[Wismec] Preva DNA Pod System Kit レビュー|Ori○nの対抗馬?WismecのDNA Go搭載Pod機

Wismec Preva DNA Pod System Kitのレビューです。

Evolv社のDNA Goチップを搭載するハイエンドPodです。

DNAチップはハイエンドModや、マスプロの中でも高級機と言われる価格帯の物に搭載される非常に高性能、高機能なチップ。
それをPod向けにカスタマイズしたのがDNA Goで、Podタイプの中では飛び抜けた高性能なデバイスとなっています。

これまではこのチップを搭載したPodはLost VapeのOrion/Orion Plusのみで、唯一無二と言った感じだったのですが、
ここに来てWismecがぶっ込んできましたね。

ちょっと意外だったのですが、そう言えばWismecは過去にもDNAチップを搭載したModなどを出していたし、そう考えるとなんか納得できます。

先日、Orion Plusのレビューをした所なのですが、奇しくもこの2機が同時に届いてしまい、同時に試用しているとどうしても比較してしまう。

個人的な感想としては、味やスペックなどはほぼ互角。
見た目の好みでどちらを選んでもいいかなといった感じですが、非常に細かい点で、勝ってる部分もあれば劣ってる部分もあり。
その辺を含めつつ見ていきます。

この製品はVapeSourcingさん経由で、Wismecさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

半透明のプラケースに収まっています。
Reuleaux RX Machinaとかを思い出すなぁ、このパッケージング。

側面の内側に、正規品チェック用のスクラッチシールが貼られています。

スクラッチの下のコードを、公式サイトのSupport→Serual Numberの部分で入力すると、コピー品でないかの確認が出来ます。

パッケージ内容

  • Preva DNA 本体
  • SS316製デュアル0.25Ωカードリッジ※装着済
  • カンタル製0.5Ωカードリッジ
  • USBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは各国語併記で、日本語の記述もあります。

外観

なんかちょっとAegisっぽいフォルム。
フレームの部分とか。

ちょっとゴツ目の印象を受けるデザインですよね。

サイズもちょっと大きめに感じます。

どのくらい大きく感じるかというと、こうするとわかりやすいですかね。
Podですし、大柄なデバイスではないのですが、こうして対抗と比べてしまうとやはり少々サイズ差を感じますね。
重量も少し重く感じます。

単独で手に持つと、案外気にならないサイズ感ではあります。

両面に貼られているのはカーボン調のシールなのですが、
ちゃんと立体感のあるカーボン調になっています。

チープさと高級感のせめぎ合いですが、どちらかと言うと若干チープよりかな、
これもアチラと比べてしまうからかとは思いますが。

この面はマットな加工になっていて、道具っぽくて案外好きな質感です。

上にあるHのような形になっているのがファイアボタン。

下にはLEDインジケーターとモードボタンがあります。
模様に沿って、への字型の細いものになっていますが、押しにくくはありません。

反対側には大きなWISMECロゴが。
Wismecさんは毎度結構自己主張大きめですよね。

サイズは大きいけど彫りは浅いのでまだOKかな。

底面にはmicroUSBポートとベントホールがあります。

Podカードリッジはマグネット式で固定されています。

脱着しやすくて良いのですが、
本体部分がほぼ完全に本体の中に格納されるので、リキッド残量の確認がしづらいのは難点ですね。

リキッド注入口はPodカードリッジの上部についており、スライド式の蓋になっています。

Podを装着したままで容易にリキッドが補充出来ます。
これは楽でいいですね。

ドリップチップ根本にエアフローコントロールがついており、ここでドローの重さを調整できます。

そしてここがまたステキポイントなのですが、
そのままの状態で510ドリップチップに換装出来るんですよ。

標準のドリップチップは透明なプラ製でちょっとボアの広い物なので、個人的には少し絞った物に換装して使いたい。

Podカードリッジ

コイルが内蔵された使い捨てタイプのカードリッジです。
容量は3mlとちょっと大きめ。

コイルはSS316製の0.25Ωの物と、カンタル製の0.5Ωの物が入っています。

カンタルは温度管理非対応なので、DNAの性能を最大限に発揮できるのはSS316の方になります。

Podは半透明な素材ですが、結構色が濃いのでリキッド残量はちと見づらそう。

ドリップチップは前述の通り、510互換です。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 43 x 18.6 x 96mm
重量 136g
リキッド容量 2ml/3ml
コイル SS316 デュアル0.25Ωカードリッジ
カンタル0.5Ωカードリッジ
バッテリー 1050mAh
充電 microUSB 5V/1A
出力 10W〜20W (3段階切替)
保護機能 自動カットオフ(7秒)
過充電保護
過放電保護
短絡保護
オーバーヒート保護
低抵抗/高抵抗保護
ドライバーン保護

重量は実測でもピッタリ136g

DNA Goの主な特徴

リプレイ機能

DNA Goはワッテージを基本としつつも、温度管理の技術を応用して非常に複雑な制御を行っているのですが、
吸った時に「お、今の感じ美味かった」と思った時に、その時のパフの状態を保存しておき、以降のパフから同じ状態を再現することが出来ます。

ブーストモード

パフの初めの段階では少し出力をアップして(最大40w)、味のピークの状態にいち早く持って行くことができます。

Pod抵抗値の自動認識

取り付けられたコイルの抵抗値を自動で認識して、5段階の出力調整の動作出力を自動で切り替えます。

操作方法

ロック/アンロック

電源ON/OFFではなくロックという扱いになっています。
ファイアボタン5クリックで切り替えます。

出力調整

ロック解除時にモードボタンを押すことで出力を3段階調整出来ます。

モードボタンを押した際のLEDインジケーターの色で現在の出力が表示されます。
コイルの抵抗値を判別して、自動で上記の出力に設定されます。

リプレイモード

SSコイルの方を使用していて、気に入ったパフがあったら、その後でモードボタンを長押しします。

LEDが緑に光ったら、リプレイモードセット完了です。

もう一度長押しすると解除されます。

PCに接続してEScribeで設定

DNA GoもDNAチップの仲間なので、他のDNA機同様、PCに接続してEScribeによる設定が可能です。

EScribeは、Wismecの製品ページ、もしくは本家のEvolv社のサイトからダウンロードが可能。

Wismecの方にはWindows版しか置いていないので、MacやLinuxで使用する場合は本家サイトからDLします。

Preva DNAをUSBケーブルで接続し、EScribeを起動すると、ソフト内で機種が自動で認識されます。

USBケーブルは汎用の物で大丈夫ですが、データ通信可能な物と充電専用の物があるので注意です。
前者でないと接続出来ません。
付属の物が一番確実かと思います。

このソフトでファームウェアのアップグレードや設定変更などが行えます。

設定可能な項目は他のDNAチップに比べると少なめ。
「MOD」「開発」などのタブは触れず、「一般」で各モードの出力ワッテージやLEDカラーを変えられるくらい。
モードも3段階から増やせないようです。

0.25Ωコイルと0.5Ωコイルでタブが分かれていますね。

デバイスモニターなどは普通に使用出来ます。
リモートでパフ動作とかさせられるのがちょっと楽しい。

吸ってみる

Orion Plusと同じリキッドでいきます。
BaksLiquidLab.のPepparkakorです。

せっかく同日に来たのでどうせなら吸い比べたいですしね。

リキッド注入口はユニコーンボトルのノズルが刺さるくらいのサイズがあるので、注入は非常に楽です。

カードリッジも、あちらに合わせて0.25ΩのSSコイルでDNAのパワーを発揮してもらいます。

……。

いや、このコイル、いい。

味の出方についてはOrion Plusの方と同等だと思います。
メッシュとデュアルの違いはありますが、殆ど差を感じません。
立ち上がりも早いですし、味も濃いですし、
非常に味の解像度が高くて複雑系リキッドが美味しく吸えます。

出力に関しては、黄色の14wではちょっと物足りないかな…。
緑の16w、青の20wは共に美味しく吸えました。
これは20wくらいでもいいかも。

流石DNAと言うべきか、ホント安定していて、
Orion差が出るとしたらコイルとエアフローの違いくらいかなぁって思っていましたが、そこに関しては同等かと思います。

まとめ

性能に関しては申し分ありませんね。
流石DNA機。

Podやコイルもかなり出来がよく、使っていて満足感は非常に高く、
正直Orion Plusとほぼ同レベルの力はあると思います。

あとは非常に細かい点になるのですが、デメリットとしては

  • サイズが大きい、重い
  • リキッド残量が見づらい
  • 出力切替が3段階
  • Podが使い捨て(ランニングコスト増)

あたりでしょうか。

逆に、510ドリップチップがそのまま使用できるのと、リキッドチャージがスライド式でワンタッチなのはメリット。

あとは、もう、見た目だけ!好みで選んでOK!

あ、価格はこちらのほうが安いです。

ただ、既に流通しまくっているOrionよりも、新参のこちらはPod入手がまだしづらいというのは難点か。
大手のWismecさんなので、よほど売れなかったとかでなければそう心配はないとは思いますが。

VapeSourcingさんは$53.69で販売されています。

替えコイルがまだ整備されていないので、少し待ったほうがいいかな?
Wismecさんは大手なので、じきに流通するとは思いますが。

VapeSourcingさんには、当サイト用のクーポンコードを発行して頂いてます。
クーポンコード「MARZ」を入力することで、全商品10%引きになります。

Wismecのメーカー直販サイトでも購入することができます。
こちらは$59.99で販売されています。

こちらは替えコイルももう並んでいました、1個$5.41

※DNAではなく自社チップを載せた廉価なPrevaも存在するので間違えないよう注意してください。
OrionでいうQみたいな存在かな。

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