Ambition MODS x R.S.S. – HERA Box Modの購入品レビューです。
イタリアのハイエンドメーカーR.S.S. Modsがデザインを担当した、ユニークな外観、
Ambition Modsが、前回のEasy Side Boxの大ヒットに続けと言わんばかりに送り出したコラボModです。
前回のEasy Side Boxは王道のステルスModといった雰囲気でしたが、今回のHeraはかなり攻めてますね。
大きく湾曲した独特のスタイルは結構好き嫌い分かれそうですね。
刺さる人には激しく刺さるけど、ダメな人には思いっきり嫌悪されそう。
スペック的にはEasy Side Boxとほぼ同じ、というか恐らくチップは同じ。
18650シングルで最大60wのVW/TC、USBポートなしと、若干玄人好みな構成です。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
黒地に銀箔文字のみのシンプルなパッケージです。
パッケージ内容
Mod本体とユーザーマニュアルのみです。
ユーザーマニュアルは英語とイタリア語で書かれた冊子。
外観
とにかく、側面の湾曲部分に目が行きますね。
バッテリーチューブ部分の切り込みも、よく見ると単純なオーバル型ではなく水滴型で、下が広くなっています。
樹脂(PC)製のボディは、愛好家から見ると「お、わかってるな」となるのですが、Vapeに興味のない人から見るとチープに取られることもあり(実際何件かありました)、悩ましいところ。
カラーバリエーションはかなり豊富です。
ベースが8色で、クリア仕様のブルー、ピンク、イエロー、クリア、アンバーの5色にはそれぞれポリッシュ仕上げとフロスト仕上げがあり、合わせて13パターンのカラーバリエーションがあります。
サイズ感はこんな感じです。
高さも18650の長さギリギリに抑えられているし、なかなかコンパクトだと思います。
湾曲部の中央付近に液晶画面が付いています。
反対側はやはり、バッテリーチューブを見せていくスタイル。
ファイアボタンは本体上部側面のこの位置についています。
この湾曲は人間工学に基づいたデザインということで、気にして色々な形で握ってみたのですが、(自分は親指パフ派なので親指で押す前提で)
右手で持つ時は湾曲部にちょうど指がかかる感じ、
左手でも、人差し指パフなら右手と同じ感じになりました。
この持ち方は物凄くしっくり来ます。
左手で持つ時は、
湾曲部に人差し指の付け根を当てて親指の先でパフするか(自分はこれでした)、
親指の付け根の膨らみを当てて親指の第一関節あたりでパフするか。
自分は左手持ち親指パフ派なので微妙に持ち方が定まらないというか、あまり湾曲部を活かせていないかも。
ただ、他のModと比べて持ちにくいとかそういうことはないし、むしろ持ちやすいModだとは思っています。
+/−の操作ボタンは底面に付いています。
シリアルナンバーも書かれていますが、Easy Side Boxと同じくJP-で始まるシリアルになっています。
こちらも日本専売モデルなんですね。
また、バッテリーキャップも底面にあります。
今回も、大きく口の開いたタイプですね。
底面側なので、濡れた場所などに置かないように注意したいです。
Easy Side BoxみたいにAsmodus Lunaのフラットなバッテリーキャップが流用できるのかな?と思ったのですが、スレッドのピッチが全然違いました。残念。
Easyよりもむしろこちらに使いたかった。
上面には510スレッド。
コンタクトピンはスプリング式です。
上面のメタルパーツもフレームに合わせて微妙に湾曲させてあり、なかなか芸が細かいですね。
フレームが510スレッドを囲うように少しせり出しているので、乗せられるアトマイザーの径はそこまでで制限されます。
24mmまでは乗せられますが、それ以上はフレームと干渉します。
ただちょっと注意点というか問題点というか、
このせり出し部分が、ボトムエアフローのアトマイザーだとエアホールに干渉しがち。
ドローに影響が出るほど密着して塞ぐわけではないですが、AFCリングが摘めないから回しづらかったりと、少々困ります。
アトマイザーフィッティング
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 27mm x 47mm x 86.5mm |
素材 | SS316,PC |
重量 | 135g |
バッテリー | 18650×1本 (別売) |
動作モード | VWモード 温度管理モード(SS316/Ni200/Ti) |
出力ワット数 | 1w〜60w |
出力電圧 | 0.5V〜8V |
対応抵抗値 | 0.1~3Ω |
温度管理 | 200°F〜600°F(100℃〜300℃) |
充電 | 本体充電不可 |
重量ですが、PC製のボディで一見軽そうに見えるんですが、実はEasyよりもちょっと重いんですよね。
Modの操作方法
電源ON&ロック
バッテリーを入れた初回は、ファイアボタン5クリックでロゴが表示され、電源が入ります。
以降バッテリーを抜くまでは電源OFFではなく本体ロックとなります。
ファイアボタン5クリックでロック状態を切り替えます。
パワー(温度)ロック
スタンバイ中に+/−ボタンを同時に長押しするとパワーロック状態になり、+/−ボタンによる出力調整がロックされます。
モード切替
- パワーロック状態中に+/−ボタンを2クリックするとモード切替状態になります。
- VWモード
- 温度管理モード(SS316/Ni200/Ti)
+/−ボタンで選択、ファイアボタンで決定
VWモード
基本のワッテージモードです。
+/−ボタンで出力ワッテージを調整します。
温度管理モード
操作は各ワイヤー共通、+/−ボタンで温度を設定します。
温度表示が最低値を超えるまで−ボタンで下げていくと、華氏・摂氏の表記が切り替わります。
温度管理モード中にファイアボタン5クリックで本体ロック状態にして、その際に+/−ボタンを同時長押しすると、温度管理の動作ワッテージを変更できます。
同じく温度管理モードかつ本体ロック中にファイアボタンと+ボタンを同時に長押しすると、抵抗値ロックを切り替えます。
まとめ
冒頭にも書きましたが、このデザインは人を選びそうですね。
PC製ボディというのもそうですし、思い切った湾曲部など、好みが分かれそうです。
Mod単体で見ていると気付かないのですが、
アトマイザーの下が大きく抉れているので、アトマイザーを乗せた状態で立てているとちょっと不安定そうにも見えます。(実際はかなり安定して立っています)
こうしたアンバランスな感じも含めて、このデザイン、自分は嫌いではないです。
他のModと比べても独特ですし、面白いなぁと。
ただ、使いやすいModかというとそういうわけではないですね、
USBもついてないですし、パワーも60wまでですし(18650で60w以上はそうそう使わないと思いますが)、
デザインの関係でアトマイザー径の制限があったり、ボトムエアフローに干渉したり。
操作も若干ややこしいかな。
Modの扱いに慣れている方が最初から「こういうものだ」と思って使えば大抵は吸収出来る不満点ではありますが、知らずに買うと面食らうかも。
価格帯も若干高めということもあり、
初心者の方がデビュー用に選ぶというより、ある程度慣れた方がこの独特なデザインやR.S.S.Modsのネームバリューに惹かれて使う感じのModかな、と思いました。
今回自分は、オフィスエッジさんの福袋で入手しました。
フレキチさんでも取り扱いありますね。
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