“りきっどや”のCBDリキッド メロン極/青りんご極 のレビューです。
“りきっどや”といえば、もうご存じの方も多いでしょう。
老舗の喫煙具メーカーであるサロメさんが、
少しでも多くの人に味わっていただけるよう、全ての無駄を削ぎ落とし、
純粋に高品質で美味しい国産リキッドを作りました。
というコメントと共にリリースされたリキッドブランドです。
100ml¥1500という価格で、好みに合えば非常に高コスパ。
個人的なイチオシは、メロン極、メンソールタバコ、バニラタバコです。
“りきっどや”のリキッドレビュー記事一覧です。
今回、その”りきっどや”さんが新たにCBDリキッドをリリースされました。
昨今は国内のリキッドメーカーもCBDリキッドを出されていますが、
サロメさんもかなり以前よりCBDについては検討されていまして、
昨年の今頃くらいにはもう検討中というお話を伺っていたと記憶しておりますが、安心できるCBDの工場の選定にものすごく時間をかけられており、ようやくリリースにこぎつけた模様。
ベースとなったメロン極/青りんご極は昨年末に発売された人気フレーバーで、私自身も気に入っていましたし、
50名当選という大きめのプレゼント企画もやらせて頂いたのですが、その感想も非常に好評でした。
Podなどの低出力環境に向けて調整された若干ピーキーなリキッドなのですが、CBDとの相性はむしろ良さそう。
更に、CBD用に、味の調整や再結晶化させにくくするための調整が加えられているそうです。
高コスパなりきっどやさんらしく、CBDリキッドの中でも安価ですし、
ベースのリキッドが美味しい物だっただけに、味に関しても間違いない品でした。
この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
CBDリキッドについて
CBDについて
CBDとはカンナビジオールの略で、麻の茎と種から抽出される成分 です。
麻から抽出した物ということで怖いイメージを持たれる方もお見えかもしれないですが、
大麻の成分と言われるTHCとCBDのうち、強い精神作用性があるとされて違法となっているのはTHCの方のみで、国内で流通するCBD製品はこのTHCを含まず、CBDのみを含有した製品となっています。
CBDの方は逆に、かなりの薬理効果を期待されている物として研究が進められており、主な効果としては、ストレス軽減、リラックス効果、睡眠の改善などがあるとされています。
オイルやサプリメントなどとしても利用されておりますが、電子タバコで気化させて摂取するのが一番摂取効率がよいとのことで、
認知度の向上に伴って取り扱うショップも増えてきたし、昨今では国内メーカーの製品も増えてきています。
詳細
ボトルやラベルはいつものシンプルな物。
CBD含有量は一律1000mgで、価格も一律¥3,980
30ml(3.3%)と10ml(10%)の2種類の濃度が選択できます。
CBD含有量も価格も同じなので、要は”どれだけのリキッドで薄めたか”の違いですね。
単純に内容量で言うとリキッドが多い分30mlの方がお得ではありますが、
少ない吸引でしっかり効果を得たいなら10mlの方を選択する形になります。
ラベルには製造年月の記載もあります。
VG:PG比率は記載がありませんが、
かなりサラサラなリキッドです。
吸ってみる
CBDの吸い方と注意点
CBDの吸い方は、通常のVAPEとは若干異なります。
効果を得やすくするためには、DLで直接肺に送り込んで、すぐにはミストを吐き出さずに数秒間肺に溜めておいてからゆっくりと吐き出します。
慣れていない場合は喉にイガイガとした異物感を感じたり、むせてしまう事があります。
なるべく低い濃度から徐々に慣らしていくのが良いと思います。
CBDは、サブオームなどの高出力の設定で吸うと効率的に効果を得ることができません。
少なくとも1Ω以上の高抵抗コイルで、低出力にてじっくりと吸うことをおすすめします。
また、CBDの特性として、長期間タンクに入れていると再結晶化が起こり、アトマイザーの中がドロドロになる事があります。
その為、RTAなどのタンクアトマイザーの使用はあまりオススメできません。
RDAでドリップ吸いするか、もしくはそのまま使い捨てできるPodタイプのデバイスが適していると思います。
もしアトマイザーを使用して再結晶化で汚れてしまった場合は、水洗いではなかなか落ちないのですが、エタノールを使用すると比較的容易に落ちます。
軽度であればアルコールのウェットティッシュでも拭き取れます。
今回の試飲環境
以下全て、1.2ΩにビルドしたAMMIT MTL RDAで10wで吸っています。
例によって、自分のCBDの用途は不眠症の改善の為で、寝る前に吸うのがメインなので、
日を開けて効果を見つつ、水洗いしてウイックを変えつつ。
CBDが気化する温度は180℃との情報があったので、普段はSSワイヤーの温度管理で180℃設定で吸っていますが、この吸い方が正解とも限らないのでレビューの際はVWで行います。
感想についてはCBDが加わったことに対する変化などに重点を置くため、
味に関しては、もとのメロン極/青りんご極との比較のような形で記載します。
メロン極
30ml(3.3%)
吸った瞬間から「あ!メロン極そのものだ!」と感じました。
むしろ、通常のメロン極より味が濃く感じます。
メロン極は、100mlをMTLアトマイザーで速攻で吸いきるほど大好きな味、不満は一切ありません。
一般的にCBDリキッドは、麻の香りが加わって少し草っぽい味になりがちなのですが、元の味が濃いせいかほとんど影響ありませんね。
また、吸った際のイガイガ感もあまりありません。
肺に入れる際に少しチクッとあるかな?くらい。
3.3%という低濃度ということもあり、初めての方でも問題なく吸えそう。
10ml(10%)
こちらになると、多少麻の香りが混ざりますね。
あと、後味にも少し苦味があるかな。
ですがやはり元の味も濃いし、調整のおかげか案外違和感もないです。
ただ、喉への刺激は少し強いです。
吸いこむ際、肺に溜めている際、喉にチクチクとした違和感を感じます。
ただ、10%という高濃度な物としては、意外とマイルドな方かもしれません。
自分は普段吸っている事もあり慣れているので殆ど問題に感じませんでした。
初めての方だとむせたりするかもなぁ、といった具合。
青りんご極
30ml(3.3%)
こちらも味に関しては元の青りんご極ほぼそのものという感じがします。
ですがこちらのほうが麻の香りの影響は少しだけメロンより感じるかな、後味にも少し苦味があります。
ただ、甘みが強調されるのか、吸い込む際に舌に感じる甘みが少し強め。
後味としても、口の中に少し甘みが残ります。
吸ったときのイガイガ感、これもメロンより少し感じるかも?
濃度は一緒(3.3%)のはずなんですが、あちらは香料でだいぶ軽減されているのでしょうか。
10ml(10%)
こちらのほうがより強烈ですね。
ただ、苦味に関しては元の青りんごの味と案外合うので、まずい、とかそういった感じではないです。
吸ったときのイガイガ感、4本の中で一番強く感じました。
これは、慣れていない人だと結構キツイと思います。
まとめ
正直、これまでに吸ったCBDの中でも格段に美味いと思いました。
特にメロン極。
元々好きな味だったというのもありますが、CBDによる香りの変化や違和感なども少なく、普通に美味しく吸えます。
ただ、ある程度麻の感じがないとCBDを吸っている実感がないという方もいるので、そこは人それぞれかなと。
青りんごの方はメロンよりも多少麻の影響が強く感じました。
安いし美味しいし吸いやすいので初めての方にも向いていると思いますが、
初めての方は低濃度から使用するのをおすすめします。
いずれ高い濃度にしたい、という場合は、最初のうちは普通の極シリーズで薄めながら吸うのもアリっちゃアリなのかも、と思いました。
メーカーさん曰く、VG比率が想定したものと異なるのであまりオススメはしないとのこと。
結晶化して白くなるくらいで吸う分には問題ないそうですが。
上に書いたとおり、自分の用途は不眠症改善で、寝る前にだけ吸っています。
かなり重度だったのが実際かなり改善しているし、一時期リキッド切れでやめていた際はまた再発していたので一定の効果はあると思っています。
今回の4種も、吸っている間は不眠症に関しては全く問題ありませんでした。
3.3%の方が吸う回数や吸っている時間が長くなりがちかな、くらい。
上記目的に関してはかなり恩恵を得ているのですが、即効性があるものではないと自分は思っているし、吸ったらリラックスした!とかそっちの方は自分自身ではあまり体感できてはいないんですよね。
この辺は人によるかと思いますが。
なので、自分はそれほど高濃度は必要としておらず、こういったレビュー時以外は5%くらいの物を購入して普段使用しています。
そう考えると、30mlで¥3,980という価格はかなりいいですね…。
しかも美味しい。
次からは自分もこれを使うと思います。
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