Vandy Vape Berserker(BSKR) V2 MTL RTAの購入品レビューです。
YoutuberのAlex from VapersMDとコラボした人気MTLアトマイザー、Berserkerシリーズの最新版です。
無印、V1.5と来て、V2だけど三代目。
このシリーズは安価な割にポテンシャルが高く、初代から非常に人気がありました。
特にタンクは、前作のV1.5の評価がとても高く、これ以上シリーズを進めても…といった感もありました。
これまでの同シリーズはどちらかと言うとマイナーチェンジを繰り返して来た感じですが、今回のV2は結構ドラスティックに変えてきましたね。
デッキやタンクの形式などが一新されています。
パフォーマンスに関しては、V1.5が非常に良かっただけに、前よりめちゃめちゃいい!といい切れる差ではありませんが、相変わらず高パフォーマンスです。
より重いドローに対応出来るようになったとは思います。
使い勝手は向上していますね。
ビルドも楽になっていますし、同シリーズのRDAの方で採用されていたデッキ側のエアフローパーツの交換システムも取り込んでいます。
また、リキッド漏れも前作より起こりづらくなっています。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
アトマイザーの写真の後ろに短刀が2本クロスしたデザイン。
雰囲気は確かに狂戦士っぽい。
自分の勝手なイメージだと、バーサーカーと言われると荒々しい爆煙系アトマをイメージしちゃうんですが、MTLなんですよね。
パッケージ側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチを削った下にあるコードを、公式サイトの下部にあるPRODUCT VERIFICATIONの部分に入力すると、コピー品でないかどうかのチェックが出来ます。
パッケージ内容
- Berserker V2 MTL RTA本体
- 510ドリップチップ x3個(1つは本体装着済)
- PEI製予備チューブ
- マイナスドライバー
- 予備シリコンパーツ類、予備イモネジ
- エアフローパーツ
- プリメイドコイル
- ユーザーマニュアル
- 製品合格証
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
付属のプリメイドコイルは同社のSuperfine MTL Fused Claptonワイヤーで巻かれた物です。
外観
シリーズの雰囲気はなんとなく残しているものの、外観は大幅に変えてきました。
タンクのガラス部分を細くした、最近の流行りのデザイン寄せていますね。
上下にローレット加工が入ったのはいいですね。
個人的に好みだというのもあるのですが、上下にこれが入ることで締まって見えるし、トップキャップやボトムパーツが回しやすくなるので機能的にも○です。
V1.5と並べてみました。
サイズ感はほぼ同じですね。
リキッド容量が前より少なそうに感じるのですが、V2が3mlで、V1.5は2.5ml(ガラス)/3ml(メタル)なので同等かむしろ増えています。
エアフローはボトムエアフローです。
コントロールリングの側に小さな丸い穴が並んでおり、それを本体側のスリットと組み合わせて調整します。
エアフローは本体側のパーツ交換でも調整出来るので、こちらのAFCで微調整する形となります。
トップキャップは少々変わっていて、
ガラスタンクのすぐ上までガバッと被せるタイプのキャップになっています。
キャップは逆ネジのロックになっており、半周ほど回すと外れます。
チャージホールにはシリコンパーツの弁がついており、隙間からノズルを差し込んでリキッドチャージをする形。
キャップを締める際に極力与圧を発生させず、リキッドの伝い漏れを防ぐ為の仕組みかと思います。
逆ネジになっているので、Modにアトマイザーを締め込む際にこちらが緩んだりして少し戸惑いますが、
逆に分解する際にこちらが開いたりする事はなく、慣れてくるとなかなか快適。
ドリップチップは510規格の物が3種類付属します。
また、汎用の510ドリップチップも使用可能です。
またタンクも、標準のガラスチューブの他にPEI製のチューブも付属しています。
フィッティング
24mm径なのでこの辺りのステルスMODにも乗せられますが、ローレット加工の部分が若干飛び出しているので干渉しがちです。
回す際にローレットのギザギザで傷を付けてしまわないよう注意して取り付ける必要があります。
注意点はMIXXと同じく、
ローレット部分が若干干渉します。
こちらは若干余裕を持って収まりましたが、
うちの個体だと、AFCがちょうど隠れる位置に来ちゃいました。
隙間はあるので塞がることはないですが、ドローに若干影響するのと、調整しづらい。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 35mm |
リキッド容量 | 3ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
カラーバリエーション
カラバリは全部で4色です。
構造
分解してみました。
トップキャップの構造が少し変わっている以外は割と普通。
タンクはこのように分割出来るので、リキッドが残ったままでもデッキにアクセス可能です。
チャンバー
お椀のような形のドーム型チャンバー。
チムニーはかなり絞られています。
デッキ
これまでの同シリーズのデッキは上から締めるタイプのデッキでしたが、今回は2ポスト型のデッキに変わりました。
横からコイルを差し込んで締めるだけで固定でき、余った足は後からカット出来るので、ビルドは非常に楽になりました。
また、デッキがタンクの底から浮いているGTA風のデッキは与圧の影響を受けにくく、リキッド漏れが非常に起こりにくいです。
コイルの固定ネジはマイナスネジになっています。
固定穴の隙間も殆ど無く、コイル足が逃げにくいので細いワイヤーでも楽にビルドできます。
下のプラパーツは交換式のエアフローパーツになっています。
手前にスライドすると取り外せます。
コイルより下に付いているので、ビルドを崩すこと無く交換することができます。
エアフローパーツは、0.8mm〜2.0mmの5段階と、2つ穴の開いたD-1、計6種類が付属しています。
ビルドしてみる
ビルドは非常に楽にできるようになっています。
横向きにコイルを差し込んでネジを締めたら、後ろから余ったワイヤーを切るだけ。
デッキが少し浮いているので、コットンの先が少しだけ下から出る感じにセットしてやります。
コイルの焼入れの際に一点注意なのですが、
コイルをそのまままっすぐ刺して固定すると、下のエアフローパーツとの距離がギリギリで、場合によっては接触した状態になります。
気付かずにそのまま焼入れしてしまうと、このように溶かしてしまうことがあります…。
耐熱のプラ素材だと思うので、通常運用中、リキッドが染みている状態であれば溶けるほど温度は上がらないと思いますが、
焼入れで空炊きする際はコイルが赤熱化する程温度が上がるので流石に解けますね…。
やらかしました。
付属コイル(と同ビルド)使用
付属コイルと同スペックのワイヤーを持っているので、それで同じ抵抗値のワイヤーを作りました。
VandyのMTLクラプトンは優秀なので使っている人多いですよね、
自分も好きで単体で買って使用しています。
特にこのNi80の太い方(30ga*2+38ga)は重めDL派の自分としてはかなり好きなスペック。
写真撮り忘れましたが、入れたリキッドはTea GratefulのTropical White Teaです。
デッキのエアフローパーツはプリセットの1.4mm、出力は20w前後で吸ってみます。
フツフツと泡立つように小刻みに燃焼している感覚、
この感覚結構と好きなんですよね。
V1.5で同じビルドだと吸い始めに少しフツフツするだけでしたが、こちらは結構長い間フツフツしてる。フツフツというかブクブクというか。
抵抗値の割にミスト量は多く、味がふわっと口に広がる感じ。
このワイヤーの味の出方はやはり好きですし、このアトマとの相性もいいと思います。
エアフローは全開で重めDL向き、2穴くらいまで絞るとMTL吸いも出来るくらいの重さになります。
ただ、このビルドのままMTLで吸うと、舌に当たるミストが熱い。
自分はこのくらいのビルドで、AFC半開くらいでDLとMTLの中間くらいの感覚で吸うのが好きですね、
レビューが終わったらまたこの設定で運用すると思います。
単線ビルド
エアフローパーツ1.4mmでもAFCを絞ると結構重くなるし、更に小さいパーツもあるので、ガチ目のMTLも行けそうだなってことで。
HW6015の28gaで2.5mm7巻の1Ωで組んでみました。
エアフローパーツは最小の0.8mmにしたのですが、
これが、例の溶かしちゃったやつです。
解けた部分を削って、なんとか使ってみます。
ドローは一気に重くなりますね。
AFC全開でもMTLじゃないと吸いづらいくらいの重さです。
程よく冷えたミストがチューチューと出てきますね。
これはこれでありかも。
ただ、このドローの重さが、溶けて穴が縮んだせいかも?とも思ったので、一個上の1mmも試してみます。
ビルドを崩さなくても交換出来るのがいいですね。
1mmでもまだかなり重いです。
これも、AFC全開でもまだMTL向きと言えるくらいの重さ。
ついでに、2穴のD-1にも興味があったのでこれも試してみましたが、自分はこれが好きかもです。
ドローの重さとしては、1mmと1.4mmの中間くらい。
これをAFC全開にして重めのDLで吸うとかなり好みのドローです。
初回のMTLクラプトン+D-1ホールがお気に入りになりそう。
まとめ
優秀なMTLタンクだと思います。
なんかちょっとうれしくて、V1.5の24mmと22mmを出してきてしばらく吸い比べていたのですが、
味としてはV1.5から大きく進化と言うわけではないですかね。
ただ、これはV1.5がかなり良かったせいで、元々高い水準ではあると思います。
ただ、ドローの選択肢は上がっており、前は少し軽め運用だったのが、ガチ目のMTLまでいけるようになった感じです。
エアフローパーツ交換のギミックを同シリーズのRDAから持ってきて、ドロー調整の自由度はかなり上がっている感。
また、利便性も上がっています。
ビルドは非常に楽ですし、リキッド漏れも起こりにくくなっています、というか結構使い倒しているのにまだ一切漏れていません。
V1.5を愛用している方がすぐ乗り換える程ではないかもですが、今買うなら確実にこっちだと思います。
価格調査(20200817現在)
自分は今回、Sourcemoreさんで購入しました。
ログイン後価格で$18.46と、単価は最安クラスかな。
今回はここが一番プレオーダー明けが早かったのも大きかったです。
送料は$5.46でしたが、現在シンガポールポストが使えないようで、配送はオランダ経由となります。
今回のケースで、7/17発送、8/3到着。
3FVAPEさんはログイン後価格で$26.99、送料無料可
今だとChinaPostのePacketの方がちょっと早いかな?
Fasttechさんは$32.99表記ですが、クーポンコード”MAP”使用で$24.99になります。
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