
日本ではあまりなじみがないですが、中国ではよく食べられているそうです。
リラックス効果など効能も多く、漢方などにも使用されている物のようですが、今回のこれは香料なので香りのみかな。
馴染みが薄いが故に、味というか香りも最初判別出来ずに混乱しました。
甘みはそれほど強くなく、若干の酸味、後味に若干の苦み。
うーん、表現が難しい。
馴染みのあるフルーツだと、リンゴに近い感じはあるかな、でもちょい生臭いというか。
まとめ
面白いコンセプトだと思います。
タバコって不健康な物であることは間違いないので、電子タバコと言うとどうしてもそのイメージを引きずってしまいますが、逆に健康方面を打ち出してくるとは。
実際VAPEって、ニコチン入れなければグリセリンに食品香料入れた水蒸気吸っているだけなのですが、成り立ちが”電子タバコ”なので、基本タバコ扱いですし、イメージを変えようとしているのかもです。
こういった品って、サプリとかと同様、使用した瞬間「うおー効いてる!」って感じになるような物ではないので、効果については気軽に言及はしづらい物ではありますね。
ただ、ICEは単に美味くてずっと吸っているのでもうなくなりそう。
メラトニンの方は、先週からカモミールを夜に吸ってみてます、元々3~4時間のショートスリーパーなのでなんともですが、入眠は早くなったような?どうだろ。
問題は、フレーバー紹介の時にも書きましたが、メラトニンのサプリが国内で販売出来ないって事ですね。
これがサプリと同じ扱いになるのかはわかりませんが、成分が含まれている以上は同じなのかなと。
上に貼ったリンクの通り、厚生労働省のページに”日本でもインターネットで並行輸入が可能です。”と言及されているので、個人輸入は問題ないと思いますが、国内ショップで売れない可能性が高いです。
レビューの打診があった際、初めての物はまず調べるのですが、その際に上記の問題が出てきて、
「日本のサイトでレビューしてもアカンかもしれないですよ」って一旦辞退したのですが、「とにかく送るわ!」って感じだったのでw
エナジーディフューザーの方は色々調べてみた感じ問題ないと思います。
ICE美味い。
日本においては今後どういった形になるかはわかりませんが、ご興味のある方は公式サイトもご覧頂けたらと思います。
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