OXVA Velocityのレビューです。
OXVAさんは2019年発足の若いメーカーさんで、現在精力的に開発や販路の拡大を行われています。
今回のVelocityは21700バッテリーに対応したテクニカルModというべきか、Pod Modというべきか。
一見すると、最近よくある”Pod Modだけど510アダプター付属でModにもなるよ”という製品なのですが、
こちらは、”小型の21700Modだけど、Pod Modとしても使えるよ”といった位置づけに見えます。
普通に21700Modとして使ってもコンパクトですし、
510スレッドがオマケ的なアダプターではなく本体にガッチリ固定されるようになっており、Modとしての使用感が重視されているのが特徴です。
この製品はOXVAさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
どっちでも使えるよって感じに、Mod状態とPod状態の両方の写真が載せてありますね。
裏面には正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スクラッチの下のコードをスクラッチの下のコードを、公式サイトのフッターにある”Verify Products”の所に入力すると、コピー品でないかのチェックができます。
パッケージ内容
- Verocity本体(510スレッド装着済)
- 18650バッテリーアダプター(本体内)
- Podカートリッジ(0.15Ωコイルセット済)
- 予備Podカートリッジ
- USB Type-Cケーブル
- 2 in 1ツール(510スレッドアダプター取り外し工具)
- 0.3Ωコイル
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
ユーザーマニュアルは複数言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
外観
初期状態では510スレッドが取り付けられており、21700テクニカルModとしてパッケージングされています。
こうしてみると、普通にModにしか見えないですね。
メーカーさんのキャッチフレーズも“The Smallest single 21700 Box Mod”ですし、やはりModがメインという扱いになるのかな。
ここで「んん?最小の21700シングルMod??」となったので、手持ちの中から小さめの21700Modを色々並べてみました。
“最小”というとちょっと違うかなぁ、ちょっとイジワルかもしれませんが。
でも、十分コンパクトな部類に入るのは確かかと思います。
しかし、Armour Proの小ささは未だに際立ってるなぁ。
510スレッドはアダプター感は全然なく、ホントModの一部といった感じ。
ガッチリ固定されておりグラグラもしないどころか、手で外そうとしても外れません。
510スレッドを取り外すには、付属のツールをねじ込んで左右にグリグリっとねじって外します。
ちょっと面倒ですが、まぁそんなに頻繁に付け外しするような物でもないですし、Modの使用感とのトレードオフって感じですね。
別にこのツールでなくても、タンクアトマイザーなどを装着して使用してもよさそうです。
外してみると、マグネットに加えてツメでガッチリ固定されていました。
これだけしっかり固定されているのは、Mod使用時のグラグラや落下を防ぐだけでなく、
RDAでキャップを外してドリップする際の快適さも考えて、という事らしいです。
操作パネル部分
一番上の3つの丸い穴はPod使用時のエアフローですね。
その下からファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNボタン、USB Type-Cポートと続きます。
反対側は金属のソリッドな質感。
広い面には両面、レザー素材が貼られています。
カラーバリエーションとして、カーボン調、レザー素材、柄パネルなどがあるようです。
カラバリは全部で7色となっており、上の写真に載っていないこのBlack Embossが個人的に一番渋いと思ってます。
底面はバッテリーカバーになっています。
ずらしてロックを外してからヒンジを跳ね上げるタイプ。
21700/20700バッテリーはそのままセット可能。
18650バッテリーを使用する際は付属のアダプターを使用します。
キャップにはベントホールが開けられています。
フィッティング
OXVAコンビ
PODカードリッジ
Podカードリッジは2つ付属しています。
1つはUni Proコイルとドリップチップが装着されてすぐに使える状態の物。
もう一つは(旧作用の)Unicoilに対応した空のカードリッジ。
「既存のOXVAユーザーの利便性の為に付属させます」ですって。
素材はPCTGとの事なのでメンソール耐性はあります。
黒っぽい素材ですが、リキッド残量の確認は問題なさそう。
ドリップチップは510規格の物が取り付けられています。
規格品なので汎用の510ドリップチップも使用できます。
リキッド注入は上から。
シリコンキャップをめくると大きめの注入口があります。
コイルはOリングで固定されており、下から引き抜きます。
交換の際は、下のエアフローパーツは取り外して使いまわします。(誤って捨てないよう注意)
コイルの下に付いているエアフローパーツを回して、ドローの重さを無段階調整出来るようになっています。
付属コイルはUniproコイルの0.15Ωと0.3Ω。
どちらもメッシュコイルです。
別売りでRBAコイルも設定されています。
また、Unicoil用カードリッジを使用すれば旧作用のUnicoilも使用可能です。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 119 x 35 x 27mm |
重量 | 147g |
リキッド容量 | 5ml |
対応コイル | Unipro 0.15Ωメッシュコイル Unipro 0.3Ωメッシュコイル Unipro RBAコイル(※別売) |
バッテリー | 21700 / 20700 / 18650×1本(※別売) |
スイッチ | マニュアルパフ(ボタン式) |
出力モード | SMARTモード(自動出力調整補助付きのVWモード) Powerモード (VWモード) Voltモード (VVモード) |
出力ワッテージ | 5~100w |
出力電圧 | 0.5V〜8.0V |
対応抵抗値 | 0.1〜2.5Ω |
充電 | USB Type-C 5V/2.5A |
保護機能 | 自動カットオフ(10秒) 短絡(ショート)保護 低電圧保護 オーバーヒート保護 過放電保護 過充電保護 バッテリー逆刺し保護 高出力保護 |
重量
本体重量138g、21700バッテリー込みで206g
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
モードメニュー
電源ON中にファイアボタン3クリックでメニューが表示されます。
- SMART:コイルに合わせた自動出力調整補助付きのVWモード
- POWER:通常のVW(可変ワッテージ)モード
- VOLT:VV(可変電圧)モード
- COLOR:液晶カラー変更
動作モードは3つ
SMARTモードは、コイルの抵抗値を読んで自動で最適な出力にプリセットする他、出力上限も安全な範囲に制限するモードです。
カラー設定では、液晶画面のカラーテーマを6色から選択できます。
その他
電源ON中にUP/DOWNボタンを同時に長押しすると操作ロックのON/OFFを切り替えます。
電源ON中にファイアボタンとDOWNボタンを長押しするとパフカウンターをクリアします。
吸ってみる
折角なのでPodを装着して吸ってみます。
Unipro0.15ΩでKAMINARIさんのTROPICAL GUAVA&ICEを。
どう見ても爆煙なので、低抵抗で美味かったリキッドをチョイスしました。
初回のリキッド注入なので、コイルにリキッドが浸透するまで10分ほど放置。
SMARTモードでコイルを装着したら自動で60wにセットされたので、そのまま使用します。
まず感じたのが、レスポンスの良さです。
電源ON/OFFやモード表示の連打の時ですら、シュッシュッっと音が出るくらい立ち上がりが速いです。
味に関しても申し分ないですね。
昨今のメッシュコイルはほぼハズレがない印象ですが、普通に美味しく吸えます。
メッシュコイル特有のシルキーで柔らかいミストにグァバの甘みがしっかり乗って、かなり幸せ。
0.15Ω+60wという事で、かなりの爆煙になります。
エアフローは基本スカスカ、
コイルの下にあるコントロールリングを回すと多少重く絞れますが、ギリギリまで絞ってもやや抵抗感のあるDLドローで、完全に爆煙DL用といった感じです。
まとめ
「バッテリー交換式のPod Modだけど、510アダプターを付けると普通のアトマイザーも使用できます」
というデバイス、最近では普通になってきました。
このVelocityもほぼそれなのですが、やはり感覚としては
「21700のテクニカルModなんだけど、510スレッドを外してPodも使用できます」
という位置づけになるのかなと思います。
それほど、Mod使用時の快適さと違和感のなさが大きい。
普通にコンパクトな21700Modとして買っても普通に違和感なく使えると思います。
緊急時にはPodも使えるってくらいの感覚で。
逆に、これからVapeを始めたいという方が最初にPodとして使用し、慣れてきたからアトマイザーも…となった際にも立派にModとして機能してくれると思います。
Modとして使えるPod Modって、自分も興味持って幾つか買ったり使ったりしたのですが、やはりアダプターを噛ませるせいで安定感や違和感などの不満を感じることも少なくないです。
なのでMod使用時のこの安定感はなかなか魅力的。
ただ、あくまでModとしての使用を見据えた上での魅力なので、
Podとしてで使う分には結構普通。
コイルは十分優秀ですし、21700というアドバンテージがあるっちゃありますが。
21700バッテリー対応というのはどうしてもサイズや重量が少し出てしまいますが、
バッテリーの持ちの面でも、低抵抗を使用する際の安定感という面でもよいと思いますし、個人的には一番汎用性の高いバッテリーだと思っています。
その上でこのサイズ感はなかなか良いのではないでしょうか。
価格調査(20210709現在)
ざっと見た感じ、国内での調達はあまり現実的ではない?
これ、使い勝手なども結構いいと思うし、もっと入ってくるとよいのですが。
と思ったけど、半年前のモデルなのでもう厳しい?
Healthcabinさんに$33.73(¥3,813)でありました。
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