今回は、ちょっとイカツい24mmのMTLタンクです。
Hugsvape Chalice MTL RTA
……バシネットかな?
ホコツかな?
見ての通りちょっと特異な見た目ですし、
「(面白いアトマを色々リリースしてる)Hugsvapeさんが、MTLタンクも出してるのか!」ってことで、何かの折にポチッとしてたやつです。
もうスッカリファンですな…。
これも変わってるのかな…?と変な期待を持っていたのですが、
普通にビルドも楽チンだし、味もしっかり出るし、
自分の勝手で過剰な期待に反して、癖もなく使いやすい優等生的なMTL RTAでした。
目次
パッケージ
しっかりした紙の化粧箱。
表面には製品写真、背面にはタンク部分と同じマークがデザインされています。
側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スリーブを外して、箱をぱかっと。
パッケの写真は黒ですが、自分が買ったのはSSです。
パッケージ内容
- Chalice MTL RTA本体
- ユーザーマニュアル
- ビルド用ドライバー
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
- シリカゲル
かなりミニマルなパッケージングです。
贅沢を言うとガラスタンクの予備は欲しかったかなぁ。
まぁでも実売安いですしね。
マニュアルは英語で記載されています。
外観
全体がメタルパーツで構成されており、メタルタンクのようにも見えますが、
タンク部分はガラスタンクの上にメタルパーツをカバーのように被せてあるだけです。
マークの部分が窓になっており、そこからリキッド残量を確認出来ます。
自分はこれを始めて見た時「中世の兜みたいだよなぁ」って思っていました。
Chaliceという単語を知らなかったので調べてみると、金属製の杯、聖杯などといった意味で、同義語がgoblet(ゴブレット)
えー…むしろ兜っぽいじゃん、と思いましたが、杯らしいです。
でもこれ、ちょっとした衝撃からならタンクを守ってくれるかもですね、兜みたいに。
MTLアトマイザーにしては珍しく、ドリップチップは810規格。
トップキャップははめ込み式で、指を引っ掛けて開閉しやすいように切り込みが入っています。
ボトム部分にはエアフローコントロールリングがあり、
0.8mm/1.0mm/1.2mm/1.6mm/2.0mmの5つの穴に合わせる形で調整します。
ドローはMTLアトマイザーの中でもやや重い方かと思います。
最小の穴ではしっかりMTL出来て、最大の穴でも重めDLくらいかな。
底面にはロゴなどのエングレーピング。
ポジティブピンは金メッキで、出っ張りも充分。
インシュレーター部分も目に見えるくらい出ているので、絶縁は大丈夫そう。
全体的に、加工精度はボチボチといった感じですが、若干切削クズなどが見受けられました。
使用する前には一度洗浄した方がいいと思います。
Modに乗せてみる
詳細
公式ページ
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 52mm |
リキッド容量 | 2ml |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
カラーバリエーション
全部で4色
構造
分解してみました。
タンクのメタルカバー以外は一般的なRTAの構造ですね。
メタルカバーは取り外し不可という話を見かけますが、
うちのは、トップパーツにハマっているだけだったので容易に取り外しできました。
この辺は個体差もあるかもなので、力を入れすぎてガラスを割らないよう注意してください。
メタルカバーはタンクとは独立しているので、このように取り外したまま普通のガラスタンクとして使用することも可能です。
タンク部分はちょっと細くなっちゃうんですけどね。
ガラスタンクはトップパーツに内側からOリングで固定されている最近メジャーなタイプなので、このように開ける事ができて、リキッドが残ったままでもデッキアクセスが可能です。
トップキャップ
トップキャップははめ込み式。
押さえながら少し回してロックを外すとキャップが外れます。
この方式は開閉も楽だし、与圧が発生しない為リキッドも漏れにくくてかなり好きです。
チャンバー
チャンバー上部は、チムニーに向けて滑らかにテーパーがかかっています。
MTLアトマの割には、チムニーがそんなに細くないんですね。
ドリップチップまで太いまま繋がって、ドリップチップ先端で絞っている感じ。
デッキ
ポールが2本立ったシングルコイル前提デッキです。
ポール位置は並行でなく、ちょっとずらした位置に立っており、固定の際のコイル足の処理がかなり楽になっています。
ワイヤーの固定部分は、片方がホール状になっており、もう片方はCの字型になっています。
最初に片方の足を穴に通して、もう片方は横からセットして固定出来ます。
小さい工夫ですが、これがかなりやりやすい。
コイルの真下に楕円形のエアホールが開いています。
真円じゃないのは、コイル幅に合わせて無駄なくエアーが当たるようにする工夫でしょうか。
コットンを通すジュースホールはちょっと小さめですね。
あまり多く詰めすぎるとギュウギュウになって供給不足を起こすかもです。
ビルドしてみる
Ni80 26ga 3mm7巻 0.84Ω
いつも自分がMTLタンクでやってる、好みの設定そのままで組んでみました。
やはりこのデッキ、コイル固定がめちゃめちゃやりやすくてビルドが楽です。
巻いたコイルをそのまま置いただけで、足の調整なしでピタッとハマりました。
コイル位置は少し下げて、エアホールに近づけてあります。
ウイックは、多分これは多すぎ。
壁を作ってエアーを逃げにくくしようとしたけど、ジュースホールがちょっとキツイ。
流石にちょっと余分に漉いてセットしなおしました。
吸ってみます。
リキッドはYailaboさんのAromatic Tobacco。
もう残りわずかです。
いいんだ、次はもう用意してあるから…。
18wでスパーッと。
あれ、美味しいなこれ。
内部構造的にもう少し軽いドローを想像していたのですが、ドローは思ったより重いです。
内部はスムーズに通しつつ、エアフロー入り口とドリップチップ先端で絞っている感じでしょうか。
MTLで吸っているのですが、DLアトマイザーのようなダイレクトな感じの味が出ています。
思っていた以上に美味しい。
ただ、ちょっとハードにチェーンしたらドライヒットしました。
まだちょっとコットンを詰めすぎだったのかもしれません。
リウィック時に全体の量をもう少し減らしたら、それ以降は起こっていません。
まとめ
ほぼ勢いと言うか、Hugsvapeさんへのファン心理的な物で購入したのですが、思った以上に掘り出し物だったかもしれません。
ビルドがめちゃめちゃ楽だし、味もよいし、非常に使いやすいです。
今はこれ、家で妻が使用しています。
これを差し出すことによって、2つとも奪われていたHastur MTL RTAを1つ返してもらうことに成功!
2月の頭に購入した物なのでもう1ヶ月ほど使用していますが、リキッド漏れもないしいい感じです。
うちはMTLで吸うことが多いのでMTLアトマはRTA、RDAともに結構色々使っていますが、
メジャーなメーカーのメジャーなMTLタンクは確かにハズレも少ないし非常によいのですが、たまにはこういうのもいいですね。
購入価格も安かったですし、
人があまりつかっていないというのもちょっとプラスポイントw
価格調査
海外での購入の際は、大体$20前後くらいが目安となるでしょうか。
自分もそのくらいで購入しました。
…って書いてから価格を再度調べに行ったら、
Everzonさんが、$12.99というビックリ価格になってました…。
ブラック(+$1.7)とSS(+$1.0)が僅かに残っているだけなので、実質$14くらいですが、それでも安い。
Gearbestさんがフラッシュセール中で$19.74と意外とお安かった。
他のショップは黒かSSしか残ってない事が多いので、ガンメタを買うならここかなぁ。
3AVAPEさんで$22.20(ログイン後価格)
Efunさんも$12.99表記ですが、ブラックとSSのみで、どちらも+$4.0な上に送料が結構高めな事を考えるとちと弱いか。
他に何か買う予定があってそれにつけるなら、といった感じ。
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