最近、低出力デバイスはPod型が隆盛を極め、テクニカルModはハイパワー化が進み、
18650シングルバッテリーのModは新製品が少なくなってきて寂しい。
恐らく海外(アメリカ)市場の需要に合わせた流れだとは思うし、仕方ないとは思いますが。
米国は爆煙志向、欧州はTPDの影響でMTL志向とのことなので、シングルバッテリーModは欧州向けに残ってる感じなんですかね。(想像です)
Modは大抵見た目で選ぶので、手持ちに200w以上出せるデュアルバッテリーModも増えてきましたが、
うちではそんなに高出力使うことは殆どなく、半分の100wどころか、大抵の場合が15〜30w、よく使っても40〜50wくらい。
ハイパワーを全然使い切れておらず、完全に見た目だけで使ってます。
なので正直、実用に関してはシングルバッテリーの方が使い勝手がよく、
そちらでデザインの気に入る物があればそれに越したことはないんですよね。
そんなわけで今回はこいつです。
Geekvape Lucid 80w Mod
先程の市場の話を踏まえて考えると、確かにデザインが欧州向けテイストかもしれないなぁ…。
自分の想像を多分に含んでるので本当にそうなのかはわからないですが。
電池蓋が出っ張ったタイプのコンパクトなModです。
バッテリーを出っ張らせてしまうことでMod自体の高さを抑えたデザイン。
有名な所では、大ヒット製品のiStick Picoですね。
というか有名過ぎて、このタイプは「Picoっぽいデザイン」で説明できてしまうレベル。
あとはよく見るのはVaporessoのSWAGとか、SMOKのAlien Babyとか。
これ、うちの妻が写真を見ていたく気に入った様子だったので、
クリスマスプレゼントにと思って、昨年の12月頭頃に物なのですが、
なにぶんプレオーダー商品だったもので、結局届いたのは正月休みが明けた頃でした。
完全に見た目だけで買ったものですが、
非常に軽量コンパクトだし作りもよく、この形状(電池蓋つき)なのにアトマイザーも25mmまで対応と、なかなか優秀な子でした。
実売価格も意外と安いですし、見た目が気に入ればかなりオススメできそう。
目次
特徴
軽量コンパクトなシングルバッテリーMod
いわゆる”Picoタイプ”のコンパクトModです。
18650バッテリーで80wまでの出力が使用出来る電池交換型のModでありながら、バッテリーを出っ張らせるデザインで全高を抑えています。
大きめアトマイザーにも対応するため、特に厚みなどは既存のこのタイプよりは若干大きくはなっていますが、それでも充分コンパクトに感じました。
本体重量も74gと、かなりの軽量。
ポップなデザインとカラーバリエーション
全体的に丸みを帯びた可愛らしいデザインです。
カラーバリエーションは5色。
定番の黒系以外はポップな色使いですね、女性にも似合いそうな感じ。
アトマイザーは25mmまで対応
このタイプのModは電池蓋が干渉する為、使用できるアトマイザーのサイズも小さいものに制限されがちなのですが、
510スレッド部分を少しせり出した形状にすることで、25mmまでのアトマイザーに対応しています。
なのでDead Rabbit RTAだって使えちゃうんだ!
最近はアトマイザーも24mmや25mm径の物が多く、22mm縛りで探すのがなかなか大変になってきているので、これはかなり大きいと思います。
選択肢の自由度がかなり上がる。
これと同時期に、iStick Picoの後継となるiStick Pico Xも発表されていたので、そちらも注目していたのですが、あちらは変わらず22mmまでとのことでちょっと残念。
パッケージ
Geekvapeのパッケージは毎回シックです。
ブランドカラーである黒とオレンジでまとめてあります。
底面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼ってありました。
スリーブを外すと、中の紙箱に未開封チェック用のシールが貼ってあるのもいつものgeek風。
Kitの付属アトマイザー、見た目もいいし統一感があったのですが、
クリアロマイザーって最初のコイルを使い切ったらそのまま使わなくなることが多いので、今回はMod単体で買いました。
パッケージ内容
- Lucid 80w Mod本体
- USBケーブル
- ユーザーマニュアル
- カード類(ワランティカード、ワーニングカード等)
マニュアルは6ヶ国語くらいで書かれていますが、日本語の記述はありません。
外観
全体的なイメージとしては、従来のPicoタイプのModをちょっとだけ膨らませたような感じ?
サイズ感。
幅は少しありますが、かなりコンパクトです。
手の中スッポリ。
三角形の装飾部分は別パーツで少し盛り上がっています。
ボディの材質はプラ製なので、高級感という点ではやや劣りますが、塗装が綺麗なのでそれほど気になりませんね。その分軽いですし。
また、オレンジの部分はマットな感じになっており、サラサラで質感良好です。
側面のこの位置にUSBポートがあります。
バッテリーの充電と、ファームウェアアップデートに対応しています。
上から、ファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNボタン。
クリック感もしっかりとあり押し心地は良好ですが、個人的にはファイアボタンがもう少し大きめか、もう少し上に付いているとよかった。
自分の手が大きいせいもあるかもですが、慣れないとちょっとだけ押しづらい位置でした。
上面には電池蓋と510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式で上下します。
上面の仕上げは綺麗だし、電池蓋のデザインも可愛い感じ。
底面にはバッテリー冷却用のベントホールが開いています。
このベントホール、ずっと見てると、笑い顔が3つ並んでるように見えてきませんか?
見えてきましたよね?
一度そう見えたらもうダメですよ。
アトマイザーを乗せてみる
詳細
公式ページ
スペック
サイズ | 75mm x 53.7mm x 26.9mm |
重量 | 74g(実測) |
使用バッテリー | 18650 x1本使用 (別売) |
充電 | microUSB 5V/1.5A |
出力モード | VWモード 温度管理モード(SS/Ni/Ti/TCR) VPCモード(カーブモード) バイパスモード |
VW出力レンジ | 5〜80w |
温度管理 | 200~600°F/100~315°C |
出力電圧 | 0.1V~4.2V |
対応抵抗値 | 0.05Ω~5.0Ω(VW) / 0.05Ω~1.0Ω(TC) |
保護機能 | バッテリー逆刺し保護 自動カットオフ(10秒) 過放電保護 高温保護 短絡(ショート)&低抵抗保護 |
重量
本体重量74g、バッテリー込みで120g
バッテリーは18650を1本使用(別売)
電池蓋はねじ込み式。
底に表示があるとおり、バッテリーの+極を下に向けて挿入します。
この蓋は基本的にスルスルとスムーズに回りますが、最後の締め込みの際だけ少し金属の擦れる感覚があるのは気になりました。
途中まであまりにもスムーズに回るので「ん?」となる。
バッテリーと接触し始めて抵抗が増える感じなのかな?このタイプだと仕方ないですか。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF切替。
キーロック
電源ON中にファイアボタンとUPボタン(右)を押すとキーロックを切り替えます。
モード切替
電源ON中にファイアボタンを3クリックするたびに、モードが切り替わります。
- VWモード
- VPCモード(カーブモード)
- 温度管理モード(SS/Ni/Ti/TCR)
- バイパスモード
- 各種設定モード
VWモード
UP/DOWNで出力調整。
UP+DOWNを同時押しすると設定画面へ。
SOFT/NORMAL/HIGHのプリセットカーブを変更出来ます。
VPCモード(カーブモード)
UP+DOWNを同時押しすると設定画面へ。
1秒ごとのワット数を自由に設定して出力カーブが作成出来ます。
温度管理モード
UP/DOWNで温度調整。
最低値から更に送る事で、華氏と摂氏を切替えられます。
UP+DOWNを同時押しすると設定画面へ。
ワイヤー毎のTCR値を変更出来ます。
各種設定モード
- 1.温度管理のワット数調整
- 2.SMARTモード切替(コイル抵抗値に応じて自動で出力調整する機能だったかな?)
- 3.液晶表示時間調整
- 4.液晶の明るさ調整
- 5.液晶の向きを調整
- 6.パフカウンターリセット
- 7.デフォルト設定にリセット
- 8.設定メニュー終了
まとめ
うちでは主に妻が使用していますが、なかなかいいですねこれ。
バッテリー交換式の中では相当小さくて軽い上に、乗せるアトマイザーの選択肢が広いです。
機能的にも、必要十分な機能は全て揃っている感じです。
デザインは好み次第ですし、自分自身の好みとは少し外れるのですが、なかなかkawaii感じで悪くないし、ユニセックスで使用出来るんじゃないかなぁと。
実売価格もお手頃ですし、プレゼントにもよさそう?
個人的なマイナス点はファイアボタンがちょっと押しづらい点くらいですかね。
それ以外は特に不満点はありません。
特に日本だとこういったシングルバッテリーModってまだまだ需要高いと思いますし、デザインが気に入ればかなりオススメ出来るModです。
価格とか
プレゼントとして買う時にちょっと出費を覚悟したんですが、以外と安いんですよこれ。
自分の巡回先では下記の3サイトが安かったです。
自分はEverzonで買いましたが、
Kitが¥2,757($25.12) / Mod単体が¥2,551($23.24)
3AVAPEで、Kitが$25.30 / Mod単体が$23.40
上記2件はほぼほぼ同額ですね。
どちらも$30で送料無料になるので、何か足す物があればそのついででも。
VapeSourcingはKitで$29.90
他のサイトはざっと見た感じ、大抵$50弱くらいでした。
結構価格差あるなぁ。
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