セミメカModのススメ

VAPEを始める際に最初に使ったデバイスがAIO(オールインワン)タイプか、Picoなどの小型テクニカルModだったという方は多いと思います。

そしてそのまま他のテクニカルModにも手を出して…というパターンが多いかなぁと。
自分もそうでした。

そこから更に凝り始めると、メカニカルにも興味が湧いたり湧かなかったり?
ただ、メカニカルは色々と注意が必要だし、怖い話もよく聞くので精神的なハードルは高いですよね。
自分としても、メカニカルに関してはそのくらいがちょうどよく、ある程度理解した上で細心の注意を払って使用して貰いたいと思っています。

ですが、メカの一歩手前であるセミメカに対してはちょっと誤解を受けている部分が多く、
メカという言葉の印象から、怖い物、面倒な物だと思われている方も多いように思います。

その辺の誤解を少し解きたいな、と思ってエントリーを書いてみます。

セミメカニカルModとは

Modという言葉は”Modify”の略語で、「改造する」とか「カスタマイズする」とかいった意味合いを持っています。
デバイスの形態からするとちょっと「ん?」となる単語ですよね。
自分もMODという単語にはPCゲームの改造プログラムとかそういうイメージが強く、最初違和感がありました。

恐らくですが、VAPEが今の形に進化する過程で、
一体型の所謂”電子タバコ”から、アトマイザーとバッテリーを自由に組み合わせられるようになり、そのカスタマイズ性からそう呼ばれるようになったのかな、と予想しています。(違ってたらスミマセン)

VAPEでの役割としては、要は”バッテリーパック”ですね。

そのModの中で、バッテリーパックに制御基板や液晶画面などを追加して、バッテリーの出力を自分で調整できるようにしてある物を”テクニカルMod”と言い、
基板などを持たず、機械的なON/OFFスイッチのみでバッテリーの出力を直接アトマイザーに流すだけの物を”メカニカル(=機械式)Mod”と言います。

そしてその中間というか、
出力の制御は出来ず、バッテリーの出力をそのままコイルに伝えるのですが、
安全回路などが組み込まれた制御基板が乗っている物が”セミメカニカルMod”と呼ばれます。
テクニカルModでバイパスモードを使っている時と同じ状態ですね。

一口にセミメカニカルModと言っても制御具合によって何段階かあり、

  • 安全回路(短絡保護など)
  • 電源ON/OFF機構
  • LEDインジケーター
  • 電池残量表示
  • 充電機能

これらの機能の有無がそれぞれ異なります。

勝手に分類すると

テクニカルに近いもの

上記機能をが全て積まれており、使用感はほぼほぼテクニカルに近いです。
ただ出力調整が出来ないだけなので、バイパスモードで使ってる感覚。

有名所だと、WismecのVicinoとか。

うちで扱ったものだと、ピコンカーとか、Helixとか、(電池内蔵式ですが)iJust Sバッテリーとか

メカニカルに近いもの

EhPro Armor Primeとかは使用感がちょっとメカに近い?
でも機能的には、上記から充電機能を抜いただけで殆ど変わらないですけどね。

メカニカルに制御基板を挟んだだけのもの

Cthulhu Tube Modとかはこのタイプです。

基本的にはメカニカルModなのですが、保護回路の機能を持った基板をバッテリーとアトマイザーの間に挟んでいます。

電源OFFなども出来ないし、電池残量なども自分で判断するしかないので、使用感はほぼメカニカルModですが、
ショート状態の保護などの最低限の安全性を担保した物となります。

セミメカって怖い?

ある程度VAPE経験を積まれた方が、新しいModを探していて
「このModのデザイン好きだけどセミメカだから」と回避されているケースをよく見かけて、勿体無いなぁと思うことが結構ありまして、

でも、SNSで長々と説明しても鬱陶しいだけだろうしなぁ、と思って見ていたりしました。

メカは怖い物というイメージの中に、セミメカも含まれているのかなぁと。

もちろん、画面表示もないし保護回路も簡易なもののみな事が多いので、テクニカルに比べたら色々と注意は必要なのは確かですが、
上記の「テクニカルに近いもの」であれば、普通に運用する上では(よほどぶっ飛んだ低抵抗を使ったりしなければ)安全性はテクニカルとそう大差ないと自分は思っています。

クリアロマイザーを乗せて使ってもいいと思いますし。

そう、枠を広げるとAIO(オールインワン)タイプのVAPEなんかはそのセミメカ+クリアロという組み合わせですし、
Aspire K4のようにバッテリーとクリアロが外せるタイプのバッテリー部分などはまさにセミメカModそのものなんですよね。

なので意外と、デビューの際にセミメカを使っていた、なんてことは多かったりするかもしれません。

気をつけるべきこと

上にも書きましたが、テクニカルに比べると気をつけるべきことは確かに多いです。

最低限、リチウムイオン電池の特性(4.2Vから、充電量に応じて出力が下がっていく事)とコイル抵抗と出力の関係に関しては知っておく必要があります。

まず、大きな違いとして、出力制御が無いということ。
バッテリーの出力を直接コイルに伝えるので、出力はコイルの抵抗値のみで調整することになりますし、バッテリーが減ってくると出力も下がってきます。

ずっとテクニカルModを使用していた場合、一番最初に引っかかるのはここかなと。
テクニカルを使用していると、出力をワット数で見てることが多いですしね。

メカニカル(セミメカ含)の場合は、バッテリーの電圧とコイル抵抗値で計算します。

例えば、0.5Ωのコイルをセットした場合

バッテリーが満タンな時(4.2V)は、
4.2V / 0.5Ω = 8.4A
8.4A x 4.2V = 35.28w

しばらく使って、バッテリー残量が減った時(3.7V)は
3.7V / 0.5Ω = 7.4A
7.4A x 3.7V = 27.38w

ワット数に当てはめると、
電池交換直後は35wの力がかかっていて、電池が減るに連れて27wくらいまで下がっていくといった感じですね。
(3.5Vくらいまでは使えるんですが、多少マージンを取って3.7で計算しています)

テクニカルModの「ワット数調整」は、このワット数になるように電圧を昇圧/減圧して一定値になるように調整しています。

過放電はバッテリーによくないので、味が落ちてきたら電池交換推奨です。
(大抵の物は保護機能が働くと思いますが一応)

また、セミメカはスペックに「最大○w」と書かれている事が多く、それを越えると安全回路でカットされるものが多いです。

安全について考える場合、見るべきは電流(A)で、
バッテリーの連続放電電流(A)を超えないようにする必要があります。

18650バッテリーを使う想定だと、
定番のソニーのVTCセルの場合、連続放電電流は
VTC6で15A
VTC5で20A
VTC5Aで25A
VTC4で20A(30Aまでとも言われていますが一応)

上記の0.5Ωの例だと、電池満タンの状態で8.4Aなので余裕ありますね。

0.3Ωで組むと、4.2V / 0.3Ω = 14A
0.2Ωで組むと、4.2V / 0.2Ω = 21A

ある程度慣れてる人たちが0.3Ω以下の抵抗を嫌うのはこの辺りの計算からですね。
自分も、18650で使うRBAアトマイザーのビルドは0.3Ωを下限にしています。

オームメーターでキッチリ測って、この辺りの抵抗値を守りつつ、組んだ状態でショートしていないのを確認しつつ、といった感じでしょうか。

もっと詳しい注意点や運用法などをGariGari-Studioさんが書かれており、非常に参考になります。

https://garigari-studio.com/semi-mechanical

で、セミメカのどこがいいの?

色々な意見がありますが、個人的には「楽、小さい、安い」あたりw

慣れるとめちゃめちゃ楽なんですよ。

温度管理などの機能を常用している人は別として、
大体テクニカルModを使う時って、VWモードで3.7V〜4.0Vくらいの出力に自分で調整して吸うことが多いじゃないですか。

セミメカは勝手にそのくらいの電圧がかかってきますしね。
もうアトマとバッテリーをセットしたらあとはボタン押して吸うだけです。

基板や画面がない分デザインの自由度も高く、
見た目がよかったり、コンパクトだったり軽かったりする物も多いです。
あと、価格も安いものが多いw

主に気軽に使う用途でセミメカは使っています。
ピコンカー辺りはその最たるものですよね。

まとめ

なんだか急な思いつきで書き殴ったので画像もロクに用意してないですし、とりとめのない文章になってしまいました。

ただ、セミメカだからという理由で尻込みして、気に入ったModを回避しちゃうのは勿体無いなぁ、と思って、
セミメカは怖くないよーって感じで誤解を解きたかったのです。

もちろんテクニカルよりは気をつける部分は多いし、それが面倒な部分もあるので、これから始める方などにオススメ出来るわけではないですが、
それなりにRBAを運用されているVAPERさんであればそれほど抵抗を感じる程でもないかなぁと。
RBAでなくクリアロ載せてもいいですしね。

テクニカルよりいいから是非使おうぜ!とかそういった感じではなく、
もしデザインやサイズ等が気に入ったなら気にせず使ってみて欲しい、といった感じです。

Vapeは見た目が気に入るかどうかって重要ですしね!

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