HiNIC プレミアムリキッド
- Ultra Menthol
- Mint
- Blueberry
- Blueberry Tobacco
のレビューです。
ノンニコなのに、ニコチンリキッドのような吸い応えを感じられるHiNIC技術を使用したリキッドです。
これまでは使い切りのクローズドデバイスのみでの展開でしたが、ついに単体リキッドとしてリリースされ、使い方の幅が広がりました。
フレーバーは全10種類となるので、3回くらいに分けて紹介させていただこうと思います。
その他のフレーバーのレビューはこちら。
この製品はHiLIQさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
HiNICについて
HiNICは、リキッドメーカーであるHiLIQさんが開発したリキッド技術で、ニコチンを含まないのにニコチン入りリキッドと同等のスロートヒット(喉への刺激)と吸い応えが得られます。
最初はPod型VAMEのMETAのカートリッジとしてデビューし、その後UTIME SHISHAやUTIME PUFFなどの専用の使い切りデバイスで展開されていましたが、今回ついに単体リキッドとして登場し、手持ちの好きなVAPEデバイスでも楽しめるようになりました。
HiNICに関しては初期のサンプルからずっと試させていただいていますが、リアルなヒット感にホントびっくりします。
最初、事前情報なしで送られてきたものを吸った後、感想を聞かれた際に
「このHiNICという物は新しい塩ニコですか?」
「いえ、これはノンニコチンです」
というやり取りが実際にありました。
謎技術だな、どうなっているんだろうな、とずっと思っていたし、どんな成分が入っているのだろう?と怪訝に思ったりもしていましたが、
少し前に他のメーカーさんが同じようなものを出した際に「ワサビ由来の天然成分で、ニコチンと同等のキック感を感じられる」という情報が添えられており、恐らくですがそれと同じか近いものを使っているのだな、と思いました。
スロートヒット(喉への刺激)があるだけで錯覚というか「吸った感」があり、、元ヘビースモーカーで現ニコリキユーザーの私でもこれだけで過ごせてしまったりしますし、、
ニコチン入りリキッドが規制されていて「脱タバコの為のVAPE」という位置づけが難しい日本においてはかなり大きい存在になりうるのではないかと思っています。
製品について
ノンニコチンのリキッドなので、日本国内の通販サイトや国内のVAPEショップなどで普通に購入出来ます。
内容量60mlで¥2,380
一般的なリキッドと比べると少し安めとはいえ、最近はリキッドの価格破壊も進んでおり、そういった格安系のリキッドと比べると若干コストは上がります。
ただ、HiNICの吸い応えという付加価値を考えるとコスパとしては高いかなと。
一般的な60mlのリキッドと比べると少し変わった形状のボトルをしていますね、
キャップ周りを見ると、既存の30mlボトルの胴体部分を太くしたような感じ。
少し細い?と思って直径を測ってみると28.5mm、一般的な60mlのユニコーンボトルは30mmなので、やはり少し細く作られています。
これ、恐らくですが日本の郵便事情を考慮したんじゃないかなと。
先日、クロネコのネコポスが廃止されてリキッドのメール便発送ができなくなったという話題を見かけましたが、
そういったポストインタイプの配送って大抵厚み30mmまでの制限があるので、30mm径のリキッドボトルはギリギリアウトとなり、送料の高い配送方法で送らざるを得なくなったりするので、梱包込みで制限に収まるようにしたのかなと予想しています。
ニコチン規制のある日本をターゲットとした製品なので、ラベルなども最初から日本語で作成されています。
ラベルには製造年月日も記載されています。
VG:PG比は50:50
粘度が低めですし、HiNICの特性を考えても低出力デバイス向けなのかな、と思います。
吸ってみる
試飲環境
高抵抗MTL: Cthulhu 1928 RDA Ni80 28ga 1.2Ω 13w
シングルDL: Oumier Wasp Nano カンタル24ga 0.63Ω 23w
デュアル低抵抗DL: Hellvape Drop Dead RDA Ni80 24gaデュアル 0.25Ω 47w
上記の通り、高出力のデバイスにはあまり適していないとは思いますが、一応参考のために用意しました。
Ultra Menthol
HiLIQさんに初期の頃からあるロングセラーなリキッド、Ultra Mentholそのものかなと思います。
シンプルだけど定番ですね。
まず高抵抗のMTLで吸ってみると、なんだか懐かしさがこみ上げます。
VAPEを吸い始めて間もない頃にHiLIQさんで買ったニコチン入りのUltra Mentholそのもの。
やや強めのシンプルなメンソールに、ニコリキ並みのスロートヒット、
メンソールによる喉への刺激も加わるので、「吸った感」でいうとメンソール系がやはり強いです。
続いて0.6ΩのシングルDLに移行、
既にこの段階で、私にはメンソールがちょっと強め。
私は強いメンソールが苦手なのでキツく感じますが、大抵の人は平気かなと思います。
昔は0.7Ω位のコイルでも普通に吸えてたんだけどなぁ……当時のコイルが弱かったのかもしれませんが。
そして低抵抗デュアル、これは流石にギブアップです。
ジュッて一瞬パフして吸うだけで喉にガツンと刺激、そしてヒンヤリ感、総じて刺激が凄いです。
シンプルなメンソールなので当たり外れも無く、安定感がありますし、「吸った感」を求めて吸うにもよいかと思います。
Mint
こちらも、シンプルだけど定番のフレーバーですね。
初めてHiNICが世に出た時のMETA PodにMintのフレーバーがありましたが、あれのリキッドかな、と思います。
スペアミントがメインに使われているようで、ちょい辛め、市販のミントタブレットのような感覚。
これもシンプルが故に当たり外れは少ないフレーバーかと思います。
清涼感はUltra Mentholよりは控えめで、高抵抗MTLで吸ってみると私にはちょうどいいくらいです。
ニコチン風のスロートヒットも充分以上にあります。
こちらだと、私でも0.6Ω23wは普通に吸えますね、
ミントの香りは好きなので、ずっと吸っていられます、たまにはこういうシンプルなのもいい。
デュアルコイルの0.25Ω47wでも、ギリギリいけ、る、かな。
ただ、刺激もかなり強いし数回吸うと喉がヒエヒエになっちゃって、チェーンスモークはちとキツいです。
Blueberry
シンプルな単品ブルーベリーです。
1.2Ω13wのMTLで吸うと、第一印象はブルーベリーガム……からのブルーベリーキャンディ。
濃いめの甘酸っぱいブルーベリーフレーバーに、喉へのヒット感もしっかりとあります。
0.6Ω23wのDLに移行すると、甘みがより強く感じられてブルーベリーのジュースのような感じになります。
ほんの僅かに清涼剤が入っているかな?ヒンヤリ感が気にならない程度で、サッパリ吸えます。
0.25Ω47wだと流石に刺激が強いですね、味は美味いのですが。
やはり全体的に、HiNICは高出力で吸う物ではないのかな、と感じます。
フレーバーもしっかり濃いので、ブルーベリーが好きな方はハマりそう。
Blueberry Tobacco
ブルーベリーからのブルーベリータバコ、
前者はリキッド色が透明でしたが、こちらは褐色です。
かなりタバコが濃いのかな、と思いましたが、そこまで香りはキツくはないかな、でも割とドッシリしたタバコ感です。
先ほどのブルーベリーの甘酸っぱさに、葉タバコ系+ちょっぴり灰感といった感じか。
MTLだとブルーベリー寄りです、
前半ブルーベリーで、後半にちょっとタバコ感。
DLになると割とズッシリとタバコ感が来ますね、吸い込む時はブルーベリーの甘さを感じるのですが、肺に送る際から吐き出す時にかけてタバコの香りが出てきます。
ですが吐き出したあとの余韻はまたブルーベリーの香りと甘酸っぱさをふわっと感じ、後味は割とサッパリしています。
これも若干清涼剤は含まれているのですが、清涼感は単体ブルーベリーよりも更に控えめな印象です。
喉への刺激は相変わらずしっかりとあるのですが、これは0.25Ω47wの高出力でも案外普通に吸えます、
タバコ感は出力が上がるほど強く感じる傾向。
販売情報
HiLIQさんの日本国内通販サイトでも購入できますし、
各VAPEショップさんでの取り扱いもあるので、それぞれの店頭、通販などで購入することができます。
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