Lost Vape Gemini Hybrid Pod Mod Kit レビュー|510アダプター付属でModとしても使用可能

Lost Vape Gemini Hybrid Pod Mod Kitのレビューです。

かつてORIONで高性能Podというジャンルを席巻したLost Vapeさんですが、その後各社が出してくる多機能なPodデバイスに押され、徐々に影が薄くなっていました。
流行りに乗ってVW機能とRBAコイルを採用したQ ULTRAを放つも、少し遅かったか、大きくなってしまった本体が既存ユーザーにもコレジャナイ感を感じさせてしまったか、ちょっと振るわなかった感。

しばらく沈黙しておりましたが、ここに来て18650バッテリー対応のPod Modを出してきました。

Orionに引き続きGemini、今度はふたご座です。

コイルはQ ULTRAと共通のULTRA BOOSTコイルで、勿論RBAも使えます。

18650バッテリーを使用する為サイズは大きくなりましたが、バッテリー交換式、液晶画面付きのVW(可変ワッテージモード)、RBA対応、Podを外さずに側面からリキッドチャージ可能、510ドリップチップ対応、510スレッドアダプターが標準で付属と、押さえる所は一通り押さえており、利便性の高いデバイスです。

ORION Qから始まったQUESTシリーズという同社の廉価ラインの製品なのですが、
DNA基板の高級ModやPodでブイブイ言わせていた頃のイメージが自分の中にまだあって、「Lost Vapeさんにしては普通だな…」と思ってしまう。
“いつかはLost Vape”って思っていた時期が結構長かったですしね。

そう、よくも悪くも普通。
Lost Vapeだ!っていう特別感はないけど、普通に使いやすくて、普通に美味しい。
売価も安いので、コスパはよいと思います。

この製品はSourcemoreさんにサンプル提供いただきました。
ありがとうございます。

電子たばこ(VAPE/ヴェポライザー)は20歳以上を対象とした嗜好品です。
未成年の方の使用はお控えくださいますようお願い致します。

パッケージ

白ベースのシンプルなパッケージです。

裏面にはパッケージ内容などの記載の他、正規品チェック用のステッカーが貼られています。

視点を並行にして見るとチェックマークが浮き出してくる仕組み。

パッケージ内容

  • Gemini Pod Mod 本体
  • MicroUSBケーブル
  • 510スレッドアダプター
  • 510ドリップチップx2(1つは本体装着済)
  • 0.2Ωメッシュコイル
  • 1.0Ωコイル
  • 予備Oリング
  • ユーザーマニュアル
  • ワランティカード

ユーザーマニュアルは英語で記載されています。

外観

四角い箱型AIOにも見えるし、ドリチがなければデュアルバッテリーのBOX Modっぽくもありますね。

サイズ感はこんな感じ。
同タイプの18650交換式のAIOなどとほぼ同じサイズだとは思うのですが、厚みがあるせいか、角張っているせいか、ちょっと大きく感じる。

両面のパネルの柄は一見レジンっぽいですが、プリントの上にクリアパネルが貼ってある感じみたいです。

カラーバリエーションは全部で9色。

パネルにはリキッド確認用の穴とエアフロー吸気用のスリットが開けられています。

上の写真はリキッドを入れた状態の物ですが、リキッド残量は、まぁなんとか見えるかな、くらい。

側面の操作パネル部分は完全にBox Mod風。
角は面取りされており、素材はシボ加工の入った金属製で高級感はありますね。
上からファイアボタン、液晶画面、UP/DOWNボタン、MicroUSBポート。

液晶画面はカラー液晶になっており、カラーテーマを6色の中から切り替えられます。

ドリップチップは510規格で、汎用の物も使用可能です。
本体上から直接脱着できます。

ULTRA BOOSTコイルの低抵抗コイルから高抵抗コイルまで対応しているので、ボア内径の太いものと細い物が付属。

パネルは片面だけマグネット固定で外れるようになっており、バッテリー交換やPodの脱着はここから行います。

Podのリキッド注入口は側面に付いており、Podを外すことなくここから直接リキッド補充が可能です。

寝かせて置いて安定した状態で補充出来るのでやりやすいし、なかなかいいなと思いました。

その代わりPod脱着は若干しづらいですね、かなりガッチリロックされています。
Pod下の端子部分がバネ式になっており、一旦Podを下まで押し下げて上側のロックを外しながら手前に起こします。

また、510スレッドアダプターも標準で付属しています。
Podの空間を完全に埋めて上部に510スレッドを露出させるタイプ。

Podの代わりにこのアダプターを取り付けると、510スレッド式のアトマイザーを使用することができます。

Podカードリッジ・コイル

素材は不明ですが、厚めの素材でしっかりと作られたカードリッジといった印象。
リキッド容量は4mlです。

コイルの下にはエアフローコントロールリングが付いており、ここを回すことでドローの重さを調整出来ます。

エアホールはコイル側依存で、標準装着の0.2Ωコイルには大きな穴と小さい丸い穴がひとつ。

コイルユニットはOリング固定になっており、真っ直ぐ引っ張ると外れます。
タンク内にチムニーがあるので、逆さに置けば多少リキッドが残っていても大丈夫そう。

コイルからエアフローリングを取り外し、コイル部分のみ交換します。

付属コイルはULTRA BOOSTコイルの0.2Ωメッシュコイルと1.0Ωコイル

ULTRA BOOSTコイルはORION Q ULTRAなどと互換性のあるコイルで、RBAも共通で使用できます。

詳細

メーカー公式

スペック

サイズ 81.4x 48.0 x 23.0mm
素材 Zync Alloy(亜鉛合金)
重量 155g
リキッド容量 4ml
バッテリー 18650バッテリー1本使用(別売)
スイッチ マニュアルパフ(ボタン式)
コイル ULTRA BOOSTコイル互換
出力モード VW(可変ワッテージ)モード
出力ワッテージ 5~80w
対応抵抗値 0.12Ω〜5.0Ω
充電 microUSB
保護機能 自動カットオフ(10秒)
短絡(ショート)保護
過充電保護
オーバーヒート保護

重量の実測
本体重量162g、バッテリー込みで211g
ちょっと重めですね。

バッテリー

バッテリーは18650バッテリーを1本使用します(別売)

パネルを外し、+を上にしてセット。
バッテリーの取り外しをしやすくするリボンがついています。

操作方法

電源ON/OFF

ファイアボタン5クリックで電源ON/OFFを切り替えます。

基本操作

UP/DOWNボタンで出力を調整して、ファイアボタンを押して吸います。

操作ロック

電源ON中にUP/DOWNボタンを同時に長押しするとロック状態を切り替えます。

ロック中はUP/DOWNボタンによる出力調整はできませんが、吸うことはできます。

カラーテーマ変更

電源ON中にファイアボタンとUPボタンを同時に長押しするとカラーテーマを変更できます。
押すごとに1段階ずつ変わっていき、全部で6パターンあります。

パフカウンターリセット

電源ON中にファイアボタンとDOWNボタンを同時押しするとパフカウンターをリセットします。

吸ってみる

ULTRA BOOST 0.2Ωコイル

プリセットされていた0.2Ωコイルで、RipeのVCT BOLDを吸ってみます。

0.2Ωって、メッシュコイルにしても結構攻めてますね。
Pod系のコイルとしては珍しいかも。

Podを外さずにサイドからリキチャ、やってみましたが楽ですね。
寝かせた状態で置いてチャージするので安定していてやりやすいです。

エアフローは前回でスカスカ、小さい方の穴に合わせると少し抵抗感が出るくらい。
個人的には小さい穴の方が好みでした。

あと、使ってみて思ったのですが、立ち上がりがめちゃめちゃ早いですね。
リキチャ直後に一旦電源落とそうとして連打していたらシュッシュッって音がしてちょっと焦りました。

推奨40w〜60wとのことで、40wから試してみましたが、
40wだと、「ん、美味い、でもこんなもんか」くらい。

ですが50wくらいまで上げると化けますね、かなり爆煙になりますが、味が一気に底上げされる感じがします。
立ち上がりが早いからストレスもないし、満足度高いです。
そのまま60wくらいまで試しましたが、50wを越えたあたりからミストが熱く感じてきます。
味は濃くなるけど、個人的には50wあたりがバランス良かった。

ULTRA BOOST 1.0Ωコイル

タンク1杯分吸って1.0Ωコイルに換装。
AFCリングは使い回すので付け替えます。

1.0Ωコイルはエアフローが丸い穴のみになります。
ですがリング側についている穴を合わせてもう一段階絞ることもできます。

通常の穴でちょい重めDLくらい、
小さい穴にするとギリギリMTLもできるかなー、くらいの重さですね。
MTL向きにするにはやや軽め。

んー、こちらはもうちょっとかな…

一定以上の味は出ていると思うのですが、メッシュが美味かっただけに、ちょっと物足りなさを感じる。
ドローがもう少し絞れたらまた印象が違ったかもしれない。

RBAコイル

Q ULTRAに使っていたRBAコイルを持ってきました。
RBAコイルについてはこちらをご参照ください。

AFCリングは取り付けられないので、ドローは固定になります。
ORION Q Ultraだとトップ側で調整するから、コイル側には調整の機構がないんですよね。

Ni80にて0.8Ωでビルドしてあります。

ORION Q Ultraでは結構抵抗値のブレが見られましたが、こちらは比較的安定していますね。
何度かつけ直して見ましたが、0.78Ω〜0.84Ωくらいの間に収まっていました。

RBAは、0.2Ω→1.0Ωのコイル交換の合間にオマケでちょっと試しただけなのですが、
ドロー固定というのが少し曲者かもしれませんね。

ドローの重さはやや重めのDLくらいかな、ビルドの方をそれに合わせていく必要がありそう。
単線0.8Ωだと、悪くはないけどもうちょっとって感じですかね。

まとめ

凄く良くできた、使いやすいデバイスです。
普通にPodとして使ってもいいし、RBAコイルを買い足してビルドしながら使ってもいいし、510アダプターが標準装備なので、アトマイザーを乗せてModとして使ってもいい。1台で色々できます。

リキッドチャージ、バッテリーの脱着、エアフロー操作などの各操作がパネルを外せば用意にアクセスできるようになっており、かなり使いやすい作りになっていますね。
リキチャとAFC調整がPodを外さずに行えるのは便利。

ただ、Podの取り外しは少しだけやりにくいです。
あと、サイズと重量は少し気になるかなぁ。

味についてですが、メッシュコイルはかなり美味いと思います。
18650で50w運用するのは少し気がかりではありますが。
極力VTC4やVTC5Aで使いたいところ。

1.0ΩのMTLコイルは自分には少し物足りなかったかなぁ。

ただまぁ、ULTRA BOOSTコイルって、0.15Ω/0.2Ω/0.3Ω/0.6Ωと、MTLコイル以外は全てメッシュコイルなんですよね。
ドローの軽さ的にも、DL向きなんだろうと思います。

よくまとまっていて使いやすいですし、Modとしても使えるし、売価が2000円台と考えるとかなりコスパが高いデバイスであることは間違いないと思います。

Sourcemoreさんでは、$36表記になっていますが、
クーポンコード GEMI 入力で$24.39になります。
もしくは、ログイン状態だと$22.80になります。

シンガポールポストが復活したとのことで選択可能になっており、送料は$7くらいになりますね。

ただし、現状プレオーダー状態になっています。

コメント

  1. おやぢ6号 より:

    これと迷ったあげく、自分はMechlyfe Ratel XSのほうを買いました。

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