Hellvape Dead Rabbit V3 RTAの購入品レビューです。
人気の爆煙アトマイザーのDead Rabbitシリーズの3作目のタンクです。
このシリーズのタンクは代々トップ吸気のエアフローを採用しており、リキッド漏れに強いのが特徴。
V1/V2は、初代デドラビから続くラビットイヤーデッキにサイドエアフローという構成でしたが、今回のV3は一般的なポストレスデッキに変更となり、エアフローもボトム寄りに変わっています。
独特さは少々失われましたが、色々な部分が扱いやすく万人向けになった印象です。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
Hellvapeさんのパッケージは黒と朱色
箱の側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
パッケージ内容
- Dead Rabbit V3 RTA本体
- バブルガラスチューブ
- コイルトリミングツール
- マイナスドライバー、六角レンチ
- 予備Oリング、予備イモネジ
- ユーザーマニュアル
- プリメイドコイル、コットン
付属のプリメイドコイルは太めのクラプトンコイル、デュアルで0.2Ωでした。
コットンは、コイルに通しやすい靴紐状のコットンです。
今回はデッキがポストレスデッキに変わったことで、ビルドの際にコイルの足の長さを予め調整しておく必要があります。
その為、調整のためのトリミングツールが付属しています。
ユーザーマニュアルは多言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
外観・特徴
ベース部分は25mmなのですが、トップとボトムに少し出っ張りがあり、直径は27mmとなります。
少々大きめなタンクアトマイザーです。
いつものDead Rabbitマークは今回も健在です。
リキッド漏れに強いトップ吸気のエアフロー、
コントロールリングを回す事でドローの重さを調整出来ます。
ドリップチップは810規格となっており、汎用の810ドリップチップを使用できます。
トップキャップはロック式です。
90°ほど回すとロックが外れ、キャップを開くことができます。
ガラスタンクは標準装着のストレートタンクの他にバブルタンクも付属しています。
リキッド容量はストレートタンクが3.5ml、バブルタンクが5.5mlになります。
底面。
ポジティブピンは、絶縁用のインシュレーター部分を含めて1mmは出っ張っています。
フィッティング
27mmというのが色々と惜しい感じ。
今回、色目が気に入って紫を買ったのですが、
紫が合うModって、うちだとMADくらいだな……うん、似合うな、と思ったら、
出っ張り部分が微妙にはみ出るんですよね、まぁ自分はこのくらいなら気にせず使っちゃいますが。
ステルス系は流石にキツいですね。
割と余裕のあるMIXX+21700チューブもNGでした。
Hadron Liteもアウト。
Paramourにはギリギリ乗りました。
ただホントギリギリなので、締める際に僅かに干渉します。
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 27mm(ベース部25mm) |
高さ | 50.5mm |
リキッド容量 | 3.5ml/5,5ml |
ドリップチップ | 810規格 |
コイル | デュアルコイルRBA(ポストレスデッキ) |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | トップtoボトムエアフロー |
カラーバリエーション
カラバリは全部で8色です。
構造
分解してみました。
エアフロー
トップ側から給気したエアーを下まで運んでボトム側からコイルに吹き付けるトップtoボトムエアフローを採用しています。
トップエアフローのリキッド漏れの強さと、ボトムエアフローの味の良さを両立した方式です。
AFCリングの下は、幅広の吸気口が斜め下に向かって開いています。
チャンバーの左右にエアーの通り道が設けられており、ここを通してボトム側まで運ばれます。
デッキの側面から供給されたエアーは、コイルの斜め下とデッキの下に分割され、それぞれのハニカムホールからコイルに吹き付けます。
公式の図解だとこんな感じ。
チャンバー
チャンバーはドーム状というか、ダクトの出口のような鋭角に絞られた形状。
デッキ
デッキは今回、ポストレスデッキになりました。
デドラビシリーズは初代からずっと、ポストレスの下に空間のある”ラビットイヤーデッキ”だったのですが、今回ついに変わっちゃいましたね。
このデッキ、高さが出たりして若干手間ではあるけど、コイルの足を雑に切っても後でカット出来たりして楽だったので、ちょっと残念。
コイルの固定ネジはマイナスネジ。
付属品の予備ネジが六角なので、そちらに変えることも出来ます。
コイルの斜め下と真下は、先述のエアフロー用のハニカムホールになっています。
ビルドしてみる
付属コイルを使用
今回はポストレスデッキなので、予めコイルの足の長さは調整しておく必要があります。
付属のトリミングツールを使って調整、5mmの所に印が付いているので、そこにコイルを差し込んで、下から余ったワイヤーをカットします。
足の長さの調整が済んでしまえば、後はデッキに差し込んでネジを締めるだけ。
付属コイルはデュアルでドライバーンして0.2Ωでした。
ドライバーン前は0.1Ω切っていて私のオームメーター(sifu)では焼けなかったので、別のModに乗せて焼きました。
ウィッキングはこんな感じで。
ポストレスになった分デッキの高さが抑えられて、ラビットイヤーの頃よりはウイッキングが楽です。
吸ってみます。
リキッドはDigbys Juices Frozen Grappleで。
エアフローは全開だとかなりスカスカですが、AFCを絞ってゆくと割と重くなります。
これを買った直後に、V1とV2を久々にビルドしておさらいしていたのですが、エアフローがトップtoサイド(斜め上)からトップtoボトムに変わったことで、フレーバーの出方が大分変わったように感じます。
甘みの強さとフレーバーの広がりが特徴的だったサイドフローに比べて、ミストを下から拾ってくることでフレーバーそのものの味がよりダイレクトに出ている印象。
エアホールがハニカムホールということもあってか、クラプトンコイルと相まってミストは柔らかく、ダイレクト感とふわっと感が両立したような味になっています。
複合リキッドもシンプルなリキッドもいけそうな雰囲気。
また、これまでのデドラビはある程度ミスト量の稼げるビルドが向いていたのに対し、もう少し控えめなビルドにも対応出来そうに感じました。
シングル単線ビルド
そんなわけで、シングル単線で組んでみました。
Ni80 24ga 3mm7巻 0.5Ω
デッキが広いからかなり小さく感じますね。
流石にミスト量も少ないし、ちょっと弱いかなーと思ったのですが、AFCを絞って吸うとこれがなかなかいける。
徐々に絞ってみて、最終的に2穴開きくらいが好みでした。
グレープとふじりんごのリキッドなのですが、上の爆煙環境だとグレープが強かったのに対して、こちらはリンゴの甘みが下からじわっと出てきて、むしろ爆煙より自分好みかも。
まとめ
相変わらずリキッド漏れには非常に強いタンクです。
結構雑に使っていてもリキッドが漏れる気配は一切ありません。
特徴のあるデッキではなくなったのは少々寂しさを感じますが、ウィッキングも楽になったし、これはこれであり。
広めのポストレスデッキでビルドの自由度も高いし、AFC精度もなかなかよく、幅広いビルドが楽しめると思います。
また、これまでの物よりパーツの組み付けがしやすく、全体的に扱いやすくなったように感じました。
より万人向けになったといった印象です。
見た目も相変わらずよいですね。
残念なのは、27mmという直径、
ベースが25mmなので、出っ張り部分がなければ21700ステルス辺りには乗せられたと思うのですが。
価格など
私は今回Fravor-Kitchenさんで購入しました。
本店、楽天共に¥4,480 送料無料です。
コメント
これのV1、V2とも複数個買って以前はプハーッするのが好きでした。
が、最近はどんどんMTL化してきている自分、Fat RabbitとFat Rabbit Soloは買ったものの、開封さえしていませんw (Fat Rabbit用にとLost Vape Hyperionも買ったのにこちらも未使用…)
でも気になるのは、それらFat Rabbit系とこれとの違いはどーなのか?です。
こんにちは!
私も最近爆煙はあまり使わないので、これもシングルビルドで使おうと思っています。
Fat Rabbitはサイドとボトムのエアフローを好みに合わせて調節可能なのが特徴で、
Dead Rabbitはトップtoボトムエアフローでリキッド漏れに強いのが特徴と言えるでしょうか。
デドラビも27mmになっちゃって、十分Fatですねw