TARLESS ZERO レビュー|100円ライターより小さい、極小、軽量な電子タバコ

TARLESS ZERO レビュー|100円ライターより小さい、極小、軽量な電子タバコ

超極小なPod型VAPEデバイス、TARLESS ZEROのレビューです。

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TARLESSシリーズはベプログさんが手がけるお手軽なVAPE(電子タバコ)デバイスで、国内企業のプロダクトという安心感と、手軽さ、使いやすさから、主にVAPE入門者さんに向くシリーズです。

今回のTARLESS ZEROは、2020年にクラウドファンディングを経てリリースされた製品のリブートということで、様々な最新技術を取り入れて改良されてのリリースとなります。

特筆すべきはその小ささ。
一般的な100円ライターよりも小さなサイズで、重量も24gと、かなり軽量です。

Podカートリッジに、これまでのTARLESSシリーズで培われた技術が反映されており、コンパクトサイズながら味の方もしっかりしています。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

グレーベースのシンプルなデザインのパッケージ。

スリーブを外すと内側はブック状のパッケージになっています。

パッケージ内容

  • TARLESS ZERO 本体
  • USB Type-Cケーブル
  • 取扱説明書

本体のパッケージにはPodカートリッジは入っておらず、別パッケージになっています。
スターターキットには1箱付属、使い切ったらカートリッジのみ単体で買い足すことができます。

カートリッジは1箱3個入り、
リキッド注入口のサイズが小さいので、リキッド注入用のシリンジが1つ付属してきます。

外観、特徴

サイズだけでなく、キャップ付きの見た目もライターっぽいですね。

サイズ感はこんな感じです。
並べてみるとホントに100円ライターより小さい。

ボディ表面はシャンパンゴールドで綺麗に仕上がっています。

三角のリキッド確認窓は既存のTARLESS譲り。

カラーバリエーションは3色です。

側面に、エアフローの吸気口とLEインジケーターが付いています。

充電用のUSB Type-Cポートは背面にあります、ちょっと珍しい位置ですね。

キャップはマグネットでパチッと留まっています、この辺も既存のTARLESS譲りですね。

持ち歩く際も衛生的です。

既存のTARLESS同様、使用する際はキャップは底面に装着しておけるので邪魔になることはありません。

Podカートリッジは、マグネットや爪などがあるわけではないのですが、奥まで差し込むとキュッと固定される感じです。

ZERO カートリッジ

TARLESS ZERO専用のPodカートリッジです。
1箱に3個のカートリッジが入っています。

コイル内蔵式の使い切りタイプのカートリッジです。

タンク内を2/3ほどコットンが埋め尽くしているのがわかります。
これ、TARLESSのRichカートリッジと同じ作りですね、
最近流行りの使い切りデバイスなどかで使われている技術で、焦げにくく、コイルへのリキッド供給も安定するので味もしっかり出ます。

吸い口の形状は、Pod型では一般的なダックビル形状。

リキッドの注入口は底面にあります。

固めのプラパーツを外すと穴が2つあり、どちらの穴からでも注入可能、残りの一つは空気抜きになります。
見ての通り穴は小さいです、確かにシリンジがないとしんどそう。

スペック

サイズ 72mm x 23.2mm x 10.5mm(実測)
重量 24g(実測)
バッテリー容量 300mAh
充電 USB Type-C
保護機能 出力短絡(ショート)保護
過電流保護
充電保護
過電圧保護
低抵抗保護
通電時間制御

重量の実測は24g、ホント軽いです。

使用方法

吸い込むだけでスイッチの入るオートスイッチタイプのデバイスです。
ボタン操作等は一切なく、カートリッジにリキッドを入れて装着したら、あとは吸うだけです。

吸ってみる

りきっどやさんのブルーベリー極を入れて吸ってみます。

ノズルにテーパーがかかっていて先端が細くなっているタイプのボトルであれば、注入口に押しつければなんとかいけるかなーといった感じなのですが、タンク内にコットンが敷き詰められているので、奥までしっかりリキッドを入れるのはちょっと厳しいです。

やはりシリンジを使用した方が確実かなと、
ですが差し込みが甘いと、コットンの圧力で押し返されて反対側の穴からリキッドが出てきちゃったり。

シリンジを奥の空間までしっかり差し込んでリキッドを入れてやる感じがよさそうですね。

注意

こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。

10分ほど置いて、吸ってみました。

↑でリキッドを入れる際に溢れさせたりしていたので、最初はちょっとジュルってしまいましたが、少し吸ったら解消、
味も、最初は少し物足りなく感じたのですが、暫く吸っていたら馴染んできたのか、しっかりと出るようになりました。

ドローは結構重めです。
自然とMTL(タバコ吸い)になるくらいの重さで、DLで吸うのは厳しいかなと。

スイッチの感度は少し気になるかなぁ、
普通にタバコを吸うくらいの強さで吸い込んでいればちゃんと反応するのですが、吸い込みが弱いと割と途切れたりします。
あと、少しタイムラグがありますね、半拍くらい遅れてスイッチが入る感覚。

味に関してはしっかり濃いめに出ていると思います、少し前の小型Pod等と比べたらもう全然違う感覚で、Podも進化しているなぁと実感できます。
コイルのスペックは明かされていませんが、体感では1.2Ωくらいのメッシュコイルかな?と感じました。

まとめ

とにかく小さく、軽いですね。
外観も相まって、ライターか、下手したらUSBメモリくらいの感覚で持ち歩けます。
外で出しても、パッと見電子タバコ本体だとは思われないんじゃないかと。

キャップで吸い口を保護できるので、ポケットに入れて手ぶらで歩きつつ、吸える場所でスッと出して一口、なんて使い方も出来ると思います。

使用中はキャップを底面に付けられるので邪魔ではないですし、
このキャップの方式は以前のTARLESSからあったものの、前のTARLESS(PLUSなど)はサイズ的にポケットインがあまり現実的ではなかったですが、このZEROのサイズだとかなり有効活用出来そうです。

気になった点は、リキッドの注入がやや手間な事、
シリンジを使うには、リキッドボトルのノズルを外す必要がありますが、ボトルによってはノズルの取り外しが結構大変なので、これが毎回はちょっと大変そうです。
サイズを考えるとある程度仕方のない面もあるかもしれませんが。

あと、オートスイッチの感度もやはりちょっと気になりますね、
最近は反応のいいオートスイッチが多いので、その辺に慣れていると「あれ?」ってなったりします。

メインの喫煙具として使用するのは若干厳しいかもですが、ちょっとした持ち出しとかで使うにはかなり便利そうです。

販売情報

ベプログショップ、楽天、Amazonで購入できます。

それぞれ、本体+カートリッジ+シリンジのスタータキットと、それにリキッドが付いたセットが設定されています。