Geekvape – OBELISK 65 FC Kit レビュー|本格的なMod機能を持つパワフルなPod Mod、急速充電、OTG対応

Geekvape OBELISK 65 FC Kitのレビューです。

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同社にOBELISK 65という同型のPod Modがありまして、Pod Modとしては少し大きめのバッテリーに、Aegisシリーズと同じAS Chipを搭載した、本格的なMod機能を持つPod modです。

このOBELISK 65 FCはそのバリエーションと言うか進化系というか、
FCというのはFast Chargingの略みたいですね

基本的な機能はほぼそのままなのですが、バッテリーの運用に重点を置いたモデルとなっており、
バッテリーは1100mAh x2本のデュアルバッテリーとなっており、USB-PDに対応した2A充電で、最速18分でフル充電が可能、
更に、他のデバイスに電力を供給出来るOTG機能もあり、小規模なモバイルバッテリー的な使い方も出来たりします。

VAPEとしての機能も申し分なく、最大65wでメッシュコイルを使用する爆煙タイプのデバイスとなっており、
Podも漏れに強くて使い勝手がよいです。

この製品は、べプログショップさんにサンプル提供頂きました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

Geekvapeさんのカラーである黒とオレンジのパッケージ。

背面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
このスクラッチの下のコードを公式サイトの下にあるSECURITY VERIFICATIONの所で入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。

パッケージ内容

  • OBELISK 65 FC Mod
  • 専用Podカートリッジ
  • Geekvape Bシリーズコイル 0.2Ω (本体装着済)
  • Geekvape Bシリーズコイル 0.4Ω
  • コイル交換用ツール
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル/カード類

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

外観・特徴

背が低く、やや厚みのあるズングリした形状。

サイズ感はこんな感じ。
背は低いですが、バッテリー容量がそこそこあるので厚みは少々ありますね。

手のひらに握りやすいサイズだけど、手の小さな人だとちょっとはみ出すくらい。

外装は綺麗なメタリックカラーになっています、質感は良好。

カラーバリエーションは全部で7色です。

Podは大部分が本体の内側に入り込んでおり、コンパクトさと一体感が出ています。
反面、リキッド残量は少々確認しづらいかも。

ドリップリップは510規格になっており、汎用品と交換することができます。

リキッドの補充口も上面に出ており、Podを本体に装着したままでリキッドを補充することができます。

ドリップチップのすぐ下にはエアフローコントロールリングが付いており、リングを回すことでドローの重さを無段階調整できます。

前面、一番上の丸い銀色がファイアボタン、続いてカラー液晶、+/−の操作ボタン。

ファイアボタンにはOBERISKシリーズのマークが入っています。

底面にもOBERISKマーク。

サイドにはUSB Type-Cポートが付いています。

Podの固定はマグネット式です。

初期装着のコイルは、不意の通電による事故を防止するために絶縁用のシールが貼られています。

Podカードリッジ

同社のAegis Boostなどを思い出す、しっかりした作りのPodです。

リキッド容量は4.5mlとなかなかの大容量。

Zシリーズ(Zeusシリーズ)のトップエアフロー技術を採用したとの記述があります。

つまりトップtoボトムエアフローということですね。

よく見るとコイル前方に筒のような物が設けてあり、そこを通してエアーとボトム側まで送っているようです。

ボトム側のエアホールの下にもOリングが配置されていて、底面は完全に塞がれます。

コイルはOリング固定となっており、まっすぐ引き抜くだけで取り外せます。

底面の出っ張りが少なくて外しにくいからか、専用のツールも付属しています。
が、これもサイズが溝に合ってなくて使いやすくはなかったので、爪を引っ掛けて抜いたほうが早いかも。

コイル装着時の注意点ですが、装着時はこのように斜めになります。

正しい向きでないとしっかり奥まで刺さらないので、穴に合わせてこの角度で差し込むようにしてください。

コイルを外すと、この赤線より上のリキッドはこぼれてしまいます。
コイル交換はタンクをほぼ空にしてから行ってください。

付属のコイルはGeekvape Bシリーズコイルの0.2Ωと0.4Ω。
0.2ΩはNi80のメッシュコイル、0.4ΩはカンタルA1のメッシュコイルです。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ W27mm x D42mm x H101mm
重量 160g(実測)
リキッド容量 4.5ml
コイル Geekvape Bシリーズコイル対応
出力モード SMARTモード
VWモード
温度管理モード(SS/TCR)
VPC(VWカーブ)モード
バイパスモード
OTGモード
出力 5〜65w可変ワッテージ
温度管理 200-600°F/100-315℃
バッテリー 内蔵1100mAh x 2
充電 USB Type-C 5V/2A
USB-PD急速充電:15V, 3A/45w(最大)

重量は160gでした、やや重め。

バッテリー

1100mAhのバッテリーを2本内蔵しています。

通常のアダプターによる充電でも、Type-Cの2Aまで対応しており充分高速ですが、
この機種はUSB-PDによる45wまでの充電にも対応しており、PD対応アダプターを使用して充電すると、最速18分でフル充電が可能です。

採用されているバッテリーは国際的認証機関TUV(テュフ ラインランド)の試験を突破した物とあります。

使用方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

モード切替

電源ON中にファイアボタンを3クリックするとモード表記がオレンジ色に変わります。
その状態で+/−ボタンを押すと動作モードが切り替わります。

  • SMART:コイルに合わせた自動調整&上限設定付きのVWモード
  • POWER:通常のVWモード
  • TC-SS:SS316コイル用温度管理モード
  • TC-TCR:TCR値を自分で設定できる温度管理モード
  • VPC:出力カーブを自分で設定出来るモード
  • BYPASS:バッテリー出力をそのままコイルに伝えるモード
  • OTG:外部に電源を供給出来るモード(VAPEとしては使用できません)

操作ロック

電源ON中に+/−ボタンを同時に長押しするとロックがかかります。

ロックされるのは+/−のみで、ファイアボタンを押して吸うことは出来ます。
不意に押されて設定が狂うのを防ぐ役割です。

液晶輝度変更

電源ON中にファイアボタンと+ボタンを同時に押すと液晶輝度アップ、
ファイアボタンと−ボタンを同時に押すと液晶輝度ダウン。

吸ってみる

プリセットの0.2Ωコイルで、Koi-Koi 正月三光を吸ってみます。

0.2Ωコイルの推奨ワッテージは50〜58w
初回、SMARTモードのままPodを装着したら56wに設定されたのでまずはそのまま。
内蔵デュアルバッテリーということで、ハイワッテージで使う心理的抵抗感は低め。
でも個人的には50wくらいで充分かな、といった感じ。

ドローは完全に爆煙向きですね。
エアフロー全開だとスカスカってほど軽く、1mmくらいまで絞っても抵抗感のあるDL向きドローといった感じ。

やはりと言うか、ガッツリ爆煙です。
メッシュ0.2Ωということで味もかなり濃く、リンゴの味を濃厚に感じつつ、同時に生地感もガッツリ。
正直イマドキのメッシュコイルはハズレがないので心配してはいませんでしたが、しっかり美味いと思います。

高めの出力で使っている割にバッテリーの持ちもよく、自分の使い方だと1日はいけますね。

ちょっと色々あって1週間以上手元で使ってからの記事作成となったのですが、やはりトップtoボトムエアフローはリキッド漏れに強く、漏れや滲みは一切ありませんでした。

まとめ

USB-PD対応、OTG対応と、バッテリーにこだわった作りになっています。

OTG対応は面白いですね、
1100mAhx2という容量では本格的なモバイルバッテリーとして使うにはちょっと厳しいですが、緊急用には充分使えそう。
出先でスマホに使ったり、充電の速さを活かして一旦こっちに入れておいてから他の小型Podに供給したり。

VAPEとして見ても、爆煙デバイスとして普通に優秀です。
コイルはまぁ爆煙メッシュコイルで安定して美味いですし、バッテリーの持ちも良好、充電も早い。

私はPD対応アダプターを持っていないので最速充電は体感出来ていませんが、2Aアダプターでも30〜40分くらいかな?って感じ。

あと、この漏れにくさはいいですね。
トップtoボトムエアフローってアトマイザーなどでも最も漏れにくい方式だと思うのですが、その機構を採用しているということでかなり安心して使用出来ます。

気になった点は、リキッド残量の確認のしづらさと、コイル交換のしづらさくらいかなぁ。
前者はコンパクトさとの、後者はリキッドの漏れにくさとのトレードオフといった感じではありますが。

そんなわけで、総じて弱点は少ないな、と感じました。

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