Voopoo – DRAG Nano 2 レビュー|良デザインのカードタイプデバイス、再び

Voopoo DRAG Nano 2のレビューです。

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2019年にリリースされていたDRAG nanoの後継となります。
遡っていて、もうそんなに前か……としみじみ。
Podのブームが広がってから2年以上になるんですね。

前作の初代DRAG Nanoは、デザインが凄くかっこよくて好きでした。
いいじゃん!Pod使うならこれがいい!と思ったのですが……。
ちょっとね、スペック不足というか、味が薄くて。
当時まだPod過渡期でしたしね。

2年の時を経てPodもかなり進化しましたし、今度は期待。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

黒ベースのシンプルなパッケージ。

裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

このスクラッチの下のコードを、公式サイトのAUTHENTICITYのページで入力すると、コピー品でないかのチェックが出来ます。

パッケージ内容

  • DRAG nano 2本体
  • DRAG Nano 2 Podカートリッジ 0.8Ω (本体装着済)
  • DRAG Nano 2 Podカートリッジ 1.2Ω (本体装着済)
  • USB Type-Cケーブル
  • ネックストラップチェーン
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

外観

形状は前作とほぼ同様ですが、サイズは若干上がっています。
特に厚みが増しているように感じますね。

デザインは全体的にスッキリしました。

DRAGというと、私の中ではレジンパネルにでかでかとロゴが付いているイメージが未だに強いですが、それも今は昔。
最近のDRAGシリーズは大分シックになってきていますね。

パネル部分は、光の当たり方で見え方の変わるプリズム風のパネルになっています。

カラーバリエーションは全部で8色。

硬質なプレートを使用した3色と、Drag S Proから引き継いだレザー素材を使用する5色。

サイズ感はこんな感じです。
前作より若干サイズが上がっているとはいえ、やはりかなりコンパクト。

側面はテカテカのメッキ仕上げになっています。
こうしてライティング+接写すると縦筋が若干目立っていますが、実物を見ていると殆ど見えないし、気になりません。

上からエアフローコントロールのスライドレバー、3連のLEDインジケーター、モードボタンとなっています。

充電用のUSB Type-Cポートは底面に付いています。

前作同様、肩の部分にはストラップホールになっています。

金属製のストラップチェーンが付属しているので、首から提げて使用することも出来ます。
首から提げるにはやや重めかな……?

Podは、爪でパチッと固定するタイプ。

初期装着のPodは事故防止の為シールで絶縁されていました。

Podカートリッジ

コイルが内蔵された、使い捨てタイプのPodカートリッジです。
リキッド容量2ml、PCTG製なのでメンソール耐性はあります。

タンクは透明で、本体の上に露出するのでリキッド残量の確認もしやすいです。

このPodは同社のVinci Podとも互換があり、相互で使用出来るそうです。

リキッドの補充は上から。
マウスピースを取り外し、シリコンキャップをめくると注入口になっています。

本体に装着したままでも補充が出来ます、と言いたいけど、マウスピースの取り外しがしにくいのでPodを抜いての作業になると思います。

底面、
エアーの経路が狭められており、リキッド漏れのしにくい構造になっています。

付属のPodは0.8Ωと1.2Ωの2種類。
外観上の違いはありませんが、Pod下部に抵抗値が記載されています。

コイルの詳細はどこにも記載されておらず、不明。
互換性のあるVinci Podの方も調べてみましたがそちらも不明なんですよね。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 44mm x 14.2mm x 72mm (Pod含)
重量 68g (実測)
本体素材 Zinc alloy(亜鉛合金)+レザー/PC
Pod素材 PCTG
バッテリー 内蔵800mAh
リキッド容量 2ml
コイル 0.8Ω  / 1.2Ω
対応抵抗値 0.1Ω〜3.0Ω
出力 Low/Medium/High 3段階切り替え
充電 USB Type-C 1A
保護機能 高出力保護
高電流保護
自動カットオフ(10秒)
短絡(ショート)保護
オーバーヒート保護
過放電保護
過充電保護

操作方法

出力調整

本体下部のボタンを3クリックすると出力切り替えが可能な状態になり、その状態でボタンを1回押すたびに出力が切り替わります。

LEDの色で現在の出力がわかります。

  • 白:High
  • 緑:Medium
  • 青:Low

また、3つのLEDはバッテリー残量表示にもなっています。

ベーピング

電源切り替え等はなく、吸い込むだけでスイッチの入るオートスイッチデバイスです。

リキッドを入れたPodを装着したら、あとは吸い込むだけで使用できます。

注意

こうしたコイルユニット式のデバイスは、初回のリキッド注入時はコイルにリキッドが充分に浸透するまで数分置いておく必要があります。
コイルに充分にリキッドが染み込んでいない状態で加熱すると、コイルの内部が焦げてしまってダメになってしまうことがあります。

吸ってみる

Azhad’s ElixserのTENNESSEE JACKを吸ってみます。

まずは0.8ΩPodから。

前作との明らかな違いを一口目から感じます。
2年経ってPodも進化していますし、今時のPodって美味いんですよね。

フレーバーの広がりもあるし、ミスト量も思ったよりありますね。
これメッシュなのかなぁ?

ドローの重さについてですが、AFC全開だとやや抵抗感を感じるかな、くらいのDLドロー、
AFCの精度がなかなか良くて、絞って行くとしっかり重くなってゆきます。
半開以下まで絞るとMTL向きになり、全閉にするとガッツリ重い。

個人的には半開よりもうちょっと開け気味にして、重めDLとMTLの中間くらいにして吸うのが好みでした。
出力は3つとも試してみた感じ、全開ならHigh(白)だけど、AFCを絞ると少し熱いのでMid(緑)にしていました。

続いて1.2Ωコイル。

あれ、これいいな。
High(白)でAFC全開のDLで吸っても悪くないし、AFCを半開以下に絞ってのMTL吸いでもフレーバーが凝縮された感じでいい。
特にMTLの方はこちらの方が味の出方が好みですね。

まとめ

DRAG Nanoって、デザインは抜群にいいと思うんですよ。
個人的には前作の方が好みではあるのですが、今作も十二分にカッコいい。

Podの進化に伴って味もしっかりしたし、AFCの精度も良くて好みに応じた吸い心地調整に幅があるので、実用性もバッチリです。

厳密に言うと、
ちょうど同タイミングだったのでどうしても比べてしまうのですが、重めDL~MTL用途でパフォーマンスだけ見ると同社のDoric20にわずかに軍配が上がるかな、バッテリーも大きいし。

ですが携帯性とデザインの良さは圧倒的に良く、この見た目にピンときたならかなり満足感はあると思います。
個人的にはこっちの方が好き。

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