WEECKE FENIX+(プラス)レビュー|コンベクション式の代表格がバージョンアップ

WEECKE FENIX+(プラス)レビュー|コンベクション式の代表格がバージョンアップ

今度はちゃんとコンベクション式です、大丈夫です。

いやね、自分、コンベクション式って未経験だったので、
つい先日レビューした機種がかなりマイルドだったが為に、コンダクション式とコンベクション式を勘違いしてしまうというポカをやらかしましてね。

WEECKE FENIX+

同じWEECKEのC-Vaporと並んでとても人気のある、Fenixの後継機です。

ヴェポライザーのエントリーモデルとしては、C-Vaporがコンダクション式の代表格、Fenixはコンベクション式の代表格といった感じでしょうか。
まだヴェポライザー沼では浅瀬の方に居る自分でも頻繁に名前を耳にする機種です。

この製品はVAPONAVIさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

特徴

人気機種Fenixのバージョンアップ版

元より非常に人気があり、ロングセラーとなっていたFenixがバージョンアップしております。

変更箇所について、販売サイト様より引用させて頂きます。

・温度帯が増え自由度アップ!
旧型:温度4段階(170.180.190.210℃)
新型:温度6段階(170.180.190.200.210.220℃

・旧型には無かったバイブ機能を追加

喫煙時間延長機能搭載
旧型では喫煙時間5分、チェーン非推奨でしたが、
新作では、5分終了10秒前にバイブします。
終了までにボタンを1回押すと3分間の時間延長ができます。
合計8分の喫煙が可能。

・2.5A急速充電対応
旧型の1A よりも最大2.5倍のスピードに。
約1時間で満充電。

・旧型では別売りだった、510アダプタ&シリコンマウスピースを最初から付属。
マイルドなタバコが好きな方、むせやすい方はこちらを使用すればアイコスや手巻きなどのフィルターを挿してフィルター越しに喫煙が可能。

・充電残量の確認がしやすく
旧型:電源ON時常に下部LEDに表示
新型:電源OFF時にボタン1回押すだけで上部LEDに表示

・充電ケーブルに挿したままでも使用可能(充電は一時停止します)

https://www.vaponavi.co.jp/shopdetail/000000000271/

喫煙時間延長機能はいいですね。
大抵のヴェポライザーは1セッション5分前後なのですが、大抵物足りないので2セッションくらいはチェーンすることが多いです。
でも2セッション目の後半は味落ちしてくるので、8分という長さはいい塩梅かと思います。

セミコンベクション式ヒーター

ヴェポライザーのヒーターには、コンダクション式とコンベクション式の2種類があります。

コンダクション式は、ヒーターでチャンバーを加熱して直接熱を伝える方式。
コンベクション式は、ヒーターの熱風を送って、中の葉全体を熱する方式。

熱風でムラなく加熱が出来るコンベクション式の方がタバコ葉の味わいをクリアに味わえると言われておりますが、機構が複雑な為やや高価になりがちで、
エントリー機にはコンダクション式が多く、コンベクション式は高級機に多く採用されております。

今回のFENIX+は”セミコンベクション式”と呼ばれる物ですね。
熱風を使ってチャンバーも同時に暖める方式です。

純粋に熱風のみで暖める”フルコンベクション式”は若干難易度が高く、吸い方に慣れるまでは満足感が得にくいと言われていますが、
チャンバーからの熱伝導の加熱も加える事で、 初心者でも簡単に美味しく味わえるという物です。

フルコンベクション式のハイエンド機は3万円くらいするのに対して、コンベクション式でありながら1万円切るという価格設定も魅力の一つですね。

パッケージ

以前、先代Fenixのパッケージをどこかで見た時、「怪しい中国家電みたいだなぁ……」といった感想を持ったのですが、
今回はかなりシンプルでスタイリッシュなパッケージになっています。

C-Vaper3のパッケージに似た感じになり、ようやく同メーカー感が出てきました。

パッケージ内容

  • FENIX+本体
  • ユーザマニュアル
  • USBケーブル
  • 510マウスピースアダプタ
  • シリコンマウスピース
  • ピンセット
  • パッキングツール
  • クリーニングブラシ
  • 予備Oリング
  • 予備フィルター
  • 警告カード類

VAPONAViさんでは日本語のマニュアルがついてきます&3ヶ月国内保証付き。

外観

ちょっと大柄なボックス型のヴェポライザーです。

サイズ感はこんな感じ。
結構大きいですね。

自分は手が大きいので案外フィットしますが、手の小さな方や女性だとちょっと持ちづらいかもしれません。

手に持って、「ボタンはここか…吸口がこっちだから必然的に人差し指パフになるな…」とか考えながら写真撮ったけど、
VAPEじゃないから吸ってる間はボタン押さないし、必要なかった……。

上から見た所。
折りたたまれたマウスピースが見えます。

完全なオーバル状ではなく、片側が少し細くなった水滴型になっています。

細い方のスリットの内側にLEDインジケーターがあり、出力モードやバッテリー残量などを表示します。

底面には充電用のmicroUSBポートと充電状態を示すLEDインジケーター。

左側の穴はエアホールです。

マウスピース部分はマグネットで固定されています。

太い方(マウスピースの付け根部分)がツメで引っかかっているので、細い方から起こして外します。
取り付けの際はツメを引っ掛けてからマグネットでパチッと。

マウスピースを外すとチャンバーが見えます。
円筒形で、幅広のチャンバー。

エントリーモデルのヴェポライザーはチャンバーがタバコサイズの物が多いですが、それらに比べるとかなり径が大きめ。
コンベクション式は葉をふわっと詰める為かと思われます。

詳細

スペック

本体サイズ 111mm x 28mm x 58mm
バッテリー容量 2300mAh
充電 DC5V/2.5A(急速充電対応)
USBパススルー対応
チャンバー セミコンベクション式
温度レンジ 170℃〜220℃ (6段階)
エンハンスモードとソフトモードの2種類の吸引モード
連続吸引可能時間 5分 (+3分の延長機能あり)
バイブ機能 起動時、加熱完了時、終了時

マウスピース

内側に折りたたまれたマウスピースを半周回すとこの角度になります。

マウスピースの先端は半月状にくぼみが作ってあります。
一見細そうですが意外と膨らみがあり、内側は結構な幅があります。

このマウスピースははめ込み型で、容易に取り外す事が出来ます。

好みに応じて付属の510アダプターとシリコンマウスピースに換装が可能。

シリコンマウスピースはレギュラーサイズのフィルタがちょうど刺さるサイズになっています。
ニコチンキックが強すぎる場合などはフィルターを使用してください。

また、510アダプターには汎用の510規格のドリップチップを装着可能です。
VAPEなどでお気に入りのドリップチップがあれば、それを使用出来ます。

マウスピースの裏側にはメッシュフィルターが装着されており、シリコンパーツを外すことで脱着が可能です。

使い方

吸う前に

このような注意書きが入っていました。
調べてみると、Fenixは初期状態で若干のプラ臭が発生することがあるようです。

注意書きに沿って、2回程空炊きを行いました。

葉を詰める

マウスピースを外し、チャンバーにタバコ葉を詰めます。

コンダクション式に比べて、コンベクション式は少しふわっと詰めるのがオススメとの事。
なるほど、中に熱風が通しますしね、納得。

電源を入れる→加熱開始

マウスピースを装着したら、電源ボタンを5クリック。
バイブが震えて、すぐに加熱が開始されます。

加熱中はLEDインジケーターが点滅します。

設定温度まで加熱が完了すると、再度バイブが震え、インジケーターが点灯状態に。
体感として、完全に冷えている状態から180℃(水色)まで大体30秒強くらいでした。

喫煙

加熱が完了したら喫煙可能です。
そのままマウスピースから吸い込んでください。

コンベクション式は、煙がクリアでマイルドなので、DL(直接灰に入れる吸い方)推奨との事。
MTL(所謂タバコ吸い、一旦口に貯める吸い方)でも吸えますが、ドローは軽めなのでMTLするにはスカスカ気味ですね。
タバコ的な満足感も、DLの方が感じやすいです。

出力温度切替え

電源が入っている間にパワーボタンを2クリックすると、出力温度の設定が出来ます。
緑(170℃)から白(220℃)まで10℃区切り。

喫煙モード

喫煙モードはソフトモード(デフォルト)と、エンハンス(強力)モードがあります。
電源ON中にボタンを3秒間長押しすることで切り替えられます。

吸い込む際にセンサーが働いてLEDが点滅するのですが、早く点滅するほうがエンハンスモードです。

これは、熱風の出具合が変わるのかな?
低温気味で使用しているからか、あまり違いは体験できませんでした。

喫煙が終わったら

1セッション5分。
5分経過すると自動で電源は切れます。

電源オフの10秒前にお知らせのバイブが1度震えるので、その時にパワーボタンを押すと、更に3分延長されます。

喫煙終了したら、チャンバーからタバコ葉を排出します。

物凄く綺麗にシャグポン出来ました、感動。
下手くそなんで、今までコンダクション式では1度も成功したことなかったのです。
ぎっちり詰めるのが好みなのもあるかもですが。

ムラなく綺麗に焦げているのがわかります。

あとは、チャンバー内部をクリーニングブラシ等で掃除してやります。

ですが、あまり汚れないですね。
掃除なしで4〜5回程吸った後の状態でこれです。
毎回綺麗にシャグポン出来ますし、ヤニ汁も全然出ないです。

使用後は本体が少しだけ熱くなります。
恐らく連続で使用しても問題ないレベルの発熱かと思いますが、ちょっと熱いな、と感じたら少し休ませるようにしてください。

バッテリー残量と充電

電源が入っていない時にパワーボタンを押すと、LEDインジケーターがバッテリー残量を表示します。

  • 緑:61〜100%
  • 黄:31〜60%
  • 赤:1〜30%
  • 赤点滅:1%以下

充電は、USBケーブルでアダプターと接続するだけで可能です。

充電中はここのLEDインジケーターが点灯。
赤が充電中、緑になったら充電完了。

また、パススルーにも対応しており、充電中でも使用することが出来ます。
使用中は充電が自動で止まります。

ヒーティングスペーサーの使用

別売りで、専用のヒーティングスペーサーの設定があります。
これを使うと葉の詰替えが楽になり、携帯性が上がるという物です。

円筒形で、底にメッシュフィルタが貼ってあります。

これに葉を詰めて使用することで、チャンバーを汚さないので掃除も楽になり、葉の交換もしやすくなります。

C-Vaporなどのコンベクション式では、スペーサーを使用することで味が少し落ちる感じがあったのですが、この機種ではそれほど大きな影響を感じませんでした。

吸った後は本体のチャンバー同様、綺麗にシャグポン出来ました。
葉の焦げ具合は、チャンバー直より少し薄めな気がする。

使用直後は非常に熱くなっているので、冷めるまで触らないでください。

ただ、元々綺麗にシャグポンしやすいので、家で使用する場合にはあまりメリットを感じませんでした。
逆にちょっと面倒かな。

持ち出して外で吸う為に葉を詰めて携帯、という用途には非常に便利かと思います。

いくつかシャグを吸ってみた感想

RAW オーガニック

スタンダードな味のオーガニック系シャグで、無香料。
自分の一番のお気に入りです。

まず驚いたのが、喫味が非常にマイルドなこと。
とても吸いやすいです。

しかし、コンベクションに比べるとガツンとしたニコチンキックは感じづらいかもしれません。

風味が出てくるまでにちょっと時間がかかりますが、ピークに達してからは香りは非常に楽しめるので、ニコチン補給と言うよりも香りを楽しみながらまったり吸う感じになりますね。
延長込みで8分、最後まで香りを楽しめます。

これはこれでいいのですが、若干マイルドすぎるきらいはあります。
ニコチンキックやタバコ感を求める場合はコンベクションかなぁ。

チェ・赤

ヴェポライザーでは定番としてよく吸われているシャグです。

このシャグは色々なヴェポライザーで美味しく吸えるのですが、
この機種だとちょっと香りが出にくいかな?

コンベクション式だと葉の香ばしさとか苦味などがよく感じられて美味しい葉なのですが、その辺は少し弱いかも。
直接熱して味の出るタイプのシャグなのかもしれません。
ただ、甘みは少し強く感じました。
吸い込みの最初に舌に甘みを感じます。

また、ニコチンのキック感もそれなりにあり、しばらく吸っているとヤニクラがあります。
そういった意味での満足感は得やすいかもしれません。

Stanley Apple

コンベクション式に着香系は合うんじゃないかと思っていましたが、正解でした。

まず吸い込んだ時に、しっかりと酸味が来ます。
りんごの甘みのような物はそれほど強くはないですが、クリアな酸味で終始サッパリと吸える感じ。

キック感も割としっかりあります。
これは好きかも。

フィルターを付けて吸ってみる

自分はヴェポでは結構むせやすい方なので、低温ジックリ派なのです。

と、言うことでフィルターも試してみました。
シャグ用のレギュラーフィルターです。

ドローはかなり重くなり、自然とタバコ吸いな感じになります、
ですが、ちょっと物足りないですね…。
180℃→210℃まで上げて、ようやくタバコ感が出てきたかな、といった感じ。

自分にはちょっと合いませんでした。

まとめ

コンベクション式は初めてだったのですが、やはり非常にマイルドですね。
自分はヴェポライザーでむせやすい方なので、吸いやすくてよいです。

味のピークに入るまでは若干時間かかるかな?
味が出始めてからは、8分の延長モードが終わるまでしっかり楽しめる感じ。

シャグは、着香シャグの方が合っているように感じました。
着香の香りと葉の香りをクリアに感じられます。
自分はメンソ系のシャグを吸わないので持っていないのですが、メンソ系も合いそうに感じる。

早いタイミングからガツンと味やキック感が出始めるのはコンダクション式かな、と思います。
どちらかと言うとこのコンベクション式はじっくりと楽しむ用途に向いていそう。

コンベクション式と言うと高価な機種ばかりなのですが、これは1万円切るエントリーモデルとして、コスパは高いんじゃないかと思います。

販売リンク

amazonの方はまだ在庫があるみたいです。

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※ヴェポナビの次回入荷は5月中旬を予定しております。…

Vaponaviさんの方は、人気機種の為か現在品切れになってしまっている模様(2019/05/07現在)
次回入荷は5月中旬を予定されているようです。