100mlで1,500円(ベースリキッドとメンソールは1,200円)という破格値のリキッドを出している国産メーカー、りきっどやさんから、新作がリリースされました。
りきっどや バニラタバコ
作成に際してサンプルを1000種(!)ほど作り、その中から選ばれたフレーバーとのことです。
サンプルの中でもかなり甘さ控えめな物が選ばれたのだとか。
甘さ控えめなタバコ系リキッドってかなり好きなので、お話を頂いた時からもうワクワクしていました。
担当者さんは甘いバニラが好きなのだそうで、少し残念がっておられました。
もしかしたら将来的にそっち方面も期待出来る……?
この製品はりきっどやさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
目次
“りきっどや”について
以前のレビューからも少し期間が開いているので、改めてりきっどやさんについて簡単に紹介させて頂きます。
「りきっどや」さんは、老舗喫煙具メーカーであるSAROME TOKYOさんが新たに立ち上げられたリキッドブランドです。
サロメという名前、喫煙を趣味でされている方には馴染みのある名前かもしれません。
1940年代より続いている非常に歴史のある喫煙具メーカーさんで、
自分の中では、オシャレな高級ライターのイメージがあります。
以前よりVAPE関係の製品にも取り組まれており、スターターキットやリキッドなどを作られていたのですが、昨年、別ブランドとして、
安心、安全なお好みのフレーバーを圧倒的なお手頃価格で
というスローガンの元新たに立ち上げられたリキッド専門ブランドです。
まず目を引くのはその価格で、100mlのリキッドが
ベースリキッド、メンソール:1,200円(税抜)
タバコ系リキッド:1,500円(税抜)
という低価格。
ただし安かろう、悪かろうというわけではなく、
全て自社生産のMADE IN JAPANで、
第三者機関による分析等もしっかり行われており、安全面に関してはしっかりと対策されております。
自社生産、自社流通で、ボトルやラベルなどもシンプルにして、そういう部分でコストを抑えられているようですね。
以前、タバコ系のリキッドを3種類レビューさせていただきましたが、味のクオリティも高く、非常にコストパフォーマンスが高く感じました。
“りきっどや”のリキッドレビュー記事一覧です。
自分のイチオシはメンソールタバコですね。
少しニコチン添加して吸っているのですが、タバコ部分の風味、喉へのキック感共に満足感が高く、タバコの代替にもかなり適しているのではないかと。
仕事の休憩時間などにサクッと吸うのにちょうどよく、普段職場などでよく吸っています。
VAPEを運用する上でリキッドのコストはネックになりやすく、常飲しやすいこの価格設定は非常に嬉しいですし、
日本でのVAPEの普及を願う自分としても、応援したいメーカーさんです。
詳細
100ml!ででーん!
普段リキッドは30mlや60mlで買うことが殆どなので、100mlのボトルはホント素材感があります。
真っ黒の遮光ボトルにシンプルなラベル。
コストダウンの為、りきっどやさんのボトルやラベルは全て共通デザインです。
初期状態ではシュリンク包装が被せてあります。
VG:PG比率は60:40で、少し粘度は低め。
PodやAIOなどの低出力デバイスでの使用も視野に入れた設定だと思われます。
国産なのでニコチンは当然ゼロ。
また、ラベルには製造年月日が記載されています。
バニラタバコは、少しスティープすると味が変わるかもですね。
素敵です。
ごんぶとなボトルですが、ノズルは他のユニコーンボトルと同じシャープな物なので、注入には苦労しません。
リキッドの色はほぼ無色透明。
コットンに染みるとわずかに黄色みがあるかな……?くらい。
香りは、タバコですね。
以前のりきっどやさんのタバコ系と同じ系統で、葉巻のような、紙タバコのような、タバコ葉系の香りがします。
バニラは、言われてみれば確かに香っているかな、くらい。
吸ってみる
試飲環境
高抵抗(MTL): Cthulhu 1928 RDA カンタル26ga 1.05Ω 15w
サブオーム(DL): Oumier Wasp Nano カンタル24ga 0.65Ω 23w
低抵抗(DL): Hellvape Drop Dead RDA カンタル24gaデュアル 0.34Ω 44w
1.05Ω 15w:MTL吸い
バニラということでもったりとした感じを想像していたのですが、吸ってみると意外とアッサリ。
あまり癖のないタバコ系の香りの上に、ほんのりとバニラの香り。
甘さもほんのり感じますが、確かにかなり控えめ。
サロメさんが公式ツイッターで「キャスターのような味わい」と言われていましたが、確かにそんな感じかも。
吐き出すと、後味にタバコ葉の苦味が僅かに残ります。
シングル0.65Ω 23w:DL吸い
こういう系統のリキッドだと、抵抗下げると甘みが増すのかな?と思ったのですが、バニラの甘みよりもタバコのほうが強調された感じ。
ちょっと乾いたようなスモーキーな感じになり、後味の苦味も少し強くなります。
少し甘めのリアルタバコに近い感じになりますね。
デュアル0.34Ω 44w:DL吸い
この設定が一番タバコ感というか、葉の苦味が強いです。
香草的な、クローブのような香りもするかも?
バニラの香りや甘みはかなり裏に隠れて、風味付けのような感じになります。
この設定はちょっと自分には苦すぎるかなぁ。
まとめ
やはり好みな感じでした。
自分は甘いリキッドも好んで吸うのですが、時々挟む感じで、
普段常飲にするにはこれくらい甘さ控えめの方が好きですね。
全体的な感想としては、甘さ控えめでリアルタバコに近い感覚。
甘さはホントかなり控えめなので、甘ったるいリキッドが苦手な人でもフレーバータバコ的な感じで吸えるかもしれません。
甘さ控えめなバニラタバコというと、先日レビューしたKENDO JUICEのバニラタバコを思い出します。
自分はあちらを”バニラ系のシャグに近い”と評しましたが、
こちらは”バニラ風味の紙タバコ”といった感じかな、と思います。
確かにキャスターっぽい味わい。
また、KENDOのバニラタバコは低抵抗向きなリキッドですが、こちらのりきっどやさんのバニラタバコはどちらかと言うと高抵抗向きなのかな。
抵抗値によってかなり性格が変わるリキッドだと思いました。
味のバランスとしては高抵抗MTLが一番好み。
バニラやタバコなどの各要素がちょうどよく立ってて、マイルドに吸えます。
DLでも、0.7〜0.8Ωくらいで重めDLくらいが良さそうに思います。
抵抗を下げていくとタバコ感も増すのですが、それに合わせて苦味も増してくるので、それを雑味のように感じたりもします。
こういうのが好き、という方も居そうな味ではありました。
VG:PG比率からしても、低出力デバイスでの使用をターゲットにされているのかもしれません。
ご購入はこちら
100mlが1,500円(税込1,620円)
30mlが800円(税込864円)
べプログショップさんとamazonさんに販売の予定です。
amazonにはもう登録されていますが、
まだ正式発売前との事で在庫切れ表記(1〜2ヶ月で発送の表記)になっています。
(2019/04/15現在)
発売間近との事なので、近日中には購入可能になると思います。
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