新興メーカー故に若干マイナーながら、うちのブログでは結構出現頻度の高いHugsvapeさん。
色々チャレンジングな製品が多いので個人的に結構好きなんですよね。
今まで4つのアトマイザーをレビューしてきて、残ってたのはあと1つ。
Hugsvape Theseus RDA
これ、たけの◯の里かな?たけ◯この里だよね?
形状とか、キャップの模様とか完全にそうだよね?
きっと、Hugsvapeのデザイナーにたけのこ派が居るよね?
たけのこ派の自分としてもこれは見逃せませんでした。
昨年の暮れ頃に、安くなってたのを見つけて購入しておりました。
あんま言ってるときのこ派の人にぶん殴られそうなので、導入はそこそこにブツを見ていきましょう。
目次
パッケージ
Hugsvapeさんの初期の方のプロダクトなので、パッケージは簡素。
デザインもシンプルだし、スリーブを外したらいきなり製品が出てくるタイプ。
側面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Theseus RDA本体
- 810ドリップチップx2個
- 510ドリップチップアダプター
- T字レンチ
- ノーマルコンタクトピン(BFピン装着済)
- ユーザーマニュアル
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
ユーザーマニュアルは英語のみの記載です。
ユーザーマニュアルの最後のページがワランティカードも兼ねていました。
外観
名前のTheseusは、ギリシャ神話のテーセウスからですかね。
ミノタウロスを倒した英雄の名前です。
でもね、何度見返しても、アレにしか見えないんですよ…。
作りはなかなかキレイだと思います。
キレイなアレです。
キャップの左右にエアホールが開いています。
なんだこの形状…アーチ型と言えばいいのかな?
ニコッと笑った目にも見えなくないです。
本体フォルム的に、からかさお化けに見えてきた。
22mmという細めの径から上に向かって徐々に絞られていく形状になっており、
キャップからそのまま810ドリップチップへと繋がっています。
底面。
ポジピンは初期状態でBFピンがついています。
出っ張りは一見全然ないように見えますが、絶縁用のインシュレーターがかなりガッツリ被っているのでそう見えるだけで、実際には結構出っ張っている感じ。
Modに乗せてみる
22mm径ドリッパーなので、iStick Picoやピコンカーに乗せて使えるのは嬉しい。
詳細
公式ページ
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 37.88mm(ドリップチップ含) |
コイル | シングルコイルRBA |
BF対応 | ○(BFピン標準装着、ノーマルピン付属) |
エアフロー | サイドエアフロー |
カラーバリエーション
カラーバリエーションは3色。
渋い色オンリーです。
構造
キャップが分割式の4ピース構造
ドリップチップ
微妙に形状の異なる810ドリップチップが2つ入っています。
ボアの形状や内径は同じなので、咥え心地のみで選ぶ感じで良さそう。
汎用の810ドリップチップも使用可能です。
510アダプターを使用して510ドリップチップも使用できますが、
うん、まぁ、合う形状の物を探すのは大変そう。
キャップ
上に行くにつれて絞られていく形状の為、天面は殆どありません。
僅かに残る縁の部分が、微妙にアールがかかっています。
割と深く被さるので、コイルはかなり近くなりますね。
デッキ
特徴的な、V字型のデッキ。
V字の真ん中にコイルを置いて、左右斜め下からエアーを吹き付けます。
エアーの吹き出し口は小さい穴が沢山開いているタイプで、
このタイプは美味しいことが多いのですが、角度的にコイルから結構距離が開くので、ちゃんと吹き付けてくれるのかどうかは不安。
ジュースウェルはそこそこ深さがありますね。
エアフロー
キャップ部分は2分割になっていて、上側を回すことでエアフローコントロールリングの役目を果たします。
無段階調整可能ですが、全体的に軽めで、少しで開けるとかなりドローが軽くなります。
サイドから取り入れたエアーがV字型のパーツを通って、無数の小さい穴からコイルに吹き付ける形状。
少々大きめのコイルが必要かなぁ?
ビルドしてみる
コイルが近いので、大径もクラプトンもあまりやる気が置きず、単線で。
Ni80 24ga 3mm7巻 0.56Ω
ポストレスなのでコイルの足の長さは予め調整しておく必要がありますが、ビルド自体はかなり楽な方です。
コイル位置はこの辺り。
もう少し高くすることも考えたけど、エアホール見てたら逆に当たりにくくなるような気もして、公式のイメージ図に合わせた位置にしてみました。
ジュースウェルの底までちょっと距離があるので、ウイックの長さはこのくらい。
普段、コイルとウイックでエアーを誘導するよう意識するんだけど、このデッキはそれがあまり出来なくてちょっと不安。
とにかく吸ってみましょう。
リキッドはHiLIQさんのPoseidon’s Son Tea。
スイカ+お茶のリキッドです。
変わった組み合わせだけど、美味いんですよこれが。
出力は28wで。
……うん。
不味くない。
めちゃめちゃ不安だったけど、不味くはないです。
特に不満という不満はないレベル。
ただね、凄く美味しいかと言われると、うーん。
やはりこれは単線でなく、クラプトンとかパラレルとか組んでガッツリ煙を出すべきですかね、ドローも結構軽めですし。
810ドリップチップがパックリ開いた真下にかなり近い距離でコイルがあるので、熱そうでいやだなぁ…と思ってまだ試せていません。
あと、もう1個不満点というか、
ドリップで使う時、V字のデッキに引っかかって綺麗にジュースウェルに落ちてない感じがする。
コイルを伝ってエアホールに入り込んでしまってジュルってなる。
スコンカー推奨ですかねぇ。
最初にBFピンが装着されていたのはそういうことか。
まとめ
悪くはない。
ただ、他を押しのけてコレを勧めるか、と言われると迷う感じです。
Modをあまり選ばない22mmドリッパーというのは強みですが、同じ22mmのDL向けで他に優秀なドリッパー居るしなぁ、と。
見た目は面白いですよね。
たけのこ派であれば愛着が湧く形状なのではないでしょうか。
あと、ビルドも楽だし使いやすいです。
見た目にピンときたらアリかなぁ。
そのうち、もうちょっとミスト量稼げるコイルで組んでみて再評価してみたい気はします。
Hugsvapeさんは好きですしね。
追記:パラレルビルドしてみた
この記事、写真撮ったりビルドしたりしたのは結構前で、メモ書きをベースに書き起こしたのですが、
折角記事にしたし、ピコンカーで持ち出すかって思ったら、味が薄くてですね…。
やはり単線ではキツイか。
テクニカルならある程度昇圧して吸えるけど、メカやセミメカではそうもいかないし。
そんなわけで組み直し。
クラプトンがよさそうだけど、スピットバックが酷そうな気がするのでパラレルにします。
Ni80 26gaパラレル 3mm6巻 0.4Ω
5巻か6巻か迷ったけど、ピコンカーで使う予定だし若干おとなしく。
これでほぼほぼ文句ない感じになりました。
最高!とはいかないけど、充分楽しめるレベル。
やはり煙量を増やしていくのが正解ぽい。
早速持ち出し。
ただ、贅沢言ってしまうと、もう一歩なんだよなぁ。
充分イケるんだけど、同タイプのアレやソレを押しのけるには、あと一歩が欲しい。
価格調査
ショップによっては結構安いんですよこれ。
海外で買う場合、$20超えたらちょっと躊躇う感じ。
国内では扱いを見かけないですねぇ。
Everzonで$14.40(ログイン後価格)
ここが今一番安かった。
たけ◯この里8個分くらいですか。
Efunで$17.49(ログイン後価格)
Gearbestで$19.72
3FVAPEで$20.99
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