Vandy Vape BSKR Mini V3 MTL RTAのレビューです。
Vandy Vapeさんの人気アトマイザー、BSKR(Berserker)シリーズの第3弾、いや、V1.5があったから第4弾になるのかな、
22mm径のMiniバージョンです。
高いパフォーマンスで常に一定の人気を保ち続けているシリーズですね。
V3はデッキ周りとボトム側のメタルタンク部が大きめに取られているのが特徴で、22mmのMiniでも若干背が高めなアトマイザーとなっています。
ピン交換のみのエアフロー調整、パーツ交換式のジュースコントロールなど、なかなか玄人好みな内容になっています。
この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
目次
パッケージ
名前が長いからロゴが苦しそう。
シリーズのコラボ相手であるYoutuberのAlex from VapersMDさんのネームも大きめに入っています。
パッケージ内容
- BSKR V3 Mini MTL RTA本体
- 6mlメタルタンク
- 6mlガラスタンク
- 6ml用エクステンションパーツ
- 六角レンチ
- 予備ドリップチップ
- 予備Oリング類、予備ネジ類
- エアフローピン
- プリメイドコイル
- ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルは他言語で書かれていますが、日本語の記述はありません。
この製品にはStandard EditionとSimple Versionの2種類のパッケージがあり、今回のサンプルはSimple Versionの方になります。
Standard Editionになると、エアフローピン、ドリップチップの種類が増える他、種類の異なるジュースコントロールリングが付属します。
外観・特徴
タンクのガラスチューブがかなり高い位置にあるのが特徴的です。
リキッドが全然入らないように見えるのですが、下部のメタルチューブ内にも若干の空間があり、これで容量2mlとなります。
予備タンクとして、リキッド容量が6mlになるロングタンクがガラスとメタルの2種付属しています。
ロングタンクを装着すると、かなりの長尺アトマイザーになりますね。
自分の中で、Berserkerというとメタルタンクのイメージがありますが、今回もしっかり付属しています。
ドリップチップはデルリンとメタルパーツの組み合わせ、トップキャップにはローレット加工が施されています。
ドリップチップは510規格で、汎用品を使用可能。
トップキャップはロック式です。
反時計回りに90°ほど回すとロックが外れてキャップが外せます。
エアフローはボトムエアフロー、穴は固定式で、エアフローピンの交換のみで調整可能です。
底面、ポジティブピンはかなり出っ張っています、
ですが、ポジティブピンがエアフローピンを兼ねており、Oリングのみで固定されているので、ハイブリッドメカなどでの使用は推奨しません。
フィッティング
ステルスならロングタンクの長尺もよさげ
詳細
メーカー公式
スペック
直径 | 22mm |
高さ | 2ml: 34.37mm 6ml: 43mm (コンタクト、ドリップチップ含まず) |
リキッド容量 | 2ml(ガラスチューブ) 6mm(メタルチューブ) |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイルRBA |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
構造
分解してみました、パーツ点数はやや多め。
リキッドが残ったままでもデッキにアクセス可能です。
ドリップチップ
ドリップチップは標準の物の他に、デルリンのみのシンプルな物も付属しています。
どちらも内径4mmのストレート、マウスピース部分の形状もほぼ同じなので、見た目で選んで良さそうです。
エアフローコントロール
エアフロー調整はエアフローピンのみで行えます。
ピンは底面からOリング固定で刺さっており、真っ直ぐ引き抜くだけで取り外せます。
真ん中の1.2mmが標準装着の物。
付属品として0.8mm/1.0mm/1.6mm/2.0mmのピンが付属します。
Standard Editionの場合、更に1.4mm/1.8mmも付属するようです。
ジュースコントロール
デッキのすぐ上にジュースコントロールリングが取り付けられており、これを交換することでリキッドの供給量を調整できます。
今回のサンプルはSimple Versionなので付属していませんが、Standard Editionだと標準装着を含めて3種類から選択出来るようです。
チャンバー
メタルタンクの内側にお皿のようなチャンバーが付いています。
ドーム状で、MTLらしくチムニーは細め。
デッキ
同シリーズのV2と同じく、2ポストタイプのシングルコイルデッキです。
このタイプはとにかくビルドが楽です。
イモネジは六角、
エアフローピンの先端がコイルのすぐ下まで来ているのが見えますね。
コイルを通す穴には隙間は殆どなく、コイルの足が逃げることはなさそうです。
ビルドしてみる
付属コイル使用
付属のプリメイドコイルを使ってみます。
同社のSuperfine MTL Fused Claptonワイヤーを使用した0.74Ω
2ポストデッキはビルドがとにかく簡単で嬉しいです。
コイルの足を差し込んでネジを締めたら、後ろからはみ出した足(赤矢印部分)をカットするだけ。
焼きを入れて、0.75Ω
コットンはアトマの外周くらいでカットして、先端を下の窪みに差し込みます。
ジュースコントロールリングを取り付けて、コットンとコイルにリキッドを染みこませて完成。
吸ってみます。
リキッドはI4U.さんのEINLADEN、エアフローピンは初期装着の1.2mmで、出力は20w
メタルタンクってリキッド残量全く見えないし、割れないという点以外は絶対ガラスの方が便利だってわかってはいるんですけど、なんか使いたくなりますよね。浪漫。
1.2mmでもエアフローは結構重いですね、重めDL出来なくもないけど、意識せずに吸うと自然とMTL吸いになります。
フレーバーはかなり濃いです。
細いチムニーで絞られた濃厚なフレーバーが直接舌に当たる感じ。
しかしこのエアフローで20wは若干キツいかなーってことで、
エアフローピンを2.0mmに交換。
底面から抜き差しするだけなのでビルドを崩さず交換出来るのと、数値が大きく書いてあってわかりやすいのが嬉しい。
2.0にすると自然にDL吸い出来るくらいの軽さになりました、
とはいえあくまでMTLアトマイザーとしての軽さで、やや重めのDLといった感じでしょうか、
このままMTL吸いも出来るくらいのドローです。
このコイルにはこのくらいのドローが合っているように感じます。
DLでもミストは変わらず濃厚で、しっかりと口の中がフレーバーで満たされます。
感覚的には、口の奥の方まで来てぶわっとフレーバーが広がる感じ。
なかなかよいです。
デッキ回りがメタルパーツで覆われているからか、続けて吸っているとアトマイザーの下の方が少し熱くなりますね。
MTL向け単線ビルド
今度は単線で組んでみました。
Ni80 28ga 2.5mm径7巻で1.0Ω付近
私は細いワイヤーでコイルを巻いた時は、コイルが崩れるのを嫌ってちょっとコットン少なめにする傾向があるのですが、
ジュースコントロールリングを付けた時に思ったのが、
コットン少なめだとここに隙間が出来そうでいやな予感がするなぁと。
組み込んで吸っていたら予感が的中、
ジュルってきたなーと思うやいなや、ボトムエアフローからダダ漏れし始めて、慌ててリウィックしました。
ちょっと多め、長めに切って、この辺りの空間を埋める感じでウィッキングするのを意識した方がよさそうです。
Simple Versionにはジュースコントロールリングは一番大きな物がついていて、別に他のいらんのではって思ってたけど、こういうケースの時に楽できる感じですかね。
改めて吸ってみました。
1.0mmのエアフローピンだともうMTL吸いオンリーといった感じです、DLで吸おうと思うとかなりの肺活量がいりそう。
やはりミストは濃いめ。
フレーバーの味が凝縮されてそのまま上がってきて舌に当たる感じです。
更に細い0.8mmのエアフローピンに変えてみたら、ドローがガッツリ重くなりました。
ガチMTL派の人にも受けそうな重さです。
まとめ
BSKR(Berserker)シリーズは毎回満足度が高いのですが、今回もかなりの高パフォーマンスです。
MTLアトマイザーとしてはハズレのない品だと思います。
今回は少し背が高めだったり、
パーツ点数の多さ、エアフロー調整がピン交換のみ、ウィッキングがややシビア?など若干玄人好みな点はあります。
ですがピン交換は楽ですし、ビルドが凄く容易なので、慣れてくれば使いやすいアトマイザーかと思います。
Sourcemoreさんでは現在Simple Versionのみ置いているみたいです。
価格表記は$23.85(SSは$21.19)ですが、ログインすると$23.39(SSは$20.73)になります。
クーポンコード VBV3 で$23.19(SSは$20.53)になります。
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