一時期、VandyのBonza Kitの黒/カッパーの見た目に惹かれて、アレを欲しがってた事がありまして、結局予算の都合でRDAだけ買ったんですが、
そういや俺の好きなTHC(Thunderhead Creations)のTaurenチューブにも黒/カッパーがあったなぁ、とふと思い出し、フレキチさんを見てみたらMod単体で4980円。
あれ、安い、これはとりあえずModだけでも買っておくか。
じゃあ、同じ黒/カッパーって事でこれにBonzaのRDAを乗せるか。
って思っていたんですが、
んー。
なぜか、我が家に届いた巾着袋は2つ。
だって、牛Modには牛RDA乗せたくなりますよね…。
RDTA、RTAと使ってきたので、折角だからRDAも、とは思っていたし……。
そろそろTHCファンを名乗ってもいいかしら。
そんなわけで牛セットが我が家にやって参りました。
今は家ではメカModを使ってることが多いのですが、
ブログの方は色々な層の方に閲覧して頂いている事もあって、あまりメカの事は書いておらず、特にハイブリッド接続の物はネタにするのを避けてます。
ですがこれカッコいいから書きたくなり、
しばらく悩んだあげく、やはり記事にすることに。
※この記事は取扱に注意が必要なメカニカルMODについて扱っています。
バッテリーやコイル抵抗についてある程度知識が必要な製品となります。
今回のModは、510コネクタを介さずアトマイザーのポジティブピンとバッテリーと直接接触させるハイブリッド式のメカニカルModで、特に知識と注意が必要です。
ご理解頂いた上で先にお進みください。
ハイブリチューブはちょっと…という方はRDAの方だけでも見ていって頂ければと。
目次
Tauren Mod(ハイブリッドメカチューブ)
パッケージ
ベロア生地のような巾着袋の中に金属の筒とカード類。
いつものTHCさんのパッケージングです。
正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Tauren Mod本体
- 18650バッテリーアダプタ(本体内)
- キーホルダー
- ワランティカード
- 製品合格証
本体はビニールで密封されています。
外観
カッパーの本体に黒で塗装してあります。
ロゴ、牛マーク、その下はシリアルかな?他の写真見ると番号が違うし。
黒の塗装部分は溶岩のようになっており、ザラザラな触感かなと思っていたのですが、思った以上にサラサラで滑らかな触感。
厚みもあってしっかりしてそうです。
510スレッド部の径は24mmですが、下に向けて太くなっており、チューブ部分の径は26mm。
チューブ部分に、握りやすくなるよう窪みがつけてあります。
窪みに合わせてこう持つ感じかな。
中指パフ、薬指パフはやりやすい感じですね。
上面の510スレッド。
コンタクトはハイブリッド式で、スレッドの切られた穴が開いているだけです。
ハイブリッドModを使用する際は必ずアトマイザーのポジティブピンを確認し、十分に出っ張っている物を使用してください。
また、クリアロマイザーはポジピンの形式が異なるので、出っ張っていてもNGです。
適していないアトマイザーを使用するとショートの原因となります。
溝が掘られていますが、これは装飾かな?
アトマから漏れたリキッドが外側から入り込んだ際にコンタクトピンまで到達しにくくなる役目にはなりそうです。
パフボタンは底面にあります。
ボタンの四方にベントホールが開いています。
アトマイザーフィッティング
当然似合いますが、マークの位置が微妙に合わないのは仕様らしいです。
詳細
公式ページ
スペック
サイズ | 26mm x 92.5mm |
重量(実測) | 149g |
使用バッテリー | 21700/20700/18650 x1本使用 (別売) |
素材 | カッパー or ブラス |
カラーバリエーション
カラーは全部で6色
素材はカッパーかブラスのどちらかで、あとは塗装の有無の違いのみとなります。
スイッチ部分
スイッチ部分は本体の内側に入り込むように取り付けられており、逆ネジに回して取り外します。
分解してみました。
ちょっと変わった接点。
公式によると、Innovative Ball Connection Buttonというらしいです。
ボール状のパーツが4分割された接点の中央に入り込む形で接触し、接触の偏りを防ぐようです。
バッテリーの端子へのダメージも少なそう。
バネはそれほど強くなく、押しやすい感じ。
ボタンの可動部は内側に埋もれているので、立てて置いてもONになることはありませんでした。
バッテリー
バッテリーはスイッチ部分を外して、そこからセットします。
※ハイブリッドModなので、バッテリーのセットは必ずアトマイザーを取り付けた状態で!
また、皮膜が破損した物は絶対にNGです。
21700/20700はそのまま。
18650は付属のアダプタを使用してセットします。
Tauren RDA
パッケージ
巾着袋に金属の筒状パッケージと付属品。
こちらもいつものTHCさんのパッケージング。
金属パッケージには510スレッドが掘られていて、アトマイザーがしっかり固定されてます。
蓋には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Tauren RDA本体
- BFピン
- ビルド用六角レンチ
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- ワランティカード
- 製品合格証
外観
Modと同じカッパー+ブラックで、塗装の感じも同様に、溶岩っぽいですがサラサラしています。
左右にエアフローの穴が開いており、デッキ側のエアフローへと繋がっています。
エアフローはキャップを回して調整するタイプで、無段階調整可能。
内部構造の影響もあって、ドローは全開でもやや抵抗を感じるくらいの重さ。
デュアルのドリッパーにしては重めな方かと思います。
底面にはTHCロゴとシリアルナンバーのエングレーピング。
ポジピンの出っ張りは十分あると思います。
Modに乗せてみる
詳細
公式ページ
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 29mm |
素材 | SS or カッパー or ブラス |
ドリップチップ | 810 |
コイル | デュアルコイルRBA |
BF対応 | BFピン付属 |
カラーバリエーション
カラバリは7色。
SS、カッパー、ブラスの単色と、
カッパー、ブラスに塗装した物が各2色ずつ。
構造
トップキャップ一体型の3ピース構造。
ドリップチップ
付属のドリップチップはウルテム製。
吸い口に向けてボアが広がっています。
810規格なので、汎用の810ドリップチップに交換して使用可能です。
キャップ
キャップ内側、キレイに加工されていますね。
上面は吸い口に向けて緩やかにテーパーがかかっています。
デッキ
ちょっと複雑な形状をしたデッキ。
THCの他のアトマを見慣れていると「あー」ってなる感じですが、
ホントはこれが最初なんですよね。
ジュースウェルはちょっと浅めかな?
エアホールが少し浮いているので、キャップを閉めた状態であれば多少溢れても大丈夫そうですが。
ポストはこのように斜め40°にカットされていて、コイルを斜め上から差し込んでサイドから締め付けます。
実質ポストレスデッキなので、コイルの足の長さは予め調整しておく必要があります。
キャップのエアフローから取り入れたエアーは一旦斜め下へ運ばれ、
無数に開いた小さい穴を使ってコイルの斜め下から吹き付けます。
こんな感じ。
キャップ内側の突起がデッキ側の切り欠きにハマるようになっており、
エアフロー調整幅の範囲で固定されるようになっています。
このため、アトマイザー取り外しの際にもクルクルしません。
ビルドしてみる
Tauren RDTAとほぼ同形状のデッキなので、あちらで美味かったビルドをそのままやってみます。
Ni80 26ga 3mm7巻デュアル 0.43Ω。
コイルの幅をエアフローの幅に合わせてエアホール真上にセットします。
コイルが小さめなので、ウイックは幅を広げて覆うようにふわっと。
もうちょっとコイルをエアホールに寄せてもよかったかもしれない。
コイルがエアホールの真上にあるので、ドリップする際にはど真ん中、両コイルの間に落としてやるといいと思います。
コイルに直接ぶっかけると外側を伝ってエアホールに落ちるので、漏れる可能性が高いです。
折角なので、同じビルドをしているRDTAと、同じリキッドで吸い比べてみたいと思います。
RDTAでずっと吸っていたこのリキッド、以前れどばぐさんに頂いた物で、
中身は自作のトライベッカクローン改とのこと。
美味しかったけど再現するにはいくつか香料が不足していたので、近々調達してうちでも作りたい。
ドローの重さは双方同じくらい。
デュアルコイルのアトマイザーにしてはややタイトな感じがします。
味も良く出てますね、美味しい。
やはりあのツブツブのエアフローがいいんだろうか。
タイト気味のドローと相まって、爆煙気味ながら濃いめの味が出ています。
比べてみると、ほぼ同じ感じで味が出ていますが、RDAの方がRDTAよりもやや濃く感じました。
かなり好みな感じです。
Tauren RDTAではずっとRY4系のリキッドを吸うことが多いのですが、味の出方がこれに合ってる気がするんですよね。
まとめ
動機としては、カッパーに黒塗装というのに惹かれたって感じだったのですが、
やはりカッコいいですね、これ。
Modはハイブリッドメカチューブなので万人にお勧めできる物ではありませんが、個人的には満足度高いです。
ハイブリッドメカニカルは扱いに注意が必要なので、ある程度慣れた方に使って頂きたいと思っています。
RDAは、Taurenシリーズの中では一番最初だったと思うのですが、
味的には一番よく出てる感じがしました。
ほぼほぼ同タイプのデッキで、RDA、RDTA、RTAと仕組みが異なるから、という部分はあるのでしょうし、RDTAやRTAにはタンク付きという利便性がありますしね。
ジュースウェルがやや浅めな印象でしたが、ドリップでずっと使っていて、今のところリキッドが溢れたり伝い漏れしたりは一切ありません。
これでTaurenシリーズは一通り紹介したかな?
次はシングルRDAのRauren solo RDAが予定されていますね。
この感じだとそれもいってしまいそうです。
価格調査
自分はフレキチさんで買いました。
Modが4,980円、RDAが2,980円です。
その他は、海外でも$60~$70位しているんですよね…。
RDAも$25くらいなので、敢えて海外で買うメリット薄いかな?
唯一3AVAPEにて、ModにRDAとコイルをセットして$65って感じの売り方をしていました。
Mod単体だと高いけど、この抱き合わせは安いかも。
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