最近Pod型デバイスが大流行で、各社競って新製品を出していますが、
そういえばGeekvapeさんは未だにPod型を出してきていないですね。
その代わりというか、ちょっと違った方向性でMTL&塩ニコチン向けデバイスを出してきました。
Geekvape Frint kit
たまたまですが、ここのところGeekvape率高め。
最初チラッと写真で見た限りでは、「あー、また新しいペン型デバイス出すのかー」くらいに思っていたのですが、
色々と情報が出てくるにつれ「ん?まてよ?これめちゃめちゃ小さくないか…?」と。
Pod型とそう大差ないレベルの超小型バッテリーに、同じく小型の高抵抗アトマイザーを乗せた超小型スターターキットです。
アトマイザーのコイル抵抗は1.6Ω(1.2Ωも設定アリ)で、役割としては他社のPod型デバイス同様、高抵抗MTL or 塩ニコチン摂取用に位置づけられると思います。
形式としては通常のアトマイザーを搭載したペン型デバイスとなるので、Pod型のような手軽さはないのですが、その分味は良いですし、バッテリー容量も1000mAhとかなり余裕があります。
また、出力も3段階に調整可能。
あと、なんといってもこれ、アトマイザー部分が通常の510スレッドで分離可能なんです。
色々使えそうで、非常に楽しそうなデバイスです。
この製品はGearbestさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
目次
特徴
超コンパクトながら、余裕のあるバッテリー容量
アトマイザー込みでも全長が10cmに満たない超コンパクトなキットです。
バッテリー単体だとなんと55.5mm。
このサイズで、バッテリー容量は1000mAhと、かなり余裕のある数字。
一般的なPodデバイスは350~400mAhくらいで1.6Ωコイルを使用する物が多いですが、1000mAhで1.6Ωコイルを使用していると、全然無くならないです。
IPX5相当の防水性能
何気にこれ、防水なんです。
IPX5とは「防噴流形」水の噴射を直接浴びても機器本体に有害な影響がないことを表す等級です。
スマホなどの電子機器でも使用される規格で、DoCoMoの記載だと
内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。
となっています。
出力を3段階に変更可能
バッテリーの出力を、3.2v/3.5v/3.8vの3段階に変更可能です。
これによって喫味の変化も楽しめますし、付属アトマイザーもなかなか優秀で、満足感があります。
パッケージ
一応載せますが、今回は完全にサンプル用パッケージだったので、製品版とは確実に異なると思います。
以前Geekvapeのサンプル品を扱った時もこの黒い無地パッケージでした。
パッケージがアトマイザーサイズだったので「ん?なんだ?これ」って思って開けたらちょっとビックリしました。
それほどに本体が小さい。
パッケージ内容
- Flintバッテリー
- 付属アトマイザー
- USBケーブル
- 予備ガラスタンク
- 1.6ΩNSコイル x2 (1つはアトマイザー装着済)
- 予備Oリング
内容についてもこれはサンプル版なので、製品版にはマニュアルやワランティカード等入っていると思います。
geekさんはいつもその辺入っているので。
コイルも、2つとも1.6Ωでしたが、
公式サイトを見ると製品版は片方1.2Ωみたいです。
外観
外観は完全に普通のペン型デバイス。
ですが、とにかく短いです。
バッテリーだけで見ると特に際立ちますね。
操作ボタンは、六角形のファイアボタンが1つのみ。
バッテリー上面には510スレッドがあり、他のアトマイザーと換装が可能。
バッテリーの径が22mmなので、22mmアトマイザーならはみ出さずに乗せられます。
底面には、ベントホールがこれでもかってくらい開けられております。
510スレッドの下、ちょうどファイアボタンの真裏辺りに、充電用のUSBポートがあります。
他のアトマイザーを乗せてみる
極小セミメカModとしても使えるのがコイツのいい所ですね。
ほらkawaii。
普段これは18350のチューブで使っているので、バッテリー容量も遜色ないんですよね。
アリな気がする。
詳細
公式ページ
スペック
サイズ | 93.95mm x 22mm(アトマイザー含) バッテリーのみ:全高55.5mm |
重量 | 実測86g(アトマイザー込)/45g(バッテリーのみ) |
リキッド容量 | 2ml |
コイル | 1.6Ω / 1.2Ω NS coil |
バッテリー容量 | 1000mAh |
充電 | マイクロUSB(5V/1A) |
出力電圧 | 3.2V/3.5V/3.8V 選択式 |
対応抵抗値 | 1Ω~3Ω ※ |
保護機能 | 短絡保護 オーバーヒート保護 過放電保護 自動カットオフ(10秒) |
※試しに0.5Ωほどのコイルを組んだアトマイザーを乗せたら通電しなかったので、低抵抗の保護回路もあるかもしれません。
重量
バッテリーのみで45g、アトマイザー込みで86g。
金属製なので、サイズからするとちょっとズシッと感じますが、軽い方だとは思います。
バッテリー部分の重量が、ちょうど18650バッテリー1本分くらいですし。
付属アトマイザーの詳細
少し背が低めな22mmクリアロマイザーといった感じ。
ボトムパーツがネジっぽい形状になっているのが特徴的。
分解してみます。
コイルがかなり小さいですね。
ボトムエアフローで、エアフローコントロールリングは回しやすい形状になっています。
大きさの異なる穴が5つ開いており、そこにAFCの穴を合わせる形式。
底面。
ポジピンはガッツリ出っ張っています。
これを他で使う事は無いとは思いますが。
トップキャップは最近流行りのスライド式。
▲マークの部分からずらします。
リキッドチャージも楽ですし、与圧が発生しないのでリキッド漏れもしづらいです。
ドリップチップはトップキャップに固定されており、外す事は出来ません。
(壊しそうで怖かったので諦めましたが、外せないよね?これ。)
内径は3mmかな?細くて長めのウルテム製。
見た目はいいのでこのままでいいかな。
ジュルりが心配になる形状ですが、全然問題無かったです。
コイルはNS coilと呼ばれる小型の物。
1.2Ωと1.6Ωがあるそうです。
コイルにminラインが書いてあります。
これ以上にリキッドを入れて使用してくれって事ですね。
使用方法
電源ON/OFF
ファイアボタンを5クリックで電源ON/OFFです。
出力電圧変更
電源ON中に、ファイアボタンを3クリックすると出力電圧を変更出来ます。
赤:3.2V
青:3.5V
緑:3.8V
初期状態では緑の設定になっていました。
バッテリー残量表示
側面にあるLEDインジケーターがパフ時に点灯し、バッテリー残量を表示します。
吸ってみる
コイル抵抗1.6Ωという事で、うちでは塩ニコチンリキッドを吸ってみます。
HiLIQのAmber Leafです。
元喫煙者歓喜の、超灰タバコ臭のするリアルなリキッド。
まずは初期状態の緑(3.8v)で。
抵抗値はPod型と同じはずなのですが、やはり満足感は大分違いますね。
あちらに比べてよりタバコ臭く、よりキック感ある。
やはり形状かなぁ?あと3.8vかかっているというのも大きいかも。
青(3.5v)でも十分な満足感があり、赤(3.2v)でPog型と同等くらいの感覚かな。
塩ニコフィーダーとしては一番満足感のあるデバイスかもしれません。
ただ、普通のリキッドだと物足りなさを感じるかもですね。
その場合は1.2Ωコイルを使う感じでしょうか
まとめ
ニコフィーダーとしてはかなり満足度が高いと思います。
Podと比べて味や香りもしっかり出る感じなので、あちらでは満足できない人にはいいかも。
ですが、形式としては一般的なクリアロなので、
Pod型のように、気軽にPodを交換して味を変えたり、コイル寿命が来たら使い捨てて交換したりといった事は出来ず、利便性では負けています。
コイル交換も、リキッドを吸いきった状態じゃないとできないですしね。
Pod代わりのニコフィーダーとして使用する場合は、味とバッテリー容量を取るか、もしくは運用の利便性で取るか、といった感じになるかと思います。
もしくは1.2Ωコイルを使って、通常リキッド用のサブ機として使うのもアリかな。
ボトムエアフローですが、リキッド漏れ等は今のところ皆無で、持ち出しにも適しているかと思います。
個人的に一番注目しているのは、バッテリー部分がそのまま一般アトマイザーで使用出来る点ですね。
何しろ相当小さいですし。
あのサイズでバッテリーも1000mAhあるので、
1Ωちょいくらいで組んだMTLアトマイザーを乗せて、極小セミメカModとして普通に使えそうです。
今、Mod101に18350バッテリーを入れてHastur miniを乗せてサブ機やちょっとしたお出かけ用として使っているのですが、
こちらに乗せたら更にサイズ小さくなるなぁ…と思っています。うちで使っている18350は700mAhと1200mAhの2種なので、容量もそう変わらなさそう。
そんな感じの運用も考慮に入れるなら、かなり買いなデバイスかもしれません。
クーポンコードGFKT で、$23.99になります。
12/31までとのことでしたが、まだ使用できました。
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