Exvape Expromizer V5 MTL RTAの購入品レビューです。
ExVapeはドイツのメーカーなのですが、ドイツで設計・デザインを行って中国生産しているようで、各アトマイザーが中国マスプロ製品と同等の価格で流通しています。
ExpromizerとはV3の頃に出会い、これにベタ惚れしてしまいまして、
ドイツらしい硬質なデザインに機能的なギミック、そして性能もよくてすっかりお気に入りでした。
以降、V4、TCXと追いかけてきて、そして今回のV5です。
だいぶ前にプレオーダーを入れていたのですが、ようやく届きました。
公式のコメントを要約すると
V3のスタイルに、V4のリキッドコントロールとトップエアフローを融合させつつ、
前作と同じタンク容量のまま、よりコンパクトなデザインを実現した。
とのことです。
確かに、見た目がV3に寄りつつも、使い勝手やパフォーマンスはほぼV4と言った感じですね。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
写真なども使用していないシンプルなデザインのパッケージです。
箱の側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Expromizer V5 本体
- スペアガラスチューブ
- ユーザーマニュアル
- プラスドライバー
- 予備Oリング
- 予備ネジ
- プリメイドコイル
- コットン
ユーザーマニュアルは、ドイツ語と英語で記載されています。
外観
上下のローレット、タンク部分など、デザインはかなりV3に近くなっています。
…と思ってくるっと回すと「EX」の文字。
個人的には、これさえなければなぁ、と思ってしまいます、ごめんなさい。
そう言えばTCXのタンクもこんな感じでしたね。
手持ちのExpromizerを並べてみました。
左から、V5, V4, V3(2mlタンク), V3(4mlタンク)
V3ね、好きなんですよ…。
こうして並べてみると、デザインをV3に寄せている事がよくわかりますね。
むしろV4が異質に見える。
あとV5は、公式が言う通り確かにコンパクト。
底面。
ポジティブピンは標準ではほぼ出っ張ってないですね。
ポジピンはデッキの固定を兼用していないので、多少緩めて出せるとは思いますが、ハイブリッドModなどで使用は避けたほうが良いと思います。
手持ちのテクニカルModに幾つか乗せてみましたが、このままでも通電しました。
フィッティング
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 23mm |
高さ | 40mm 標準ドリップチップ込みで54mm |
素材 | ステンレス |
タンク | パイレックスガラス |
リキッド容量 | 2ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップ吸気→ボトムエアフロー |
構造
手でバラせる範囲で。
タンク部分は独立しているのでリキッドが残ったままでもデッキにアクセスできます。
公式の分解図。
相変わらず複雑な構造。
ドリップチップ
ドリップチップは510規格です。
汎用の物と交換して使用できます。
標準ドリップチップはステンレス+POM製
トップキャップ
トップキャップはチャイルドロック付きのスライド式になりました。
キャップ部分を回すとロックが持ち上がり、スライド出来るようになります。
エアフロー
エアフローの吸気口はトップ側にあり、
エアーをボトム側まで運んでコイルの下から吹き付けるトップtoボトム式のエアフローになっています。
トップエアフローのリキッド漏れのしにくさと、ボトムエアフローの味わいを両立した方式で、
エアーの通り道を作るためにどうしてもアトマが大きくなりがちで、同じ仕組みを採用したアトマイザーは24mm以上の物が多いのですが、Expromizerはこの方式を取り入れつつも23mmに抑えています。
トップのローレット部分がエアフローリングになっており、これを回すことでドローの重さを調整します。
開口部の大きいストレートホールと、小さな穴が並んだピンホールの2種類のエアホールから選択できます。
吸い込んだエアーは、二重構造になったチャンバーの中を通り、下まで運ばれます。
最終的に、デッキの下側から吸い込んで、コイルの真下のエアホールからコイルに吹き付けます。
仕組みや形状はV4とほぼ同じ。
ジュースコントロール
歴代Expromiserに搭載されていたジュースコントロールですが、V5にも勿論搭載されています。
下側のローレットの部分を摘んでタンクを回すと、内側のジュースコントロールが開閉できます。
この辺の仕組みと形状もV4とほぼ同じです。
チャンバー
チャンバーは円筒形にくり抜かれたような形になっており、上面にわずかにテーパーがかかっています。
MTL向けということで、チャンバーは狭く、チムニー径はかなり細いです。
デッキ
デッキは2本のネジで固定するタイプ。
デッキ形状は基本的にV3から変わっていません。
ネジの脇にはガイドが設けられており、ワイヤーが逃げにくくなっています。
ガイドとネジ頭の隙間も小さいので、細いワイヤーでもやりやすいと思います。
また、ガイドには切り欠きが設けられており、コイルの足を横に逃してカット出来るようになっています。
ビルドしてみる
このタイプのデッキは、コイルを時計回りに巻いてネジに半周巻きつけるように軽く引っ張りながら締めるとワイヤーが逃げにくくやりやすいと思います。
ガイドに切り欠きがあるので、ここまで巻きつけてしまって、横でカットするのがショート事故も起こりにくいし楽かと思います。
ポストが微妙な高さなので、コイルは上向きでも下向きでもよさそうです。
巻き方向に応じてやりやすい方で取り付けて、その後好みの高さに調整すればいいかな。
ウイックはこんな感じでカットしてジュースホールに落としてやります。
付属プリメイドコイル使用
付属のプリメイドコイルを使ってみました。
2.5mm径の6巻で0.75Ω。
カンタル26gaあたりかな?
Nameless ElementのAshley Colemanを吸ってみます。
ドローはAFC全開でも結構重め。
ストレートホール全開の状態で、抵抗感強めの重めDLから、MTL吸いも出来るくらいの重さです。
ピンホールの方に切り替えるとDLは厳しくなってきて、完全にMTL向きに。
全閉の状態でも吸うことが出来ます、かなり重めのMTLになりますね。
というか…
エアフローの重さもそうなのですが、吸った感じ、吸い心地、味、
ほぼほぼ、V4じゃないかな、これ。
てかパーツ構造とかほぼ同じですしね。
いや、悪いわけではなく、かなり高パフォーマンスなのは違いないです。
ドローもスムーズですし、味もしっかり出ているし、高レベルなMTLアトマイザーには違いないです。
HW6015 単線1.0Ω
付属コイルが0.75Ωだったので、もうちょい高いのも試してみます。
HW6015 28ga 2.5mm径7巻 1.01Ω
下向きに取り付けてエアホールにかなり寄せてみました。
上の0.75Ωの時はエアフローはストレートホールが合っていましたが、こちらはピンホールの方にするとちょうどいい感じ。
リキッドとの相性もあるのかもですが、単純に今回の2種を比べるとこちらの方が好みの味です。
細長いチムニーとドリップチップで冷えたミストが口に入ってきて、味がじわーっと濃く出る感じが美味しい。
まとめ
V4の使い勝手や吸い心地にV3のデザインテイストを融合させたような感じですかね。
ぶっちゃけてしまうと、V4でいいです。
かなり高レベルなMTLアトマイザーには違いないのですが、使い勝手も味もほぼV4。
それだけV4が良かったという事でもあるのですが。
ただ、キャップがスライド式になったというのはいいですね。
ロックもあるので不意に開くこともないですし。
どちらも持っていない方は、見た目で選んで良いと思います。
デザインはかなりV3に寄せているし、タンクの”EX”がなかったらV3にベタ惚れだった自分にはドストライクですし、V4より断然こっちだったと思います。
過去シリーズの比較なしで、単体のアトマイザーとして見ると、高レベルなのは違いないです。
リキッドの漏れにくいトップtoボトムエアフローを採用しており、ジュースコントロールも搭載していながらこのサイズ感。
ビルドはやや慣れが必要なタイプのデッキですが、やりやすい工夫がされているのでそれほど苦労しないと思うし、
味はかなりよいと思います。
ドローは全体的に重めで、MTL好きな方は満足出来るドローだと思います。
見た目はドイツっぽい硬質で機械的なデザインでカッコイイ。
“EX”さえなければ個人的には最高です。
価格調査(2021/03/26現在)
自分は今回Sourcemoreさんでプレオーダー購入していました。
ログイン後価格で$26.55です。
3FVAPEさんは、ログイン後価格で$29,99 送料無料〜
Fasttechさんは$39.95表記ですが、クーポンコード「MAP」入力で$28.39になります。
送料無料〜
現状VAPEが買える海外通販でPaypalが使えるのはここだけになっちゃったかな?
そういう意味でも強い。
国内にも既に入っていますね。
フレキチさん、本店は¥5,250(会員価格¥5,000)、楽天店は¥5,280、どちらも送料込み
オフィスエッジさん、¥5,480で送料無料。
売価はやや上ですが、今見たらポイントアップキャンペーンしてるっぽくて、+9倍になってました。
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