SMOK Stick Prince vs Stick V9 Max Kit|新旧爆煙スターター比較レビュー

SMOK Stick Prince vs Stick V9 Max Kit|新旧爆煙スターター比較レビュー

ひょんな事から、SMOKのスティック型スターターキットを2本レビューする流れに相成りまして、
ちょうど同コンセプトの新旧モデルなので、比較しつつ一緒に紹介しようと言うことに。

そんなわけで、今回はどちらも爆煙向けスティック型スターターキットです。

SMOK Stick Prince & Stick V9 Max Kit

前者Stick Princeはもう1年くらい前のモデルになりますかね。
人気のTFV12 Prince tankに3000mAhのバッテリーを付けたスターターキットです。
未だに売れているロングセラーで、カラーバリエーションも続々追加されています。

対するStick V9 Max Kitは最近発売された物。
最新のBaby V2コイルが使用できるアトマイザーに、4000mAhの大容量バッテリーというちょっとマッチョな組み合わせです。

どちらも、タンク容量8ml以上のリキッドを0.2Ω以下のコイルでガッツリと炊く爆煙アトマイザーを使用して、お手軽に爆煙を楽しめるキットというコンセプトの商品です。

やはりSMOKというとド派手でゴツいModに爆煙アトマイザーというイメージ。
アメリカ市場向きで、日本での人気はもう一つといった印象ですが、キレイで奇抜なModが多く、個人的には好きなメーカーさんです。

この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

Stick Prince

パッケージ

王子様というだけに、王冠マークがデザインされたパッケージ。

側面に、正規品チェック用のスクラッチシールがあります。

スリーブを外して開封。

パッケージ内容

  • Stick Prince Mod
  • TFV12 Princeアトマイザー
  • V12 Prince-M4コイル x2 (1つは装着済)
  • USBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • 予備Oリング
  • ワランティカード
  • シリカゲル

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観

形状自体はシンプルなスティック型デバイスです。

このカラーはラスタグリーン。
ちょっと派手ですが、非常にキレイなカラーですね。

操作ボタンは1つのみのスターターキット用チューブバッテリーです。

ファイアボタンの真裏に、充電用のUSBポートが付いています。

アトマイザーは着脱式で、コンタクトは510スレッド。

他のアトマイザーを乗せてセミメカニカルModとして使用することも可能です。
試しにLotus RTAを乗せてみましたが、なかなかいい感じ。
24mm径チューブなので、24mmアトマイザーはキレイに収まりますね。

コンタクトピンはスプリング式なので、大抵のアトマイザーは適合すると思います。

底面にはベントホールが開いています。

底の部分が少し出っ張っていてギアのような加工がされており、
一見回して開けられそうに見えるのですが、バッテリー内蔵式なので開けることはできません。

倒れにくくする為の加工かな。

カラーバリエーション

カラーバリエーションは驚きの18色。

TFV12 Prince Tankアトマイザー

24mm径の、少々ゴツ目なクリアロマイザーです。

ドリップチップ

810規格のドリップチップ。
吸い口に向けてボアが広がっています。

このハニカム模様のドリップチップ、「for TFV12」って名称でよくあちこちで単体売りしてますよね。

トップキャップ

トップキャップはスライド式。
ボタンを押してロックを解除し、ヒンジを中心にぐるっと回転スライドさせて開きます。

リキッドはここからトップフィルです。

エアフロー

エアフローはボトムエアフローで、給気したエアーはコイルの下から吹き付けます。

エアフローコントロールリングは無段階調整可能。
全閉でもわずかに吸えるくらい。少しでも開けるとスカスカですね。

コイル

0.17ΩのV12 Prince-M4コイルが2つ付属しています。
バーチカルのクアドラプルコイルとのこと。

使い方

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

電源を入れたらファイアボタンを押して吸うだけ。

ファイアボタンの周りがLEDインジケーターになっており、保護回路の作動やバッテリー切れをお知らせします。

バッテリー残量が少なくなると、ここが点滅します。

Stick V9 Max Kit

パッケージ

こちらはなかなかシックなパッケージ。

こちらも、側面に正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

スリーブを外してパカッと……なんかアトマでけぇ!

パッケージ内容

  • Stick V9 Max Mod
  • Stick V9 Max Tankアトマイザー
  • Baby V2 S1 0.15Ωメッシュコイル (装着済)
  • Baby V2 S2 0.15Ωクアドラプルコイル
  • USBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • 予備Oリング
  • ワランティカード
  • シリカゲル

マニュアルは例によって英語です。

外観

なんかね…太いんですよ。
それもそのはず、チューブ径は28mmあるらしいです。

手に持つと、そのえげつない太さを実感します。

下地のシルバーがうっすら透けて見えるようなレインボーカラーはとてもキレイですね。

こちらも上記同様に、操作ボタン1つだけのセミメカバッテリーです。

ボタンの裏側には充電用のUSBポートがあります。

アトマイザーは着脱可能で、510スレッドが切られています。
コンタクトピンはスプリング式。

なのでこちらも、他のアトマイザーを乗せてセミメカModとして使用可能なのですが…。

28mm径という太さがネック。
うちにある中で一番ゴツい、27mmのAMMIT Dualでこんな感じ。

見た目が合致するアトマイザーはかなり限られそう。

底面にはベントホール。
こちらも同様に、少し出っ張っていて装飾が入っています。

カラーバリエーション

(公式より引用)

カラバリは全部で6色。

Stick V9 Max Tankアトマイザー

ぶっとい本体にゴツいバブルガラスで、かなりインパクトのあるアトマイザーです。
タンク容量はなんと8.5ml。

Baby V2コイルを使用するということで、Mag Grip Kitの付属アトマイザーと同じ物かな?アレも大きかったしなぁって思っていたのですが、

とんでもない、サイズ感が全然違いましたね…。

分解。
構造はPrince同様、一般的なクリアロマイザーです。

ドリップチップ

ドリップチップは、キャップ側の吸い口に被せる特殊な構造で、汎用品との交換は不可です。

トップキャップ

トップキャップはボタンを押して開くスライド式。
SMOKのアトマイザーは大抵これですね。

エアフロー

エアフローはボトムエアフロー。
エアフローコントロールリングは無段階調整可能。

こちらも、全閉以外はスカスカです。

コイル

付属コイルはBaby V2のS1とS2、
どちらも0.15Ωですが、推奨ワット数が若干異なります。

S1はメッシュコイル、S2はバーチカルのクアドラプルコイルです。

使い方

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFF切り替え。
電源を入れたらボタンを押して吸うだけです。

ボタン部分がLEDインジケーターになっており、保護回路の動作やバッテリー残量などをお知らせします。

(公式より引用)

バッテリー残量は、電源ON中にファイアボタンを3クリックするとこのように色で教えてくれます。

色々と比較

スペック

Mod

Stick Prince Stick V9 Max Kit
サイズ 24.5mm x 85mm 28 x 87.8mm
重量 88.5g 133.5g
バッテリー容量 3000mAh 4000Mah
出力電圧 3.4V~4.2v 3.3V~4.2V
対応抵抗値 データなし 0.13Ω~2.5Ω
保護機能 自動カットオフ(8秒)
低抵抗保護(0.1Ω)
短絡(ショート)保護
低電圧保護
自動カットオフ(8秒)
短絡(ショート)保護
低電圧保護
過充電/過放電保護

アトマイザー

Stick Prince Stick V9 Max Kit
直径 28mm(バブルガラス部)
24mm(スレッド部)
35mm(バブルガラス部)
28mm(スレッド部)
高さ 63mm 54mm
リキッド容量 8ml 8.5ml
コイル TFV12 Princeコイル Baby V2コイル

重量

バッテリー重量を実測。
カタログ値とは少し異なる結果が出ましたね。
ほぼ気にならない重量差かも。

外観、サイズ感

やはりV9 Maxの太さが際立ちます。

その代わり、アトマイザーの高さが低く、若干短くなりますね。

吸い比べ

肝心の味を見ていきましょう。

リキッドは昨年作成したGenerals JuiceのFusilier Fruitbowl。
同じリキッドを両方に入れて比べてみます。

クリアロなので、リキッドを入れてから15分くらい放置。

TFV12コイルも、Baby V2コイルもどちらも経験済みなので結果はある程度わかっていたのですが…。

やはり、Baby V2コイルはかなり美味しくなっていますね。

TFV12の方も、多分比較なしでこれだけ使っているのであれば不満を感じないレベルではあると思うのですが、やはり比べると差が出てしまう。

最近のクリアロはメッシュコイルがメジャーですが、やはりミストの感じも細かく、濃厚に味を感じられてよいです。

あとミスト量。
どちらも爆煙には違いないのですが、
Stick V9 Maxの方のBaby V2 S1コイルは結構えげつない量のミストが出ます。

クリアロやコイルは、どうしても発売時期による進歩の差が出てしまいますね。
Prince Kitの名誉の為に再度言っておくと、ちゃんと味も出ていると思うし、不満に感じるレベルではないのですが。

まとめ

かなり長くなっちゃいましたね…。

どちらの製品もお手軽な爆煙向けスターターキットというコンセプトは同一で、
$30前後くらいで安価に購入できますし、
「VAPEデビューでいきなり爆煙したい」とか、
「普段はMTLだけどたまにはちょっと爆煙を試してみたい」とか、
「お手軽にトリックの練習をしたい」とか、
そういうニーズを満たせる製品だと思います。

うちも昔、そんな理由でAspireのK4を買ったりしていました。

コイル抵抗0.17Ωとか0.15Ωとか、普段RBAでは組む勇気出ないので、なかなか体験できませんしね。

またこれらは、アトマイザーに飽きたりコイルが切れたりしたら、他のアトマイザーを乗せてセミメカModとして使用してもいいと思います。
低抵抗コイル向けのバッテリーユニットということで容量も大きいし、多少安心感ありそう。

付属アトマで美味しく爆煙したいならStick V9 Max

後々自前の別のアトマを乗せて使いたいならStick Prince

といった感じでしょうか?

あとは好み。

販売元リンク

Stick Princeは現在セール中で$27.90~$28.90
Stick V9 Max Kitは$35.90で販売中です。