DJV(DEJAVU) DJV RDTA V2のレビューです。
マレーシアのメーカー、DJVさんの爆煙RDTAです、
歴の長いVaperさんの中には、名前を聞いて懐かしさを感じる方も多いかもしれません、
2018年に出ていたDJV RDTAの7年越しの後継となります。
当時はPodブームやMTLブームより前、RBAが今より元気だった頃で毎週のように新作のRBAアトマイザーがリリースされていたし、このような爆煙RDTAも多数出ていました、
最近ではRDTAもあまり見なくなりましたが、これを見ていると当時を思い出してとても懐かしい気持ちになります。
レビューのお話を頂いた際に、あー!これの前作って昔レビューしたことあるし、一時期よく使ってた!
と思って探してみたら……。

ブログを始めたばかりの頃の拙いレビューが出てきて「うわぁ……」ってなりました。
デッキ構造や便利だったリキッドチャージなどの仕組みは前作を踏襲しつつ、エアフロー構造などに大きく手を加えられている感じですね。
この製品はフォロワー様経由でVEEPONさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
モノトーンのシンプルなパッケージですが、外箱を開けると……。
ちょ、まっ……かわ……っ!
あれ?このドクロマーク、このピンク色、見覚えが……?
もしかしてBONZAシリーズなどのVaping Boganさんとコラボしてる?と思って調べてみたのですが、DJVさんの公式にはそのような記述はなく、
どうやら、特別カラーとしてコラボした製品みたいです。
今回、VAPEONさんからのご提供と伺って「あれ?」となっていたのですが、DJVさんのページにはこのカラーが記載されていないので、VAPEONさんがコラボに一枚噛んでいるのかもしれませんね。
内側のパッケージは金属製の缶ケースになっています。
パッケージ内容
- DVJ RDTA V2本体
- エアフロー調整ツール
- マイナスドライバー
- 予備ガラスチューブ
- 予備Oリング、予備イモネジ
- ステッカー
- キーホルダー
おまけレベルではないしっかりしたドライバーが付属しています。
外観・特徴
カラーリングが可愛いから思わず4面撮ってしまった……。
派手目ではあるけど、ギラギラしたいやらしさのないいいデザインですね、
DJVさんの元のデザインやカラーリングが割とカチッとしたシックな感じなのですが、そこに上手く融合している感じがします。
正面から見るとVaping Bogan氏のドクロのロゴ、
左右の印字は、エアフロー部分のメカ感と相まって、ちょっと工業風というか、ロボアニメ風にも感じます。
コラボカラー以外のオリジナルカラーは、Mignight BlackとSirocco Greyの2色。
上面に目を向けると、こちらにも小さいドクロマークがびっしり、かわいい。
キャップの天辺部分だけ外せるようになっており、中央のリキッド注入口にすぐアクセスできるようになっています。
トップパーツはピーク材の一体成形になっており、ドリップチップを変更することはできません。
構造的に一番目を惹くのがこの左右にあるエアホール、
これらは1つ1つが独立して回るようになっており、それによって中でエアフローの開き具合が調整されるようになっています。
4つのエアフローの組み合わせで好みに合わせたドローの微調整が行えます。
タンク部分は割と大きめで、リキッド容量は5.2ml
RDTAではありますが、RTAなどのタンクアトマイザーと同等か、それ以上にリキッドをチャージしておけます。
底面にもピンクのカラーが入るデザインになっています。
ポジティブピンの出っ張りは1mmくらい。
フィッティング
26mm径なので若干Modを選ぶ感じかもです。
高さのあるRDTAなのでステルスModで使いたい所だけど、うちにあるステルス系は全滅でした。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 26mm |
高さ | 44.5mm(ドリップチップ、コンタクトピン含む) |
リキッド容量 | 5.2ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | デュアルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
構造
分解してみました。
リキッドフィル
トップフィルになっており、デッキの中央にある注入口からリキッドを注入します。
注入口は下に押し込むことで弁が開く仕組みで、通常時にはここからリキッドが漏れないようになっています。
スプリング式になっており、リキッドボトルのノズルを押しつけたらスムーズに下がるので入れにくいということはありません。
注入されたリキッドは、ここから直接タンクに保持されます。
エアフローシステム
左右にある4つのエアホールを個別に回してエアフローを調整できます。
回すための専用ツールも入っていますが、幅広の-とかでも回せそうかな?
そんなに固くはないので、私は途中から横着して親指の爪を引っかけて回したりしていましたが、それでもスムーズに回せました。
デッキ側、コイルの真下になる位置にエアフローの出口があり、その中でエアホールのピンが半円状の筒になっています。
ここでエアフローの開度を調整する形ですね。
チャンバー
チャンバーにあたるキャップ内部、上面にテーパーのかかったドーム状です。
形式はRDAと同じなので吸い口がコイルから近く、発生したてのダイレクトなミストを味わえます。
デッキ
最近はあまり見かけなくなったベロシティ型のデュアルデッキです、
ここは前作と同じですね。
ベロシティ型のデュアルデッキは足の処理に少し手間取るイメージが強いですが、この下に開いている穴が結構いい仕事をしていて、
片方の足をこちらに通すことでコイルもスムーズに収まりますし、裏側で余ったワイヤーも反対側のコイルとあまり干渉せず楽に処理できます。
4隅に開いたこちらの穴がタンクに繋がっており、ここからコットンを垂らして下のタンクからリキッドを供給します。
ビルドしてみる
見るからに爆煙向きだな、ということで、FlatwireのFlaptonを使用してクラプトンデュアルで組んでみます。
手で巻く派なので太めのクラプトンは歪みやすいし、プリメイド使えば良かった、と後悔しつつ……。
上側の穴と下側の穴を使用すると、コイルがまっすぐスムーズに入ります。
ネジを締めたら、裏側から余ったワイヤーをカットします。
下側の穴は横から締める形になっているので、クラプトンなどのフラットなワイヤーだとちょっと捻れますね、特に影響はないと思いますが。
ベロシティ型のデュアルで一番手間取るのは、2つめのコイルを付けた後、
反対側のコイルが干渉して余ったワイヤーの処理がしづらいことが多いのですが、上下互い違いの穴を使用することによって干渉が少なくなり、処理しやすくなります。
24/32 Flaptonで3mm径6巻
ドライバーンして0.23Ωになりました。
RDTAなのでコットンはちょっと長め、こんなもんかな?
下まで通すのにちょっと手間取って上側の見栄えが悪くなったけど、長さは狙い通り。
私はこれまでの経験上、RDTAはタンクの下までコットンを垂らさなくてもいいと思っていて、
上からちょっと顔を出すくらいの長さで普段からやっています。
タンク内をガッツリコットンで埋める人や、半分くらい垂らす人などやり方は人それぞれですね。
コイルとコットンにリキッドをしみこませて、タンクにも注入して、準備完了。
毎日リキッドのクリームRY4タバコを吸ってみます。
ワッテージはまず50wから様子見、
クラプトンデュアルに対して3.4Vくらいの出力ということでちょっと立ち上がりに時間はかかるけど、一旦ミストが出てしまえばしっかりと濃い味わい、
デッキ構造とかは前と変わっていないはずなんだけど、こんなに美味かったっけか。
さすがに立ち上がりの鈍さがが気になるので、55w、60wと上げてゆきます、
やはり今回のビルドだと3.7Vくらいになる60wくらいからがちょうどいい領域かな、もっと上げてもよさそうです。
個人的には味は50wくらいの出方で十分なくらいなので、自分はこのくらいで満足。
味の出方はRDAと同じような感覚です、構造的にも、BFで使っている時のRDAとほぼ同じ。
コイルが吸い口に近く、ボトムエアフローと言うこともあってリキッドのフレーバーがダイレクトに感じられます。
ちょっとミストは熱めだけど、これも醍醐味の一つ。
吸い口部分も少し熱を持ちますが、トップパーツにピーク材が使用されているので、アチチといった感じにはなりません。
エアフローに関しては、調整がなかなか難しい、
ビルドが組んである状態だと、中の状態はあまり見えないので「ここをこれくらいの開き具合にして……」みたいな見ながら調整というのはちょっと厳しいです、
実際に吸って確かめつつ少しずつ回していって好みの状態にしていく感じになるかなと。
ドローは基本的にスカスカ一歩手前くらいのかなり軽めの状態、
調整幅はそれほど大きい訳ではなく、例えば重めDLくらいに絞る、とかそういうわけにはいきません。
できる限り絞ってみても、結構軽めの爆煙向きドロー。
ただ面白く感じたのは、回していくとエアフローの向きとかコイルへの当たり方が変わっていくのが凄くわかるんですよね、
割と、エアフローの当たり方でミストの感触が変わってくることがあって、あ、このあたり気持ちいいなって感じる箇所があったりします。
軽い、重いよりもそういう部分に拘って調整するエアフローなのかな、と思います。
しばらく使ってみて
RDTAですが、トップフィルの仕組みのおかげでリキッドチャージは楽ですね、
キャップの上からチャージできれば最高に楽なのですが、さすがにノズルが届かず、トップパーツを外してチャージする形になります。
外しにくくはないのですが、マウスピース部分をつまんで外すので、リキッドが付着して滑ったりするとちょっと手間取ることも。
ですが特段RTAなどと比べて不便と感じたことはありません。
気になった部分と言えば、キャップを締める時が少し堅いかな、
リビルドや内部確認等で一度開けるとキッチリ締めるのに少し苦労するし、ここのOリングは破損が早そうです。
Oリングを1本抜いちゃってもいいかもしれませんね。
リキッド漏れは今のところ全然ないですし、あまり心配していません、
ですがボトムエアフローなので長く放置するといずれ伝い漏れの可能性はありそうですし、
RDTAはタンクとの境目がコットンのみなので、油断しないように使う必要はありそうです。
まとめ
RBAが元気な時代、爆煙アトマイザーが次々に出ていた時代を思い出すアトマイザーです、
ただそれだけではなく、このエアフローの微調整は細かい変化が感じられてなかなか面白いので、試してみる価値はあるかもしれません。
基本的に爆煙前提ではありますが、爆煙系が好みな方は満足できるパフォーマンスだと思います。
最近はRDTAってあまり見かけなくなったので、最近始められた方などは馴染みのない方も多いかもしれません。
ダイレクトな味の出方をするRDAに、リキッドを多めに保持しておけるタンクを追加した形となっており、ある意味、RDAとRTAのいいとこ取りのような感じではあります。
ですがコットンのみでタンクを塞いでいるのでリキッド漏れや放置によるリキッドの劣化など、気を遣うべきネガティブな点があるのも確か。
良い点悪い点に納得がいけば、令和に降り立った爆煙RDTAを味わってみるのも一興かもしれません。
あと、見た目かわいい、
つい使いたくなっちゃう。
販売情報
取り扱いしているところあるかな?とざっと検索してみたのですが、
DJV RDTA V2自体は昨年末にリリースされており、VAPE WORXさん、zonovaperさんなどでノーマルカラーが既に在庫切れ状態、

遊人さんはまだ残っているのかな、但しこちらもノーマルカラーのみ。
今レビューが回ってきたと言うことは、この特別カラーはこれから出回るところなのかなと思います。
Vaping Boganさんも、今年の4月末にこのコラボエディションの紹介動画を上げていました。
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