Advken Artha V2 RDA レビュー|ワイドボアな4ポスト式デュアルコイル

Advken Artha V2 RDA レビュー|ワイドボアな4ポスト式デュアルコイル

Advken Artha V2 RDAのレビューです。

なかなかかっこいい、好みのデザインです。

トンネルかってくらいぽっかり空いたキャップとドリップチップで、見るからに爆煙してくれって感じのRDAでした。

デッキは4ポストのデュアルコイルデッキ、最近余り見なくなったタイプですね。

発売されたのはちょっと前なのですが、昨年頃に写真を見た際に、これ、クアッド向き?って少しワクワクしたのを覚えています。
だけど実際は…うん。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

六角形のパッケージ。
ロゴに合わせた形ですね。

側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

このスクラッチの下のコードを、公式サイトの下にあるVerification:のフォームに入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。

パッケージ内容

  • Artha RDA本体
  • ドリップチップx2 (1つは装着済)
  • マイナスドライバー、六角レンチ
  • BFピン
  • 予備Oリング
  • 予備ネジ
  • プリメイドコイル
  • コットン
  • カード類

外観

中央にAを模した柄を含んだ六角形のロゴが大きく彫られています。

トップキャップ部分はダイヤモンドカットになっており、それ以外の部分はかなりシンプルな作り。
渋くて割と好きなデザインです。

ドリップチップがかなり太いのが特徴的。

この通り、吸い口はかなりのワイドボアになっています。
ドリップチップは二重構造で分厚い物ですが、それでも結構広い。

吸い口の広さに比べて、やや控えめに見えるエアフロー。
上下1列ずつ締めることも出来ますし、シングル用に片面だけ閉じた状態にも出来るようになっています。

底面。
ポジティブピンは結構出っ張っていますし、インシュレーターも少し出ています。

フィッティング

Revenant Delta

詳細

メーカー公式

スペック

直径 24mm
高さ 29mm
素材 SS304
ドリップチップ 810規格
コイル デュアルコイルRBA
BF対応 BFピン付属
エアフロー サイドエアフロー

カラーバリエーション

カラバリはSSとガンメタの2色のみ。潔い。

構造

トップキャップにエアフローコントロールの機構を持った4ピースタイプのRDAです。

ドリップチップ

レジン製とPEI製の2つが付属しています。
ボア系や形状はどちらも同じくらいですね。

キャップ&エアフロー

撮り忘れていたので使用中の写真ですみません、
キャップ内側は滑らかなドーム状になっています。

キャップのトップ側を回すことでエアフローが調整出来ます。

デュアルビルド用に両サイドを1列or2列で調整可能な他、シングルビルド用に片面のみ開けることも出来ます。
シングル用の穴は2列のみ。

デッキ

4ポストタイプのデュアルコイルデッキ。
コイルとエアフローを片側のみにすることでシングルビルドも可能です。

BF使用時は、中央のポジティブポストについた穴からリキッドを供給し、ジュースウェルに流れ込みます。
ジュースウェルはかなり深く作られており、保持量はかなりありそうです。

ビルドしてみる

付属コイルでビルド

このタイプのデッキは最近余り見ないので、久しぶりにビルドする気がする。
実はちょっと苦手です。

ポストの間隔が大きいので、予めコイルの足を片方だけ少し曲げておきます。

コイルの足を片側だけ曲げたのは、このようにコイルを中央付近に寄せる為。
ポジティブポストはほぼ真っ直ぐ、外側のネガティブポストに曲げた足を差し込みます。

両側で互い違いのポストになるようにセットします。

Ni80のクラプトンですね。
焼きを入れた後の状態で、抵抗値はデュアルで0.18Ω

ちょっと悩ましい抵抗値。
普段メッシュ以外では0.2Ω以下は使わないんですよね。
自分の使用にはギリアウトって感じですが、折角なので少しだけ吸ってみます。

コイルの高さについては特に基準やガイド等ないので、自分でいい所を探していく感じになります。

サイドのエアフロー穴から覗いて、少し上くらいに見える位置がいいかな。

供給が心配なので、コットンは少し多めに通して両端を漉きました。

吸ってみます。
リキッドはPhat JuiceのMango Magik V2
低抵抗で炊くほど甘いマンゴーが出てくるのでこれに合ってるかなと。

エアフローの穴が控えめかな、と思っていたのですが、全開だとかなり勢いよく給気しますね。
呼吸レベルとは言わないけどほぼスカスカレベル。

でもこのコイルに65~70wかけていると、そのエアフローに負けないくらいしっかりとミストが出ますね。
吐き出すミストがかなり真っ白。
かなり濃いミストが出ていて、これぞ爆煙って感じ。
あっという間に部屋が真っ白になります。

リキッドの相性もよかったみたいで、マンゴーの甘みしっかりでかなりいい感じ。
ミストの温度が高めなのは少し気になるけど、スピットバックはそれほど起きず、立ち上がりの際に稀に細かいのがプチッと来るくらいかな。
単線で組んだらちょっと気になるかもですね。

AFCを一列だけにすると程よい抵抗感です。
自分的にはこのくらいの方が好み。
ただこの重さだとそのままの出力ではむせるので、出力を55wまで落としました。
立ち上がりが一瞬遅れる感じが少し気になるけど、立ち上がっちゃえばこのくらいも悪くない。
少しミストの温度も下がってまったり吸えます。

ちょっとだけ試し吸いのつもりでしたが、21700スコンカーに乗せて数日味わってしまいました。

やってみたくなるよね

このポスト配置だと、クアッドを試してみたくなりますよね。
間隔も程よく開いていて凄くやりやすそうだったんですもの。

実際は固定と足のカットに凄く手こずって、かなりコイルが崩れてしまいました。

ウイックを通したらもうエライコッチャですよ。
パンパンだ。

結果から言うと、ダメですこれ。

いや、ダメだろうな、とは思っていたんですけどね。

だって明らかにエアフロー合ってないし。

出力高めにしてミストで埋まるようにしてやったらまだいけたけど、それでも、エアーがそのまま上がってきている部分があったりして、味がまだらだし薄い。
日和って抵抗値下がりすぎないように細いワイヤーでやったのもよくなかったかも。

他にやり方はあるかもだけど、少なくともポストに合わせてこの形で並べるくらいなら普通にデュアルで組んだ方が美味いと思う。

まとめ

なんというか、ちょっと前のデュアルRDAといった雰囲気?

最近この4ポストタイプってマスプロのRDAでは余り見かけないし、ビルドには若干手間を感じてしまいます。
最近のRBAって親切で楽ですしね。

他にも、最近では当たり前になってきたキャップの向き固定の機構とかもなかったりして、今の主流に比べたら若干不親切な点は否めません。

逆に言うと、今時のRBAと比べたら遊びや試行錯誤の余地がある感じかな?
コイルの位置とか自分で好みの位置を探していく感じかと。

見た目は渋めで好みですね。

見た目や構造を総合して、なんというか、全体的に硬派な雰囲気のRDAといった感じでした。

Sourcemoreさんではログイン後価格で$17.27と、単価は激安です。

昨日の記事の通り、配送に関しては少々不安な感じにはなってきたので、もし購入される場合はかなり余裕を見た方がいいかもしれません。