Thunderhead Creations – Blaze SOLO RTA レビュー|Mike Vapes監修、リキッド漏れに強いシングルRTA

Thunderhead Creations – Blaze SOLO RTA レビュー|Mike Vapes監修、リキッド漏れに強いシングルRTA

Thunderhead Creations Blaze SOLO RTAのレビューです。

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VAPE系Youtuber、Mike Vapes監修のBlazeシリーズの新作、今回はシングルコイルのタンクアトマイザーになります。

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デュアルコイルのBlaze RTAと同様、エアフローシステムにリキッド漏れに強いトップtoボトム式を採用しており、デッキ部分はThunderhead Creationさんのお家芸でもあるハニカムホールの3Dエアフロー、
漏れないし、味も濃くて美味いという完成度の高いRTAに仕上がっています。

トップtoボトムのエアフローはサイズがどうしても大きくなりがちですが、シングルコイルになったことで直径がデュアル版の26mmから25mmにダウン、ステルスModなどでの使用も現実的になりました。

私としては久々の新作RTAですが、かなり気に入りました。

この製品はThunderhead Creationsさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

黒いパッケージ。

文字やロゴの部分がホログラムになっていて、ちょっと豪華。

Mike Vapesのネームの他、”100% LEAK PROOF”の文字も書かれています。
100%ときたか。

パッケージ内容

  • Blaze SOLO RTA本体
  • バブルガラスタンク
  • コイルトリミングツール
  • 六角レンチx2
  • 予備Oリング、予備イモネジ
  • プレビルドコイル、コットン
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

付属のコイルとコットン、
0.28Ωのクラプトンコイルと、靴紐状のコットンです。

外観・特徴

Thunderhead Creationさんらしい、直線を基調とした無骨なデザインです。

チャンバーの刻印には銀色の墨入れがしてあって、なかなか派手。

カラーバリエーションは全部で7色。

今回のサンプルはシルバーブラックですね、刻印に墨入れが入っているのはこのカラーだけみたいです。

エアフローはトップエアフローです。

エアフローコントロールリングには斜めのスリットが入っており、このリングを回すことでドローの重さを調整できます。

ガラスタンクはストレートとバブルタンクの2種類が付属しています。

リキッド容量はストレートタンクで3.5ml、バブルタンクで5.5mlとなります。

底面にはメーカーロゴとMike Vapesのネーム。
ポジティブピンは1mmほど出っ張っています。

フィッティング

今回は25mmということで、ストレートタンクならステルスModでの使用も視野に入ってきます。

MIXXは結構ギリギリ。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 25mm
高さ 45mm
リキッド容量 3.5ml/5,5ml
ドリップチップ 810規格
コイル シングルコイルRBA(ポストレスデッキ)
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー トップtoボトムエアフロー

構造

分解してみました。

ドリップチップは810規格の物が使用されています。

これは別売りになるのかな、810→510の変換アダプタも一緒に送られてきていました。

こちらを使えば、510規格のドリップチップも使用できます。

リキッドフィルはトップフィル。

トップキャップはロック式になっていて、90°ほど回すとロックが外れてキャップを開けられます。

開閉がしやすいですし、閉める際の与圧も発生しにくいので個人的には一番好きな方式です。

トップtoボトムのエアーを通す為、チャンバーは二重チャンバーになっており、間に空気の通り道が作られています。

チムニー付近は緩やかにテーパーがかかっており、爆煙アトマイザーらしくチムニーはかなり太め。

デッキはシングルコイルのポストレスデッキ、

コイルを挟むように分厚い壁があり、この壁の部分がチャンバーの切り欠きにハマるようになっています。

今回は、”W”ビルドデッキと言うらしい、WOW!

壁の部分にはハニカム構造のエアホールが開けられており、コイルの左右から満遍なくエアフローを送ります。
ボトムからは、底面のカットに沿って斜めにエアーが入り、左右と合わせてコイルを包み込むようなエアフローになっています。

コイルの固定ネジは六角ネジ、壁の部分が分厚いので結構深いところにあります。

付属品バッグの予備イモネジにはマイナスネジも含まれているので、そちらに交換することが可能です。
私は六角ネジが苦手なので早速交換。

ビルドして、吸ってみる

ポストレスデッキなので、コイルの足の長さを予め調整しておく必要がありますが、
それを楽にする為にコイルトリミングツールが付属しています。

6mmのところに印が付いているので、そこにコイルを差し込んで、下から飛び出している足をカットします。

足の長ささえ決まってしまえば、あとはデッキにセットして締め付けるだけなので非常に楽です。

並行に開いた穴に差し込む為コイルが斜めになるので、締め込んだ後でジグを少しひねって真っ直ぐにしてやります。

トリミングツールの6mmでカットすると、高さはこのくらいになります。
少し高めに見えますが、サイドのエアフローとの位置も合っているし、ちょうどよさそう。

付属コットンは靴紐状で、片側がまとめられているので、通すのが楽です。

少しコイルの位置が高いので、カットの長さはこのくらいですかね。

コイルとコットンにリキッドをたっぷりしみこませて、準備完了。

付属コイル

まずは付属コイルを使用してみました。

3.5mm径と、少し大きめのコイルで、クラプトンの5巻、0.3Ωでした。

正月三光の残りが2割くらいなので、こいつで吸いきっていこうと思います。

まずなにも考えずに40wでひと吸い。

うまっ。

いやこれ相当美味いです。

コイルの空間を狭く限定して、その中で全方向から包み込むようにエアフローを当てているからなのか、フレーバーの取りこぼしが全然ない印象。

クラプトンコイルのきめ細かいミストで、味の感じ方も濃厚、今年の正月三光はリンゴが強めなのですが、そのリンゴのフレーバーが特に強く出ていてジューシーです。

エアフローは全体的に軽め、
全閉にすると流石に重いですが、それでも吸えなくはないレベル。
全開だとほぼスカスカ、AFCを絞ってゆくと抵抗感は増してゆきますが、スリット1つ分でも開けているとDL向きのドローです。

このコイルだと全開で充分な感じ、出力は私の場合44~45wくらいでちょうどよいですが、50wくらいが恐らくベストかなと。

Blazer コットン+クラプトンコイル

Blaze Solo RTAと共に同梱してコットンのセットを送ってくれていました。
Thunderhead Creationさんは以前からこうしたプリメイドコイルやコットンなどのアクセサリーも作っているメーカーさんなので、こうしたアイテムもしっかりしています。

Blaserという名前からしてもBlazeシリーズ向け?
開けてみるとコイルトリミングツールやコイルも入っていたので、これも試してみます。

入っていたコイルは、付属の物と同じNi80の4コアフューズドクラプトン、
使用されているワイヤーの構成も同じですが、径が3.0mmになって抵抗値が0.25Ωになっています。

セットしてみました。
0.28Ω表記になっていますが、Mod(Paramour)読みだと0.26Ω、
上の付属コイルでもそうですが、このSifuだと少し高めに出るかも。

コットンは心なしか付属品より柔らかく、ふわっとしているように感じました。

ある程度予想はしていましたが、径が少し異なるだけのほぼ同じクラプトンなので、劇的な違いはないです。

少し強くなったかなー、くらい。

勿論パフォーマンスは素晴らしく、エアフロー全開の45~50wくらいでかなり美味しく吸えます。

単線ビルド

折角だから単線も試しておきたいですね。

Ni80 24ga 3mm6巻で0.46Ω、
マイクロだとエアフローの幅より大分小さくなっちゃうので、スペースドにして幅を合わせました。

30~35wくらいでの運用になるから、これで納得がいけば18650ステルスでも余裕もって使えるかなと。

結果的には、合格点。
単線でもイケます。

爆煙系アトマイザーとして、恐らくベストはクラプトンだろうし、こうした複合フレーバーリキッドの味の広がりという意味では若干劣ります。
ですが、味の濃さは遜色ないし、単線スキーな私個人としては満足。

34w運用で若干ミスト量も抑えられるし、軽めの18650ステルスで外に持ち出して使うのによさそう。
エアフローは半開くらいがしっくりきました。

まとめ

いいです、これ、ちょっとハマっちゃいました。

前のBlaze RTAも非常によかったですが、私はシングルコイルの方が嬉しいなーって思っていたんですよね。

元々Thunderhead Creationさんのハニカムホール+3Dエアフローのデッキは好きなのですが、
シングルコイルを狭い空間に閉じ込めて包み込むようなエアフローにすることで、ミストへの味の乗りが非常によく、若干低めの出力にしても非常に濃い味が出ています。

単線でも複合フレーバーの味がしっかり引き出せるのもこのタイプのデッキのいいところ。

リキッド漏れに関しては”100% Leak Proof”を謳っていましたが、確かに漏れないです。
トップtoボトムのエアフローはホント漏れに強いです。

シングルコイルになったことで25mmまで下がったので、フィッティングの幅も広がりました。

最近は各メーカーPod主導になっていますが、Thunderhead Creationさんは硬派にこうしたRBAアトマイザーを出し続けてくれているのが素敵です。

価格調査(20230328現在)

まだ出たばかりのアトマイザーで、国内での販売情報はありません。

残念ながら、前のBlaze RTAは国内ショップでは見かけなかったんですよね……。
Amazonで一時期見かけたくらいかな?
Taurenシリーズの頃は国内にも結構入ってきていたのですが。

ですがBlaze SOLO RDAの方はフレキチさんで取り扱いがあったので、希望はありそうです。

2023/04/25 フレキチさんで取り扱い開始しました。

海外も見てみます。

Sourcemoreさんでプレオーダー中。
$24.79表記ですが、ログインすると$22.18になります。
送料はePacketで$6弱でした。