Augvape – Intake MTL RTA レビュー|漏れないタンクシリーズにMTL版が仲間入り

Augvape – Intake MTL RTA レビュー|漏れないタンクシリーズにMTL版が仲間入り

Augvape – Intake MTL RTAのレビューです。

Augvape | marz04.net
Augvapeの記事一覧です

AugvapeさんのIntakeシリーズはYoutuber Mike Vapes氏とのコラボ製品で、トップtoボトム式のエアフローを採用しており、ボトムエアフローの味わいをキープしつつ、トップエアフローの漏れにくさを実現したRTAです。

初代が出たのはもう2年前になりますが、本当にリキッド漏れが全然起きず、しかも相当美味いアトマイザーで、かなり推していた記憶。
昨年デュアルコイル版がリリースされましたが、こちらもかなり良いものでした。

INTAKEシリーズ | marz04.net
「INTAKEシリーズ」の記事一覧です。

Mike Vapes氏とのコラボ製品ということで爆煙向きというイメージが強かった同シリーズですが、ここに来てまさかのMTLバージョンです。

リキッドが漏れにくいトップtoボトムのエアフローの機構はそのままに、重めDLからかなり重いMTLまで、エアフローオプションも幅広く設定できるようになっています。

24mmのMTLアトマイザーって少ないのでそういう意味でも貴重かも。

この製品はAugvapeさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

パッケージ

Augvapeさんはシリーズごとにパッケージの感じも異なりますね。
前作Dualとほぼ同デザインのパッケージです。

背面には、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチの下のコードを、公式サイトの下にあるフォームに入力すると、コピー品でないかのチェックができます。

パッケージ内容

  • Intake MTL RTA本体
  • 予備ガラスチューブ(バブルタンク)
  • 予備Oリング、予備ネジ
  • エアフロー調整用パーツ
  • プリメイドコイル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

付属のプリメイドコイルはかなり小さなクラプトンコイル。
2.5mm径の4巻ですね、抵抗値は0.8±0.5Ωとのこと。

外観

全体的なスタイルは初代INTAKEから継承しています。
トップキャップの分厚い出っ張りとかもイメージそのまま。

カラーバリエーションは3色。
Augvapeさんはあまりカラフルな展開はしないイメージですね。

MTL向きということでドリップチップは細長いものがつけられています。
内径は5mmでした。

510規格のドリップチップなので、汎用の物と交換して使用できます。

トップキャップはロック式になっています。
90°ほど回してロックを外すとキャップが外れるタイプ。

与圧が発生しづらく、こちらもリキッドの漏れにくさに寄与します。
また、トップキャップが大きめでゴツゴツしているので開けやすいです。

エアフローは、中心から左右に向けて穴が5個ずつ開いています。

コントロールリングを右に回すと、穴が繋がって1個〜5個まで徐々に開いていくタイプ。
左に回すと、5種類の大きさの穴を1つだけ開くタイプになっています。

タンクはガラス製で、標準のストレートタンクが容量3.1ml
付属のバブルタンクに換装すると4.6mlになります。

底面にはMike Vapes氏のネームとロゴ、
コンタクトピンは十分出っ張っています。

フィッティング

詳細

メーカー公式

INTAKE MTL RTA

スペック

直径 24mm
高さ 54.3mm(コンタクト、ドリップチップ含)
リキッド容量 3.1ml / 4.6ml
ドリップチップ 510規格
コイル シングルコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー トップtoボトムエアフロー

構造

分解してみました。

タンク部分は独立して外せるので、リキッドが残っていてもデッキにアクセスできます。

チャンバー

チャンバー上部は完全にフラットで、チムニーに続く穴が真ん中に開いています。

チムニー左右にも穴が開いているのですが、これはトップからボトムにエアフローを運ぶ通り道です。

この通り、デッキ側からエアーを運ぶチューブが伸びており、これと接続します。

初めて見ると、回して締める際にずれるのでは…と思ってしまうのですが、
上部の天井パーツが回転するようになっており、チューブが刺さった状態を維持したまま締め付けられるようになっています。

デッキ

若干複雑な形状に見えますが、仕組みは一般的な、上からネジを締めて固定するタイプのデッキです。

ネジの脇にはガイドが立っており、締める際にコイルの足が逃げにくいようになっています。

デッキにLock,Unlockという文字と矢印が書いてあります。
これはなんぞや?と思ったら、なんとコイルの固定ネジが逆ネジになっており、締める方向、緩める方向を書いてあります。

いつもの癖でやると回す方向間違えたりするし、最悪ネジが全部ダメになった際に他のネジを流用しづらいし、これはちょっといただけない。

ボトムエアフローのパーツは取り外しが可能で、別のサイズのパーツに交換することでドローの重さを変えられます。

この方式も、同じAugvapeだと数年前のMerlin MTLあたりからある仕組みなのですが、
最近の他社製などでは、コイルを外さなくても変えられる仕組みなど工夫された物もあるので、ちょっと面倒だな、と感じてしまいますね。

ある程度ビルドが決まったらそうそう触るものではないですが。

調整用のパーツは、
1.0mm,1.2mm,1.4mm,1.6mm,1.8mmと0.2mm刻みで5種類付属しており、初期状態では1.4mmの物がつけられています。

ビルドしてみる

コイルはネジの外側で、ガイドに挟むようにしてセットします。

固定ネジは逆ネジなので注意!

ガイドがあるので足は逃げにくいと思いますが、軽く引っ張りながら締めると確実かと思います。

コイルの取り付けは下向きです。

そのまままっすぐで丁度いい高さになると思いますが、少し下がると下のパーツに接触するので念の為確認を。

ウイックはデッキの外周から少し出るかな、位の長さでカットするとちょうどタンクの底につく感じ。

付属コイルを使用

抵抗値は0.74Ωと出ました、ほぼ公称どおりか。

エアフローは初期状態で装着されていた1.4mmをそのまま使用します。

FRUIT BY THE OunceのSTRAWBERRY GUAVAを吸ってみます。

まずはエアフロー、思っていたよりも重めですね。

右側のストレートホール全開でも重めDLで、MTLもできそうなくらいのドロー。

左側のピンホールの方に合わせるとどの穴もMTL向きになります。
ただ少し気になるのは、ピンホールの方にするとちょっとエアフローの流れがスムーズじゃなくなるかも、若干の笛なり音もあります。

このビルドだと、ストレートホール半開くらいが個人的にはベストですね。
こちらのホールだとエアーの流れもスムーズですし、重めDL〜軽めMTLの中間くらいのドローに、クラプトンのシルキーミストがちょうど満遍なく乗る感じでジューシー。

単線ビルド

ドローはかなり重めにできるので、単線で小さいコイルを組んで絞ってみよう、と思い、

HW6015の28gaで、2.5mm7巻の1.04Ωにしてみました。

エアフローパーツは最小の1.0mmに交換しています。

結構絞れるし期待できるかも?と思ったのですが、個人的にはイマイチかなぁ。

確かにガッツリ重くなります。
右側のストレートホールでも普通にMTL運用になるくらい。

だけどピンホールの方はやはりあまりスムーズでないように感じる。
口当たりが快適なところを探すと若干ミストが物足りない。

自分は重めDL〜軽めMTL派で、普段あまりガチMTLを好まないというのもあるかもしれませんが、ちょっと合いませんでした。

単線ビルドその2

でも単線で吸いたいなー、と思い、

Ni80 26ga 3mm7巻 0.78Ω

エアフローパーツは最大の1.8mmに変更。

自分はこれが一番しっくり来ました。
最初のクラプトンより好きかも、イチゴとグァバの味がクッキリしますね。

エアフローパーツ1.8mmは、初期の1.4mmより若干軽くなるかな、ストレートホール半開くらいまでが重めDL向きになる感じ。
コイル径を大きくしたのでパーツをそちらに合わせて、コントロールリングで2穴開きくらいまで絞って吸っています。

まとめ

リークプルーフの性能は、シリーズ通してかなり高いです。
結構使ったけど漏れは一切なし。

キャップが開けやすくリキチャも楽なので、非常に快適に使用できます。

見た目も、頭が大きいのを気にしなければ悪くないかと。
個人的にこのシリーズの見た目は好みです。

また、MTLアトマイザーって22mmの物が多く、24mmが欲しいとなると選択肢が少ないので、そういう意味でも貴重な存在かなと。

味に関しては、劇的に美味い、というわけではないですが、普通に美味い。
及第点以上の味は出ていると思います。
ただ、高抵抗な重めMTLビルドは自分には合わない感じでした。
この辺は自分の好みやビルドの腕前などもあるかもしれません。

ビルドはやりやすい方かと思いますが、エアフローの通り道の柱が若干邪魔かな?
あと、デッキの逆ネジ、これはちょっとめんどいです。

若干気になる点も書きましたが、運用自体は快適だし総じて良いアトマイザーだと思います。

価格調査

このアトマイザーも既に国内に入っていますね。
フレキチさんで取扱がありました。


海外も見てみます。

3FVAPEさん、$26.99で送料無料〜
ガンメタと黒のみ24HRSになっており、SSはShips on 7〜14 business days表記でした。

Sourcemoreさん、$20.99で全色24HRSに入っています。
単価は相変わらず最安ですが、送料はシンガポールポストで$6.72
それでも若干安いかな。

FastTechさん、$26.98で送料無料〜
ですが、3色とも7 business daysになっているのがちょっと怖い。
新製品なのでよほど大丈夫だとは思うのですが…。