Smoant Knight80のレビューです。
Smoantさんといえば、Podが流行りだした頃にいち早くRBA可能なPod“Pasito”を出して一斉を風靡しておりましたが、
以前より、一風変わったデバイスを数多く排出する変態(褒め言葉)なメーカーさんです。
今回はどちらかというと正統派?
最近では割と普通に見かけるようになった、18650バッテリー交換式のPod Modです。
通常のテクニカルModと遜色のないチップを搭載しており、
VWモードはもちろん、温度管理、TCRモード、バイパスモード、カーブモードと一通り使用できますし、
もちろんRBAコイルの設定もあるので、大抵のことはこれで出来てしまいます。
別売りのアダプターを使用することでPasitoのコイルも使用可能なので、Pasitoからのアップデートとしてもアリかも。
ただ、流石に大きいですね、これ。
この製品はHealthCabinさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
でっかい箱。
Smoantさんのパッケージはいつも大きくて凝ってるイメージ。
裏面に、正規品チェック用のスクラッチシールがあります。
スクラッチを削った下にあるコードを、公式サイトのAuthenticity Verificationのページで入力すると、コピー品でないかどうかのチェックが出来ます。
パッケージ内容
- Knight80本体
- USB Type-Cケーブル
- 0.3Ωメッシュコイル
- 0.4Ωデュアルメッシュコイル
- ユーザーマニュアル
- カード類
ユーザーマニュアルは英語と中国語で記載されています。
外観
四角い板状の本体。
パッケージに”ティファニーブルー”と書いてあり、最初は「え?どこが?」と思ったのですが、側面を見て理解。
カラーバリエーションは5色あります。
この謎の模様は、うーん…。
サイズ感はこのくらい。
デカイ、というか、厚いんですよね。
18650が入る以上ある程度仕方のないことではあるのですが。
大きさはそうでもないのですが、厚みがあるから大柄に感じる。
Pod系という意識があるので特に。
サイドにはファイアボタンのみ。
その他のコントロール系はフロントパネル側に付いています。
一番上、Podの横の部分に液晶パネル。
その下にUp/DOWNボタン。
ファイアボタンの反対側の面にはUSB Type-Cポートがあります。
底面。
バッテリートラブル時にガスを逃がすためのベントホールが結構しっかり目に開けられています。
ドリップチップは510規格で、汎用品に交換可能。
ドリップチップの下のエアフローリングも取り外せます。
こちらも510っぽいなと思いましたが、若干径が異なりました。
エアフローコントロールは少し変わっています。
本体側は垂直に吸気口が開いており、リング内で直角に曲げたエアーを送り込む形になっています。
両者の隙間の合わせ具合でドローを調整します。
ちょっとロスがありそうというか、あまり重くは絞れなさそう。
まぁコイルが低抵抗なメッシュコイルで明らかにDL向きといった感じだし、別にいいのかも。
裏側パネルはマグネット固定になっており、ここからバッテリーをセットします。
Podカードリッジの固定もマグネット式です。
Podカードリッジ
Podカードリッジも大きいですね。
リキッド容量は4ml、素材は食品グレードのPCTGだそうです。
エアフローがなかなか優れていて、
ドリップチップの根本で吸気したエアーを、Podの外周を通して下まで運び、コイルの下から吹き付けます。
所謂トップ to ボトム形式のエアフローで、漏れにはかなり強いです。
その代償というかなんというか、濃いめの素材が二重になっているのでリキッド残量はやや見づらい。
タンク部分は完全に露出しているので透かせばこのくらいは見えますが。
リキッドは、内側に付いているシリコンキャップをめくって注入します。
コイルはOリング固定なので、まっすぐ引っ張ると抜けます。
交換の際はベースパーツを取り外し、コイル部分のみを交換します。
付属コイルは0.3Ωのメッシュコイルと、0.4Ωのデュアルメッシュコイル。
前回のautopodのレビューの際、メーカーページに”世界初のデュアルメッシュPod Mod”って書いてたけど、多分、こちらの方が早いよね…?まぁいいか。
上記2種の他、専用のRBAコイルが別売で設定されており、
また、Pasito用アダプター(別売)を使用することで、Pasito用のコイルユニットやRBAもそのまま使用出来ます。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 90mm x 45mm x 27mm |
素材 | Zinc Alloy(亜鉛合金) |
バッテリー | 18650 x 1本使用(別売) |
重量 | 148g(実測) |
Pod材質 | 食品グレードPCTG |
リキッド容量 | 4ml |
出力モード | VWモード 温度管理(Ni/Ti/SS/TCR)モード DVW(カーブ)モード バイパスモード |
出力ワッテージ | 1-80w |
温度管理 | 100〜300℃(200〜600°F) |
対応抵抗値 | 0.1Ω〜3Ω(TC: 0.1〜2.0Ω) |
充電 | USB Type-C 5V/1A |
保護機能 | 自動カットオフ(10秒) バッテリー逆刺し保護 短絡(ショート保護) 過放電保護 オーバーヒート保護 |
AI SMART ANT-CHIP
Knight80搭載のANT-CHIPは、PasitoやKnight80用のコイルを判別し、装着時に自動で出力を調整するようになっています。
また、バッテリー残量にかかわらず最後まで一定の出力を維持するようになっています。
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
モード切替
ファイアボタン3クリックで左上のモード表記が点滅するので、UP/DOWNボタンでモードを切り替えます。
温度管理モードの時はファイアボタン+UPボタンで動作ワッテージの調整
更にTCRの時はファイアボタン+DOWNボタンでTCR値の調整が出来ます。
DVWは所謂ワッテージカーブモードで、
ファイアボタン+UPボタン長押しで、各段階の秒数設定
ファイアボタン+DOWNボタン長押しで、各段階のワット数設定が出来ます。
キーロック
UP/DOWNボタンを同時に長押しするとキーロックを切り替えます。
ファイアボタンも効かなくなり、完全にロック状態になります。
吸ってみる
プリセットのKnight mesh 0.3Ωコイルで、Chronic JuiceのLEMONADEを吸ってみます。
ドローは予想通り軽めですね。
全閉にしても、やや引っかかりがあるかな?くらいの軽めのDL向きドローです。
ですがこのコイルにはマッチしていると思います。
爆煙ですしね。
かなりパワフルでミストも濃く、なかなか美味しい。
ただちょっとリキッドの選定を誤ってしまった、清涼剤が効きすぎて自分にはちょっと冷たすぎる。(それだけ濃く出ているということでプラス要素だとは思うのですが)
とはいえクリアロコイルは途中でリキッド変更出来ないので、そのまま使用。
徐々に慣れてきて、スッキリ吸えるしアリだなって感じに。
コイルのパフォーマンスは高いと思います。
しばらくこれで吸っていましたが、予想通りリキッド漏れも起こらないし、快適に使えます。
Knight80 RBAコイル
今回はRBAコイルもあるので、こちらも使っていきます。
付属品
- RBAコイル本体
- 510アダプター
- 予備Oリング、ネジ
- ビルド用ワイヤー
- コットン
プリメイドコイルでなくワイヤーが付属してくるとは。
でもこのワイヤー、かなり細くない?
ビルドの際は付属の510アダプターを取り付け、オームメーターやテクニカルModに取り付けて行います。
チャンバーは、チャンバーというか、段差の付いたただの筒、ほぼミスト直通ですね。
デッキは2ポスト式のシングルコイルデッキ。
Pasitoよりもサイズが上がった分、ビルドがかなり楽なデッキになっています。
ボトムエアフローで、コイルの真下にエアホールがあるのですが、これがまたかなり大きくポッカリと空いています。
これ明らかにスカスカDL向けだと思うのですが、やはり付属ワイヤー細すぎるのでは?
でもまぁ折角だからまずは使ってみます。
2.5mm径、6巻で0.89Ω
やはりね。
カンタル28gあたりかな?
ウイックはこのくらいの長さでカットして、ちょうどジュースホールの底あたり。
もうちょっと短くてもいいかも。
リキッドをNasty BALLINに変更。
吸ってみます、が、
明らかに非力。
ドローは全閉に絞ってもかなり軽めだし、凄く物足りない。
そりゃぁね、コイル内も明らかにスカスカですしね。
やり直します。
ミスト量を増やさないとダメそうな感じ。
パラレルでやろうかな、と思ったけど、レビュー用だし。ひとまず万人向けにクラプトンで0.37Ωのコイルを組んでみました。
ちなみにこのコイル、ANT-CHIPさんにKnight Meshと認識され、装着すると自動的に58wに設定されます。
やめてくださいw
やはりこのくらいのコイルが合っていると思います。
一気に満足感が増しました、美味しい。
でも、調子に乗ってちょっとハードに吸ったら物凄いドライヒットが。
おとなしめに吸っている分にはいいのですが、ちょっとロングパフしたりチェーンしたりするとイガリます。
供給が足りていないのかな。
だから細いワイヤー付けてきたとか?
うーん。
ウイッキングを見直したら大分改善しましたが、少々不安があるので、実運用はもう少し控えめのコイルにすると思います。
まとめ
高性能なPod Modだと思います。
バッテリー交換式で動作モードも多彩で、普通にModの代わりとして使えるスペック。
Podデバイスとしては大柄だけど、面白いデバイスだというのは確か。
コイルユニットがメッシュコイル(カンタルかな?)の設定のみなのに温度管理モードなどを搭載しているのは、RBAを使う前提なんでしょうね。
マニュアルには、最近珍しくなったTCR値の表なんかも載せてあったりして、DIYしろよ感が漂っています。
ただこのRBAはどうだろう、コイルに迷いますね。
少なくとも高抵抗気味なコイルは、自分は無いと思います。
ただしあまり攻めると供給がちと不安。
温度管理等も使えるので選択肢も広そうですし、ちょっと試行錯誤が必要そうな雰囲気です。
Healthcabinさんではキットが¥3,216
RBAコイルが¥661です。
Healthcabinさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
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