Vandy VapeのBerserkerシリーズの新作です。
BSKR(Berserker) V1.5 MTL RTA
昨年出たBerserker MTL RTAのバージョンアップ版ですね。
Berserkerシリーズは、YoutuberのAlex from VapersMDとのコラボ製品で、RTAの後、miniやRDAなども出た人気シリーズ。
自分もmini以外は所有しています。
特にRDAは先日わーべさんのセールでも安く売っていたけど、かなりいいですね。
先代のMTL RTAを買ったのは昨年の春頃かな?
一時期MTLタンクを買い漁っていた時期にそれも買っていました。
もう相当前なのですが、そういえば、レビュー記事にしてないんですよね。
記事にするつもりで写真などは一通り撮ってあるのですが。
なんかタイミングを逃して記事にしそびれちゃった可哀想な子です。
なかなか良い物だとは思ったのですが、一時期ポジピンを無くして放置されていて、ちょっと前にケースの奥から出てきました。
まだ初回ビルドのままだしあまり使い込めておらず、そんな状態でレビュー書くわけにもなぁ…って感じのまま今に至ります。
これでこの1.5をやったら、そのままお蔵入りにしそうw
ですが今回のV1.5はいいですねこれ。
見た目も渋いし、しばらく使ってみましたが供給も漏れも問題なし、味も好みな感じでした。
バージョンアップ品ということで過去作から色々と改善されているようで、かなりの良品になっていると感じました。
この製品はVapeSourcingさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
目次
パッケージ
小窓から本体が見えるようになった紙箱。
前作まではBERSERKERの記述だったのですが、今回からBSKRという略称になっています。
最初は気づかなかったのですが、よく見ると、背景にうっすらと日本風の兜をかぶった獅子の絵が…。
外箱の側面に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。
スリーブを外すと直接製品にアクセスできます。
右下のプラケースはドリップチップなのですが、こういう入り方をしていると「お?なんだ?」ってなる。
パッケージ内容
- BSKR V1.5 MTL RTA本体
- メタルタンクチューブ
- ユーザーマニュアル
- 樹脂製ドリップチップ+標準ドリップチップ交換パーツ
- ビルド用ドライバー
- プリメイドコイル
- 予備Oリング
- 予備ネジ
外観
特徴的な形状をしていた前作に比べ、全体的にかなりシンプルなデザイン。
24mm径でやや大柄ですが、高さはかなり抑えられています。
本体デザインがシンプルな代わりに標準ドリップチップがちょっと特徴的な見た目ですね。
ヒートシンクのようなフィンが入っています。
RDAの時にも入っていましたが枚数が増えてさらに主張してる。
このフィンに冷却効果があるのかは謎です。
ややツヤのあるキレイなガンメタ塗装。
キャップやチャンバーも無地で、ロゴ等一切入っていません。
いいですね、そういうの好き。
タンクは、このようなメタルチューブ仕様にもできます。
確かminiにもありましたよねこれ。
こちらのタンクにはロゴがしっかり入っていますね。
でもエングレーピングでカッコイイ感じに入れてあるし、アリだと思います。
メタルタンクはリキッド残量が見えないのであまり使わないのですが、
このデザインを見ると、これもいいなぁって思えてくる。
ボトム側にエアフローコントロールリングがついています。
AFCリングは重すぎず軽すぎず、ストレス無く調整できます。
本体側に、1.0 / 1.2 / 1.4 / 1.6 / 1.8mmの穴が開いており、AFCの穴の方を任意の穴に合わせていくタイプです。
MTLアトマだけにドローは全体的に重め。
全閉では殆ど吸い込めず、1.0mmだとガチMTL向きのかなり重めなドロー。
1.6/1.8あたりはDL可能な重さですが、やや抵抗を感じる重めDLになります。
底面にはロゴとAlex from VapersMDのネーム、シリアルなどがエングレーピングされています。
ポジピンの出っ張りは1mmくらいかな。
絶縁用のインシュレーターもしっかり出っ張っているのでハイブリッドでも大丈夫かと思います。
Modに乗せてみる
ちょっとまって、これ、これ。
ちょうどガンメタが来たし、と思って試しに乗せてみたら、メタルタンクがめちゃめちゃ似合うの。
これで使う、俺、これで使う。
24mm径のシンプルデザインなアトマイザーということで、色々なModに合わせやすい感じです。
詳細
公式ページ
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 32mm |
リキッド容量 | ガラスチューブ:2.5ml メタルチューブ:3ml |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
カラーバリエーション
カラバリは4色
レインボーがやたら派手な以外はベーシックなカラーリング。
構造
分解してみました。
パーツ精度はとてもよく、各パーツストレス無く外せます。
ガラスチューブはトップパーツにOリングで固定されているので、
リキッドが残っていてもこのように開けてデッキへのアクセスは可能。
ドリップチップ
金属製と樹脂製の2つのドリップチップが付属。
標準の金属製ドリップチップも先端部分だけは樹脂製で、2色の色違いパーツから選んで装着できます。
樹脂製もよく見ると下の部分がフィン形状になっていますね。
2つのドリップチップは内径がやや異なります。
金属製が内径3mm、樹脂製が5mmといったところでしょうか。
トップキャップ
トップキャップはスクリュー式。
内側にスレッドが切ってあります。
キャップ側にも結構大きな空間が設けてありますね。
与圧をなるべく殺す工夫でしょうか。
吸い口部分、本体側にもキャップ側(ドリップチップ底面)にもテーパーがかかっているのも少し気になる。
この部分、菱形◇の空間になりそうですよね。
チャンバー
チャンバーはキレイなドーム型。
このお椀のような形状は、初代のBerserler MTL RTAもそうでした。
細いチムニーへスムーズにミストを運んでくれそうです。
デッキ
ちょっとピンボケてたあああああ!!
細長いエアフロー吹き出し口が特徴的。
円形に比べてコイルに無駄なく当たりそうですし、やや出っ張っているので多少リキッドがあふれても漏れにくそう。
デッキ形状は普通というか、ネジで直接締め込む昔ながらの形状。
自分を含め、このタイプは苦手な人結構居そう。
ビルドにはちょっと慣れが必要かもですが、ワイヤーが逃げないようにガイドがしっかり立っており、かなりやりやすくなっています。
この通り、ネジの頭も大きくてガイドとの間に隙間が殆どないので、特に意識せずに閉めてもワイヤーが外に逃げない。
足を横に逃がせるように切り欠きも設けてあるので、引っ張りながら固定もしやすいです。
余った足も後でカットできるから足の長さも適当でいいし、むしろポストレスなどのデッキより楽に感じる人もいるかもしれません。
ビルドしてみる
付属コイルでビルド
まずは、せっかくなので付属コイルでビルドしてみます。
Ni80のフューズドクラプトンで2.5mm径 0.7Ω表記。
前述の通り、このようにポンと置いてそのまま閉めても足が逃げずに固定できるくらいガイドがしっかりと立っています。
ですが一応、ワイヤーが角の隙間に入る可能性もあるので、
このように、ビスを回り込ませてガイドの切り欠きに当て、軽く引っ張りながらネジを締め込んだ方が確実に固定できると思います。
余った足は引っ張った先のガイドの外で切ればOKです。
ドライバーン後。
ほぼほぼ表記通りの抵抗値ですね。
コットンを通す穴がややタイト気味で深いので、コットンの足はしっかり目に漉いて差し込みました。
吸ってみます。
リキッドはYailaboさんのAromatic Tobacco
お気に入りでよく吸っているのでもう殆ど残ってません。
いいんだ、次は120mlボトルがもう控えてるから。
出力は22wで吸ってみます。
クラプトンだし、抵抗値的にもガチMTLというよりも重めDL向けかな。
AFCの穴を1.6あたりに合わせてみます。
MTLアトマに付属の細いクラプトンコイルって、今まであまり気に入った試しがないのですが、これはどうでしょう。
…と若干不安だったのですが、これ、美味しい。
かなりキメの細かいミストで、味がめちゃめちゃ濃いです。
あれ、これ多分Berserker MTL RDAに付属していたコイルと同じだと思うんだけど、こんなに美味しかったっけか…。
この手のワイヤー持ってないのですが、買ってみようかなと思うほど好みの味が出てます。
単線ビルド
付属コイルの味が気に入って数日吸っていましたが、うちは普段単線なので、単線でダメだと話になりません。
単線ビルドでの実力も見ておきます。
Ni80 26ga 3mm6巻 0.66Ω
なんとなく付属コイルと抵抗値を揃えてみました。
出力やリキッドはそのまま同じ物を。
あ、よかった。
単線でも美味しい。
ミストは若干粗くなりますが、味はくっきりストレートになる印象です。
付属クラプトンはAFCを1.6~1.8mmの穴でDL気味に吸っていましたが、単線だと1.2~1.4mm穴でMTL気味に吸うのが好みですね。
まとめ
相当ポテンシャルの高いアトマイザーだと思いました。
これを吸っていて思い出したのですが、先代のMTL RTAをあまり使い込めなかった理由の一つに、食感が微妙に好みから外れていたというのがありました。
ですがこれはめちゃめちゃ好みな味が出ていますね。
ついつい吸っちゃう。
うーん、当時のビルドの実力不足のせいかもしれないし、またやり直してみるのもいいかもしれない。
キャップがスクリュー式ということで漏れは少し不安だったのですが、
今のところ、使用時もリキチャ後も漏れは一切なしです。
やはり最近の設計のタンクはホント漏れにくくなっていますね。
ジュースホール形状から供給も心配でしたが、そちらも問題なさそうかな。
クラプトンの時に派手にチェーンしていたら1回軽めのドライヒットはありましたが、気にするほどではなさそう。
あと、見た目がカッコイイ(これ重要)
この辺は人それぞれ好みなのですが、自分的にはストライクです。
ガラスタンクでロゴ等一切無いシンプルな感じもいいですし、
メタルタンクの無骨な感じもよかった。
これは、Detonatorに似合ったということで個人的にポイントアップしてそうですが。
既にあるアトマイザーのバージョンアップ版だけに、最新の設計であちこち改善された優秀な良品という風に感じました。
何か気になる点を探そうとしていたのですが、全然見つからない。
自分は一番お気に入りのMTLタンクはCthulhuのHastur MTL RTA(24mm)なのですが、
妻に奪われがちなので2つ目を買ったら、2つ目も奪われてしまい…。
ですが、これが十分代役になってくれそうな感じがします。
これだけ気に入るのは久しぶりかも。
お値段もそこそこなので、失敗はそんなにないんじゃないかなぁと。
販売リンク
VapeSourcingさんで、全色$26.90です。
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