Hellvape Dead Rabbit MTL RTA購入|デドラビにMTL!?

Hellvape Dead Rabbit MTL RTA購入|デドラビにMTL!?

Hellvape Dead Rabbit MTL RTAの購入品レビューです。

Hellvape | marz04.net
「Hellvape」の記事一覧です。

大人気シリーズのDead Rabbitに、まさかのMTLアトマイザーが追加です。

私もこのシリーズのファンでして、初代のRDAからずっと追ってきているし、高い頻度で愛用しているのですが、デドラビシリーズって爆煙のイメージが強いんですよね。
以前Instagramで存在が判明したときも、皆さん意外そうな反応をされていました。
MTLが主流になりつつある現状に合わせてきた感じでしょうか。

とはいえ、メーカーのHellvapeさんはこれまでMTLアトマイザーを作っていない訳ではなく、別シリーズでしっかりしたMTLアトマイザーをいくつか出していますし、大丈夫でしょう。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

Hellvapeさんのパッケージカラーである朱色と黒をメインに使用したパッケージ。
箱の側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

パッケージ内容

  • Dead Rabbit MTL RTA本体
  • 4mlチャンバー+ガラスタンク
  • 予備ドリップチップ
  • プラスドライバー
  • 予備Oリング、予備ネジ
  • プリメイドコイル、コットン
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。

外観・特徴

外径23mmですが、背が低く割と小ぶりなRTAですね、ドリップチップの長さが特徴的。

上下が僅かにバンクしているようなフォルムや、ローレット加工など、これまでのデドラビシリーズのテイストは取り入れられています。

上下の出っ張りは、落下などの際にガラスにダメージが行くのを軽減する目的のようです。

チャンバーにはいつものデドラビマークが掘られています。

ドリップチップは510規格で、汎用品も使用可能。

標準ドリップチップはレジン製の箇所だけだと思っていたら、下のヒートシンクっぽい部分まで一体でした。

標準の2mlタンクの他、4mlタンクも付属しています。
タンクとチャンバーがセットになっており、まるごと入れ替えます。

ドリップチップは標準の長い物の他、デルリン製の物も付属しています。

エアフローはボトムエアフローです。

丸い穴が開けられたコントロールリングが回転するようになっており、内側に開けられた4段階の穴に合わせることでドローの重さを調整出来ます。

底面はシンプル。
ポジティブピンの出っ張りは絶縁用のインシュレーターを含めて1mmくらいだと思います。

フィッティング

Eleaf iStick Pico

23mmなのでPicoにもギリギリ乗ります。

ただホントにギリギリなので、締め付ける際に少し出っ張ったローレット部分がバッテリーキャップに僅かに干渉することがあるので、気になる方は注意です。

詳細

メーカー公式

スペック

直径 23mm
高さ 49.4mm (2mlタンク+デルリンDT)
58.4mm (2mlタンク+標準DT)
64.4mm (4mlタンク+標準DT)
リキッド容量 2ml/4ml
ドリップチップ 510規格
コイル シングルコイルRBA
リキッドチャージ トップフィル
エアフロー ボトムエアフロー

構造

分解してみました。

タンクとデッキはこのように分かれるので、リキッドが残ったままでもデッキアクセス可能です。

チャンバー

チャンバーの形状やサイズは、2mlも4mlも全く同じでした。
チムニーに向けてすり鉢状にテーパーのかかったチャンバーです。

MTL向けと言うことでチムニー系は細め。
こちらも2ml4ml共通ですね、長さが少し違うくらいかな。

デッキ

昔ながらのMTLアトマイザーといった感じのデッキ。

上から締め付けるタイプのデッキはビルドに少しだけ慣れが必要ですが、ワイヤーを逃げにくくするガイドも立っているのでそれほど困らないかと思います。

ガイドの横には切り欠きが設けてあり、余ったワイヤーを横に逃がせるようになっています。

ビルドしてみる

付属のプリメイドコイルを使用してビルドしてみます。
0.7ΩのNi80 MTLクラプトンとのこと。

ワイヤーをネジに巻き付けるようにぐるっと回して、切り欠き部分に押しつけながらネジを締め、はみ出したワイヤーをカットします。

外側のクリアランスが小さいデッキですが、ワイヤーを横に逃がすことで切り残しがチャンバーに干渉しづらくなります。

焼き入れをして0.74Ω。

コットンは、アトマ外周に揃えてカットするくらいでちょうどよかったです。
先端をジュースウェルに差し込んで完成。

ジョーinリキッドのメロンを入れて20wで吸ってみます。

デドラビシリーズのイメージから「MTLって言ってももスカスカなんじゃ?」って思ってしまいますが、思いの外しっかりとMTLしています。

AFCの最大の穴でも重めDLくらい、MTL吸い出来るくらいの重さです。
調整は4段階ですが、下2つはもうMTLでないとキツいくらいの重さになっていて、最小の穴はかなりガッツリと重いMTLになります。

このビルドだと最大の穴で重めDLが合うかな、といった感じですが、
これは個体差かもしれませんが、最大の穴だと若干風切り音が気になりました。
1個下の穴だとスムースだったので、そちらで重めDLとMTLの中間くらいでしばらく吸っていました。

味は及第点、めちゃめちゃ濃いと言うわけではないですが、しっかり出ている方だと思います。
どちらかというと、DLよりもMTLよりで吸った方が味の出方がよさげな印象。

MTL向け単線ビルド

と、言うわけでMTL向けに組んでみました。
Ni80 28ga 2.5mm7巻で1.0Ω付近、出力は14wで。

一番小さい穴に合わせて吸うと、ガッツリ重めのMTLです。
細いチムニー、細長いドリップチップで凝縮されたミストを舌でジュワーッと味わえます。

やはり個人的にはこのアトマイザーはしっかりとMTL寄りにした方が楽しめると感じました。
私の場合、一番小さい穴よりも1個上の穴くらいが好みです。

まとめ

思っていた以上に本格派のMTLアトマイザーでした。
重めDLとかで吸うよりも、しっかりとMTLで吸ったほうがパフォーマンスを発揮するように感じました。

デドラビの名前でこの小柄さと、MTLというのはちょっと違和感はありますが、普通にMTLアトマイザーとしてよくできていると思います。

激ウマ!これが最高!とまで言うほどではないですが、佳作以上の出来ではあると思うし、シリーズのファンなら満足して使えそう。

これまでのデドラビのRTAはずっとトップtoボトムエアフローになっていたのですが、今回は普通のボトムエアフローになっているのは少し気になりました。
トップtoボトムの方がリキッド漏れには強いのですが、どうしてもサイズが上がってしまうからでしょうね、
ただ、トップtoボトムで23mmで抑えているRTAも存在はするので。

ジュースホールの開け方の工夫などでリキッド漏れのリスクは軽減されているようで、実際、先週末から1週弱ほど使用して、今の所漏れなどは全くないです。

今はMTLアトマイザー全盛なので選択肢は色々あるのですが、シリーズのファンや、デドラビマークの可愛さに惹かれた方であればアリだと思います。

特に、重めのガッツリMTLができるので、そういうのが好きな方には合いそうです。

販売情報(20230613現在)

私は今回Flavor-kitchenさんで購入しました。

¥5,280 送料無料です。