OXVA Xlim SQ Pro 2のレビューです。

高性能なPodデバイスを精力的に展開しているOXVAさんのXlimシリーズの新作デバイスとなります。
Xlimシリーズは以前より小型Podながら高機能なのが特徴で、ワッテージやエアフローの調整機能はもちろん、最近はカラー液晶や、モデルによってはボイス機能など、どんどんハイテクになってきています。
このXlim SQ Pro 2はハイテクさで言うとその最たる物かもしれません、
丸形の液晶画面では待機時や動作時にアニメーションが流れ、さらにここがタッチスクリーンとなっており、タップやフリックなどの操作でスマートウォッチ風のインターフェースを操作する仕様となっています。
時計表示やストップウォッチ、1ヶ月まで記録できるパフモニターなんて機能も……。
もはやこれはスマートVAPE。
この製品はOXVAさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
どことなくサイバーな雰囲気が漂うパッケージ。
裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Xlim SQ Pro 2 本体
- XLIMトップフィルカートリッジ 0.6Ω(本体装着済)
- XLIMトップフィルカートリッジ 0.8Ω
- ネックストラップ
- ユーザーマニュアル
- クイックリファレンス
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
基本的な操作方法が書かれたクイックリファレンスが入っていました、
フリックやタップを駆使するスマホ、スマートウォッチ的な操作です。
外観・特徴
所謂カード型のPodとなります、1600mAhという大容量なバッテリーを内蔵しており、サイズはちょっと大きめですね。
サイズ感はこんな感じです。
カラーバリエーションは10色。
こちらはブラックカーボン、
カーボンの質感がしっかり再現されています。
本体前面には大きな丸形のタッチスクリーン液晶、
デフォルトテーマだとスポーツウォッチ風の表示になっており、歯車はアニメーションしているし時計の針はちゃんと動いています。
操作せずに10秒放置していると、シンプルなアナログ時計のスクリーンセーバーに切り替わり、さらに10秒経過したら液晶がOFFになりました。
スマートウォッチ風とはいえVAPE出力以外にあまりバッテリーを使わないようにするためか、短めの時間に抑えられています。
向かって左側に丸いボタンとストラップホールが付いています。
今回はオートパフのみとなっており、このボタンはパフボタンではなくパワーボタンといった位置づけです。
ストラップホールには付属のネックストラップなど、お好みのストラップを取り付けることが出来ます。
反対側には充電用のUSB Type-Cポートと、スライド式のエアフローコントロールが付いています。
Podの固定はマグネット式です。
初期装着のPodは絶縁用のシールが貼られているので、それを剥がしてから使用します。
XLIM Top Fill カートリッジ
XLIMシリーズは全てのモデルで共通のカートリッジを使用することができます。
最近のモデルや現行機種はこのTop fillカートリッジというタイプが付属しています。
コイル内蔵式の使い捨てタイプで、Podを本体から外さずともタンク側面からリキッド補充が出来るタイプです。
色つきのカートリッジですがリキッド残量の視認性は良好。
リキッド補充はここから行います。
キットには0.6Ωと0.8Ωの2つのPodが付属しています。
上でも書きましたが、XLIMは全てのシリーズでカートリッジの互換性があります、
モデル間だけでなく、世代間でも。
初代XLIMで最新のカートリッジを使ったり、昔買い貯めたカートリッジを最新のXLIM使ったりも出来ます。
とはいえカートリッジが進化していないというわけではなく、これまで2~3回ほどリファインされており、
カートリッジの世代が変わっても互換性を維持しています。
この互換性のおかげで、消耗品となるカートリッジの入手性の高さもメリットの1つとなっています。
XLIMシリーズのカートリッジは日本国内でも流通していますし、カートリッジが手に入らなくなって使えなくなった……という悲劇は起こりにくいです。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 20.0mm x 48.0mm x 93.4mm |
素材 | Zinc Alloy(亜鉛合金)+IML/レザー+PCTG |
重量 | 114g |
リキッド容量 | 2ml |
コイル | (付属)XLIM Top Fillカートリッジ 0.6Ω/0.8Ω (対応)XLIMシリーズ全般 |
出力 | 5~30w |
バッテリー容量 | 1600mAh |
充電 | USB Type-C 5V/2A |
重量は実測で112g
バッテリーサイズの影響か、このタイプのPodにしてはやや重め。
1600mAhというバッテリー容量は、このタイプのPodとしてはかなり大きいです。
エコモード併用で約7日間もたすことも出来るとのこと。
充電はType-Cの2A対応で、この容量を45分で充電出来ます。
操作方法
タッチパネル式で、かなり特殊な操作方法となります。
一度動画で見て貰った方が操作感がわかりやすいかな、
私の操作がスムーズじゃないのは置いておいて、タッチスクリーンの反応やメニューの動作など非常にスムーズなのがわかると思います。
操作感は完全にスマートウォッチですね。
電源ON/OFF
サイドにあるボタンを5クリックすると電源ON/OFFを切り替えます。
基本操作
スタンバイ画面で画面を触るとロック解除の表示が出るので、右にスワイプしてロックを解除します。
ロック解除後に画面を上下左右にスワイプすることでそれぞれのメニューに移行します。
左→右スワイプでワッテージ調整、
上のバーをスワイプするか、+/-ボタンをタップして調整できます。
右→左にスワイプするとパフ記録、
縦にスワイプしていくと、最大30日分のパフ記録を見ることが出来ます。
上→下にスワイプすると設定メニューが表示されます。
エコモードや画面表示、時計用の日時設定などの設定をここで行えます。
下→上にスワイプすると画面テーマなどのオプション設定にすぐにアクセス出来る他、
アプリケーションドロワー風に各機能にアクセス出来るメニューも表示できます。
設定項目や機能など
味を極力損なうことなくバッテリー消費を抑えるエコモードを搭載しています。
スタンバイ画面のテーマは4種類から選択可能。
こちらは、スクリーンセーバーの選択。
パフ時に流れるアニメーションエフェクトの設定、オフにも出来ます。
言語設定に日時設定
日付も!?って思ったらカレンダー表示もあるんですね、
オプションメニューの日付部分をタップしたら表示できました。
Toolメニューの中にフラッシュライト(画面を白く光らせる)とストップウォッチ。
吸ってみる
HiLIQ ポチッと9リキッドの巨峰マスカットを吸ってみます。
リキッドのノズルはスッポリ入りますし、中でリキッドが引っかかるような部分も特にないので、相変わらず注入はしやすいです。
注意
こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。
OXVAさんのカートリッジは共通で、このタイプのTop Fillカートリッジはもう何度か吸っています。
気に入って追加購入して使用していたほどですし、パフォーマンスの高さに関しては間違いないと言い切れます。
コイルに合わせて自動調整や制限を行うスマートモードが基本になっており、0.6Ωのカートリッジを付けたら本体は自動的に22wに、出力調整幅は自動で5~25wに設定されます。
吸い込むだけでスイッチの入るオートパフになっているので、後は吸うだけ、
特別な操作は必要なく、お手軽です。
サイズ感の割にパワフルで、ミスト量もしっかりとあり、味も濃厚、やはりXlimのPodカートリッジは美味しいです。
オートスイッチの感度も良好、この機種はボタンによるマニュアルパフはないのですが、オートパフのみでストレスなく使用出来ます。
エアフローコントロールもXLIMは毎回精度が高いです、
全開だと僅かに抵抗感を感じるくらいの軽めのドローで、全閉まで閉じるとかなり重めなMTL向きのドローになります。
派手なインターフェースに目がいきますが、VAPEとしての基本機能もしっかりしています。
Xlimシリーズは昔からハズレがない印象です。
まとめ
操作感は完全にスマートウォッチです、
丸い液晶に時計表示、アプリ一覧表示など、完全に意識していると思います。
最初は面食らいましたが、VAPEとして使う上ではそれほどややこしい操作は必要ないので特に問題なくすぐに使えました。
細かく色々な機能を触ろうと思うと、少し慣れが必要かもしれません、
一部の設定画面などは、同じ機能にたどり着くまでの操作が何パターンかあり、少し混乱することもありますね、
各種設定から、オプションから、アプリ一覧から、など。
ですが遊び心があり、触っているだけで楽しいというガジェット的な楽しみはあります。
VAPEとしての機能は、これまでのXlimシリーズと同じでしっかりしています。
味は良く出るし、オートパフの感度もよいし、エアフローコントロールもよく効きます。
また、Xlimシリーズは全モデルでカートリッジの互換性があるというのもプッシュポイントですね、
こういったPodってモデル専用のカートリッジになっている物も多く、本体はまだ使えるのにカートリッジの供給が途絶えて……なんて事が起こりがちですが、Xlimシリーズはなかなかそうはならなそうだなと言う安心感があります。
カートリッジも国内の通販などで普通に流通しているので入手性も高いです。
なにげにこういうタイプのデバイスで一番大事なのはそこだと思っています。
販売情報
まだ出たばかりの新型なので、国内での販売情報はまだないかな、と思ったら
楽天、アマゾンですでに売っているのを見かけました、早いですね。
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