ARTERY PAL II Pro (PAL2 Pro)の購入品レビューです。
ARTERYのPALの最初のモデルって、もう1〜2年前になるかな?
これ。
元々はBillet Boxというハイエンドデバイスをモチーフとして作られた物でして、Nautilus互換のAspire BVCコイルが使用出来るということで人気のあった機種です。
BB同様タンクも取り外せるし、使い勝手で言うと今のコイル交換式Podの走りと言えるのかな。
そして昨今のPod型デバイスの流行の影響か、後継のPAL IIは純粋なPodタイプのデバイスとなり小型化。
色々なメーカーとコラボしてヒット作を生み出しているTony.Bとコラボして、かなり使いやすいデバイスになりました。
そしてこのPALII Proはその進化版で、液晶画面とVW(可変ワッテージ)モードを搭載し、510ドリップチップにも対応しています。
汎用の510ドリチが使えるのも結構大きいし、サードパーティ製のRBAコイルでRBA化も出来るし、標準のコイルもかなり美味しい。
非常にコンパクトなVWモード式Podでなかなか使いやすいデバイスです。
目次
電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。
買ったのは結構前なんですよ…
てか、これ買ったのスッカリ忘れてたんです。
撮影や試用をしたの一ヶ月以上前ですしね。
と、いうのもですね。
これ、3AVAPEで買ったのですが、カラーを間違われまして。
届いた物が希望したカラーじゃなかったんですね。
あー、間違いか、あちらはたまにやらかすよねーって最初は思ったのですが、その当時このカラーしか在庫残ってなくて、
あ、これ、あわよくばって感じでそのまま送った感あるな、と。
まぁ届いてしまった物はどうしようもないだろうな、と思ったのですが、黙ってるのもなんなので、微妙な英語力を駆使してちょっとチクチクしておくことにしました。
(以下、英語のやり取りを意訳)
俺「頼んだものと色が違うよ、俺はMonsterがどうしても欲しくて買ったんだ、Rainbowは使わないし要らないよ、交換できない?」
3A「ごめんね、うちの倉庫がミスしたよ、今このカラーしか残ってないし、$5分のクーポンあげるから勘弁して」
俺「困ったな…Rainbowはマジで要らないんだよ(建前)、交換が無理なら返品したい」
3A「気持ちはわかるけど、海外だし送り返すにも高い送料がかかっちゃうよ、どうしようね」
俺「(うん、それわかって言ってる)そうだねぇ、困らせてごめんね。
でも、多分この色は使わないし、目的の色を探して買い直すかもしれない
こちらの損失は結構大きいんだよ」俺「じゃあ、クーポンじゃなくてPaypalに返金という形にできる?それで手を打つよ」
3A「わかってくれてありがとう!48時間以内に返金するよ!」
そんなわけで、Paypalに$5返金という形で手を打ちました。
20ドル台で購入した物なので、まぁいい落とし所かなと。
海外通販はこういうリスク込みで安く買っているという側面もあるので、ある程度は仕方ないと妥協しているのですが、ただ泣き寝入りというのもなんですしね。
あちらの国の通販では珍しい話ではないとはいえ、9割5分くらいはちゃんと届くんですけどね。
そんなわけで納得して使い始めたのですが、なんかちょっと引っかかっちゃって意外と使われていないかわいそうな子です。
他のレビューに追われて後回しになっていたというのもあるんですけどね。
デバイスに罪はないんですけどね。
そういやコレやってねぇって思ってここ数日再確認していたけど、やはり出来る子ですし。
脱線が長くなったけど、海外で買うと時々こういうこともあるよっていうお話として。
パッケージ
ちょいとアーティスティックな感じの派手目のパッケージ。
写真が中身のカラーと合っていますが、カラーによってデザイン違ったりするのかな?
このパッケージを見た瞬間ちょっと嫌な予感はしたんだ。
側面には正規品チェック用のスクラッt…いや、コードがそのまま書かれていますね。
QRコードを呼んだ先でコピー品でないかのチェックが出来ます。
偽造防止のためコードは一部伏せます。
パッケージ内容
- PAL2 Pro本体(Podカードリッジ装着済)
- USBケーブル
- HP 1.0Ωコイル(装着済)
- HP 0.6Ωコイル
- 予備シリコンパーツ
- ユーザーマニュアル
- ワランティカード
- 製品合格証
ユーザーマニュアルには日本語の記述もあります。
外観
基本的な形状は初代PALから変わっていません。
小柄なカードケース型のPodデバイスです。
サイズはかなり小さいです。
手にスッポリ収まるくらいの小ささ。
テクニカル基板を持ったPodの中では相当小さい方じゃないかと。
カラーバリエーションは全部で10色。
自分が買った時は下段の5色しかなかったのですが、人気があったのかちょっと前に上段の新色が追加されました。
和柄系好きなので、Moster Squadが欲しかったんですよねぇ。
パネル部分は両面とも、プリントされた模様の上にガラスパネルが貼られています。
プリントだけだとチープ感が出たかもですが、ガラスパネルのおかげでなかなか綺麗な見た目。
両面に四角い窓が開いています。
片面はファイアボタンになっており、もう片方はタンクのリキッド残量を覗ける窓になっています。
側面部分に充電用のUSBポートとLEDインジケーター
右側にあるのは吸気用のエアホールです。
底面にTony B氏のネーム入り。
側面のロゴといい、こういう表記が小さくさりげない感じで入っているのも好感。
Pod部分は完全に本体の中に格納されており、ドリップチップの部分のみが露出しています。
ドリップチップは510規格で、汎用の物と交換することが出来ます。
パネルは片面のみマグネット固定で開くようになっており、ここを開いてPodカードリッジにアクセスします。
また、液晶画面やワッテージ調整のボタンも内側に付いています。
普段は見たり触ったり出来ませんが、一旦設定が決まったらあまり触らない部分ですし、むしろスッキリしていいかも。
Podカードリッジ
一見小さそうですが、リキッド容量は3mlとなかなかあります。
透明な素材で作られており、リキッド残量の確認もしやすいですね。
パネルの窓越しでも結構わかります。
PodはPAL2とPAL2 Proで互換性があり、相互で使用可能です。
コイルも共通。
てか予備Podを一緒に買ったけど、間違えてPAL2用買っちゃったんすよ…。
違いは素材の色と、ドリップチップが510規格か否か、くらいですかね。
その他の部分は完全に同じだと思います。
リキッドの補充は側面のシリコンパーツをめくって、ここから行います。
穴は鍵穴状になっていて、意外と大きく開いているので入れやすいです。
コイルの下にエアフローコントロールが付いており、ドローの重さを調整できます。
この手のAFCって余り効果がないイメージがありますが、これは結構効くほうかも。
全開で、ちょっと引っかかりのある感じのやや重めのDL向きドロー、半開以下はMTL向きな感じになります。
結構重くなる。
AFC部分を摘んで回して引き抜き、
更にコイルを回してAFCパーツから取り外します。
コイルは1.0Ωと0.6Ωの物が付属。
0.6Ωの方はメッシュコイルです。
Artery HPコイルという規格で、国内でもかなり流通しているので入手性は高いと思います。
SquadのアトマイザーがArteryのHPコイルとAspireのBVCコイルに対応していたので、BVCコイルも入りそう。
詳細
メーカー公式
スペック
サイズ | 43x 19 x 83mm |
素材 | アルミニウム 6063 |
重量 | 85.9g(実測) |
リキッド容量 | 3ml (TPDエディションは2ml) |
コイル | Artery HPコイル(0.6Ω/1.0Ω) |
バッテリー容量 | 1000mAh |
スイッチ | マニュアルパフ(ボタン式) |
出力モード | VW(可変ワッテージ)モード |
出力ワッテージ | 5~22w |
充電 | MicroUSB 5V/0.8A |
保護機能 | 自動カットオフ(8秒) 短絡(ショート)保護 過充電保護 過放電保護 オーバーヒート保護 |
操作方法
電源ON/OFF
ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。
ロック機能
+/−ボタンを同時に長押しすると画面がオフになり、+/−ボタンがロックされます。
再度長押しするとロック解除します。
ワット数調整
電源ON中に+/−ボタンを押すことで、ワッテージを0.5w単位で調整できます。
ベーピング
ファイアボタンを押している間のみミストが発生します。
吸ってみる
間違えたとはいえ折角買ったので、
PAL2 Pro Podではプリセットの1.0Ωコイルを使ってHiLIQのSTARLIGHT(ニコチンソルトリキッド)を、
PAL2 Podには0.6Ωメッシュコイルを入れてBaksLiquidLab.のVegasを吸ってみました。
後に、1.0Ωコイルの方をRBAに変更。
1.0Ωコイル
実はあまり期待していなかったのですが、結構ガッツリ味が出ますね。
STARLIGHTのグレープフルーツティー味にも合っているかも。
フルーツ感先行、お茶感ほんのりって感じでサッパリ。
本来1.0Ωだと13wくらいが適正ですかね。
ですが、ミスト量もしっかりしていてニコソルがちょっとキツく感じたので7.0〜8.0wくらいまで下げて吸っていました。
個人的には清涼入りのニコソルだとその辺から10wくらいまでのレンジがちょうどいい感じ。
AFCは半開〜1/4開きくらいで、MTL吸いです。
程よい重さ。
小さいコイルなので正直侮っていましたが、普通に美味しいコイルです、すみませんでした。
0.6Ωメッシュコイル
こちらは20wで吸ってみます。
VW機は好みに合わせてワット調整できるし高機能でいいのですが、
こうして抵抗値の違う物を並行で使用する際は毎回調整が必要でちょっと手間ですね。
AFCは全開で重めDL吸い。
元々メッシュコイルのジュワッとした味の出方は好きではあるのでちょっと期待はしていたのですが、このコイルも普通に美味しい。
流石にサイズや抵抗値の違いもあるからか、低抵抗な爆煙のメッシュコイルとは大分趣が違い、どちらかと言うとワイヤーのレギュラーコイルにも近い感覚があるのですが、それでもミストは滑らかだし、味もかなり濃厚です。
なんだ、HPコイル、優秀だな。
サードパーティ製RBAコイル
オフィシャルではないのですが、サードパーティからこのHPコイルのRBAコイルが出ていまして、
実はこのコイルだけ以前先に紹介したことがあるのですが、
Aspire BVCコイルとも互換性がある規格なので、PAL2 Proが届く前に先に購入してAspire K1で使用していたんですね。
RBAキットは2つ購入してあるので、
順番は逆になりましたが、PAL2 ProもRBA化します。
ビルドしてみました。
今回はNi80 28gaの1.5mm7巻で0.72Ω
このコイルはかなりデッキが小さく、
28gaだと1.5mm径
30gaなら2mm径も入るかな…?
くらいのサイズ感になります。
かなりのローガンキラー。
このコイルやビルドに関しては上記のK1の記事に詳しく書いているのでそちらを参照して頂ければと思います。
K1で同じコイルを使用して美味しく吸っているのである意味安心感がありましたが、
やはり美味しい。
コイルが小さい分立ち上がりも爆速で、かなり快適です。
ただし、コイルが小さくコットンも細いので、あまりチェーンするとドライヒットでイガりがちですね。
ハードチェーンする場合は既存のHPコイルのほうが耐性があるかも。
まとめ
VW対応のPodの中でもかなりサイズが小さい方で、使いやすいと思います。
サイズの割にリキッド容量も多く、バッテリーもこのサイズで1000mAhあればかなり良い方ではないかと。
0.6Ωとかでガンガン吸わなければリキッドもバッテリーも1日持ちそう。
自分の吸い方だと、1.0Ωでサブ用途(ニコフィーダー的に)で持ち歩いてノーチャージで3日分くらいでした。
あと、510ドリチ対応なのもなにげに嬉しい。
また、サードパーティ製とはいえRBA可能なのが嬉しいですね。
自分のように普段RBAを使っている人間だと、コイル交換式やPod交換式は予備をコンスタントに補充するのが面倒になっちゃうのですが、RBAだと気が向いた時にリビルドして使えるから長く使えるんですよね。
HPコイルで試用したあとリキッドが入ったまま一ヶ月くらい置いてあったのですが、リキッド漏れは一切発生しなかったので漏れ耐性も高そうです。
ただ、RBAは数日使ったら少し染み出しは発生しているかも。
色々あってしばらく放置気味だったけど、優秀な子だしもっと可愛がってあげよう。
パネルを革で貼り替えたりとかしようかな、と思っているのですが、ガラスを割らずに剥がせる気がしなくて躊躇しています。
価格調査
自分は上記の通り3AVAPEさんで買ったのですが、もう置いてないですね。
ちょっと前までは全色あったのに。
ざっと中華系通販を見て回ったのですが、置いてない所結構多いかも。
レビュー書くの遅すぎたかな、
あっても$30前後くらいだったので、送料とか配送考えてももうフレキチさんで良さそうな気がする。
¥3980で全色ありました。
RBAコイルは自分もフレキチさんで買いました。
両方一緒になったセットが¥4,980とのこと。
海外だと3Fさんが$28.99で送料無料なので、単価的には安いですね。
ただ”Normal. Dispatches in 3 – 7 business days.”になっているのは気になる。
24HRS以外の品はちょっと賭けになりますね。
Fasttechさんは$30.02でMAPは効かず。
送料は無料です。
こちらはカラーによってはIn Stockなのでまだちょっと安心感。
但し逆にカラーによっては7 business days表記なので、そちらを選んでしまうとハマる可能性があるので要確認です。
コメント
Arteryから公式のRBAキット発売されてます。レビューよろしくお願いします。
おお、探してみます
情報ありがとうございます!